前回の記事

 

‐人扱いされない民族の末路 その1‐

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12372414358.html

 

 

領空侵犯をされたと大騒ぎしたり、9条を破棄して戦える普通の国になろうとか、物事の本質からそれた議論ばかりが蔓延る日本において、まず「事実をしっかりと受け止める」作業から入らなければなりません。

 

 

「結果として安全」「安全に脅威を感じる」などと、米国をおもねるあまり、論理がおかしくなってしまった岩手県知事の発言。聞いていてつくづく情けなくなります。

 

日本人にとって、自国の法を踏みにじられようと、人々の生活が蹂躙されようと、そんなにアメリカへの服従が大切なのでしょうか。つまるところ主権を放棄しているわけですから、すでに「普通の国」ではないのは確かでしょうね。

 

 

これまた「お願い」ですか。

 

大使館に厳重抗議とか、米本国に伝わるような声明文を発するべきでしょうが。

 

アジアに対しては、そのような態度は常なのに、自分たちが「怖い相手」には一切モノが言えない、日本人の『ゴミみたいな性質』は、いい加減直さないと恥ずかしいですよ。

 

 

 

 

今までの行動から、米軍の態度を是正するとは、とてもじゃないけど思えません。

 

我が国で恒常的に存在する米軍基地の問題は、私たちが想像する以上に根深く、深刻で、体制や国がらみの問題がゆえに、その解決はより困難さを究めております。

 

 

これはフジテレビの報道画像ですが、そこでも風車と「同じ高さ」とされています。もちろん、先の米軍三沢基地の回答にもあったように、この飛行が紛れもなく高度150メートル以下であったのは事実です。

 

 

 

 

前の記事でも述べているように、日本の航空法では「人や家屋の密集地域」における、最も高い建造物から高さ300メートル以上の高度を飛ばなければなりません。

 

さらに画像にあるように、「家屋がない地域」にせよ、その最も高い建造物から高さ150メートルの高度を維持しなくてはならないのです。ここで最も高い建造物と言えば、高さ78メートルの風車から計算して、「高度228メートル」で飛ばなくてはなりません。

 

もちろんこれは、基準の「ギリギリ最低高度」であり、本来なら遥か数千メートル上空を飛ぶのが普通でしょう。

 

 

今回はそれを大幅に破った行為であり、そもそも米軍には、日本の法など知ったことではない態度が滲み出ており、それゆえの行動であったと言うしかなく、先の記事で紹介した高知県の別の『超低空飛行』動画でもあったように、もはや在日米軍内部で常態化している現実です。

 

『米軍機による超低空飛行訓練の実態』(Youtubeより)

 

https://www.youtube.com/watch?v=4-HVIF-UQzs

 

 

 

 

過去には同じ岩手県で、同型の米軍戦闘機が墜落している事実もあります。

 

 

※画面が切り替わってしまいましたが、上のコメントは前の眼鏡をかけた地元住人(40代男性)のものです。

 

 

 

どうにも日本人はアメリカとの不都合な関係のニュースには、事実を直視しないばかりか、リベラルを含めて、そもそも乗る気ではありません。

 

ハッキリ言いますが、これが解決できないようでは、「主権国ヅラ」で何を述べようが何も説得力はありません。おまけに『属国の分際』で東アジアを敵視し、無知や偏見を滑走させた果てには、アメリカ人が喜ぶ行動ばかりをとって、一体誰のために生きているのか、自らの暮らす地域や郷土も愛せず、アジアや日本人を一切愛していない異邦の白人たちの言いなりとなって、偽りの愛国心と空威張りばかり繰り返し、こうしたルーティーンの果てには、『孤立と衰退』しかないでしょう。

 

こうした事実を「ものすごく恥ずかしいことで情けないことだ」と、心の底から認識して、事実の指摘にも「反日」や「売国」などとして取り乱すことなく、図星なら「その改善」の為に全力を尽くすべきです。

 

本来、アジアや日本のことがどうでもよかったら、こうやって記事にすることも、自国に対するきつめの言葉使わないでしょう。何も言わず、ただ自らの娯楽のみに明け暮れています。

 

 

反面、アメリカ人たちはどうでしょう。

 

以前英語ブロガーのMichikoさんの投稿と知見を引用させていただく形で、拙ブログで発表した記事があります。

 

 

『‐後日談‐』(歴史学を学ぶ大切さを伝えるブログ)

 

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12331190460.html

 

 

ここで示されたアメリカ人の反応は酷いものでしたし、時は南北首脳会談を迎えた現在。氏のブログで新たな動きがあり、3月末にジョンウン氏が中国を訪問された際の様子では、アメリカのフォーラムサイトでサンプリング調査した結果が、以下のサイトにあります。

 

 

Michikoさんのブログ『No risk, no say』

 

Do you think your military should be squatting in east Asia?①

 

 

以前から、氏は米軍や東アジアのニュースを議題に、アメリカ人の反応を調査してこられましたが、ことごとく侮蔑的で高圧的で、さらには嘲笑的でもあり、無論その矛先は、東アジアや日本に向けられていて、そこにあるのは、品性下劣で知性や教養も書けた投稿が大多数であり、私たちが思い描いている(思い込んでいる)「アメリカ像」とは、まったくかけ離れたものです。

 

一言で締めくくるなら、「民主主義体制の大ボス」であるアメリカさまの意向に従わない日本人は、野蛮で遅れたもの(戦前時代の軽蔑心にもとづく)であり、さらなる「民主主義的矯正」が必要なのだと、もちろんここで述べる「民主主義化」というものは、完璧なるアメリカの属邦として大人しくすることであり、少しでも反抗すれば「北朝鮮(中国やロシア)の工作員」としてレッテルを貼られ、日本の主権を求め、米軍は出ていけと言えば「歴史修正主義者(軍国主義者)」だとされて、とことん中傷の対象とされるのです。

 

上述の事実を認識せず、日々芸能ニュースや内輪ネタに盛り上がり、南北首脳会談を喜びもせず「茶番」だと思う人たちがいたり、国家としても、未だに政治と結びつけて朝鮮学校に対する補助金を停止する暁には、いよいよ東アジアで孤立して、一方では常にアメリカの顔を伺い、いずれも主権国とは程遠い存在として、日本はずっと蚊帳の外に置かれ続けるでしょう。

 

 

 

<参考資料>

 

・4月30日の日テレの報道画像

 

・同日のフジテレビの報道画像

 

・米軍機による超低空飛行訓練の実態

https://www.youtube.com/watch?v=4-HVIF-UQzs

 

・拙ブログ記事『‐後日談‐』

https://ameblo.jp/epikutetosu/entry-12331190460.html

 

Michikoさんのブログ『No risk, no say』

https://feckless.hatenablog.com/entry/2018/05/01/185104

 

 

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