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荒川祐二&Teamスサノオです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよあと、


5日☆ 

 

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8/18 広島で開催の、

『スサノオと行く 瀬織津姫、謎解きの旅』出版記念講演&八百万の神喜劇&石見神楽☆

ぜひ来てね☆
開催日:2018年8月18日(土)

会場:広島国際文化ホール

(広島県広島市中区八丁堀7-11)


開場:13:30 終演:16:15(予定)

料金:6000円(15歳以下無料)

スペシャルゲスト:石見神楽

 

※参加申し込みはこちらから☆

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『スサノオと菊理媛を巡る旅』。

※これまでのお話はこちら☆

1話目. 新たなる旅の始まり

2話目. 謎多き女神ククリヒメ?

3話目. たった二行の女神

4話目. 伝説の神の別れ

5話目. 閲覧注意!

6話目. 黄泉の国の魔物

7話目. 黄泉守人の出現

8話目. 荒川祐二、穢れる

9話目. 瀬織津姫の登場

10話目. 菊理媛の風

11話目. 生と死を司る女神とは

 

 


 

 

 

 

お盆の季節が続く中、

 

今日僕らは、

 

父のお墓参りに来ていた。

お墓参り自体は、

 

毎月一度は必ず来ているのだが、

 

 



今菊理媛を巡る旅に出ているが故に、

 

今日は普段気にならないことが、

 

疑問に思えてきた。

 

 

 

 

 

 

あ「スサノオさん」

 

 

 

 

 

 

ス「ん?」

あ「素朴な疑問を聞いてもいいですか?」

 

 

 

 

ス「?」

あ「それは多分、『孤独なうどん』や。

 

最近のボケは無茶が過ぎるぞ」

 

 

 



 

ス「(笑)

 

何や?(笑)」

 

 

 

 

 

 

あ「家の親のお墓もそうなんですが、

 

どうして日本のお墓って、

 

山にある場合が多いんですか?

ス「なんでそんなことが気になる?」

 

 

 

 

 

あ「いや、何となくなんですけど…」

 

 

 

 

 

ス「ええ心掛けや。

 

ええか?

 

神の正体や答えを知るためには、

 

『疑問を疑問のままに置いておかない』こと。

 

 

日常の何気ない、

 

『あれ?そういえばこれ何なんやろう?』、

 

っていうふとした疑問に対して、

 

 

そのままにせずに、

 

聞いたり、調べてみる。

 

 

そうすれば必ず何かしらの形で、

 

神の真実へと繋がることが出来る」

 

 

 

 

 

 

あ「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

ス「それで、

 

『なぜ日本の墓は山に多いのか?』って、

 

話なんやけど、

 

 

古来人は亡くなってから、

 

その地域一帯の守り神になると、

 

言われていてな。

 

 

広くその地域一帯を見渡せるように、

 

人の住む集落よりも、

 

高い場所に墓を作ったというのが、

 

最初やわな

 

 

 

 

 

 

あ「はぁー、そうなのですね。

 

知らなかった…」

 

 

 

 

 

 

ス「『疑問を疑問のままに置いておかない』ために、

 

敢えて聞くけど、

 

 

そもそもなんでそれが、

 

気になった?」

 

 

 

 

 

 

あ「…そもそも、ですか?

 

 

…菊理媛について、

 

色々調べていく中で、

 

一つのことが分かったんです。

 

 

それは菊理媛は、


『山の神』でもある

 

 

 

 

 

 

ス「ふむ。

 

『山の神』と言えば、

 

もう既にいてるけど?(笑)

 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「呼んだかー!!」

あ&ス「………。

 

いえ、別に呼んではいないのですが…。

 

(そうか…、


山ならそりゃいてるわな…)」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「罪な男!

 

オオヤマ『ツミ』、見参!!『ツミ』!!

 

ワハハハハハッ!!」

 

 

 

 

 

 

あ&ス「(どうしよう…。

 

物凄くめんどくさい…)」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「で?ワシに何の用じゃ?

 

ん?ん??んん????

 

 

 

 

 

 

ス「(おい、めんどくさいから、

 

何か聞いとけ…。


面白いからついでに、


『あれ』も言っとけ…)」

 

 

 

 

 


 

あ「(え~…)

 

…あの、今実はスサノオさんたちと、

 

菊理媛を巡る旅に出ていて、

 

 

『握り』でも何か、

 

知っていることがあれば…

オオヤマツミ「ひと『ニニギ』ー!?!?」

あ&ス「簡単に引っ掛かるな!」

 

 

 

 

 


 

オオヤマツミ「ワッハッハッハ!!

 

冗談じゃ!冗談っ!!


ワシは心の広い『罪』な男!!

 

オオヤマ『ツミ』!!

 

 

 

 


 

 

あ&ス「(この親父、本当にめんどくさい…)」

 

 

 

 

 

 

あ「……。


…あの、オオヤマツミさんは、

 

『山の神』ですよね?」

 

 

 


 

オオヤマツミ「そうじゃが」

 

 

 

 

 

 

あ「同じ『山の神』とされている、

 

菊理媛さんのことは、

 

何かご存知だったりしますか?」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「…菊理媛…のぅ…。

 

確かに同じ山の神ではあるが、

 

決して同じではない

 

 

 

 

あ「どういうことでしょう?」

 

 

 

 

オオヤマツミ「ワシは山の神の中でも、

 

山々全体を統括する神での。


 

それが故に、

 

山から生まれる農業、鉱業はもちろん、

 

漁業に至るまで、

 

様々な神徳を持っておる」

 

 

 

 

あ「な、なるほど…。

 

(実は凄い神様なんですね)」

 

 

 

 

オオヤマツミ「何か言ったかの?」

 

 

 

 

あ「…いえ…」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「かたや、菊理媛。

 

彼の者は、

 

『山全体の神』と言うよりも、

 

 

『白山の神』という、

 

特定の山の神であると考えた方が、

 

想像が付きやすい」

 

 

 

 

 

 

あ「…そ、そうか、そうですよね。

 

僕が調べていた中でも、

 

白山神社のご祭神のほとんどが、


菊理媛であり、

 

 

白山という山が、


実際にあることを考えると、



『白山という山の化身(神さま)が菊理媛』

 

ということなんだろうなと、

 

理解が出来ます。

 

 

でもじゃあなぜ、

 

菊理媛が『生と死を司る女神』、

 

『生まれ変わりの女神』と言われているのでしょう?

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「…お主は、

 

白山の前に、

 


『山』というものが、

 

古来どのような形で、

 

人々に信仰されていたかを知っておるかの?

 

 

 

 

 

あ「…いえ」

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「山というものは古来、

 

多くの生命を育み循環し、

 

人々に恵みをもたらす、

 

『神の住み処』と言われていた」

あ「は、はい…」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「その『神の住み処』である、

 

山に入るということは、

 

『神の体内に入る』という、

 

ことでもある」

 

 

 

 

 

 

あ「…はい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「そしてその、

 

『神の体内』である山の山頂は、

 

天へと続く道であり、

 

 

人は死して魂となり、

 

山の山頂から天へと、

 

昇っていくとされていた。

 

 

同時に生きている人にとっても、

 

山頂を目指してその山へと登り、



神の頂に達して、


帰ってくることで、


心身が清らかになり、


 

『魂から生まれ変わることが出来る』と、

 

古来人々は信じていた」








あ「山頂に登って、


帰ってくることで生まれ変わる…」 








 

オオヤマツミ「そう。


山道が『産道』であると言われるのは、

 

これを由来としてのことじゃの」

 

 

 

 


 

 

 

 

あ「その信仰の象徴が…、

 

菊理媛…」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「そういうことじゃの。

 

北陸地方にそびえる、

 

 

日本三大霊山の一つ、

 

『白山』」

オオヤマツミ「『美しき白きあの山に、

 

登って降りてくることで、

 

真っ白になって、


生まれ変わることが出来る』。

 

 

その『白山信仰』が広がり、

 

今や全国約2700を誇る、

 

菊理媛を祭神とした、

 

白山神社が全国に広がっていった」

オオヤマツミ「ワシから語れるのは、

 

それくらいかの。

 

 

後はお主の力でしっかりと、

 

歩みを進めていくが良い」

 

 

 

 

 

 

あ「オオヤマツミさん、

 

ありがとうございます…。

 

本当にありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

オオヤマツミ「構わん構わんっ!

 

ワシは器の大きい『罪』な男!!

 

オオヤマ『ツミ』!!

 

 

 

 

 

 

ス「ニニギ…(ボソッ)」

オオヤマツミ「ニニギーっ!?!?怒」

あ&ス「器デカいんちゃうんかい!!」

 

 

 

 

 

 

…。

……。

………。

…………。

 

 

 

 


 

小さな手がかりや疑問を、

 

そのままにせず、

 

 

まっすぐに向き合ってみることで、

 

少しずつでも糸をたぐり寄せるように

 

見えてくる未来がある。

 

 

 

 

 

 

生まれ変わりの象徴である、

 

『美しき白き山、白山の女神』、

 

菊理媛。







おぼろげながら、

 

その輪郭が見えてきたような気がするとはいえ、

 

 



 

 

しかしまだ、

 

その正体に近付くためには、

 


何かが足りない…、


…ような気がする…。

 

 

 

 

 

 

一体何が足りないのか?

 

 

 

 

 

 

『生と死を司る』、


伝説の女神を巡る、

 

僕らの旅は続いていく。


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8/18 広島で開催の、

『スサノオと行く 瀬織津姫、謎解きの旅』出版記念講演&八百万の神喜劇&石見神楽☆

ぜひ来てね☆
開催日:2018年8月18日(土)

会場:広島国際文化ホール

(広島県広島市中区八丁堀7-11)


開場:13:30 終演:16:15(予定)

※開場時間が当初の12時から変更になっていますので、ご確認ください。


料金:6000円(15歳以下無料)

スペシャルゲスト:石見神楽

 

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日時:2018年8月31日(金)
19:00~21:30(開場18:30より)

会場:大阪府大阪市北区梅田3-1-3ルクア イーレ9F梅田蔦屋書店4thラウンジ 
定員:80名

※詳細&参加申し込みはこちらから☆

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