みなさん、こんにちは♪
心理カウンセラー・セラピストの澤田 じゅんです。
私が癒しを始めた頃、
なんだか母の人生を反芻しているような感覚がありました。
それは世代間連鎖している、(それまでは全く気付かなかったけれど)
さまざまな信念を(知らず知らずのうちに)受け継いで生きてきて、
反発していて反対のように生きてきたように思うけれど、
それらは色濃く私の中にあり、
それはあたかも母(や祖母)のように生きていました。
そこから少しずつそうした信念から解放されて
(すべてではないけれど)
”今”を生きる”わたし”があるのですが、
今回ご紹介するのは、
世代間連鎖するトラウマのエネルギーを少しずつ解き放ち、
自分を取り戻していった50代の女性のお話です。
(セッションの経過、内容などTさん許可をいただいて掲載させていただいております)
Tさんは
機能不全家族で、祖父や父の怒りの感情などが、
お母さんに向いているのを見て育ってきました。
今でゆうと、いわゆる『毒親』と言ってもいいのかもしれません。
相手の顔色を見て、相手の気持ちが優先で、
自分の気持ちがわからなくなるくらい、心を切り離して生きてきたTさんが、
少しずつ、ほんとの意味で、自分を取り戻し、
何もしなくても、何もできなくても、『ただ、ここにいるだけでいい』と感じれるようになった
9ヶ月を振り返ってくれました。

*~*~*~* *~*~*~* *~*~*~*
10月になりやっと本当に何にもくっつかず背負うことなく、私だけの気持ちで一日を過ごすことが出来ている実感があり、今までずっと変えたいと思ってきた生き方を変えて、これから先、生きていける気がしてきました。
まだまだわかりませんが、今まで生きてきて初めて重苦しいものがなく、すっきりクリアに周りが見えます。
私の育った環境は機能不全家族といわれるもので世代間境界のない共依存家庭だったと思います。
三世代同居の田舎の『本家』で、『跡取り』と言う言葉が生きている家でした。
私は三姉妹の『長女』だったので、周囲の大人から幼い頃から、
『親の面倒をみろ』『家を守れ』『私の役に立て』『周りに恥ずかしくないことをやれ』
など様々な欲求を上から被せられ、虐待という言葉も当てはまるようなことが平然と続く環境でした。
母は私に幼少期から『愚痴』を聞かせ続け、大人びた子どもだった私は、『母だけは守らなくては』と思ってました。
いつも大人の顔色を見て、どうすれば一番安全に暮らせるかを探して生きてきました。
いつも上から声がして、『そのままではダメ。もっと頑張らないと。』
いつも自分の気持ちなんてわからなかったし、私は自分を上から見ていました。
私の気持ちは認められなかったし、大人のいうことしか正しくなかったから。
そんな自分はおかしいのだとも思っていたけれど、なんとか普通に暮らせるようにふるまってました。
『親より長生きしたくない』『先なんて何もない』と、いつも思ってました。
大人になり結婚して、子どもがうまれ、必死で子育てして、自分のような子どもにだけはしたくないと、思っていました。
『暖かい、穏やかな家庭』 それだけを望んでいました。
子どもも大きくなり、祖父母が亡くなり、親が年老いてきた頃には今まで以上に私の中で問題が大きくなり、
カウンセリング、病院受診とやってみましたが 結局途中でやめてしまいました。
自分なりに色々とやってはみたりしましたが、上手くいかず、
そうしているうちに父が認知症になり両親との関わりに限界が来て、
家族から、「もうそこから離れないとダメ」といわれて、
そうすることが本当にいいことなのか、、自分では判断出来ず、
確かめたい気持ちで、先生のセッションを初めて受けたのが一月の末でした。
初めてのセッションで今までの経過を話して、先生から自律神経を整えるワークを教えてもらって
『ここを離れてもいいの?』と聞いたら
『あなたはどうしたいですか? あなたがそうしたいなら、そうしたらいいんです』
そう聞くと、(離れたいと思っていた心の一部が)許可をもらったような気持ちになり、魔法が解けたみたいに、それからの帰り道は家に帰るのが怖くなってきて、家に着くと、もう恐ろしくて、母が鬼に見えて、悪いオカルト映画みたいだと思いながら、逃げるように夫と夫の住む大阪に行ったのを覚えています。
自分でも信じられなかったけれど、私自身が否定して認めなかったものが出てきたんだろうと、今は思えますが、
その時は分からなくてパニックになったと思います。
それから、セッションの中で自分の中の感じてなかった気持ちや、幼い頃からのくり返してきたパターン、染み付いた思考の偏り、私の中にいる(傷つき、恐れて、痛みを抱えている)様々な子ども達をみたり、自律神経を整えるワークなどを色々とやったと思います。
私は自分の中に、『怒り』があったことをわかりませんでした。
実家にまつわる事になると、突然起こるいろんな感情の渦を、どうしてそうなるのかを理解できていませんでした。
少しずつセッションを通して、それらがわかり、身体もそれに応じて楽になっていったと思います。
いつもいつ起こるかわからないことに不安や怖れをのせて緊張していた身体が、
そこを離れた事で、緩んで『安心、安全なところで過ごせている』ということが理解できるように
少しずつなっていったと思います。
今までいつも身体が緊張していて肩こり、全身の強張り、手足の冷感が常にあり、夏でも素足でいられなかったのが、
だんだん緩んで温かくなり、肩こりもなくなり、呼吸も楽にできるようになりました。
息をして、ゆっくりいるということが初めてわかった気がしています。
いつも頭の上にあった重苦しいものがなくなり、上からの声も聞こえなくなりました。
罪悪感、虚無感などが常にあって、いつも頑張らなくては何もできないような感覚がなくなり、
少しずつ、何もしなくても、何もできなくても、『ただ、ここにいるだけでいい』という気持ちになってきました。
マインドフルネスとかでよくある、『いま ここにある』ということが、
やっと最近になってわかってきたと思います。
知識で知っていても、それを自分の中に根付かせることは、とても大変なことなんだと思いました。
頭で理解したつもりでも結局、頭ではわかることはないんだという感じです。
ずっとなんとかしなくては生きていけないと思っていたけれど、
でも(なんとかしなくても)何とかなってきたので、本当の心の底では、
「まだ大丈夫、なんとかなる」とすこし甘い気持ちで自分を見ていたところもあったけれど、
やはりそれではどうにもできなくて、セッションを受けて六ヶ月くらいで
やっと本当に全てを、諦めて手放すしか、もう先はないんだなぁと思い切れました。
それからも色々ありましたが、最近の一か月くらいで落ち着いてきたと思います。
自分の中に否定したり、あってはならないと見なかったりしていた部分が出せて、認められて、無理せずにそのまま居られるようになってきた感じがします。
いつも周りの人たちの意向を機嫌をとって、自分の動くべきところを決めてきた様な人生だったのだろうけれど、
それが幼い頃からの当たり前だったので、それをどうしたら変えられるのかは本当のところわかりませんでした。
トラウマとか環境とかそんなもののせいにしたくはなかったし、
そんなものに振り回されている弱い自分も認めたくなかったのだと思います。
でも否定しても、認めなくても、あるものはあると、
私が思うことよりも身体が教えてくれたり、私ではわからない何かが教えてくれて、少しずつ自分を見られるようになって、今までしていた思考のパターンをゆっくりすこしずつ変えていくことができて、いろんな思いが交錯してパニックになったりしながらも、
周りの夫や子どもたちにも助けられて、自分のことだけをみれるようになって、やっと9ヶ月が経ち、
今ここにいる自分を感じられる様になりました。
自分を優先することは悪みたいに思っていたけれど、それは思い込み、育ってきた環境のせいと、ゆっくり思える様になり、今の私が一人でゆっくりと息をしてのんびり生きていいんだと、思えるようになりました。
まだまだ先はわからないし、何が起こるかもわからないけれど、
思考は捨てて、目の前の小さな一つのことを大切に、
右足を出すとか お茶を淹れるとか 決めたことは気分に関係なくやるとか
そういうことからやっていって穏やかな気持ちで過ごせるように、
何かあったらその時に考えるというスタンスでやっていけたらと思えるようになりました。
このセッションのおかげで長い間抱えてきた課題をクリアして先に進める気がします。
このタイミングで先生のセッションを受けたことは そうなる様にできていたと、
こんな歳になってからしか始められなかった事にも意味があるんだろうと、
そういう風に思いながら、やっていこうと思います。
先生には会えて本当によかったと思っています。ありがとうございました。
とってもおしゃれで可愛らしいTさん。
Tさんは幼少期からずっと自分よりも家族のことを気にかけ、
『みんなが幸せで平穏でないと 私も幸せでない』と感じていました。
(統制の所在が自分でなく、他者や環境にあり、いつも振り回されやすい状態)
体はいつもサバイバル状態で焦燥感があり、
心臓はドキドキしやすく、手足は冷たくて、低体温でいらっしゃいました。
(おそらく自分には手に負えない状況にずっとあって、背側の温存モードで生きてきたのかもしれません)
(背側温存モード:最低限の機能だけで動き、エネルギーを温存して生きようとしている状態)
そして初めてセッションルームに来た時は、
幼少期からずっと我慢していた、押し隠してきた恐れが出てきていて、
(家族や家、母に対して、その中で起こったできことに対して)こんなにも怖くて嫌だったんだ、、、と気づいたところでした。
お母さん(今まで背負わされてきた家系の重荷)から離れたい、NOを言いたい部分と、
母を思うと、どんよりしんどい気分になるのに、離れられない、
『不幸な母は自分の一部』と感じていて、そこから離れることに罪悪感を感じている部分があって、
その相反する二つが葛藤していて、
今まで心の奥深くに押し隠していたものが溢れ出て、パニックにもなりやすい状態でした。
そういった状態だったので、まずは神経系や心の土台を整えるところから始まり、
少しずつ自分に優しさを向けたりすることに慣れたり、
安全や守られている感覚を感じるごとに、自分の力が養われていくよう、サポートさせていただきました。
グラウンディングタッチなどで神経系を整えることをまずは大切に、
心理教育を含め、
自分と他者とのバウンダリーワークや
神経系や筋肉層に残っている怒りを解放するワークをしたり、
傷ついている子(インナーチャイルド、パーツ)の声を聞き、
その子たちと対話をし、修復する作業などをしていきました。
そうしたセッションを通して、
自分の気持ちがわからない、、そんなところから、
心と体を切り離して、恐れや怒りを感じないようにしていたところから、
青い空がちゃんと目に入ってきて、今ここにいる感覚を人生初めて感じ、
今までは通り過ぎていた景色が ちゃんと目にも心にも入ってくるようになって、
それを見て美しいと感じて、深い呼吸が出るようになってきました。
そしてそんな小さなことで 幸せを感じるようになって、
体も温かく感じるようになった、、、
そんなプロセスがこの9ヶ月間にありました。
セッションとセッションの合間にも私の伝えたグラウンディングタッチをしてくれたり、、
ゆっくり遠くの空を見たり、散歩をしたり、
時には、Tさんご自身が痛みを抱えているパーツたちと対話したりと
セッションでの気づきや学びを実践してくれたからこそだと思います。
これからもサポートをさせていただく予定ですが、
少しずつTさんがTさんらしく、本来の輝きを放っていけるように、
自由でこのままの私で
足すことも 引くことも しなくていい
そんな ありのままの 「わたし」を 体現していくお手伝いができたらと思っています。
同じような経験をした方もいらっしゃるのと思うので、
Tさんに掲載を許可いただいたこと、本当に感謝しております。
感想を読まれた方の心にも、何か希望の光が灯りますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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