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荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと菊理媛を巡る旅』。

(※今日のお話は少し怖いです)
※これまでのお話はこちら☆

1話目. 新たなる旅の始まり

2話目. 謎多き女神ククリヒメ?

3話目. たった二行の女神

4話目. 伝説の神の別れ

 

 

 

 

 

 

ス「…ホンマに行くんか?」

 

 

 

 

 

 

あ「…はい」

 

 

 

 

 

 

神妙に問いかけるスサノオさんに、

 

僕は小さくとも、

 

ハッキリとした口調で言う。

 

 

 

 

 

 

あ「未知の世界を知るためには、

 

未知の世界へと足を踏み入れる勇気を、

 

持たなければいけません。

 

 

…例えそれが、

 

黄泉の国の入り口であろうとも…

 

 

 

 

 

 

そんな会話を経て、

 

僕らが向かったのは、

 

島根の地。

飛行機が着く頃には、

 

もう日が暮れかかっていた。

 

 

 

 

 

 

出雲空港から、

 

車で約50分。

 

 

 

 

 

 

まず僕らが向かったのは、

 

イザナミさんの鎮まる、

 

『揖屋神社』。

通常イザナミさんが祀られている場合、

 

イザナギさんと同時に祀られていることが多く、

 



 

その多くが、

 

『夫婦円満』や『家内安全』のご利益を持つ、

 

神社が多いのだが、

 

 



ここ揖屋神社に関しては、

 

イザナギさんとは別の形で、


イザナミさんが祀られている。

僕らが島根に来た一番の目的は、

 

この揖屋神社の近くにある、

 



 

『黄泉の国の入り口』と言われている、

 

黄泉比良坂を訪れるために来たのだが、

いつも同時に訪れるこの揖屋神社の地からは、

 

イザナミさんの終わることなき、

 

深い悲しみを感じる。

日も完全に暮れかかり、

 

本来神々も眠りにつく頃なのだが、

 





 

僕はこの地には、


敢えてこの時間に、


来なければいけないと、


思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『黄泉の国で一体、

 

イザナギさんとイザナミさんに、

 

何があったのか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

そのことを本質的に知るためには、

 

いつもの昼ではなく、

 

 

漆黒の闇に包まれた、

 

この地の姿も見ておかなければいけない。

 

 

 

 

 

 

 

そしてそこに一体、

 

何が映るのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

それをこの目で、

 

確かめなければいけない。

 

 

 

 

 

 

 

だから僕は、

 

無理を通して、

 


この時間に、

 

この地を訪れた。

闇に包まれ始めた揖屋神社は、

 

もちろん人の気配などなく、

 

聴こえてくるのは、

 

 

不気味な鳥の鳴き声と、

 

コウモリが羽ばたく音。

僕のことを心配するように、
 

小春、影狼、ひなたが、

 

僕にピッタリと寄り添うように歩き、

 

 

 

 

そうして僕らは、

 

揖屋神社の本殿の前に立った。

ご神体である鏡の前に立ち、

 

感じるのはやはり、

 

 

終わることのない、

 

闇の中に、

 

その身を投じざるを得なかった、

 



 

イザナミさんの嘆きと悲しみ。

 



 

そのことを思いながら、

 

改めて参拝をすると、

 


そこに…?

 

 

 

 

 

 

 

 

『この国の始まりの女神』、

 

イザナミがその姿を現した。

イザナミ「荒川さん…、スサノオ…。

 

…どうしてここに…?」

 

 

 

 

 

 

あ「…こんな時間にお邪魔して、

 

すみません…。

 

 

今『菊理媛』という神を巡る旅を、

 

させて頂いています。

 

 

その中でもしかしたら、

 

イザナミさんはご存知ないかもしれませんが、

 

 

かつてイザナギさんとイザナミさんが、

 

黄泉比良坂で永遠の別れを、

 

せざるを得なくなったとき、

 

 

菊理媛がイザナギさんに、

 

『何か』を言ったというのですね。

 

 

その『何か』の答えを知りに、

 

僕らはこの地にやってきました

 

 

 

 

 

 

イザナミ「………」

 

 

 

 

 

 

あ「この後僕らは、

 

黄泉の国の入り口である、

 

黄泉比良坂へ向かおうと思っています。

 

 

その前にもし…、

 

イザナミさんが何か、



知っていらっしゃることがあれば、

 

教えて頂けたらと思って…

 

 

 

 

 

 

イザナミ「………」

 

 

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

 

イザナミ「………」

 

 

 

 

 

 

あ「…イザナミさん…?」

 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 

 

 

イザナミ「…いやっ!いやっ!!

 

いやっ!!来ないでっ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

僕のその言葉と同時に、

 

無数のヘビが突如として、

 

イザナミさんの周りに現れ、

ス「母ちゃんっ!!!!」

 

 

 



 

同時にその魂を、

 

瞬時にどこかへと、

 

連れ去っていってしまった。

イザナミさんの気配が遠ざかっていく中、

 

微かな言葉が脳裏に響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イザナミ「…たす…けて…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一体何が、

 

起こってしまったのか?

 

 





混乱の中、

 

恐ろしい世界に足を踏み入れようとしている、

 

自らの運命に戦慄を覚えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし…、

 

もう…引き返すことは出来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと菊理媛を巡る旅』は、

 

今までにない、

 

 

闇と魔の恐怖が迫る中、

 

次なる未来へと、

 

僕らを導いていく。


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