笛の収集

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スヴェンがなんかゴソゴソやっている。
何やってるのかと思ったら、

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無造作に放り込んであったリコーダーの整理です。
アルトだけ集めました。まだどこかに2-3本は隠れていると思うけど。

リコーダー・1

彼に言わせると、これでちゃんと整理がついてるんだそうです。
箱の中はソプラノ。二重に入っています。

リコーダー・2

ハンマークラビアの上にもまだ残っているよ。

リコーダー・3

こちら、クラビコードの上はダブルリードのコレクション。
あ、でもパーンフルート、や笙、ソプラノサックスなんかが混ざっている。


金管楽器はどこに隠してあるんだろう。


スヴェンは鍵盤楽器弾かないから、本当にまま子扱いですね。

時には弾ける人呼んで弾いてもらわないと・・・













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スヴェンとツィンク

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スヴェンがレークサンド(ダーラナ)でリコーダーのコースをやりました。

昔の学生で、今そこで白樺のトランペットを作る人がいます。
スヴェンのために牛の角笛を作ってくれました。
本物の角ではなく、木製です。

スヴェン+ツィンク2

上のが彼の作品。普通は角笛を模して丸く作るのですが、今回はスヴェンが吹くコルネット(ツィンク)に触発されて、八角形なんだそうです。
世界に一つしかない八角形の角笛です。
下のは本物の角笛です。


教え子にプレゼントされて、嬉しそうでした。





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昔のスヴェン、大蛇を吹く

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この間、友達のうちに遊びに行って見つけました。

スヴェンーセルパン

ストックホルム、音楽博物館の館員だった頃の写真。

セルパンを吹いています。


当時は好き勝手に吹かせてもらえたらしいです。
スヴェンの好奇心を十分満足させてもらえてたし、それによって彼は大変な楽器専門家(実物を拭いている)にもなれたんですね。



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タイトルのような物がウプサラ大学の博物館、グスタヴィアヌムにあるんだそうです。

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こんな物です。
1632年スウェーデン王グスタフ二世アドルフがアウグスブルグを制覇した時にプレゼントされたんだそうです。
この戸棚、何が有名かというと、高さ240cm、幅120cm四方の中に当時の人が考えた世界の芸術品(ミニアチュアもいれて)1000個以上の物が収められてあるのだそうです。
興味のある方はこちら をどうぞ。

当時、文化人の誇りを持つ大金持ちの商人フィリップ・ハインホーフと言う人が企画して作られたもので、世界を象徴する物品を満載しています。作るためにはありとあらゆる工芸家、時計製作者、楽器製作者、画家、家具製作者などを動員して、オーガナイズ。外装も象牙、宝石など最高の材料を使ってあって、3個作って、一つは自分のため、あとの二つは他の大金持ちに売りつけようと思ったんだけど、あまり高すぎて売れなかったらしい。で、町を開放してくれたスウェーデン王に献納したのだそうです。

先日の三味線コンサートに来てくださったオルガニストのGさんが一晩泊まって、詳しい話を聞かせてくれました。

ヨーランBGさんとトトロ。

グスタフ二世アドルフ王はこのキャビネットがとても気に入っていたのですが、もらったのと同じ年にルッツェルンというところの戦いで戦死してしまいます。それで次の年、1633年に大変な苦労をして、スウェーデンに運搬されます。面白いのは贈られた時、メンテナンスを受け持つ職人一人が付けられていたそうです。王様ともなると、贈り物貰うのもタダじゃなかったんですね。この人にご飯も食べさせなければならないし・・・
この人は1651年に亡くなるまでキャビネットの調整をしていたのだそうです。
1694年に王家からウプサラ大学に寄付されて、以来、大学所有の博物館、グスタビアヌムというところに展示されているそうです。今は世界でたった一つだけ残っているのだそうです。

キャビネットには1000の物体が入っているのですが、その中にちいさなヴィルジナール(チェンバロ楽器)があります。上部の引き出しに入っていて、もちろん普通に弾くことができるのですが、同時に別内装の時計と接続していて、時間が来ると音楽が奏でられます。
オルゴール形式で、全部でダンス曲が3曲あります。
Gさんはこのオルゴールの貴重な録音を持っていて、それを聞いて欲しい、質問があるので、ということで訪ねてきました。
このダンス曲が物凄い速さで演奏されるのだけど、これって正常だろうか。どう思う?という質問です。3曲の名前は多分ヴォルタ1曲、アレマンド2曲と推定しました。でも確かに速い。なぜだろう。当時の人はこれを聞いてどう思ったんだろう。そもそも機械がこんなことをやるのが珍しくて、テンポなんてどうでもよかったんだろうか。

ヴォルタという社交ダンスは当時かなりはげしい踊りとされていました。3拍子で、途中で男性が女性を高々と「蹴り上げて(そのためにどう女性を抱くかが詳しく書かれている本があります)」半円を描き着地させるのです。踊る若者達も楽しかったけど、見ている人たちにとっても女性のヒラヒラするスカートが結構刺激的だったそうです。音楽が速すぎてはこの動作は物理的に無理。それが知りたくて、わざわざウプサラからお出ましになったわけです。機会の構造上、テンポを調整することは不可能だそうです。

volta

上の画像はヴォルタを踊る男女です。
今の人が見たらなんと言うことはないけど、先ず男性の左手を見てください。
当時の女性のコスチュームはスペイン風といって前身ごろが逆三角形を呈し、腹部のかなり下まで固く作られていました。男性はこの三角の切先を左手でささえ(女性にとってはこんなところに男性が手をしっかりと食い込ませるのはかなりショック)、右足(ここでは靴に丸いボンボンがついている)で彼女のお尻を蹴り上げて、宙に浮いたところ(もちろん女性もジャンプするんですが)を、半円を描いて移動し、着地させます。女性の足(ここでは飾りのない両足)の足首があらわになっている。当時としては見ものだったんですね。エリザベス女王一世あたりで流行しました。
ルネサンス時代のダンスの踊り方の本は細かい情報を含んでいて、読むの楽しいですよ。
なんだかアウグスブルグ・キャビネットの話がとんでもないところに飛んでしまったので、この辺でやめときます。