回顧録「いつか見た映画 1998」1『エイリアン4』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『エイリアン4』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

1997年/アメリカ映画/107分
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:シガーニー・ウィーバー/ウィノナ・ライダー/ロン・パールマン/ダン・ヘダヤ/J・E・フリーマン/ブラッド・ドゥーリフ/マイケル・ウィンコット/ドミニク・ピノン/ゲイリー・ドゥーダン/レイモンド・クルツ/リーランド・オーサー/キム・フラワーズ

■1998年 劇場公開作品 1本目

「全世界」「映画史」を震撼させた『エイリアン2』『エイリアン³』の「大成功」から、「デヴィッド・ガイラー」と「ウォルター・ヒル」は、「さらに」「もう絶対外せない」、想像を絶する「プレッシャー」「枷」を「さらに」背負ってしまった。「4作目」がどこへ向かうのか、「全世界」が注目した。

「1992年」から「1997年」まで「5年間」。「続編映画」に「違う監督を起用して全く違うカラーの映画を作る」という製作方法が、『エイリアン4』の成功で「さらに」「決定的」に、「伝説」として「全世界」に認識された。『ダイ・ハ―ド』シリーズ『ミッション:インポッシブル』シリーズなどに、どれほど大きな影響を与えたか「真実」を思い知るしかない。

「同じテーマ」を「違う監督」が撮る短編で、「オムニバス映画」とした「恋愛映画」が数多くある。『エイリアン』4部作は、「監督」それぞれの「個性」「性格」「人間性」が剥き出しとなった、「エイリアン」をテーマにした「超大作オムニバス映画」。「1作目」「2作目」「3作目」「4作目」で、ここまで「全く違うカラーの映画」な面白さ。こんな面白いシリーズを完成させた全スタッフ達に、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」しかない。

「リドリー・スコット監督」「ジェームズ・キャメロン監督」「デヴィッド・フィンチャー監督」ときて、「次」は誰か? どんな予想を裏切る意表を突くか? 「単館ミニシアター全盛期時代」「ネオ・ヌーベルバーグ」、「フランス映画」という、「デヴィッド・ガイラー」と「ウォルター・ヒル」の「ぶっ飛んだ発想」、「怖さ」「面白さ」に、ビビッて「泣きながら」大きい方を漏らすしかなかった。

『パッション・ベアトリス』『髪結いの亭主』『プロスペローの本』『シラノ・ド・ベルジュラック』の「流れ」で、『デリカテッセン』を見に行った。「ハリウッド超大作」に、「フランス映画」の「ドミニク・ピノン」が映ってる「怖さ」に「泣きながら」、「瞬間」「おしっこ垂れ流し」。この時まさか「ジャン=ピエール・ジュネ監督」が、これほど「大監督」「大巨匠」なるとは想像できなかった。

『デリカテッセン』は見たが、「鶏」だったので『ロスト・チルドレン』は「逃げた」。だが「不安」「恐怖」「苦悶」に追い込まれ「ロン・パールマン」の顔は知ってた。その後恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「オドレイ・トトゥ」の「極限の美」に、夏のコンビニの「ブルーライト」に吸い込まれる「虫」のごとく「惹き寄せられ」『アメリ』『ロング・エンゲージメント』を見たが、『ロング・エンゲージメント』はもはや「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」。

『デリカテッセン』『アメリ』の、独特の「世界観」を持つ「ジャン=ピエール・ジュネ監督」の「デザイン」「美術」が「爆発」。「キモい」「グロい」恐るべき「化け物」に見えるが「絶対だまされてはいけない」。「生きてる」 “本物” にしか見えない極限のくそリアリズム。「本当にそう見える」、「エイリアン」「宇宙船」の「丁寧」「上品」「繊細」さが、『ジュラシック・パーク』『タイタニック』の「CG」で、恐るべき「極限の美」の “棲息速度域” に到達。

僕は『エイリアン』4部作でベスト1が『エイリアン2』ベスト2が『エイリアン4』。「かなり」「大好き」。「1996年」は「クローン羊」「ドリー」が「大問題」となった。「SF映画」の世界を現実にした「クローン羊」の成功が「神への冒涜」にしか見えない。「クローン羊」が「成功」「生まれる」まで、一体どんな実験が繰り返されたのか? 『エイリアン4』は「実験」の実態を暴いた「背景実話系映画」。「エイリアン」というテーマを利用し、「神への冒涜」を「社会問題」として見せた「ジャン=ピエール・ジュネ監督」の「怖さ」に、ビビッて「泣きながら」震え上がるしかなかった。

「クローン羊」が「生まれる」まで繰り返された、「リプリー7号」の実験が「現実にしか見えない」。「血のしょんべん」が出るほどの恐るべき「怖さ」。さらに「実験」は「恐らくこうであっただろう」までの「エイリアンの奇形」、人間の遺伝子を持つ「ニューボーン」も「現実にしか見えない」。恐るべき「やりすぎ限界映画」に「涙」しかない。

また恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ウィノナ・ライダー」「シガーニー・ウィーバー」ともう一人、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「キム・フラワーズ」を「ちゃんと」見てなかったことが見直して一番「反省」「懺悔」「償い」。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ウィノナ・ライダー」の「極限の美」に、「特に」「時間が止まった」。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ウィノナ・ライダー」をずっと追い続けてきた「鶏」にとって、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ウィノナ・ライダー」は「超依怙贔屓」しか「選択肢」がない。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ウィノナ・ライダー」を、恐るべき「役」、「ハッピーエンド」で見せた「ジャン=ピエール・ジュネ監督」に、「アナキン・スカイウォーカー」となって跪く以外なす術はなかった。




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画像 2021年 1月