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菊理媛像の前から、荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと菊理媛を巡る旅』。

※これまでのお話はこちら☆

1話目. 新たなる旅の始まり

2話目. 謎多き女神ククリヒメ?

3話目. たった二行の女神

4話目. 伝説の神の別れ

5話目. 閲覧注意!

6話目. 黄泉の国の魔物

7話目. 黄泉守人の出現

8話目. 荒川祐二、穢れる

9話目. 瀬織津姫の登場

 

 

 

 

 

 

 

『経験』。

 

 







それは時として、

 

人生を生きていく上での、

 

財産となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

かつての、


『歴史の闇に葬られた女神』、


瀬織津姫は僕に言った。

『彼の者(菊理媛)も私と同じく、

 

人の歴史と歩みを共にしてきた者』…。

 

 

『しかし私よりも、

 

もっと奥深く、

 

人の歴史の影を受け入れ、

 

今もまだ歩みし者』と…。

 

 

 

 


そして同じように、

 

歴史の闇に封印されたという、

 


その瀬織津姫自身を、


巡る旅を行っていた時、

 

 

 

 


『神話の中に自身を封印してしまっていた、


嘆きの女神』、

 

イワナガヒメは僕にこう言った。

『封印をされたということは、

 

封印をしたものがいる』と。

 

 

 

 

その言葉がきっかけとなり僕は、

 

『日本を代表する神話』古事記が、

 



 

『人』によって、


作られた時の時代背景と、

 

その制作意図を知ることによって、

 

 


 

持統天皇、

 

天武天皇という、

 

瀬織津姫とニギハヤヒの、


封印に関わったと言われている、

 

 

 

 

 

 

大きな2人の存在へと繋がる、

 

手がかりを掴むことが出来た。

 

 

 

 

 

 

あの時と、

 

『今』。

 

 

 

 

 

 

すごく、

 

状況は似ている。

 

 

 

 

 

 

菊理媛という女神は、

 

古事記と並ぶもう一つの日本神話、

 

 

『日本書紀』の中に、

 

たった2行だけ、

 

その姿を現す。

その内容を、


何度も重ねて言うならば、

 

 

 


 

□■□■□

是時、菊理媛神亦有白事。

 

伊奘諾尊聞而善之。乃散去矣。

 

(※イザナミとの永遠の別れを迎え、

 

イザナギが嘆き悲しむ時)

 

このとき菊理媛神が、イザナギに『何か』を言った。

 

イザナギはこれを聞いて、

 

納得し、深く頷き、菊理媛を誉めた。

 

そして、その場を去っていった。

□■□■□

 

 

 

 


これだけ。

 

 

 


 

しかしこれまで積み重ねてきた、

 

僕自身の『経験』に、


照らし合わせるなら、

 

 

 

 



この日本書記というものが、

 

作られた時代背景を追っていくならば、

 

 

 

 

必ず何か、

 

日本書紀の制作者側という、


『人』が、

 

『菊理媛』という存在を、

 

 

 

 

 

 

『謎のままに』、


しておかなければいけなかった、

 

その意図が見えるはずである。

 

 

 

 

 

 

その、

 

意図を追っていくことこそが、

 

 

 

 

 

 

『生と死を司る伝説の女神』、

 

菊理姫の真実へと繋がり、



菊理媛がイザナギに言った、


『何か』の言葉、



そしてその先にある、


この旅の当初の目的でもある、



人の魂の行く末を知るための、


大きな手掛かりとなる。

 

 

 

 

 

 

六甲比命神社での、

 

瀬織津姫さんの言葉から、

 


『何が分からないかが、分からない』という、


謎を巡る上での、



最初の壁を越えられたと、


そう強く確信を持てた僕は、







次に、

 

六甲比命神社から、

 

車で約15分。

瀬織津姫さんが言っていた、

 

この六甲の地で、

 

 

 

菊理姫が祀られているという、


六甲山神社、

 

通称『石の宝殿』に到着した。

小さいながらも、

 

朱色と白が鮮やかなお社の中には、

『白山大権現(※この地に於ける菊理媛の別称)』と、

 

書かれた神札が掲げられており、


『六甲山なのに白山?』と、

 

少しの疑問も湧いてきたが、

 

 

 

 

これまでの、

 

謎に次ぐ謎に比べれば、

 

 

『今更これぐらいの疑問』と思う部分もあり、

 

 

 

 

 

 

それ以上に今は、

 

『菊理媛』が鎮まるこの地に立ち、

 

気持ちが高揚して来るばかりだった。


お社を出て、

少し外に出てみると

晴れ渡る空の下、


 


ふと、

 

気持ちの良い風が吹いた。

『菊理媛』。

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと、


この神さまは、

 

優しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は普段からあまり、


自分の主観で感じただけのことを、


書くのは好まないのだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

今だけは、

 

どうしても書きたくて、

 

伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この『菊理媛』という、


神さまはきっと、

 

どこまでも優しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん神さまはみんな、

 

優しいんだけど。

 

 

『生と死を司る女神』、


と言われている通り、



恐らくこの世のすべての、


生に対する喜びと



その逆の、


死に対する嘆きと、


悲しみを知り、


受け入れてきたからこその優しさを、

 



 



六甲の山に吹く、


優しく、気持ち良い風に包まれながら、







僕はこの、

 

『菊理媛』という、

 

神さまから、


感じている。

 

 

 

 

 

 

僕がいつ、

 

この菊理媛に出会うことが出来るのか。

 

 





それはまだ、

 

分からないけど。

 

 

 

 

 

 

その時はもしかしたら、

 

子どもの頃のような、


純真なだけの魂に戻って、

 

 

ただ、

 

ただ、

 

 

この女神さまに、

 

甘えてしまうのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

いつの日か、

 

父に抱きしめられ、

 

 

深い安心感を抱いていた、

 

あの時のように。

この旅を始めて、

 

いつの日からだろうか。

 

 

 

 

僕は父の死を振り返った時に、

 

あまり涙を流さなくなっていた。

それは決して、

 

父を失った悲しみや、



その存在を、

 

忘れてしまったわけではなく、

 

 

 

 

父の死を経ても尚、

 

今こうして再び、


復活の狼煙を上げて、

 



 

前へと歩むことが出来ていることへの、

 

喜びから来ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

…その時


ふと見上げた空に、

 


父の笑顔が、

 

浮かんだ気がした。

僕自身の魂の成長と、


これまでの経験とともに、



『生と死を司る伝説の女神』を巡る、


この旅は続いていく。

 

 

 

 



 


…しかし、










今のこの高揚した気持ちも、


これまで積み重ねてきた経験も、


魂の成長も、



一瞬で叩き潰されるほどの、



思いもよらない、

 

未来と共に。


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