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六甲山から荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと菊理媛を巡る旅』。

※これまでのお話はこちら☆

1話目. 新たなる旅の始まり

2話目. 謎多き女神ククリヒメ?

3話目. たった二行の女神

4話目. 伝説の神の別れ

5話目. 閲覧注意!

6話目. 黄泉の国の魔物

7話目. 黄泉守人の出現

8話目. 荒川祐二、穢れる

 

 

 

 

 

 

□■□■□

※前回までのあらすじ

イザナギとイザナミが黄泉の国で、

 

永遠の別れを迎えた時。

 

 

悲しみに暮れるイザナギに、

 

『生と死を司る女神』菊理媛が現れて、

 

イザナギに『何か』を言ったという。

 

 

その『何か』の答えを求めて行った、

 

黄泉の国の入り口(黄泉比良坂)で、

 


『黄泉の国の番人』黄泉守人の発する

 

恐怖に触れ、

荒川祐二は穢れてしまった。

 

 

その穢れは中々根深く、

 

それを根こそぎ祓うためには、

 

 

あの『伝説の女神』の、

 

力を借りるしかなかった…。

□■□■□

 

 

 

 

数々の謎と闇の恐怖が、

 

目まぐるしく入れ替わる中、

黄泉の国の入り口で、


こびりついてしまった穢れを、

 

祓わないことには、

 

 

 

 



これから旅に出ても、


目に映るもの、


心に感じるものを、


まっすぐに映し出せない。

 

 

 

 



そう考えた僕らは、

 

あの『伝説の祓いの女神』に、


 

お会いするために、

 

兵庫県のある場所へとやってきた。

ス「六甲山…。


『瀬織津姫の聖地』…、


六甲比命神社か…」





あ「はい…」

案内の看板から5分ほど、

 

上に位置するお社に向けた、

 

道のりを登る。

途中ご神体である、

 

巨岩を見上げて圧倒されながらも、





そういえばこの岩の形が、

 

ウサギに似ているから、

 

 

瀬織津姫さんの眷属も、

 

ウサギと言われているんだったなと、

 

そんなことを思い返していた。

あ&ス「お前じゃない」







…5分程度とはいえ、

 

ここ最近の猛暑での登り道は、

 

一瞬にして身体から汗を噴き出させ、

 

 



しかしその、

 

流れ出る汗の分だけ、

 

 

穢れが祓われたような、

 

少し爽やかな気持ちで、

 

 

瀬織津姫さんの鎮まる、

 

お社の前に立つ。

この小さなお社の中は、

 

誰でも入ることが出来るのだが、

 

 

そこには神秘的な空間が、

 

広がっており、

 

 

正しく瀬織津姫さんを象徴するような、

 

静かで『清浄』な空気が、

 

 

ここには広がっている。

ここでお賽銭を入れて、

 

参拝して、

 

瀬織津姫さんと対面…、

 

 

と行きたい所だが、

 

 

 

 

実は気付きにくいのだが、

 

ここに来たのなら、

 

 

もう一カ所、

 

参拝した方が良い場所がある。

 

 

 

 

それがこのお社の、

 

脇道を抜けてすぐにある、

 

ご神体である巨岩の目の前。

 



 

ここにも、

 

祭壇が設けられている。

神様が降りてくる『ご神体』である、

 

ということは、

 

この巨岩は瀬織津姫さんそのもの。

 

 

 

 

滅多にないことだが、


実際に手を伸ばせば、

 

そのご神体に触れることの出来る場所で、

 

 



改めて、

 

心を込めて、

 

 

瀬織津姫さんを思い、

 

参拝する。








そして、そこに…?

 

 

 

 

 


 

かつての、

 

『歴史の闇に葬られた女神』、

 

 

そして今は、

 

『時空を超えて、


愛され続ける女神』、

 

 





瀬織津姫さんが、

 

その姿を現した。

瀬織津姫「荒川さん、スサノオさん、

 

こんにちは…」

 

 

 

 

瀬織津姫さんから発せられる、

 

眩いほどの輝きは、

 

 

それだけで、

 

その輝きに触れるものの、

 

 

心身を浄化し、

 

心を元の状態に戻してくれる。







水の力は、

 

祓いの力。

僕ら人間も、

 

約70%が水分で出来ている、

 

と言われている通り、

 

 

 

 

瀬織津姫さんの、

 

その浄化の力に触れると、

 

 



『水こそが生命の根源である』

 

その言葉の意味を、

 

深く実感する。





この時間だけで、

 

十分に黄泉の国の入り口で受けた、

 

穢れが祓われたような気もしたのだが、

 



 

しかしあの光景を

 

思い返すと、

まだ少し、

 

心に引っ掛かりを感じる自分がいた。

 

 

 

 

 

 

そんな僕を見て、

 

瀬織津姫さんが、

 

 

スッと心に染み入ってくるような、

 

水そのもののように、

 


優しく、柔らかい声で、

 

僕に語りかける。

 

 

 

 

 

 

瀬織津姫「怖い思いを、


されたのですね…」

 

 

 

 



あ「………」

 

 



 

 

瀬織津姫「…でも、大丈夫…。

 

大丈夫…。

 

大丈夫…」

…なぜだろう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、

 

『大丈夫』。

 

 

 

 

 

 

 

 

それだけの言葉のはずなのに、

 

僕の目からは溢れる涙が止まらず、

 

 

母親の腕に包まれた、

 

子どものように、

 

 

心の底から湧き上がってくる、

 

深い安心感と共に、

 

 

うずくまり、

 

嗚咽を漏らしている、

 

自分がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…うぅ、うぅぅぅっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬織津姫「大丈夫、大丈夫…」 

実際に、

 

瀬織津姫さんのエネルギーは、


 

うずくまる僕の全身を、

 

包み込んでくれていたのだろう…。









(温かい…。

 

ずっとここにいたい…)。

 

 



 

 

 

 

そう感じれば感じるほどに、

 

同時に勇気が湧いてきて、

 

 

再び立ち上がる気力が、

 

湧いてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大丈夫』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬織津姫さんの言葉通りに、

 

そう思えた瞬間が、

 


心の穢れが根こそぎ祓われたという、

 

瞬間だったのだろう。

 

 





僕の目からもピタッと涙が止まり、

 

全身に力が湧いてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな僕を見て、

 

瀬織津姫さんは、

 

 

穢れなき少女のように、

 

キラキラとした目と、

 

輝く笑顔で僕に言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

瀬織津姫「…よかったです。


安心致しました…。



人はみな本来根源的に、

 

素晴らしいものです…。

 

 

私はその皆さん自身の、

 

素晴らしさを思い出すための、

 

お手伝いをするだけ…」

 

 

 

 

 

 

あ「ありがとうございます…。


本当に…、

 

ありがとうございます…」

 

 

 

 

 

 

瀬織津姫さんのおかげで、

 

言葉にするなら恐らく、

 

 

『トラウマ』という穢れが、

 

祓われたものの、







しかし再びもし、


同じ目に遭った時、

 

僕は大丈夫なのだろうか。

 

 





そう思ったけど、


即座に僕は思い直せた。

 

 

 



 

なぜ今回僕は、

 

闇を恐れたのか。

 

 


 


 

それは闇というものの答えが、

 

『分からなかった』からだ。

この先に何があるのか?

 

何がいるのか?

 

 

 

 

その不安が解消されないまま、

 

かつてのイザナギさんのように、

 

歩みを進めた結果、

 

 

 

 

不安と恐怖という、


穢れが膨らみ続け

 






結果そこを、

 

『闇』の存在につかれた。







今なら思えることだけど、

 

闇とは、

 

恐怖とは、

 

 

 

 



本来自分の心である。

 

 



 

 

あの時も自分の心を、

 

強く保てていたならば、

 

 

 



 

闇の存在に、

 

自分自身の心の周波数が、

 

合うことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それがわかった、

 

『今』なら行ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「…一度穢れることを知らなければ、

 

清らかになる術も、


自らを守る術も、

 

わからんからな。

 

 

裏を知って、

 

表を知るように、

 

 

今回の体験を通して、

 

自身の身に何があったのか、

 

その心がどう揺れ動いたのか。

 

 

これを良い経験として、


そこにしっかり向き合えたなら、

 

過去を乗り越え、


 

次に同じ場面に遭遇しても、


穢れに、

 

さらされることはないやろう」

 

 

 

 

 


 

あ「…はい。


瀬織津姫さん、スサノオさん、

 

ありがとうございます。

 

 

これで再び菊理媛を巡る、

 

旅に出ることが出来ます」

 

 

 

 

 



 

瀬織津姫「…菊理媛…ですね…」









あ「はい…。


それで、あの、もし…、


差し支えなければなのですが、



何か菊理媛について、


知っていること、


教えて頂けることなどは、


ありますでしょうか…?」









瀬織津姫「…この六甲の地には、


私と同じように、


菊理媛も祀られています。



そのことも含めて、


私と菊理媛が、


よく同一視されていることは、


ご存知でいらっしゃいますか…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「そ、そうなんですか?

 

すみません、無知で、


全然知らなくて…」

 

 

 

 



 

 

瀬織津姫「彼の者も私と同じく、

 

人の歴史と深く歩みを、


共にしてきた者…。

 

 

しかし私よりも、


もっと奥深く、


人の歴史の影を受け入れ、


今もまだ歩みし者…。



その存在の歴史を呼び起こし、


再び辿ることは、


 

必ずや多くの人々の、


そして多くの魂の、

 

救済となることでしょう…」

 

 

 

 

 

 



…。

……。

………。

…………。

 

 


 

 

 


 

『私と同じく、

 

人の歴史と深く歩みを、


共にしてきた者』…。

 



 

『しかし私よりも、


もっと奥深く、


人の歴史の影を受け入れ、


今もまだ歩みし者』…。










かつての、


『歴史の闇に葬られた女神』、


瀬織津姫は、

自らと同じように、


しかし、





『今もまだ歴史の闇に葬られている』、


もう一柱の、


女神の存在を明かした。

『菊理媛』。





『生と死を司る伝説の女神』を巡る旅は、


時空を越えた、


人の歴史と神の世界が融合し、





新たなる未来へと、


歩みを進めていく。


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