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白山比咩神社から荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと菊理媛を巡る旅』。

※これまでのお話はこちら☆

1話目. 新たなる旅の始まり

2話目. 謎多き女神ククリヒメ?

3話目. たった二行の女神

4話目. 伝説の神の別れ

5話目. 閲覧注意!

6話目. 黄泉の国の魔物

7話目. 黄泉守人の出現

8話目. 荒川祐二、穢れる

9話目. 瀬織津姫の登場

10話目. 菊理媛の風

11話目. 生と死を司る女神とは

12話目. 白き山の女神

13話目. 伝説の男、再び

14話目. 八百万の神々と共に

15話目. ニギハヤヒが語る闇

16話目. 天武天皇に会う

17話目. ミッチーの登場

18話目. 伝説を作った男

19話目. 天武伝説

20話目. 血の穢れの始まり

21話目. 血の穢れの答えを求めて…

22話目. 勇者 泰澄の誕生

23話目. 次、生まれ変わるなら…

24話目. 白山に来たれ

25話目. いざ、白山へ





『生と死を司る伝説の女神』、

 

菊理媛が待つであろう、

 

白山へ。

様々な歴史の因果と、

 

神々の思いを受けて、







いよいよ旅は、

 

ここまでやってきた。

 

 

 

 

 

 

この日大阪から、

 

車で向かった僕らは、

 

 

登山口のある石川県まで、

 

約4時間。

 

 

 

 

翌日の早朝から、

 

白山登拝をしようと思っていたので、

 

 

 

 

 

 

その前に僕らは、


白山に登る前の、


ある意味の玄関口であり、


 

全国約2700社以上ある、

 

白山神社の総本社、

 


霊山 白山そのものをご神体とする

 

白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)に来た。

ここに来るまでの道中、

 

僕らにほとんど言葉はなかった。

 

 

 

 

 

 

確実に旅は、

 

終わりに近付いているはずなのに、

 

 

 

 

 

 

まだ正直どこかで、

 

不安な気持ちがあるのが、

 

今の僕の本音だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

この不安な気持ちは、

 

一体なんなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを思いながら、

 

拝殿にて参拝をしたものの…。

ス「おい」

 

 

 

 

あ「…はい」

 

 

 

 

ス「お前の心に迷いが見える。

 

そんなもん隠して、

 

神前に立ったところで無駄やぞ。

 

 

その心はすべて、

 

鏡のように映し出され、

 

鏡のように現実となる」

 

 

 

 

 

 

あ「…すみません…。

 

自分でも分かってはいるつもりなのですが…。

 

 

ただ…

 

 

 

 

 

 

ス「なんや」

 

 

 

 

 

 

あ「もうこの、

 

『スサノオと菊理媛を巡る旅』も、

 

終盤まで来ていることは分かっています。

 

 

けど、

 

前回の瀬織津姫を巡る時の、

 

最終目的地でもある、


早池峰山に登る時には、

 

 

僕が乗り越えなければならない、

 

ほぼすべての課題は、

 

クリアできていたように思うんです」

 

 

 

 

ス「………」

 

 

 

 

あ「ただ今はまだ、

 

過去の歴史や因果を、

 

理解することは出来たとはいえ

 

 

まだ乗り越えられていない他の課題が、

 

あまりに多すぎる、というか…。

 

 

天武天皇に対する恐れの気持ちや、

 

黄泉守人という存在に対する謎然り…。

 

 

またイザナギさんとイザナミさんの、

 

魂の課題も…」

あ「まだそれらを乗り越えられていない、

 

今の自分が、

 

果たして旅の目的である、

 

 

菊理媛に会うことが出来るのか…?

 

 

そしてその先に求める、

 

亡き父の魂の行く末を知ることが出来るのか…?

 

 

ここまで来たのに、

 

もし菊理媛に会えないとなると、

 

これまでのすべてが無駄になってしまいそうで…。

 

 

正直…不安です…」

 

 

 

 

 

 

ス「………」

 

 

 

 

 

 

そうして僕らは参拝を済ませ、

 

拝殿の裏手にある、

 

禊場へと向かった。

この場所は、

 

白山比咩神社の中でも、

 

 



特に場のエネルギーが強くて、

 

大好きな場所だった。





 

腰掛けられるところに、

 

ゆっくりと腰掛け、

 

ただこの場の空気に触れるだけで、

 

 

 

 

 

 


さすがに『禊場』なだけあって、


心が綺麗に浄化されていく。

 

 

 

 

 

 

少しずつ、


心の落ち着きを取り戻していく僕に、

 

スサノオさんが話し掛ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「信じろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…信じ…る?」

 

 

 

 

 

 

ス「お前の旅の道筋は、

 

もっと言うならば、

 

お前のこの人生は、

 

大いなる神々の加護のもとにある。

 

 

お前は自分で選択し、

 

歩いているようで、

 

 

実は大いなる神々の流れに沿って、

 

動かされてもいる。

 

 

お前が今ここにいること、

 

この旅をしていること、

 

 

そのすべてに於いて、

 

意味がある。

 

 

だから、信じろ。

 

 

もっともっと強く、

 

自分自身を。

 

自らの役割を。

 

 

その人生に自信を持て。

 

 

これは、

 

これまでの日本の神を巡る旅や、

 

瀬織津姫を巡る旅を通して、

 

 

様々な経験を積み重ねてきた、

 

お前にしか出来ないことやねんから」

 

 

 

 

 

 

あ「………。

 

…ありがとうございます…。

 

 

…でも…、

 

どうして僕なのですか…?

 

 

決して僕が神さまに選ばれたとか、

 

そんな特別なことではないと思うのですが…」

 

 

 

 

 

 

ス「もちろんお前の言う通り、

 

人にはそれぞれ役割があり、

 

天から与えられた使命がある。

 

 

だからお前自身だけが、

 

神に選ばれたとか、

 

特別であるとか、

 

そんなことは決してない。

 

 

ただお前が、今ここにいる理由。

 

この旅をしている理由。

 

 

それだけは、

 

ハッキリと分かっている」

 

 

 

 

 

 

あ「………。

 

…なんでしょう…。

 

教えて頂けたら有り難いのですが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「お前はどっちの立場にも、

 

立つことが出来るからや」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…どっちの立場にも立つことが出来る…?」

 

 

 

 

 

 

ス「言い方を変えるなら、

 

 

お前には本来これまでの歴史で、

 

悪と伝えられている存在であっても、

 

偏りなく、忠実に見て、

 

 

それをそのまま言語化して、

 

伝えることが出来る能力がある。

 

 

これまでの瀬織津姫の物語での持統天皇や、

 

今の菊理媛の物語に於ける、

 

天武天皇然り…」

 

 

 

 

 

 

あ「………。

 

そうなのでしょうか…」

 

 

 

 

 

 

ス「それはきっとお前自身が、

 

 

作家という立場だけでなく、

 

経営者という立場も、

 

 

また父親と言う立場も、

 

ゴミ拾いという、

 

本来多くの人が嫌がる立場も、

 

 

様々な立場を、


経験してきたから故の、

 

ことなんやろうけど。

 

 

それによって、

 

弱者の悲しみも、

 

 

またその逆に、

 

強者故の苦しみも、

 

 

どっちの立場も気持ちも、

 

理解することが出来る。

 

 

それは物事を誰かに伝えていく上で、

 

最も大切なことでもある

 

 

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「だからこそ、

 

自信を持て。

 

 

『離れてしまった、


人と神の距離を縮めていく』。

 


そう願って歩き始めた、

 

そんなお前に俺を始め、

 


神々は役割を託し、

 

これからも託し続けていくんやから。

 

 

自分にしか歩めないこの道に、

 

誇りを持って、

 

 

思いのままに、

 

物語を描いてくれ。

 

 

俺たち神々は、

 

いつだってそれを見守り、

 

応援し続けるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…僕なんかでいいのでしょうか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「お前やないと、あかんねん。

 

なぁ?

 

 

 

 

 

 

 

…スサノオさんがそう言うと、

 

白山比咩神社の禊場に、

 

 

ふと…、

 

 

美しき女神の幻影が、

 

見えたような…、

 

気がした。

…気付けば、

 

僕の目には涙が流れていた。

 

 

 

 

 

 

どれだけ経験を積み重ねていこうとも、

 

人はいつだってこうして、

 

 

不安になってしまったり、

 

心配になってしまったりするけれど。

 

 

 

 



そんな僕らでさえ、

 

神さまはいつだって見放すこともなく、

 

また怒鳴りつけることもなく、

 

 

 

 

 

 

ただ、ただ、いつまでも、

 

優しく見守り続けてくれている。

そうして僕らが歩き始めたその時には、

 

まるで流れに乗るかのように、

 

 

多くの縁やきっかけを繋いで、

 

見たこともない未来へと、

 

僕らを導いてくれる。

 

 

 

 

 



 

今回の旅だけじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

これまでの数々の旅も、

 

今日まで歩んできた日々も、

 

 

すべてを自信に変えて、

 

これからの未来を歩んでいこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気持ちを新たに。


いざ、白山へ!


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