前回の記事

 

‐2019年 画像で振り返る朝露首脳会談‐

 

 

 

『朝露国旗』

 

http://freesozai.jp/itemList.php?category=nation_flag&page=index&type=sozai

 

 

【関係記事】

 

‐画像で振り返る南北首脳会談 その1‐

 

‐画像と文章で振り返る朝米首脳会談 その1‐

 

‐続・画像で振り返る南北首脳会談 その1【ピョンヤンの秋】‐

 

‐2019年 画像で振り返る中朝首脳会談‐

 

‐第二回朝米首脳会談前夜 北朝鮮の『体制保証』と『非核化』について語る‐

 

‐金正恩委員長ベトナム入り 第2回朝米首脳会談直前報道(現地ドンダン駅の様子)‐

 

‐米朝首脳会談を知る前に是非読んでほしいブログ‐

 

‐画像で振り返る2019年朝米首脳会談(2回目) その1‐

 

 

・大手マスコミには触れられない朝露会談の「詳細」


 

‐2019年 画像で振り返る朝露首脳会談‐

 

前回の国内メディア(毎日新聞)の反応は、北朝鮮がロシアの「後ろ盾」を期待だの、プーチン大統領が金正恩氏の「絆」をアピールしていると、新聞だけにとどまらず、この国で「主要言論」を独占するマスコミ一般の姿勢は、西側、とくにアメリカを主軸とする「欧米圏」の命令に従わない国々に対する『冷ややかな態度』を崩さない。

 

読む人々に、ただ「(相手の)嫌な印象」を与えることだけに執着している。

 

無論、それが日本の「立場」を表す証左なのですが、今回の朝露首脳会談まとめると、以下の通りになります。

 

 

[ニュース分析]プーチン大統領「非核化に関する朝ロの立場が類似」…米国に「建設的対話」を促す

 

北朝鮮の金正恩国務委員長とロシアのプーチン大統領が25日午後(現地時間)、ウラジオストク極東連邦大学会議室で、両首脳間の初の単独首脳会談を進めている。北朝鮮からはリ・ヨンホ外務相やチェ・ソンヒ第1次官、通訳だけが陪席した=ウラジオストク/タス・聯合ニュース

 

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33330.html?fbclid=IwAR2Bb5U55Areuqjtywjixsfz_sBLMrNbdBA0korw6J5-4O1S9nhWx-J8eoE

 

非核化関連協議 
プーチン大統領「北朝鮮も非核化を望んでいる」と確認 
会談結果を米中と協議…積極的な役割果たす意向示す 
金委員長「ロシアと朝鮮半島問題を調整」 
 
経済協力関連議題  
朝鮮半島縦断・シベリア横断鉄道 
南北ロの天然ガスパイプラインの連結を協議 
プーチン大統領「韓国の国益にも合致する事業

 

25日に開かれた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領間の初の首脳会談の核心議題は、小康状態に陥った朝米の非核化交渉と対北朝鮮制裁などを包括する「朝鮮半島の非核化」問題だったものとみられる。8年ぶりに開かれた両国首脳間の会談であるだけに、経済協力についても広範囲な協議が行われたという。

 

プーチン大統領は同日、会談後の単独記者会見で、「(北朝鮮とロシアの)両国関係をはじめ、制裁問題や国連、朝米関係はもちろん、最優先議題の朝鮮半島の非核化について、金委員長と話し合った」と述べた。彼は非核化と関連し、朝ロの「立場が類似している」とし、「北朝鮮も非核化を望んでいる」と改めて確認した。

 

プーチン大統領は、金委員長と協議した非核化の方法論については、具体的に言及しなかった。しかし「信頼構築」の重要性を強調し、米国に「建設的対話への意志」を遠回しに促したプーチン大統領の発言は、ハノイ合意が見送られた後、金委員長が行った施政方針演説と同じ脈絡だ。

 

同日の拡大首脳会談には、北朝鮮側からリ・ヨンホ外相とのチェ・ソンヒ外務省第1次官が同席し、双方がこの問題について議論を深めたものと見られる。これに先立ち、金委員長は「今後(ロシアと朝鮮半島問題を)共同で操縦(調整)・研究する」という意思を明らかにした。統一研究院のホン・ミン北朝鮮研究室長は「リ・ヨンホとチェ・ソンヒだけを陪席させたのは、非核化議題に集中したことを示すものと見られる」とし、「(経済・軍事関連の随行員が陪席しなかったことが) 金正恩委員長が(対外的に)示したい意図かもしれない」と分析した。

 

プーチン大統領はまた、同日の会談結果を米中と協議するとし、「北朝鮮もこれを望んだ」と述べた。今後の北朝鮮核問題に対するロシアの積極的な役割に関し、両国が一定の共感を示したものと見られる。

 

北朝鮮の関心事だったと推定される制裁の緩和についても、どのような協議が行われたかは明らかでない。プーチン大統領は、国連安全保障理事会の決議によって、今年末で滞在が制限された北朝鮮労働者問題に関する協議があったと述べた。また「人道主義問題と彼らの権利実現にも関連した問題」だとし、「沈静かつ対決的でない解決があると思う」と述べた。朝ロが北朝鮮労働者問題の解決策を模索した可能性もあると見られる。

 

プーチン大統領は会談で、朝鮮半島縦断鉄道(TKR)とシベリア横断鉄道(TSR)の連結事業▽南北ロ天然ガスパイプ連結事業▽電力網連結事業などが協議されたと述べた。注目すべきなのは、プーチン大統領がこれらの事業が「韓国の国益にも合致する事業」だとし、韓国の合流を促したことだ。また、プーチン大統領は、韓国が米国の同盟国としてこれらの事業の推進に積極的に乗り出せないようだと述べ、北朝鮮制裁下の限界を遠回しに認めた。同日の拡大会談にロシアのトルトネフ極東連邦管区大統領全権代表(副首相)とラブロフ外相のほかにも、交通長官や鉄道公社社長、極東開発省長官、エネルギー省次官などが陪席し、極東開発と関連した南北ロの協力などを重視しているロシアの立場をうかがわせた。チェ・ソンフン韓国外国語大学教授は「ロシアは、北朝鮮が非核化すれば、商業的利益を大幅に拡大できる国」だとし、「そのような意味で、中長期的に3者協力などに対する包括的原則を再確認したものとみられる」と話した。

 

HANKYOREH ハンギョレ 『[ニュース分析]プーチン大統領「非核化に関する朝ロの立場が類似」…米国に「建設的対話」を促す』記事より

 

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33330.html?fbclid=IwAR2Bb5U55Areuqjtywjixsfz_sBLMrNbdBA0korw6J5-4O1S9nhWx-J8eoE

 

 

本記事における会談内容を拝読して、いろいろなイシューが詰まっていると感じた。

 

アメリカでは、ポール・クレイグ・ロバーツ氏のご指摘よろしく、軍産複合体の管理下にある米民主党売女マスコミ(CNN、BBC、ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、ガーディアン等)による「醜聞」、とりわけロシアとの講和を実現しようと大統領にまで当選したトランプ氏を落とすために、『ロシアゲート』なるデマまで吹聴し、氏の政策を大いに歪めた。

 

無論、非核化についても米国エスタブの意向により、北東アジアで軍事的緊張で金儲けをしたい連中が、本来的な意味で「平和な地域」にすることを嫌っており、軍事的威圧で北朝鮮や中露を脅し、自国の主権や民族の独立のために、否応なく「核武装」せざる得ない北朝鮮に、それ見たことかと、自らが抱える、世界のあらゆる主要メディア媒体を使って、やっぱりこいつは脅威だと喚くことが、何よりの「おいしいビジネス」なのだ。

 

 

・朝鮮半島が平和と統合の「起点」となる

 

さておき、殊に北朝鮮自身がアメリカ軍産複合体からの「威圧」をかいくぐる形で、非核化を実現し、それを強力にサポートするロシアや中国の努力が実現した暁には、南北を通じた夢の『朝鮮半島横断鉄道プロジェクト』が開始される。

 

 

『北東アジア地図』

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12400181935.html

 

 

ゲジゲジと希望の鉄道

 

昨年、英語ブロガーMichikoさんの記事で取り上げられていたものだが、自国(韓国)がアメリカからの独立のために奔走する文大統領が、米国からの妨害にもろともせず、ぜひ成し遂げられることを切に願う。そうすれば、南北の「対立」も一ミリもなくなり、先のシリーズ記事でお話した「朝鮮籍」を筆頭とする在日コリアンや朝鮮学校の立場にも、非常い明るい展望を見出す。

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8 KBS①‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8 KBS②‐

 

‐韓国メディアの朝鮮学校特集 その8 KBS③‐

 

北東アジアが平和と統合の代表的な地域となり、もちろん歴史的な原点に立ち返っても、それが本来の北東アジアの「姿」であったことを世界に発信することが出来る。

 

 

・「遅刻時間」が主権国家と見ていないプーチン氏の表れ?

 

プーチン大統領は、金 正恩委員長よりも30分早く会談場へ到着して、

そして、金委員長を温かく出迎えました。

https://news.v.daum.net/v/20190425142154489

 

 

プーチン大統領の「遅刻歴」をネットから。

1位ードイツのメルケル首相。4時間15分。
2位ーウクライナのヤヌコビッチ大統領。4時間。
3位ー安倍首相。3時間。
4位ーインドのモディ首相。1時間

フランシスコ法王50分
エリザベス女王を14分

トランプ大統領45分
オバマ大統領40分
文在寅大統領34分

 

かっちんブログ 「堅忍不抜」 

『朝鮮とロシアの首脳会談 2 (動画はこちら&プーチン大統領は遅刻したのか?)』記事

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12456721538.html

 

 

これは拙ブログの個人的見解となりますが、プーチン氏が「遅刻」をすることは、欧米帝国とその傘下の国々に対する「反感の表れ」だと思うのです。

 

とりわけ、ドイツのメルケル首相に関しては、以下の興味深い記事があります。

 

Germany is not a sovereign country

 

再びMichikoさんの記事(2017)から、プーチン氏はサンクトペテルブルクの国際経済フォーラムにて、メルケル氏ドイツの置かれている「苦しい立場」や、主権の制限された「敗戦国」の現実を鋭く追及された内容です。

 

続いて、ウクライナのヤヌコビッチ氏について。

 

マスコミに載らない海外記事 『ウクライナ大統領茶番選挙』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-b229.html

 

この中で語られる『オデッサ大虐殺』について、「自由」と「民主主義」を愛する西側陣営では、なぜか一ミリも報道されなかった。

 

もちろん国内報道もいわずもがな、私も当記事を読むまで、存在すら知りませんでした。

 

『クリミア併合』『ロシアゲート』にしろ、自分たちの利益の独占のためだけには、ありもしないデマ歪曲で事実を棄損することは厭わないらしい。自分としても、当時は大分振り回された。無論、英語で自由な情報を摂取できない弱さに付け込まれた帰結なのだが。。。

 

最後は我が日本と安倍首相について。

 

 

RT(ロシア・トゥデイ)ツイッターアカウント

 

https://twitter.com/RT_com/status/1045293227702652928/photo/1

 

『Cluttered talk blab blab blab』より

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12408220647.html

 

アンダーコントロールだなどと、とんでもないたわごとを言っても非難されず、現地にいったら鼻血が出たという体験を語るだけで袋叩きにするネトウヨ大国。大手出版社の電話を使えなくするほどの組織的活動には、本格的な黒幕がいるだろう。

 

雁屋哲の今日もまた
 

奇怪なこと

 

モーリシャスは、ディエゴガルシアの奪還を目指しているという。
 

一方、世界最大の属国は、列島まるごと不沈空母なのが自慢だ。ブラックボックスの戦闘機が墜落しても、大統領を招いて、その戦闘機を搭載する空母をご覧に入れる不思議な属国。
 

宗主国から敵扱いされている国の大統領が、宗主国トップのご夫人誕生祝いにかけつける傀儡ポチに、領土を引き渡す可能性などないだろう。国民にさえ丁寧にウソをくりかえす御仁に島を渡したら、何に使われるわからない。ポチが忠実なのは、ご主人だけだ。そんな危険なことをすれば、大統領は、売国奴として、国民に追いだされるだろう。

 

同 『「不沈空母」ディエゴガルシア浸水』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-3b9992.html

 

 

‐警鐘記事 「絶対にネトウヨと関わってはいけない」‐

 

専門家の調査により、実数は驚くほど少ないにも関わらず、概ね自民党を賛美する安倍氏や界隈の「論破動画」なるものが、Youtube上で180万回以上も再生されたり、現在でもネトウヨ関連の情報がインターネット上で蔓延るのも、『マスコミに載らない海外記事』さまのご指摘含め、この国の政府系工作員たちが必死に世論誘導をしているのがわかる。

 

無論、アメリカでもそうだった。

 

長年にわたる、Michikoさんの米国フォーラムサイトの調査によって、多くのアメリカ人たちと政治議論を交わす中で、過去の歴史認識(原爆などの戦争犯罪)や、在日米軍や北東アジアに関する彼らの『核心的利益』に触れる話題になると、変な書き込みが幾度にもあって、それをいちいちスパム報告しなくてはならなかった。

 

‐人扱いされない民族の末路 その1‐

 

‐人扱いされない民族の末路 その2‐

 

似非右翼が次々の湧いてくる中で、現実の日本の現状は悲惨だ。

 

主権は取り上げられ、全国津々浦々に在日米軍という名の「植民地軍」を据えられ、それを喜んで受け入れる臣民たち。もはや見るに堪えぬ状況だが、そんな国のトップに敬意を抱けという話が、そもそもにして無理な話である。

 

一方北朝鮮は、そんな『世界最大の植民地』と比べ、金銭的には遥かに恵まれないが、それとは比べ物にならないほどの「権利=主権」を持ち、世界の大国と対等に渡り合っている。

 

一体この違いは何なのか。

 

それは、私たち自身の「心の問題」でもあり、世界の情報との接し方や、歴史認識含め、山積する問題と向き合ってこなかった「ツケ」なのかもしれない。

 

 

<参考資料>

 

・かっちんブログ 「堅忍不抜」 『朝鮮とロシアの首脳会談 2 (動画はこちら&プーチン大統領は遅刻したのか?)』記事

 

https://ameblo.jp/sanpurena/entry-12456721538.html

 

・HANKYOREH ハンギョレ 『[ニュース分析]プーチン大統領「非核化に関する朝ロの立場が類似」…米国に「建設的対話」を促す』記事

 

http://japan.hani.co.kr/arti/politics/33330.html?fbclid=IwAR2Bb5U55Areuqjtywjixsfz_sBLMrNbdBA0korw6J5-4O1S9nhWx-J8eoE

 

・Cluttered talk blab blab blab 『ゲジゲジと希望の鉄道』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12400181935.html

 

・同 『Germany is not a sovereign country』記事

 

https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12281619605.html

 

・マスコミに載らない海外記事 『ウクライナ大統領茶番選挙』

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-b229.html

 

・同 『「不沈空母」ディエゴガルシア浸水』より

 

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/04/post-3b9992.html

 

 

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