会場:東建ホール
(名古屋市中区丸の内2-1-33)
※地下鉄『丸の内駅』1番出口目の前
開場:11:00 終演:15:00(予定)
料金:6000円(3歳以下無料)
(※6月30日まで前売り5000円)
スペシャルゲスト:江島 直子
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8/18(土) 広島、
『スサノオと瀬織津姫を巡る旅』出版記念講演&
八百万の神喜劇&石見神楽も、
ぜひ来てね☆
会場:広島国際文化ホール
(広島県広島市中区八丁堀7-11)
開場:12:00 終演:15:45(予定)
料金:6000円(12歳以下無料)
(※7月30日まで前売り5000円)
スペシャルゲスト:石見神楽
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そして今日は、
『スサノオと菊理媛を巡る旅』。
1話目. 新たなる旅の始まり
2話目. 謎多き女神ククリヒメ?
また、夢を見た。
今日見た夢は、
今までと変わっていた。
場所は先日開催した、
父のお別れ会の、
場所だった。
すすり泣く声。
その中心に座る僕。
その時僕は、
まっすぐに父の遺影を見つめ、
ただ、ただ、
涙を流していた。
そうして、
目が覚めた。
枕元には夢で流した分と、
同じだけの涙の痕があった。
どうして夢の中身が、
変わり始めたのか?
その答えはまだ、
わからないけど、
変化していく感情と夢の軌跡を、
眺めながら、
この日も僕らは、
旅に出る。
『ククリヒメ』の語源を、
調べていて、
『あること』がわかりました」
ス「『あること』?」
あ「『ククリヒメ』の語源は、
日本書紀に於いて、
菊理媛が登場するシーンにあります」
あ「『日本書紀』というのは、
何度も申し上げている通り、
『古事記』と並ぶ、
もう一つの日本神話です。
ただ内容は、
ほぼ同じです」
国内向けに天武天皇始め、
皇統の正当性を証明する、
意図が多少でもあったのに対して、
日本書記は、
海外向けに日本という国の、
歴史のあらましを主張するために、
作られたという意図があったと言います。
そのため、
古事記と日本書紀の物語の大筋に、
大差はありませんが、
多少の差異はあります。
その『差異』の一つが、
日本書紀にだけ現れる、
菊理媛の物語…」
ス「………」
あ「菊理媛がその姿を表すのは、
日本書紀の中の、
イザナギさんとイザナミさんの物語…」
火の神『カグツチ』を産んだことで、
大火傷を負い、
死んでしまったイザナミさんを悲しみ、
黄泉の国まで追っていってしまった、
イザナギさんだったが、
その変わり果てた妻の姿を見て、
イザナギさんは逃げ出してしまう。
しかし激怒して追いかけてきた、
イザナミさんに、
黄泉の国の入り口(黄泉平坂)で、
追いつかれ、
口論となってしまった」
ス「…まぁ有名な話やわな…」
あ「ここからです。
古事記にはなくて、
日本書紀にだけはある、
菊理媛が唯一、
その名を現す物語は…。
その物語を僕なりに、
解釈して説明させて頂くと…」
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イザナギとイザナミが、
黄泉平坂(よもつひらさか)で争ったとき、
イザナギが、
「私が妻を悲しみ慕ったのは、
私が弱かったからだ」と言った。
この時突然、
黄泉の国の護り神、
泉守道者(よもつちもりびと)が、
イザナギの前に現れて言った。
「イザナミ様からのお言葉があります。
『私はあなたと、すでに国を生みました。
なぜにこれ以上を求めるのでしょうか。
私はこの国に留まりますので、
ご一緒には還れません』」と。
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あ「『この次』です。
菊理媛が、
その姿を神話の中に現します」
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次にイザナギの前に現れた、
『菊理媛』という神が、
イザナギに『何か』を言った。
イザナギはこの言葉を聞いて、
頷き、深く納得し、
菊理媛をほめられた。
そしてイザナギは、
その場を去っていった。
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是時、菊理媛神亦有白事。
伊奘諾尊聞而善之。乃散去矣。
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あ「この『たった二行の言葉』以降、
菊理媛は神話の中にも、
全く姿を現しません。
でも菊理媛をご祭神として祀る、
『白山神社』は、
全国に約2700社もあります。
それだけの数を誇る女神なのに、
誰も、
その正体を知らない…。
謎があまりにも深すぎて…」
ス「………」
あ「今分かっていることは、
『ククリヒメ』という言葉の語源は、
一説によると、
この時菊理媛が、
イザナギとイザナミの間を、
取り持った(縁を括る)のではないか、
という所から来ているらしい、
ということだけです。
それ以外のことはまだ、
全く何もわかりません…。
だから当事者でもある、
イザナギさんに、
お話を聞いてみようと思って…」
ス「それもあっての今日の、
伊弉諾(いざなぎ)神宮か…」
あ「…はい」
一体、何を言ったのか?
そして、
イザナギはなぜ、
菊理媛を誉めたのか?
今までに何度も、
訪れたことのあるこの淡路島の地で、
…イザナギとイザナミ。
かつて共にこの国を、
そして多くの神々を産み、
しかしその過程で、
運命の歯車の狂いによって、
永遠の別れを強いられることとなった、
今も続く、
悲しき夫婦の物語。
僕らを連れていこうとしている。
会場:東建ホール
(名古屋市中区丸の内2-1-33)
※地下鉄『丸の内駅』1番出口目の前
開場:11:00 終演:15:00(予定)
料金:6000円(3歳以下無料)
(※6月30日まで前売り5000円)
スペシャルゲスト:江島 直子
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【8/18(土) 広島 『スサノオと瀬織津姫を巡る旅』出版記念講演&八百万の神喜劇&石見神楽☆】
会場:広島国際文化ホール
(広島県広島市中区八丁堀7-11)
開場:12:00 終演:15:45(予定)
料金:6000円(12歳以下無料)
(※7月30日まで前売り5000円)
スペシャルゲスト:石見神楽
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