ソウルメイト・ドラゴン㉑ 大きく変わる未来のために | 立ち止まったハートが前進する!未来が視える奇跡リーディング

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ソウルメイト・ドラゴン ① 天命を載せた龍

ソウルメイト・ドラゴン② 私は龍の背中に乗る

ソウルメイト・ドラゴン③ 運命は「もし・・・」を超えた積み重ね

ソウルメイト・ドラゴン④未来は過去を手放した「今」から開かれる

ソウルメイト・ドラゴン⑤ 星が私を導く

ソウルメイト・ドラゴン⑥ 一見ネガティブな出来事にでさえ、最善の未来がある

ソウルメイト・ドラゴン⑦ 私は皆に応援されている

ソウルメイト・ドラゴン⑧ この結婚生活は、仮面夫婦でセックスレス

ソウルメイト・ドラゴン⑨ あきらめが明らかに改まった時、光が見える

ソウルメイト・ドラゴン⑩ 運命という龍に選ばれここに来た

ソウルメイト・ドラゴン⑪ 神様が用意した束の間のドルチェヴィータ

ソウルメイト・ドラゴン⑫ 愛を言葉で伝えたい

ソウルメイト・ドラゴン⑬ 幸せは与えられるものではなく、自らが作り出すもの

ソウルメイト・ドラゴン⑭ あなたは本物のソウルメイト

ソウルメイト・ドラゴン⑮ 女のプライド

ソウルメイト・ドラゴン⑯ 人は誰かにコントロールされるのを、本能的に嫌う

ソウルメイト・ドラゴン⑰ 小我を手放した時、大我は姿を現す

ソウルメイト・ドラゴン⑱ 私がここにいる意味は、きっときっとある

ソウルメイト・ドラゴン⑲ 今いる場所で、私ができることは

ソウルメイト・ドラゴン⑳ 愛されていることに、自信がありますか?

 

家茂様は遺言を残していた。

どこかでご自分の死期が近いことを悟っていたのかもしれない。

次期将軍とし、家定様の従弟である田安亀之助を名指ししていた。
私達大奥の人間も、彼を後継者にすることを強く望んだ。

しかし彼が後継者になることは、叶わなかった。
亀之助はわずか四歳だったからだ。

彼を後継者として育てる時間が足りなかった。

足りなさ過ぎた。

 

もし、彼がもっと年を重ねていたら 

もし、家茂様が長く生きていたら
もし、家茂様と和宮様にお子が生まれていたら

人生はいくつもの、もし、の積み重ねを裏切って出来ている。

だがもし、をいくつ数えても現実は変わらない。

幼い将軍候補が決まっていたとはいえ、この大きな時代のうねりに、何の役にも立たない。
ここでも時代は私達に背を向けた。


家茂様亡き後の将軍は徳川最後の将軍、一橋慶喜様が徳川慶喜様、と名を改め、十五代将軍として後を継ぐことになった。
慶喜に様などという敬称はつけたくない。
彼の人間性は、ほとほと私に合わなかった。
彼が徳川を終わらせる役割があり、歴史に登場したことは認めよう。
新しい時代を開く橋渡しの役割をしたことは、感謝しよう。
だが彼は一人の人間としても、男として受け入れることはできなかった。
人には相性というものがあるが、よほど私と合わなかった。
彼は自分を守るため、いつも壁を作り大奥や女を見下した態度を取り続けた。
最後まで大奥に来なかった。


来ないのはいっこうに構わないが、女が男よりも低い存在だという態度を取り続けたのが気に入らない。

女を見下す男。

反対に言うと、女を恐れていた男。

女の恐ろしさを無意識に知り、敬遠していた男だ。

人は自分が恐れるものを嫌う。

彼にとって大奥は見下しながらも恐れていた存在だった。

慶喜のような男は多い。
しかし将軍、という国を守る地位についた男がそんな態度を取ると周りに大きな影響を与える。
彼のやり方は他の男達に、女は自分より下だ、という態度を取っていい、と勘違いさせた。
男に見下されるのが当然という洗脳や呪縛を受けた女達は、仕方ないとあきらめ甘んじ受け入れ、忍耐と我慢を強いられた。
国は開かれても、この国の女達の自由や自立は長く閉ざされた。
 

皮肉なことに彼が徳川幕府を終わらせたことで心ならずも、大奥という閉ざされた世界は開かれ、私達は自由になった。
私は身も心も自由になった。
終わらせることで、自由になれる。
それは、終わらせたからわかったことだ。


だが慶喜が将軍を継いだこの時点では、まだわからなかった。
人は持ちづつけていたものを手放す時は、大きな葛藤と恐怖を抱く。
私もそんな一人だった。

家茂様が亡くなった翌年、同じ年に亡くなった孝明天皇の後を継ぎ、天皇のお子様の祐宮様が十四歳で天子の位を受け継ぎ、明治天皇となられた。
新しい天皇は、叔母である静寛院宮様に京都に帰るよう、交渉を進めていった。
私はそれを聞き、正直寂しかった。

しかしそれが静寛院宮様の幸せのためであることも知っていたので、賛成した。
私は彼女が故郷である京に戻りたいのであろう、とばかり思っていた。
しかし、彼女は動かなかった。

彼女は純粋で、私以上に自分が譲位の為に徳川に嫁いできた、という役割を強く背負っていた。

その思いを託された兄の孝明天皇が亡くなった後、状況は変わったことも見極めていた。
明治天皇は「公武合体」ではなく、幕府から政権を取り戻し天皇が政をして、この国を変えることを望んでいた。
そのことを知った静寛院宮様は、心を痛め泣いた。

泣き続ける彼女を、ただただ抱きしめるしかなかった。

 

「変わらないものなど、何もないのです。
龍は新しい扉を開こうとしています。
私達は、その龍の背に乗っています。
龍が私達を、新しい時代へと運びます。
もうじき私達も成すべきことがわかるでしょう」

そう伝え、自分に言い聞かせていた。

誰がこの国のトップになっても、かまわない。
自分の感情、という小我は手放しこの国の未来のために大我を見よう。
戦う男達のように血を流すことなく、平和な未来を手にするために。
その為に、私達ができることは何だろう、と日々考えた。

 

今、この国は変わろうとしている。
国を閉じ、長く眠っていた龍が目覚め動き出そうとしている。
私や家定様、静寛院宮様を運んだ龍は、今一度大きな力を持ち、変わろうとしている。
今まで動かなかったことが動くのだから、大変なことになるだろう。

大変、とは大きく変わること。
変わることは、悪いことではない。
変わることをみなが求めているから、時代は変わる。
一人一人の変わりたい思いが、この国の扉を開く。

私は静寛院宮様を抱きしめながら、グッと強く手を握りしめた。
変わるのだ。
時代の流れを読んで、その波に乗るために大きく変わるのだ。
変わるために何ができるだろう。
私は何をすればいいだろう、

 

「大きく変わる未来のために、私が成すべきことを教えて下さい」

家定様に手を合わせ、祈った。

答えはきっと、ある。

 

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変わるのは、怖いですか?

 

変わると、どうなると思いますか?


あなたは、変わりたいですか?

 

あなたが変わるために、何をしたらいいでしょう?

 

 

 

 

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