前回の記事
‐シリーズ 朝鮮統一の道 その2(南北共同声明に至るまでの過程)‐
・本日の余談
普遍的というのは例えば、共通の認識・世界的に『 この場合は こうである 』という認識でしょ?
国家間の条約というのは約束破り自体に罰則はないが、普遍的といううのなら非常識。 非常識は韓国になるけれど、 そちらに ふーくんさんは付いて韓国が正しいという。 それアナタの感覚は普遍的といえますかね?
ムンジェイン韓国・北朝鮮協力で日本を打ち返すもふーくんさんの思い入れだけで、冷静に考えれば無理だらけ。 国力が違いすぎるから( 北朝鮮の経済は韓国の1/20 )一緒になれば、北朝鮮に向かって出血のように金は流れ、韓国はガタガタ・ 失業は激増 ・ 大混乱しか招かない。
南北一緒になれば日本なぞ・・・は、今やったらトンデモない破たん破滅になると言っておきましょう。
ここに ふーくんさんが上げた記事全部が ふーくんさんが『 無理をして 』日本に勝ちたい妄想を詰め込んだモノとみています。
言いたくはないが、ふーくんさんの頭の中『 第二次世界大戦の時の日本と日本軍 』ソックリに見えます。
‐韓国への輸出規制・あいちトリエンナーレ・日本のオワコン等々‐
私は普段、この手のコメントはすべて無視していますが、今回だけ取り上げてみようと思います。
本当に心無いというか、私のような個人ブログにまで押しかけて「妄想」だとか「第二次世界大戦の時の日本と日本軍」などと、一方的に「カテゴライズ」しないと気が済まないレベルに来ているようです。ひとつ前のコメントでは、初対面の人間に「アンタ」とか言っちゃうし、人としてわきまえるべき礼儀すら欠けている。
それはさておき、この人のコメントから滲み出るのは、「朝鮮半島に対する敵意と蔑視」です。
上の記事で、8月1日に開催された『れいわ新選組』の新宿街頭記者会見で、代表の山本太郎氏へ質問した、とある日本人のように、「自国の現実」を差し置いて、韓国に弱い者イジメをするななどと、そもそもにして、あなたは一体何様なのかと、どれだけ「驕った世界観」で物事を語っているのかと、おそらく私の感じる意識としては、このような感情を持っている日本人は多いとみている。
それがマズイって言ってんの。
私は、このブログを始める以前から、7年以上に渡ってお世話になってきた英語ブロガーMichikoさんの知見とフィールドワークを通じて、海外視点で、日本人が置かれている状況を知ったり、実際、氏と外国人たちとの「生のやり取り」を見て、それを具に感じてきた。
そういう優れたブロガーに支えられる傍ら、同時進行で拙ブログで歴史的側面から、参考書物を用いて、日本の矛盾や在日コリアンをはじめとする、アジアを関連とする未解決の国際問題と向き合い、とりわけ朝鮮学校の問題では、現地語が話せるコリアンの友人と協力して、韓国メディアの翻訳作業に当たったり、自分たちで出来ることは限界値マックスでやってきました。
もちろん、インターネットという「公の場」で、生半可な記事は書けないし、出典やフィールドワークを通じて、つたない内容だけれども、少しでも多くの皆さま方に「危機意識」を持っていただくために、しつこいくらい注意喚起をしてきたつもりです。
今回コメントしてきた人物には、そういう経緯を踏まえて発言していただきたいし、都合の悪い部分をネグった上での一方的な誹謗中傷は、断固として拒否します。
それよりも、このようなアジアへ優越意識を持った人間が「明治時代から温存されている」のは、我が国の致命的な問題だろうね。
‐明治時代の朝鮮観その5(社会主義者・人道主義者の朝鮮観①)‐
‐明治時代の朝鮮観その5(社会主義者・人道主義者の朝鮮観②)‐
‐明治時代の朝鮮観その5(社会主義者・人道主義者の朝鮮観③)‐
‐シリーズ記事を終えて(日本人の朝鮮観の伝統とこれから先について)‐
一体だれが、このような「上から目線の行動」を始めたのか、キッチリ歴史を振り返ってもらいたい。
これじゃあ、いつまで経っても日本は孤立したまま。国際社会でも、アジアの協力を得られず、米国の植民地からも抜け出せないまま。
良い事ナシじゃん。
・冷戦時代の朝鮮半島
『米ソ冷戦』
https://todayssp.universal.jp/today/?p=3816
前置きが長くなってしまいましたが、記事の本題へと入ります。
‐シリーズ 朝鮮統一の道 その2(南北共同声明に至るまでの過程)‐
1945年8月15日の朝鮮解放から、1972年7月4日の『南北共同声明』発表までの朝鮮統一問題の歴史を略記しましたが、「その特徴」については、以下のように要約できます。
第二次世界大戦後、米ソ二つの「大国」が、勢力の拡大を目指して『冷戦』の状態に入り、その衝突の『場所』の一つが朝鮮半島でした。
1945年8月から、二つの政権がつくられる1948年8月ごろまでの経過は、米ソ両国の利益を優先させ、絶えず朝鮮民族の意向を無視しつづけた点にある。
日本帝国主義の半世紀近い植民地支配からの解放に沸き立つ朝鮮民族に対する5年間の「信託統治」の強要は、少なくとも朝鮮民族の立場にたった考えではなかった。「大国」の支配者意識と米ソの両勢力拡張の意図を秘めた「妥協の産物」であったということです。
にもかかわらず、当時の北朝鮮当局と南朝鮮の左翼勢力が「信託統治」を支持したことは、おそらく当時のソ連と北朝鮮当局との「力関係」から言って、信託統治を拒否することができなかった事情が介在したものと推測される。
無論、大きな点ではそうであっても、個別的には両者の違いはありました。
‐近くて遠い国 朝鮮 本編11(南北分断の「戦犯」アメリカ)‐
‐近くて遠い国 朝鮮 本編12(日韓軍事基地化と南朝鮮単独選挙の強行)‐
他方、アメリカは、自分の意に沿わない南朝鮮の左翼諸勢力を弾圧(呂運亨をテロで倒し)、朝鮮問題を不当にも国連に持ち込み、南朝鮮の少数の極右勢力(買弁右翼)と手を結んで、単独選挙の強行、大韓民国の成立をはかった。
その意図は、米国の勢力・支配拡大以外の何物でもなかった。
上のような状況のなかで、終始、最も主体的に朝鮮の自主的統一政府樹立を主張したのは、民族主義者の金九(キム・グ)らでした。
共産主義にくみしない金九が、当の共産主義者をはじめ、世界観や立場の違う人たちに呼びかけ、『南北連席会議』(1948年)の開催を成功させたのは、その顕著な例のひとつです。
しかし、アメリカの支持を受けた李承晩は、あくまでも『南北連席会議』に反対したのみならず、次々に南朝鮮の平和統一勢力を抹殺し、一方的に単独政府を樹立した。そのため北朝鮮においても、ソ連の支持を受けつつ別の政府を樹立せざる得ませんでした。
結果、米ソの支持をより強く受けた諸勢力が、一国内の二つの政権をつくる結果となった。
このような経過から、戦後まもなく成立した二つの政権は、米ソの対立激化をストレートに反映する構造にあり、それはついに朝鮮戦争によって、計り知れない被害と拭い去ることのできぬ相互不信を生み出し、統一を遥か彼方に押しやる結果となった。
そして、朝鮮戦争後の「経過」については、先の記事で示した通りです。
‐シリーズ 朝鮮統一の道 その2(南北共同声明に至るまでの過程)‐
またここで特に言及しなくてはいけないことは、「国連軍」の役割でしょう。
李承晩が倒され、急速に盛り上がった統一運動を、1961年の朴正煕率いる軍事クーデターグループによって、武力で弾圧されたことを、当時の韓国軍の指揮権は、一切「国連軍━実体はアメリカ軍が掌握していた」し、あの軍事行動が「国連軍」から処罰されたという事実を知らない。
すると、あらかじめ「国連軍」の了解のもとでの行動であったのではないかという疑問が当然おこる。韓国における「国連軍」つまり国連の役割は、上の行為に類似したことを一貫しておこなってきたのだと、銘記しておかなくてはいけません。
・これからのアジア世界 躍進する中国と朝鮮
プーチン大統領の「遅刻歴」をネットから。
1位ードイツのメルケル首相。4時間15分。
2位ーウクライナのヤヌコビッチ大統領。4時間。
3位ー安倍首相。3時間。
4位ーインドのモディ首相。1時間フランシスコ法王50分
エリザベス女王を14分トランプ大統領45分
オバマ大統領40分
文在寅大統領34分
かっちんブログ 「堅忍不抜」
『朝鮮とロシアの首脳会談 2 (動画はこちら&プーチン大統領は遅刻したのか?)』記事
https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12456721538.html
現在の北朝鮮については、それまでの中ソ均衡外交を経て、民族の自律や主権を頑なに守る国となった。金正恩氏は、若年ながら世界の大国トップとも渡り合い、その手腕を内外へ示し続けている。
「こどもを守り未来を開く」と訴えて参院選を戦ったれいわ新選組比例候補は、近現代史に精通し、社会生態学者でもある経済学・経済史の専門家!岩上安身による東京大学東洋文化研究所 安冨歩教授インタビュー
動画の生放送verで、東大の安冨教授(れいわ新選組候補)は、「中国の二流」は日本では超一流に属するほど優秀な人材だとおっしゃられていました。
このことで、私思ったのですよ。
在日コリアンの友人から、よく北朝鮮に関する一次情報を耳にするのですが、向こうで暮らす親戚の娘さんが、小学校一年の数学の授業が「与えられる問題でなく、自分で問題を立案し解く」という、ものすごいエリート教育で、そこで学年トップの成績を収めていて、彼自身も驚いて「自分なんかじゃ、とても歯が立たない」と吐露していました。たしか、お母さん(友人からするとお姉さん<ヌナ>)も、日本語はベラベラ、さらには英語や中国語、ロシア語も話せ、海外で語学を活かした仕事に従事されているそうです。
つまり何が言いたいのかというと、私たちが知らないだけで、アジア地域の教育レベルは、日本人が想像する以上に高い水準にあり、偉そうに見下してふんぞり変えるようなバカげた行動は、さまざまな意味において愚かだということです。
<参考資料>
・『朝鮮の歴史 朝鮮史研究会編 編集代表 旗田巍』 三省堂
<ツイッター>
【歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ(ふーくん)】
https://twitter.com/XMfD0NhYN3uf6As
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