天皇の料理番

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天皇の料理番

こういう本を読みました。
面白かったです。


テレビの日曜劇場にもなったので、日本の皆さんはごぞんじですよね。

ここではそういうの、見られません。で、何も知らずに始めて読みました。


この伝記小説の主人公、秋山徳蔵(1888~1964)は明治、大正、昭和を生きた料理人(コック)です。福井県生まれ。若いとき、陸軍連隊でご馳走になったカチレツの味に心を奪われ、東京に家出同然のような形で出て、苦労に苦労を重ねて、最後に天皇の料理担当者となった人です。また、フランスの料理アカデミーの名誉会員でもありました。

喧嘩っ早く、行く先々で啖呵を切ってしまう。大変な暴れ者。でも、場をわきまえることも出来る人でした。


その辺の事情が手に取るように書かれています。

明治と言うのは、いろいろと個性的な人物を生み出した、魅力的な時代ですね。もっとちゃんと知りたくなりました。








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「未完の憲法」という本

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木村草太っていう人を「報道ステーション」で見ました。

理路整然と意見をいう人だなあ。結構イケメンだなあ、と思っていたら、こういう本があることに気が付きました。

同じく憲法学者(そんな物があるなんて知らなかった。)の倍以上お歳の方との対談です。

未完の憲法

立憲主義とはなんぞや、ということから始まって、天皇制について、憲法改正についてなどを扱っています。


天皇制について、「そうか、そういう風にも考えられるのね」と思ったのは、
『今の天皇制については、「かりに天皇制を廃止してしまったら、かえって天皇の権力がつよくなる」ということがよく指摘されていますね。たとえば、天皇が一民間人になったとしたら、そのときに「天皇党」のような政党を作ったり、既成政党を公然と支持することもできるようになるわけです』
なるほど、そうすると天皇の象徴以外の存在も考えられるわけですね。憲法で象徴だと言うことによって、くつわを噛まされているのですね。


あと、「表現の自由」とヘイトスピーチについて、とか、「表現の自由」について、とか、「君が代不起立訴訟」について、とか。
今まで、問題が語られていることは、なんとなく知っていたのですが、これは、もう少しちゃんとしなくちゃ、と思いました。

憲法学って深いんですね。


途中まで読んでいるうちに、少し前に憲法の本、もう一冊買ったのを思い出しました。買ったままで読んでなかったのです。本箱を探すと・・・


ありました。

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えっ、この人、今話題の騒ぎを巻き起こしてる人じゃん。


読み始めてみると、しごく真面目なこと書いてるんですね。
「はじめに」というところを読むだけでも、すごくまっとう。憲法改正の問題点を短く明快に語っています。


まだ読み始めたばかりだけど、自民党が憲法改正を言い出してから、長いんですね。で、その間に想案を作ったのが二回あって、枡添さんは一回目のまとめ役みたいなことをしている。その後彼が自民党を脱退してから二回目の案が作られた。二つの案の相違が語られています。事情を良く知っている人が書いているので、面白いです。


何よりもこの枡添さんが、本当に真面目にまっとうなんですね。今騒がれている人と同一人物と思えないほどです。
本が出たのは2014年2月です。たった2年前。

とても不思議な気持ちになりました。
選挙に行こうと思ったので、読み始めたのですが、お勉強になります。










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今読んでる本

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今、こんな本を読んでいます。


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磯田道史著「無私の日本人」は映画「戸の、利息でござる」の元になった本なので、もうご存知の方も多いと思います。

映画はこちらには来ないので、仕方なく、これを読んでみました。
映画、DVDで売り出すらしいですね。

右側の「武士の家計簿」も同じ作者です。
これもベストセラーになった本だそうですね。

面白かったです。
江戸時代の武士がどういう生活をしていたのか、ある家族に残された段ボール一個の「家計簿」を解き明かしながら語っています。

家計簿をつけたのは加賀百万石の殿様の経済係を務めた猪山家の主人です。
1600年代に始まったこの家系が江戸時代を通って、明治維新も生き抜け、大正、昭和の時代まで、どのような生き方をしたのか。

まあ、江戸時代の武士が貧乏だったということは聞いたことがありますが、浪人でもないのに、こんなに赤貧だったとは、びっくりです。

借金まみれで、そこを生き抜くために、家具も、衣装も全て売り払ったり、涙ぐましいです。
傑作なのは、女の子が生まれるのだけど、お祝いが出来ない。親戚一同を呼んで、本当は鯛の尾頭付きを奢らなくてはならないけど、そんなお金は一銭もない。それで紙に鯛の絵を描いて、みんなで囲んだそうです。おじいちゃん、おばあちゃんがそれではいくらなんでもと小鯛を買ってあげて、祝ったとか。そんな話がいっぱいです。

家計簿は支出/収入細かく、饅頭一個買ってもつけてある、すさまじいドギュメントです。
お姫様も衣装を買ってもらえなかったり、主人はいつも着たきりスズメ。
収入を見ると、倹約すれば一家を養うぐらいはあるのですが、面白いのは、節約だけしていたのでは武士という名目が立たない。付き合いをしないと武士として認めてもらえないわけです。その付き合いというのが半端じゃない。いわゆる無尽講みたいのがあって、借金や利子の返済も入れると、なんと収入の3分の一が当てられています。それと交際費。これも11%以上。こういった「武士身分としての格式を保つための支出を強いられる費用」を出さないと武士とは言えないわけです。村八分に会ってしまう。
この辺の事情が細かく記されています。

これを読むと、今、日本では結構付き合いのためにお金を使う(もちろん江戸時代の武士ほどではないけど)習慣がこんなところから続いているのか、思いました。

特にヨーロッパで暮らしていると、(無駄遣いに思える)日本の習慣が、そこまでしなくても、とどうもよく理解できなかったのですが、なるほど、と納得しました(もっとも私など、日本に行くと、非常識と思われてしまうのですが)。

そして、明治になり、士族として乗り切れないで没落していく家、上手く乗り越えていく家族などが、また数字であらわされ、とても面白いです。

武士などあまり興味がなかったのですが、いろいろ事情が分かって、読み概がありました。

特にうちはおばあちゃんが静岡の士族の生まれで、町人と結婚しているので、このおばあちゃんや、母の話をもっとちゃんと聞いて、記録しておけばよかったなと思っているので。

「無私の日本人」よりこちらの方が面白かったです。お勧めです。








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水野和夫さんの講演

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随分前に書きましたけど、
(記事はこちら

この本、
『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)
http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-...

資本


これに関してのインタビュを見つけました。

出演者|水野和夫さん&聞き手・斎藤哲也さん
日 時|2014年4月24日(木)19:00 ~
場 所|紀伊國屋書店新宿南店6階 コミュニティガーデン

バブルのツケをバブルで支払う。こうした危険な循環から世界経済は抜け切れずにいます­。水野和夫氏によれば、バブル多発時代=資本主義の最終局面。死の瀬戸際の資本主義は­、グローバル化を進め国民を置き去りにし、国家さえも使用人としてバブルを多発させ、­生き延びようとしているのです。こうした資本主義の最終局面と、直近の経済潮流を分析­する刺激的な講演です!

講演は
こちら

1時間もしますが、面白いですよ。



日本語に飢えています。

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時々、むしょうに日本語が読みたくなりなす。
一種の禁断状態みたいに。

で、通信販売でまとめて買います。本は重たいから、送料が高くて、定価と同じぐらい取られてしまいます。

本160408


今回はこんなのを買いました。

真ん中のネコの本。
岩合さんの表紙の写真があんまり可愛かったので、思わず注文してしまいました。ネコの面目躍如でしょ?


上段右側。「文房具図鑑」は小学6年生が描いた本です。眺めてるだけで楽しくなります。
そのうちにぼちぼちと紹介していきます。