ユズ君関係のブログって山のようにありますが、このブログはちょっとユニークです。

 

Erika Sonoさんのブログ

ドイツに住む音楽・教育関係の研究者で、欧米に住む学者らしい論破のし方が半端じゃないです。

朝日新聞のスポーツ関係の記者で青嶋ひろのとかいう人がいるんですが、凄いアンチ羽生(こういう人がいまだにかなりいるんですね。高橋大輔が引退したらなりを潜めるのかと思ってた私がウブだった)で、かなりののしる。この人に対して羽生君をかばって書いているのが、まるで往復ビンタを食らわすごとくで、面白いです。羽生ファンにとっては胸がすきます。

 

このErikaさんの記事は、羽生プログラムの音楽を細かく解説しています。

特にジェフリー・バトルの音楽選定、音楽とスケートの関係の細かい分析は、ほんとうに一読の価値があると思います(スケート・ファン、羽生ファンじゃなくても)。

 

 

 

ジェフリー・バトルは羽生選手のショート・プログラムをほとんど受け持っています。

「パリの散歩道」、「ショパンのバラード」、「レッツ・ゴー・クレイジー」全部が素晴らしい傑作。

どれをとっても、音符ひとつひとつに振りがついていて、それが深い音楽の理解から行われていて、 全体が大きな世界を作る作品にまとめられている。各部分が高い技術を要求されるので、羽生選手のような人でなければできない(彼でさえも苦労している)。

そしてフィギュアスケートという競技を芸術の面でも高めたのはバトルだし、それを表現しつつあるのは羽生選手だ。他の選手も振り付け師もとてもここまで及ばない。

新しい規則が「芸術」と「技術」の二つの分野に分けるそうですが(2018年から)その意味が理解できる。

というようなことをいっています。

もちろんもっと理路整然。一読の価値があります(音楽家、音楽に興味を持っている人たちは言うに及ばず)。

ぜひ、一度訪ねてみてください。

 

 

 

 

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世界選手権・3

テーマ:

それではフィギュアスケート、ド素人の観戦記です。

 

たった一人で観戦していたのですが、2日目からお隣に3人の日本人女性が座り、お知り合いになりました。心強いです。

私にチケットを回してくださった方は、ダリアさんというハンドルメームで羽生氏の素敵な動画をつくってアップしています。

ダリアさんの作品

いろいろありますが、私の一番好きなやつです。中世的、ロマンチック。

こういうの嫌いな方もいるみたいですね。

 

そして初日。ショート・プログラム。

ユズ君が第一滑走。凄い歓声でしたが、ミスがあり、5位になってしまいました。

ミスの後はいつもより激しく観客とコンタクトを取り、沸かせました。(2週間後の国別対抗戦では、この「コネクト」、もっと煽っていた。まるでコネクトの仕方を目いっぱいやって、楽しみながら実験もしてるみたいだった。)

最終滑走のハビエルはパーフェクトの滑りで悠々のSP1位。ショーマが2位。

全部終わってから、お隣さんが誘ってくださって、一緒に街でご飯しました。助かった!

「5位か~」って思いながら一人でホテルに帰ったら相当めげたでしょうね(ユズ君はもっとめげてたでしょうけど)。

みんなでお食事しながら、あさってFS後に、表彰台には上ると思うけど、真ん中はむずかしいかも・・・と言ってました。

 

 

中1日を挟んで男子フリープログラム。ユズ君、また第6グループの一番滑走。

6分間練習が終わって、名前を呼ばれて飛び出すユズ君に送る歓声が物凄かったです。

ウォーッというようなギャーッというようなさけびでした。「がんばれー」って叫んでる人もいました。そして何秒後かには水を打ったように静まりました。みんな祈っているような緊張感。日本の国旗も凄い量でした(ちょっとビックリしたのは日章旗って目立ちますね。薄暗い観客席でも、くっきりとしていました)。

 

静けさの中で始まったパーフォーマンス。ジャンプ成功毎に湧き上がる歓声(はじめは励ましの気持ちもあったと思いますが、次第に熱気が増して、最後のジャンプが終わった時にはもうみんな立ち上がって、ワーッなんてもんじゃありませんでした。会場が揺れてました!)

「どうも凄いもの見ちゃったらしい」というのが私の感想でした。

音楽のコンサートの名演奏で感激したことはあるけど、これほど動かされたことはなかったと思います。呆然としてしまい、他の演技に身が入りませんでした。でもまさか優勝するとは!

 

今回、初めて生の演技を見て、分かったこと。

リンクが見渡せる一箇所から全部見ると、各プログラムの全体像が分かって、比較できる。

録画だと、顔だけ大写しになったり、時には足だけ切り取ったり、天井に吊るしたカメラで豆粒のように小さくなったり。細切れになってしまいます。

今回のように全体像を初めから終わりまで通して見ると、スケーティングの滑らかさとはどういうことなのか(パトリック・チャン)、ジャンプが演技に組み込まれるとは何なのか等、今までどうも良く分からなかったことの意味が理解できたように思いました。

特にジェイソン・ブラウンのフリーはアッと思いました。この人はフィギュアを通して言いたいことがあるんだ。技を組み合わせるだけでなく、また、今議論されている技術と演技を分けるということだけでもなく、もっと一つの作品から醸し出される別世界があるんだから、それを分かって、と言っている様に思いました。

でも、技術もあって、その上にここまで統一することの出来る選手って、今のところ羽生君以外に誰がいるのかな(パトリック・チャンはそういうことを考えてるのかな)、今後もなかなか出現しそうもないのだったら、ISUはいっそうのこと二つに分けてしまうほうが採点しやすいし。そうなると羽入君のような演技はこれで封印されてしまうのかな、なんて、凄い素人の感覚が出てしまいました(高橋大輔もそういうことが出来る人だったのでしょうね。真央ちゃんはどうだったのでしょうか。他にもきっとまだいるんでしょうね)。面白がって見ている私には、いわゆるトータルパッケージの形で鑑賞したいと思います。

 

そしてエキシビション。このプログラム、生で見られて、ほんとうに幸せでした。

・・・国別での演技はもっと冴えていましたね。一挙一動、凄い表現力だったと思いました・・・

タラソワさんはどう思っているのでしょうか。感想が聞きたいです。

 

と、これで私の観戦記は終わりです。

 

と思っていたんですが、ネットでこんなのを発見しました。

ホプレガ解説詳細

 

動画にあわせて、各部分で何が行われているかの、細かい解説です。

私なんか、とてもついていけないけど、それにしても恐ろしいことをやってるのは分かります。

 

 

 

 

 

 

 

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フィギュア世界選手権・2

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3月27日

さあ、いよいよです。

今日から公式練習。

宿のゴタゴタはまとめ役になっている会社と交渉して、お金を返してもらいました。

つまらないことに時間を使いました。

 

借りたところはアパート形式なので、簡単なキッチンが戸棚の中に納まっています。

食器も二人分ぐらいあって、冷蔵庫も備え付けてあり、便利です。

アイロンまでありました。

 

会場はヘルシンキ中央駅から一駅電車に乗ります。バスもあり、便利です。

でも、駅からアリーナまで500メートル。ただし、電車が到着するところまで200メートルぐらい歩きます。バス停も似たようなもの。

往復で毎日3キロぐらい歩きました。

障害のある私にはかなりの距離です。

 

会場は満員でした。

どこを見ても日本女性がいっぱい(自分のことは棚に上げて)。

下記が大会のスケジュールです。

 

 

ご覧のように朝6時か夜10時ぐらいまでビッシリ詰まっています。

ピンクが女子、ブルーが男子、黄色がアイスダンス、グレーがペアです。

誰がいつ滑るかは、前日遅くに発表になります。

女子S,男子S・・・が競技の時間です。

今日と明日は各種目の公式練習。練習会場はこの他にもう一つあるのだそうです。

同じ建物の中ですが、私たちは入れません。

 

会場の周りには何にもなくて、街中までは遠いし、会場にはピザハットみたいな店がいくつかあるだけ。明日からはお弁当持ってこよう。

 

私の席は審査員側の1回の一番高いところでした。

朝から座ってたら、後ろにアメリカ人が。振り返ったら、なんとネイサンとコーチがカメラを持って座ってました。丁度はゆずくんが練習してたから、スパイしてたのかもしれない。自分のグループになるちょっと前に、またさっと消えました。

 

練習見るのもなかなか面白かったです。

さあ、29日からは本番です。

 

 

 

 

 

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フィギュア世界選手権・1

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なんとまあ、2ヵ月半もサボっていました。

グダグダしてたんですが、これからまた、更新していこうと思います。

 

先ず、3月終わりから4月の始めにかけての、フィギュア世界選手権観戦報告。

もうフィギュアの季節は終わってしまいましたが、書いておかないと記憶が薄れるので。

 

去年の今頃、次はヘルシンキ、と聞いて、この機会を逃したら一生こんな近くでライブは見られないと思い、どうしようかなと2~3日考えてました。恐ろしいことに、その間にチケットが売り切れになっていました。

それをブログ仲間(日本人)に書いたら、彼女の友達のが余ってるから、ということで、譲ってもらい、生まれて初めて、フィギュアスケートの競技全部を観戦することになりました。

スヴェンも友達もあきれていました。

チケットは公式練習からエキシビションまで全部です!

航空券、宿などすぐに予約して。

出発の3日ぐらい前に、ちょっと心配になって(予約が1年前で、その後連絡してないので)、フィンランドに電話してみました。そうしたらオバサンみたいな人が出て、「今頃言ってきても、宿なんかありません」

「ええっ。手付金払ってるんですが」

すったもんだの結果、夜中までかけて街中にアパート・ホテルというのを確保しました。

 

3月26日、スウェーデン発、

公式練習の前の日に、いよいよ出発です。

わくわくします。

ヘルシンキに着いて、飛行機を降りて直ぐにメールを開けて見ると、ホテルから連絡するように、とメッセージがありました。今、貴女が泊まる住所に来て、待っているから、直接こちらに来るように、とのことなので、タクシーでその住所に行きました。街中のホテルのはずなのに、なんか静かな住宅地。出てきたおばさんと話して、ここは解約したところだと分かりました。

「貴女があんなこというから、別のホテルを予約してある」それからまたすったもんだで(おばさんは私にメール送っていたんですが、書き方があいまいで、私は新しいホテルからの問い合わせだと思っていた。なにしろフィンランド語は全く分からない人にとっては、全部同じように見えるんですね。)、最後にはおばさんを振り切って、街中に行きました。

アパート・ホテルというのは台所つきの部屋で、受付がなくて、ホテルの入り口から部屋まで全部メールで受け取った番号で入れるようになっています。

やっと部屋に入ってホッとしたのはもう夜6時頃になっていました。

 

ヘルシンキには友達がいます。

交響楽団でトランペットを吹いている日本女性。

夕食は彼女と食べました。

久しぶりに会って、話している家に昼間のイロイロが収まりました。

さあ、明日はいよいよ会場に赴きます。

 

 

 

 

 

羽生の凄さ

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全日本選手権も終わりましたね。

羽生君が欠場で、寂しかったです。

で、今まであまり熱心に見ていなかった他の選手の演技をちゃんと見ることにしました。

それでびっくり。

羽生選手が頭ひとつ抜け出ているんだということをつくづく思い知らされました(と書くと、ショーマ・ファンに怒られそうだけど・・・日本には凄まじい「羽生降ろし」っていうのがあるそうですね。いくら思い入れが強くても、たかがスポーツ(あ、選手は命を懸けてるけど)と思うんですけど。このアンチ羽生たちの日本語の汚さがまた凄い)。

ジャンプの美しさ、スケーティングのなめらかさ、スピンの最中にも演技をしている、ステップの切れ味、表現・・・。何をとっても、誰がなんと言っても、こんなに違うんだ。恐れ入りました。

 

  Video search by keyword 羽生結弦 - 【自撮】 きゃのんメッセ 2016 【羽生結弦】

 

ところで、ネットでいろんな羽生サイトを見ているうちに、こんなところにたどり着きました。

https://plus.google.com/collection/EDx-ME

 

エリカさんという人のブログです。

彼女はドイツ在住30年の音楽学者です。

本場で磨かれたアナライズの方法で、羽生君の演技を見事に語っています。読んでいると、なるほどと思うことがいっぱいありました。

 

Video search by keyword 羽生結弦 - 【会場音声】羽生結弦 2016 グランプリファイナル FS

 

さあ、世界選手権(ヘルシンキ)で生の演技が見られるのを楽しみにしています(みんなに笑われているけど、これは行く価値あるぞ)。