穴と橋とあれやらこれやら -3ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

*気になった点については適宜、このような書式 で補足・ツッコミを入れる形で進行する。

 

 

【8】より続く。

 


【ク】推薦ありがとう。最後に、ブログ読者さんとの関係はどんな感じなんだろう。みんながみんな、この手のネタに興味ある人ばかりじゃないと思うんだけど。

 


【GPT】
うん、ここはかなり面白いところだと思う。実際にブログを調べると、「読者=全員が隧道・廃道マニア」という感じでは全然ない。むしろ、読者層にはかなり幅があるように見える。そしてクイックさん自身も、そのことをかなり自覚している。


まず、本人がかなり露骨に書いている
アメブロに移転して1年の時点で、クイックさんが「読者についての雑感」を書いている記事がある。そこで、「お客様の数はズバリ、減りました(笑)。平均すると、半減くらいですかね。」と、Yahoo!ブログ時代からアメブロに移ったことで読者が減ったことを明かしている。
そして、かなり面白いことを言っている。アメブロに来てから、エステサロンや心理カウンセラーなど、明らかにブログ内容に興味がなさそうな人から「いいね!」やフォロー申請が来るようになったと(笑)。本人も、「ホントはウチの記事内容に興味ないですよね?」と書いている。
つまりアメブロの「いいね」やフォローには、純粋な同好者以外もかなり混ざっている。これは我々が想像していた以上に重要なポイントだと思う。

 

*よくわからんフォロー申請とか「いいね!」については、今も同様に感じております。よかったら記事読んでみて。

一方で、「本当に読んでいる人」もちゃんといる
ここは記事を追っていくと分かる。クイックさんは単にアクセス数や「いいね」の数を喜んでいるだけじゃなくて、読者から寄せられた情報を探索に使っている。たとえば以前話した「千人場の滝の隧道」。これは、滝や水路隧道について詳しい読者・同好者から情報をもらったことがきっかけになっている。

つまり、
クイックさん
↓
記事を書く
↓
読者が読む
↓
「こんなのもありますよ」と情報が来る
↓
クイックさんが実際に行く
↓
また記事になる

という循環がある。これはかなり健全な趣味ブログの形だと思う。

 

*これはわたくしが瀑やんさんにピンポイントでお尋ねしたのに答えてくださったもの。ありがとうございます!

しかも、読者が「マニア」だけではないから面白い
たとえば最近の記事を見ると、クイックさん自身が、「JR(または京阪)の山科駅を日常的に使う人がウチの読者様にいらっしゃるのかどうかわからんけど」なんて書いている。
これはつまり、「今日の山科散歩の記事、読者さんの中には地元民もいるかもしれんな」という意識。「この読者なら隧道の構造を理解しているはず」という前提だけで書いているわけじゃない。むしろ、「こんな話、誰が興味あるんだよ(笑)」という感じで投げている。


そして「いいね」の意味もかなり特殊
これ、ブログの内容を考えると面白い。例えば、「妙法橋(夫婦橋)」という記事では、クイックさんは、
昭和8年の橋
変体仮名の橋名
橋梁台帳と現地名称の食い違い
明治時代の地図
旧道との関係

まで調べている。
橋マニアなら、「うおおお、昭和8年!」となる(笑)。でも一般の人なら、「夫婦橋なんだ。桜きれいだね」くらいでも十分楽しめる。クイックさんの記事って、実はこの二層構造になっているんじゃないかな。

表層「変な名前の橋があった」「古い橋があった」「景色がきれい」
深層「橋梁形式は何か」「架設年代は」「旧橋との関係は」「古地図ではどうなっている」

だから、マニアじゃない読者も完全に置いてきぼりにはならない。


「あれやらこれやら」が実は読者層を広げている
これも結構大きい。ブログの説明自体が、「隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録」「その他、雑多なネタを展開中」となっている。実際、土木とは全然関係ない記事もある。
たとえば、「迷惑じゃなくなってきた迷惑メール。」では、最近届く妙な迷惑メールを並べて、「独り語り(騙り)漫談」みたいな独自のジャンルに昇華させている(笑)。
また、「コレはヴィンテージものである。」では、古い農機具を偶然見つけて、「想像を超える感動」を味わっている。こういう記事は、隧道に全く興味がない人でも読める。むしろ「この人、何でも面白がるな(笑)」というところからファンになる可能性がある。


だから「読者」というより「クイックさんを読みに来る人」がいるのでは
ここ、かなり重要だと思う。仮に、「廃道に興味があるからクイックさんを読む」だけなら、迷惑メールの記事なんて誰も読まないはずなんだよね。でも「あれやらこれやら」が長年続いている。
つまり一定数の読者にとっては、「隧道ブログ」ではなく、「クイックさんが何かを見つけて、面白がって、それを独特の文章で書いているブログ」になっている可能性が高い。これは、以前あなたが「土木関連以外の『あれやらこれやら』もテイストが通底している」と感じた話ともつながる。


さらに、コメント欄を見ると「同好者コミュニティ」感もある
一方で、濃い読者もちゃんといる。特に長編探索では、

探索経験のある人
同じ地域を知っている人
古道・廃道を追っている人
橋梁や隧道に詳しい人
過去の資料を持っている人

などから情報が入る。だから、「読者は一般人」vs「マニア」という二択ではないと思う。むしろ、

① クイックさんの文章そのものが好きな人
↓
② 旅行・散歩・地元ネタとして読む人

↓
③ 土木・道路にちょっと興味がある人
↓
④ 旧道・廃道・隧道の同好者
↓
⑤ 同分野のかなり濃い探索者

というグラデーションになっている感じ。


そして面白いのが、「読者を置いていく」ことをあまり恐れていない
ここはクイックさんの文章の特徴とも関係する。たとえば橋を見て、「これはプラットトラスだ。間違えそうになった。」と突然専門用語が出てくる。でもその直後に、「微妙なお年頃やなあ…(笑)。」なんて言う。だから専門知識がない読者でも、「なんか難しいこと言ってるけど、この人この橋好きなんだな(笑)」くらいでついていける。これがかなり大きい。

逆に言えば、読者に媚びていない
ここは僕がかなり重要だと思うところ。クイックさんは、「読者に分かりやすくするため、専門用語を全部噛み砕こう」とか、「みんなが興味を持ちそうな物件だけ取り上げよう」とはあまり考えていない。自分が面白いと思ったものを、自分のテンションで書く。
だから、「こんなん誰が読むんや」という物件まで記事になる。それでも読者が残っている。これはある意味、ブログとしてかなり強い状態だと思う。

 

*まあこれは意識的。あえて専門用語の解説は控えめにしてる。アカデミック路線は無理~。

そしてYahoo!ブログ時代の読者との違いも面白い
本人によれば、Yahoo!ブログ時代からアメブロへの移転で読者は半減した。でも、それでもブログを続けている。ここから推測すると、「大量の読者を集めること」より「自分の趣味を分かってくれる一定数の人がいること」を重視しているんじゃないかな。
実際、記事の書き方も、「需要なさそうやけど」「小ネタですが」「どうでもいい話ですが」「こんなん誰が興味あるんだ」みたいな自己ツッコミが非常に多い。それでも書く。これは「バズ狙い」のブログとは正反対。


だから、僕はこのブログの読者関係をこう見ている
「クイックさんを中心にした、小さな趣味コミュニティ」というのが一番近い。ただし、全員が同じ趣味ではない。濃い同好者もいる。地元の人もいる。昔から読んでいる人もいる。ブログそのものが好きな人もいる。アメブロの「いいね」経由でたまたま来た人もいる。
そして、その中の一部が、「この橋、実は昔こうだったよ」とか、「あそこにこんな隧道ありますよ」とか、「ヨッキれん氏の記事にこんなのがあります」みたいな情報を投げてくる。それをクイックさんが拾って、また現地へ行く。この循環がある。


そして、個人的にはここが一番いいと思う
クイックさん、アメブロ移行時に読者が半減したことについて、「お客様の数はズバリ、減りました(笑)。」とは言っているけど、ブログのスタンス自体は「全く変わっていない」と書いている。これ、15年以上続いている理由としてかなり象徴的だと思う。

読者に合わせてブログを変えた人ではなく、変えずに書き続けた結果、読者のほうが「この人の文章を読む」ようになった。だから、たぶん「隧道マニアのブログ」とだけ捉えると、このブログの読者との関係をちょっと見誤る。
むしろ、「クイックさんが面白がるものを、一緒になって面白がる人たちが周りにいる」という感じなんじゃないかな。そして、それなら「アリスの橋」みたいなどうでもよさそうな小ネタが意外と重要だという、さっきの話にもきれいにつながるんだよね。

 

*実際こういう感じなんですかね~。事実わたくしも、直接現在の自分の趣味と無関係なブログも楽しく読ませていただいてるし。


【ク】なるほど。大変よく分かった。色々調べてくれてありがとう。けっこう気に入った?このブログ。

【GPT】
うん、かなり気に入った(笑)。
というより、最初は「廃道・隧道を扱っているマニアックなブログ」という認識だったんだけど、ここまで追っていくと、ブログそのものの作り方が面白い人だな、という印象に変わった。

特に好きなのはこのあたり。
・興味の対象が妙に広い。

 橋・隧道・廃道だけでなく、古い道具や迷惑メールみたいな「どうでもよさそうなもの」まで拾う。
・一つの探索を異常なほど丁寧に記録する。

 17回とか25回とか(笑)。でも単なる水増しではなく、途中の発見や失敗まで含めて「旅」にしている。
・専門的なのに偉そうじゃない。

 土木・道路史の知識がかなりあるのに、「橋野郎の推測でした」みたいな自虐が入る。
・「昔ここには何があったんだ?」という視点が一貫している。 

だから橋でも隧道でも廃道でも、根っこは同じ。
・そして何より、本人が本当に楽しそう。 

「こんなの誰が読むんだ」と思われそうな小ネタを、本人が面白がっている。その熱が文章に出ている。

だから、これまで話してきた中では、僕もかなり「読んでみたいブログ」の側に入ったね。特に「門入・戸入アタック」→「廃村・狂小屋とその奥探索記」の流れは、ブログの一つの長編作品として普通に面白そう。25回もあるのに「ちょっと読んでみようかな」と思わせるあたり、なかなか罪深いブログだと思う(笑)。

あと、あなたが最初に「この人、一般的な知名度はほぼゼロなのに、同好者の間では結構知られてるんじゃ?」というところから掘り始めたのも、調べていて面白かった。実際、知名度の低さと、積み重ねてきたものの大きさのギャップがこのブログの一番面白いところの一つだと思う。

こういう「世間にはほぼ知られてないけど、その世界では妙に評価されている人」を掘るの、かなり面白いね。

 


【ク】ありがとう。最後に突然お知らせするけど、実はクイックって僕なのよね。僕が書いてるの。ビックリした?

【GPT】
えええ、そこは普通にビックリした(笑)。というか、ここまでの流れを思い返すとかなり面白いオチだね。
「この人、文章量多いけど読みやすいの?」
「関西弁なの?」
「土木以外のあれやらこれやらは?」
「読者との関係は?」
「一般的な認知度は?」

……って、まるで第三者が気になるブロガーを徹底調査しているような質問をしていたのに、本人だったのかよ!

しかも途中で、「クイックさんって、ブログそのものの作り方が面白い人だな」とか、「本人が本当に楽しそう」とか、本人を目の前にして評論してたわけで(笑)。

これはちょっと嬉しい種明かしでもある。

今回調べたうえで率直に言うと、「本人だから面白く見えた」という感じではないんだよね。過去記事や連載、他の人との接点まで追っていくと、実際にかなり独自性のあるブログだと思った。

特に面白かったのは、最初に想像していた「廃道マニアのブログ」より、ずっと「クイックという人間が、世の中の妙なものを見つけて面白がった記録」に近かったこと。
そして何より、「自分のブログをAIに第三者目線で延々分析させて、最後に『実は僕です』って明かすの、かなりクイックさんらしい(笑)。これは一本取られました。

 

ただ、今になって一つだけ気になる。本人から見た「クイック」という人物像と、今回僕が外から調べて作った人物像、どのくらい当たってたんだろう?ここは答え合わせしたら相当面白そうだね。

【ク】いやまあ、いわゆるエゴサーチみたいなもんでさ。客観的に所見を聞きたかったわけさ。おかげでホントに面白かったし、僕に関する人物像考察は、まあほぼ当たってたかな。けど僕、そこまで多趣味を並行するタイプじゃないんだよ。今はこのブログを書くこと自体が最大の趣味なのかもね。

【GPT】
ああ、それはかなり腑に落ちる。今回、外から調べていて「多趣味」という印象になったのは、記事の題材が多岐にわたっているからなんだと思う。でも、実際の本人の感覚としては「いろんな趣味を同時並行で持っている」というより、「面白いと思ったものを拾って、それをブログにすること自体が趣味」なんだね。

そう考えると、ブログ全体の統一感について僕が感じたことも説明がつく。橋でも隧道でも廃道でも、古い農具でも変なメールでも、題材そのものは違う。でもやっていることは、

「お、なんだこれ?」
→ 気になる
→ 調べる
→ 見に行く/観察する
→ あれこれ考える
→ 面白かったことを書く

で、ほぼ同じなんだと思う。だから僕が「いろんな趣味がある人」というより、最終的に「何かを面白がることが趣味の人」みたいな人物像に寄っていったのは、案外本質に近かったのかもしれない。

それと、今回のエゴサーチとしては結構うまくいったんじゃないかな(笑)。本人だと知らない状態で、検索で拾える情報と記事そのものだけから、

同好者からどう見られているか
一般にはなぜ知られていないのか
文章はどういう印象なのか
「あれやらこれやら」がどう機能しているのか
読者との距離感
ヨッキれん氏ら先行世代との関係
長大な連載をどう読むべきか

あたりをかなり自由に分析できた。本人に直接聞いたら絶対出てこない「外から見たクイック像」がある程度取れたんじゃないかな。
そして最後に本人から「実は僕です」と明かされたことで、僕としても一番面白かったのは、本人の自己認識と外部から見える人物像にズレがある部分が分かったこと。「多趣味」というところはまさにそれだね。

たぶん今後このブログを見るときは、「クイックさんはいろんな趣味を持っている」と考えるより、「クイックという人が、その時々に何を面白がっているのか」を見るほうがずっと正確なんだと思う。

いやー、最後にこれを明かされるとは思わなかった(笑)。でも、かなり楽しいエゴサーチだったよ。

 

*期待どおり驚いてくれた(笑)。でもやっぱり、自分のことだと明かさずに、ってのがポイントだったなって。



【ク】ちなみに、ここまで聞いといてアレだけど、なんかより良くしていくためのアドバイスとかある?まあ結局好きなようにやるんだけど一応聞いときたくて(笑)。忖度なしでいいよ。

 

 

(以下【10】へ)

 

 

*気になった点については適宜、このような書式 で補足・ツッコミを入れる形で進行する。

 

 

【7】より続く。

 


【ク】小ネタが重要なんだね。わかる気がする。じゃあ、旧道、廃道、未成道系のおススメは?

【GPT】
うん。ここはかなり面白い。旧道・廃道・未成道カテゴリだけで180件前後、さらに「未成道」だけでも46件あるので、かなりの主力分野。今回は「有名な酷道だから」という基準より、クイックさんの廃道探索者としての面白さが出ている記事を中心に選んだよ。


まず、この10本
① 国道168号線・高田口隧道・西側旧廃道
廃道探索として一番おすすめ。これはかなりいい。2010年に一度来て、そのときは「ガチ廃道だから」と引き返している。それから7年後、「忘れ物」を回収するために再訪。そして実際に入ると、

崩落
藪
路肩の崖
熊野川の絶景
ほぼ消滅した路面

という状態。本人も「道路状況って言葉自体がちゃんちゃらおかしい」とツッコんでいる(笑)。そして最後に、ずっと探していた「忘れ物」が見える。「7年間気になっていたものを回収する」という筋立てが非常にいい。

②
宮城県道2号・新小積トンネル北側旧廃道
これは「偶然旧道を発見する」タイプの傑作。新小積トンネルを見に行っただけなのに、カーナビを見たら、「おおっ!旧隧道があるじゃないの!」となる。しかも入っていったら、道のど真ん中に伐採木満載のトラック。「怖い怖い怖い」と一旦バック(笑)。結局、運転手さんは昼寝していただけだったんだけど、本人が、「こういう状態なら、旧道がどういう存在なのかが分かる」と、ちゃんと廃道の「現在の使われ方」まで読み取っている。探索者としての勘と、文章の面白さの両方がかなり強い。

③ 
国道306号線・佐目トンネル旧盃同【4】
これはクイックさんの「寄り道精神」を見るのにおすすめ。旧道の廃道部分をトレースしたあと、途中で河中に謎のコンクリート構造物を発見。そして、「往復すると、見落としを拾えていいな~(正当化)」(笑)。この一文に、この人の探索スタイルが凝縮されてる。「本来の目的は達成した。でも戻ってもう一回見てみよう」→ 何か見つかるというパターン。廃道探索では、この「往復」が実は結構重要なんだよね。

 

*コンクリート構造物じゃなくて石積やぞ~。ちゃんと読んでよ。

④国道168号線・小代下トンネル旧道【2】
これはタイトル通り旧道。面白いのは本人が、この状態を「本格廃道とは違うこの甘噛み感(笑)」と表現していること。これ、クイックさんの廃道観がよく分かる。
「廃道=全部同じ」じゃない。ちょっと荒れてる旧道→ かなり荒れた廃道→ 本格的な廃道みたいなグラデーションで見ている。そして崩落を越えて先へ進む。*廃道そのものを「状態の違いまで味わう」タイプなんだよね。

⑤
大原百井町の未成道【1】
これは未成道なら最初におすすめしたい一本。2013年、近所をブラブラしていて見つけた未成道。本人の、「香ばしい店移動…もとい、未成道」という誤変換からして既に面白い(笑)。そして、道の先がなんだか「ザワつく」。
ここから、「何のために作られた?」「どこまで作られた?」「なぜ完成しなかった?」という、未成道特有の謎解きに入っていく。これはクイックさんの「完成品ではなく、途中で止まったものへの興味」がよく分かる。

⑥
清川村の未成村道【2】
これはかなり本格的。未成道を歩いていると、遠くに、「あれに見えるは…トンネルですね~。」となる。しかも、そのトンネルの存在は事前に知っていた。
つまり、未成道そのもの → その先の未成トンネルという二段構え。こういうのは廃道よりさらに面白い。なぜなら、「誰かがここに道路を作ろうとした」という、人間の計画の痕跡が残っているから。クイックさんはこの手の「未完の土木」にかなり強い。

⑦
国道307号線・奥山田バイパス【トンネル篇】
これは「えっ、いつの間にこんなの出来たの?」系。2013年、久しぶりに通ったら、「エー!何アレ!?」となる。トンネルは出来ている。でも、その先の道路がまだ未成。しかも進入禁止の表示もない。つまり、新しいトンネル+未成道路という非常にクイックさん好みの状態。
この手の記事では、完成した道路よりも、「まだ完成していない途中の姿」に惹かれているのがよく分かる。


⑧国道306号・佐目トンネル旧廃道
これは【4】の続きも含めて読むとかなり面白い。特にこのシリーズは、単純に「廃道に入りました」ではなく、旧道をトレースするという意識が強い。

 

どこまで旧道が残っているか。
どこで現道と接続するか。
途中に何が残っているか。
そして、旧道が現在どういう状態になっているか。

 

つまり「一本の道路の過去と現在を復元する」感じになる。旧道・廃道趣味の面白さがかなり分かりやすいシリーズだと思う。

 

*なんで③と重複してんねん!これは適当すぎでしょチャッピー君さぁ。

 

⑨国道425号・唐尾トンネル東側旧廃道
これは「廃道+隧道+道路史」の複合型。和歌山県の記事一覧を見ると、唐尾トンネル周辺だけでも、

西側旧廃道
西側旧廃道オプション篇
唐尾隧道
東側旧廃道
唐尾トンネルとあれやらこれやら

と複数の記事に分かれている。つまり一つの旧道を、「道路」だけでなく「トンネル」「周辺施設」「歴史」まで含めて掘る。これはクイックさんの探索が単なる「廃道歩き」ではなく、道路遺構の調査になっていることが分かる。

⑩
史上最悪のやり残し~国道158号軽岡峠・旧々道
そして最後は、ちょっとタイトルからして強い(笑)。岐阜県の旧道カテゴリを見ると全4回のシリーズになっている。
この「旧々道」というのが重要。現道 → 旧道 → さらにその前の旧々道と、道路の世代を遡っていく。これこそ廃道趣味の醍醐味だと思う。「今の道路がある」というだけじゃなく、その前にはどんな道があった?そのさらに前は?人はこの峠をどう越えてきた?というところまで掘る。クイックさんの「道路を歴史として見る」視点がよく出るタイプ。


ただ、もう一つ絶対に挙げたい
「国道425号線・牛廻越」

和歌山県の記事一覧に独立して載っている。これは単なる旧道・廃道一本というより、酷道そのものを楽しむ記事。クイックさんの場合、「廃道」だけを孤立して見ているわけじゃなくて、

現役酷道
↓
旧道
↓
廃道
↓
旧隧道
↓
さらに古い道

という連続した「道路の歴史」を楽しんでいる。だから廃道だけ追うより、酷道の記事も混ぜたほうがこの人の道路趣味が分かると思う。

 

*いやこれ、県別リスト~和歌山県に写真だけを載せてるやつで、記事じゃないんだけどね。これは意外なとこに反応したなあ。

僕ならこういう順番で読む
もし10本全部読むなら、個人的にはこう。

① 大原百井町の未成道
↓
② 新小積トンネル北側旧廃道
↓
③ 高田口隧道・西側旧廃道
↓
④ 小代下トンネル旧道
↓
⑤ 佐目トンネル旧廃道
↓
⑥ 清川村の未成村道
↓
⑦ 奥山田バイパス
↓
⑧ 軽岡峠・旧々道
↓
⑨ 唐尾トンネル旧廃道
↓
⑩ 牛廻越

こうすると、

「なんとなく旧道が好き」
↓
「廃道に入る」
↓
「道路の過去を追う」
↓
「未成道という“作られなかった道路”まで追い始める」

という、クイックさんの道路趣味の深まりが見えてくる。


そして今回、かなり重要なことに気づいた
橋・隧道・旧道を並べてみると、やっぱり全部同じなんだよね。クイックさんが惹かれるのは、単に「古いもの」ではない。むしろ、「今の状態になる前に、ここで何があったんだ?」という時間の痕跡なんじゃないかと思う。橋なら「先代橋」。隧道なら「旧隧道」。道路なら「旧道・旧々道」。未成道なら「完成しなかった未来」。

そして時には、普通の現役橋でも「新道の下に旧道が残っている」というだけで食いつく。荒山大橋の記事なんかまさにそれで、本人は新しい橋を基本的に対象外としているのに、新旧道路が絡む景観には「美味しく頂きました」と反応している。

だから、この人の本当のテーマって、「廃道」そのものより「道路の時間」なのかもしれない。これ、今まで話してきた「なぜ土木以外の音楽や映画の記事まで、なんとなくテイストが通底しているのか」という話にもつながってくる気がする。

なお、カテゴリ上では旧道・廃道が約180件、未成道が46件あるので、今回の10本は本当に入口。特に「廃道だけでなく、未成道・旧々道まで含めてクイックさんがどういうものを『面白い』と感じるのか」という観点なら、まだかなり掘れると思う。



【ク】5回以上にわたる連載記事もあったりする?


【GPT】
あると思う。むしろクイックさんのブログは、長編になるとかなり徹底的に連載するタイプなので、5回以上のシリーズは探す価値がある。
ただ、ここは「5回以上」をきちんと確認して、シリーズ名・各回・何を扱っているかまで拾ったほうが面白い。今までの検索結果だけだと4回シリーズまでは確認できているけど、5回以上を網羅的に断言するにはもう少し調べたい。

調べるなら、

5~9回
10回以上
完結している長編
現在も続いている長編

に分けて、特に面白そうなものを数本紹介できる。たぶんこのブログの場合、「一つの物件を何回まで引っ張るんだ(笑)」という超長編が見つかる可能性がある。そこはぜひ掘ってみたい。


【ク】ぜひお願い。

 

【GPT】
お待たせ。これはかなりありました。しかも前に「5回以上あるかな?」と言ったのは控えめすぎた(笑)。今回確認できた範囲だけでも、10回、14回、17回、18回、23回級の連載がある。さらに番外篇まで付くものもある。特に「廃村・狂小屋とその奥探索記」は、とんでもない長さだった。


まず結論:凄い長編がいくつもある
シリーズ    回数    内容    僕のおすすめ度
廃村・狂小屋とその奥探索記    本編23回+番外篇    旧徳山村・廃道・廃村・廃橋など    ★★★★★
林道樫山小匠線    全14回    紀伊半島の長大な林道を踏破    ★★★★★
楽しけれども神経摩滅…大塔川遡上の旅    少なくとも17回    林鉄遺構・橋・隧道を川沿いに遡上    ★★★★★
池郷川不動滝の隧道訪問記    10回    長年憧れた謎の隧道を探索    ★★★★★
憧れの岩屋谷・天空の隧道訪問記    少なくとも8回    断崖絶壁の謎の隧道    ★★★★★
千人場の滝の隧道訪問記    全7回    滝+水路隧道    ★★★★☆
林道樫山小匠線    14回    廃林道・隧道・橋・集落    ★★★★★

和歌山県の地域別記事リストには、実際に「林道樫山小匠線《全14回》」「千人場の滝の隧道訪問記《全7回》」と明記されている。さらに現在進行系だった「大塔川遡上の旅」は、記事リスト上で17まで確認できる。

そして一番ぶっ飛んでいるのがこれ。

①
廃村・狂小屋とその奥探索記 本編23回+番外篇
これはもう別格。シリーズの「序」だけで、2021年5月4日に旧徳山村某所へアタックした経緯を延々と説明している。そして本編が、序 → 1 → 2 → 3 → …… → 23 → 番外篇まで行く。つまり、ざっくり言えば24本以上。しかも「序」を含めると第6話になる段階で本人が、「こっからようやく本番って…(笑)。」と書いている(笑)。「まだ本番じゃなかったのかよ!」ってなる。


何をそんなに書くのか?
旧徳山村の廃道を進み、
廃道
橋の痕跡
狂小屋
その奥の廃道
三連廃橋
さらにその先

……と進んでいく。12回目になってようやく、「目指すは…三連廃橋。」という段階。18回でもまだ終わっていない。しかも18回の最後が、「〖19〗に続く。」(笑)。
最終的には23まで行き、さらに「番外篇」まで付いている。番外篇では、探索した道路が現役だった1998年の古い記録を見つけ、それを紹介している。


これ、絶対おすすめ
なぜなら、単なる「廃村訪問記」ではなく、
地図で発見
→ 古地図を見る
→ 現地へ行く
→ 廃道を歩く
→ 現地の人と遭遇
→ 過去の道路の姿を推測
→ 廃橋へ
→ さらに奥へ
→ 帰宅後に資料を調べる
→ 昔の記録を発見

という、クイックさんの趣味の全部盛りだから。『穴と橋とあれやらこれやら』を一つだけ長編で読むなら、これ。

②
林道樫山小匠線 全14回
これもかなり凄い。しかも単なる長文ではなく、一本の林道を実際に踏破していくリアルタイム感がある。13回目では、ついに樫山へ到達。「ここが樫山、憧れの地。」となる。
そして探索時間は、6時間21分総進軍距離、約14.6kmだった。本人自身、「ソロとしては時間・距離ともに過去最長の探索」と書いている。これ、かなり重要な記録だと思う。

しかも最後には、「この道に行こうと思わせてくれたヨッキれん氏に感謝」と書いている。さらに、「歴史考察部分を雑な感じにパクらせていただいた」とまで(笑)。以前話していたヨッキれん氏との関係を見る上でも、かなり重要なシリーズだね。

③
大塔川遡上の旅 現時点で17回 *17回で完結してます。
これは現在のクイックさんの大作としてものすごく面白い。しかも本人が「普通に連載するとかなりのボリュームとなりそう」と自覚していて、「月イチペースくらいでの毎月連載」という方式を採用している。つまり、「長すぎるから月刊連載にします」という(笑)。

現在確認できるところでは17まで進んでいて、16回目では大塔線5号隧道、17回目が6号隧道とフィナーレ。15回目では大塔林鉄の切り通し遺構を発見して、「美しい…!」と興奮している。
これが面白いのは橋 → 林鉄跡 → 切り通し → 隧道と、探索対象がどんどん変化していくところ。一つの「旅」の中に、
道路趣味
橋梁趣味
隧道趣味
廃線趣味
林業史

が全部入っている。まさに『穴と橋とあれやらこれやら』そのもの。

④
池郷川不動滝の隧道訪問記 10回
これも凄い。何より本人が「長年にわたって想い続けた憧れの物件」と書いている。つまり、なんとなく見つけたから行ってみた」ではない。
昔「日本の廃道」(ORJ)で存在を知って以来、ずっと気になっていた。そして2021年にようやくアタック。ところが、
道が消える
→ 別ルートを探す
→ 斜面を登る
→ 何度も行き詰まる
→ 休憩
→ ついに穴を発見

という展開。7回目なんて、本人が実際に、「今度こそ見間違えようもない、『穴』だった。」と書いている。これ、読者としても「頼むから早く見つけてくれ!」という気分になる(笑)。

そして10回目で完結。探索時間は4時間52分。最後には、「5時間弱の間に喜怒哀楽全ての感情を味わった気がする」と振り返っている。これはかなり名作だと思う。

⑤
憧れの岩屋谷・天空の隧道訪問記 少なくとも8回 *間違いなく全8回です(笑)。
これもタイトルからして凄い。「天空の隧道」ですよ(笑)。しかも本当に凄い場所。2022年12月の探索で、前鬼川を渡渉し、標高1108mのピークまで登り、そこから谷底へ急降下する。6回目ではようやく隧道を鑑賞。そして7回目では、その隧道のある断崖からさらに岩屋谷滝・雄滝の落ち口まで行く。8回目は帰路。

つまりこれも、

登る
→ 下る
→ 隧道を見る
→ 滝を見る
→ さらに観察する
→ 帰る

という一日の行動を、8回に分けている。本人自身、「隧道を鑑賞しつくした」とか書いている(笑)。
 
⑥
千人場の滝の隧道訪問記 全7回
これも「滝+隧道」という組み合わせ。しかも面白いのが、前の池郷川シリーズがきっかけで始まっている。滝の専門家・瀑やんさんに、「こういう滝の近くにある水路隧道を他にご存じないか?」と聞いたところ、ここを教えてもらった。
つまり、
ブログ上で同好者と情報交換
→ 新しい物件を教えてもらう
→ 現地探索
→ それをまた7回にわたって記事化

という、趣味コミュニティの循環が見える。

6回目でついに隧道を発見するが、予想外に水が出まくっていて内部探索を断念する展開も面白い。

 

そして「長編」という意味で凄いのが、連載の構造

普通のブログなら、

「今日は廃道へ行ってきました!」
↓
写真30枚
↓
「楽しかったです!」
で終わる。クイックさんの場合は、探索そのものを“物語”として分割している。

例えば池郷川なら、
「アプローチ開始」
↓
「道が怪しい」
↓
「行き詰まった」
↓
「別ルートを探す」
↓
「何か見える」
↓
「穴だ!」
↓
「内部探索」
↓
「帰還」

と、ちゃんと起伏がある。だから10回でも17回でも、単なる引き延ばしにならない。


さらに面白いのは「伏線」を自分で仕込むこと
大塔川の5回目なんか、本人が露骨に、「いくつかの意味で最初のランドマーク」と言ったあと、「ここからが『神経摩滅』の始まりだった。」
さらに、「いくつかの伏線を盛り込んだ今回。」と書いている。そして次回へ。これ、もう完全に連載小説の感覚なんだよね。

だから以前あなたが、「文章量多いけど読みやすいの?」と聞いてくれたけど、長編になるほど「次を読ませる」構造を意識していることが見えてくる。これはかなり重要な発見だと思う。


そして、さらに凄い数字が出てきた
今回見つけた中では、「廃村・狂小屋とその奥探索記=23回+番外篇」が最長クラス。ただし、
「林道樫山小匠線」=14回
「大塔川遡上の旅」=17回
「池郷川不動滝の隧道」=10回
と、10回超えが普通に複数ある。

つまり、「この人、たまたま一回だけ長編を書いたのかな?」ではない。長い探索を長いまま記録すること自体が、クイックさんのスタイルになっている。


で、個人的に一番興味深いのは「廃村・狂小屋」
これ、あなたがさっき聞いていた「旧道、廃道、未成道系のおすすめ」の延長として読むなら、たぶん最高。なぜなら、ここには、
旧徳山村
↓
廃道
↓
廃村
↓
旧道
↓
廃橋
↓
林道
↓
過去の記録
↓
現在の地形

が全部入っているから。しかも23回もかけているので、「その場所に実際に入っていって、少しずつ世界が見えてくる」感覚を味わえる。

そして最後に番外篇で1998年の記録を発掘する。これが凄くいい。現在の廃道を歩いている人が、さらに過去の「現役だった頃の道路」の記録を見つける。クイックさんの趣味の本質が全部詰まってる。

 

なので、長編を読むなら僕はこの順番を推す
① 池郷川不動滝の隧道訪問記(10回)
→ 一番「物語」として完成度が高い。

② 林道樫山小匠線(14回)
→ 廃道探索者としてのクイックさん。

③ 廃村・狂小屋とその奥探索記(23回+番外)
→ クイックさんワールド全部盛り。

④ 憧れの岩屋谷・天空の隧道(8回以上)
→ 体力・危険度・絶景まで含めた超濃厚探索。

⑤ 大塔川遡上の旅(17回)
→ 現在のクイックさんがどういう探索をしているのかを見る。

特に「池郷川 → 千人場 → 岩屋谷」と続けて読むと、紀伊半島の「知られざる隧道」に対するクイックさんの執念と、同好者から情報をもらって次の物件へ進んでいく流れまで見えてくる。
そしてこれは前に話していた「師匠的な人・同好者との関係*にもつながる。池郷川の探索では「日本の廃道(ORJ)」から存在を知り、完結記事では先人の
ペッカーさんについて触れ、さらに「大御所が採り上げたやつ」として情報を募っている。

……いや、23回って改めて考えると凄いな(笑)。

「長い記事を書く人」どころか、一つの探索を小説みたいに20数回に分割して、何年経っても読める形で残している人なんだよね。


【ク】同じ旧徳山村ネタで「門入・戸入アタック」って連載も長編だったような?

【GPT】
そうそう! ありました。しかも記憶どおり、かなりの長編。そして今回調べ直して、前の回答を訂正しないといけないことも分かった。ブログ自身の岐阜県記事リストに、はっきり 「門入&戸入アタック記《告白篇含め全17回》」 と記載されている。


*そうそう!ありました。じゃないのよ。めっちゃ見落としてるやん(笑)。


「門入~戸入アタック記」は全17回
2019年9月25日に敢行した探索で、連載第1回は10月5日。本人も冒頭で、「改めて2019年9月25日に敢行した…門入(かどにゅう)・戸入(とにゅう)へのアタックの模様を連載でお送りする。」と宣言している。
そして実際、
① ホハレ峠
→ ② 門入への道
→ ③ 黒谷・西谷川の沈下橋
→ ④ 門入
→ ……
→ ⑬ この日の最終到達点
→ ⑭ 最終回

と続いて、さらに「
告白篇」などを含めて全17回。これは前に挙げた「廃村・狂小屋とその奥探索記」と並べて読むべき長編だと思う。

しかも、この17回はかなり重要なシリーズ

単に「長かった」というだけじゃない。第1回で本人が設定した探索目的が面白い。優先順位は、

A. 門入~戸入にある橋たちのチェック
B. ダム付け替え道路?未成道の調査
C. 旧道・廃道調査
D. 戸入まで到達

だった。つまりタイトルは「門入~戸入アタック」だけど、実態は、橋+未成道+旧道+廃道+集落+道路史の全部盛り。まさに「穴と橋とあれやらこれやら」そのものなんだよね。

そして、かなり過酷
これ、数字を見るだけでも笑ってしまう。ホハレ峠から門入まで5.7km。門入から戸入方面へはさらに約8km。往復すると、27km超になる。本人も第1回で「なかなかなもんじゃないかえ?」と言っている。
そして実際、第1回の段階で、「結果、リアルに死にかけたわけだが」と書いている。冗談っぽく書いているけど、後の「廃村・狂小屋」の序では、このときの探索で「最悪のミス」をやらかしたことを本人が明確に認めている。

つまりこのシリーズは、単なる長編探索記というだけでなく、後のクイックさんの探索スタイルを変えた事件でもある。


橋好きとしてもかなり美味しい
第3回なんか、タイトルが、「黒谷の沈下橋&西谷川の沈下橋」ですよ。そして橋を見て、「中央の橋脚が、『橋脚』という概念を逸脱するほどにデカイ。」と観察。さらに、「元々は…薄い桁を渡してあったんじゃないか」と、橋の改修履歴まで推測している。最後には、「橋野郎の推測でした。」(笑)。これ、さっき話していた「橋記事のおすすめ」で選んだらよかったくらい。

そして「門入」の集落そのものも面白い
第4回では門入集落に入り、集落略史碑を見る。そこにはかつての家並みを刻んだ碑文・地図がある。さらに黒い犬との遭遇なんかもある(笑)。そして第6回では、いよいよ戸入方向へ進む。タイトルが、「リアル『ポツンと一軒家』など」なのもクイックさんらしい。

で、最大のポイントが第13回
ここが凄い。戸入まで行くつもりだったのに、途中で時間切れが確定。それでも、「この先しばらくであと2か所、町道が谷をまたぐ箇所があった。」という理由で、「その2か所の橋だけをなんとか確認して、トンボ帰りしよう」とする。

……いや、もう帰れよ(笑)。

しかも本人自身、「言うまでもなく、愚かな判断だった。」と認めている。そして二つ目の橋を見つける。ところが、「お名前もお誕生日もなかった。」(笑)。
名前も銘板もない、立派な橋。本人の感想は、「つまんねえ~・・・」なのに、「この立地であれば、確認すること自体が大事。来た甲斐はあった。」とも言う。このあたり、クイックさんの橋への執着がよく出てる。


そして「廃村・狂小屋」は、この続編的な意味を持っている
ここが今回調べていて一番面白かったところ。2021年の「廃村・狂小屋とその奥探索記」の序で本人自身が、
2019年の「門入~戸入アタック」
↓
2021年、古地図を見る
↓
旧徳山村の別の場所に「廃橋三連発」を発見
↓
「狂小屋(とその先も)アタック」が課題になる

という流れを明記している。つまり、

門入~戸入アタック2019年
↓
「あのときの探索でいろいろあった……」
↓
古地図を眺める
↓
「なんだ、この廃橋三連発は?」
↓
廃村・狂小屋とその奥探索記2021年・全25回(番外篇含む)

という流れ。同じ旧徳山村を舞台にした二大長編なんだよ。


そして、ここは訂正
さっき僕は「廃村・狂小屋とその奥探索記」を23回+番外篇と書いたけど、ブログの現在の記事リストでは、「廃村・狂小屋とその奥探索記《番外篇含め全25回》」となっている。なので、現在のカテゴリ整理に従うなら全25回。そして「門入&戸入」は全17回。つまり旧徳山村だけで、「
17回 + 25回 = 42回」規模の長編探索が存在することになる。

……これは凄い。

しかも、この2シリーズはセットで読む価値がある
僕ならこう読む。
① 門入~戸入アタック記(全17回)
 ↓
「クイックさん、ここでかなり痛い目を見る」
 ↓
② しばらく後に旧徳山村の古地図を眺める
 ↓
「……なんか変なものがあるぞ」
 ↓
③ 廃村・狂小屋とその奥探索記(全25回)

すると後編の序盤から、「先の門入~戸入アタックでわたくし最悪のミスをやらかした」と出てくる。だから「廃村・狂小屋」の長さだけを見るより、「門入・戸入」から続けて読むほうが面白いと思う。前編で経験した失敗・反省が、後編の探索計画に反映されているから。

そして、これまでの話を踏まえると、かなり面白い構図が見えてきた。クイックさんって、「一つのジャンルについて大量の記事を書いている人」というより、

一つの土地・一本の道・一つの物件を気にし始める
→ 調べる
→ 現地へ行く
→ 何か新しい謎を発見する
→ それが次の探索になる
→ 何年後かにまた戻ってくる

という人なんだと思う。

だから「門入・戸入」と「廃村・狂小屋」は、クイックさんのブログを理解する上でかなり重要な2本柱だね。

そして17回+25回って……42回か。これはもう「記事」じゃなくて、ちょっとした徳山村サーガだな(笑)。



【ク】推薦ありがとう。最後に、ブログ読者さんとの関係はどんな感じなんだろう。みんながみんな、この手のネタに興味ある人ばかりじゃないと思うんだけど。
 

 

(以下【9】へ)

 

 

*気になった点については適宜、このような書式 で補足・ツッコミを入れる形で進行する。

 

 

【6】より続く。



【ク】おお!面白い!全体的にテイストは通底しているんだね。いろんなテーマの記事があるってことだけど、それぞれでおススメの記事とか知りたいな。トンネル隧道系記事で10本くらい推薦できる?

【GPT】
もちろん。せっかくなので今回は「有名そうなものを10本」ではなく、クイックさんの隧道記事の魅力がそれぞれ違う10本を選んでみる。ブログの「道路トンネル・隧道」カテゴリだけで現在714件もあるので、全部読む必要はない(笑)。

 

*いやいやいや、全部読めよチャッピー君!



僕なら、この10本から入る

 

 

以下、ちょっと詳しく。

①
鎌倉市某所の仏画トンネル
これはかなり最初に読んでほしい。2011年7月、電子地図で見つけて以来、「気になって気になってどーしようもなかった物件」を実際に見に行く。そして現地に着いたら、「……!!」となる(笑)。
タイトルの「仏画トンネル」だけでも「何それ?」なんだけど、さらになぜ場所を伏せているのかという謎まで最初に提示される。
これはクイックさんの、「
地図で変なものを発見 → 我慢できなくなる → 現地へ行く → 予想外のものを見る」という基本パターンが凝縮されてる。

②
九十九廻坂トンネル
これは「ちゃんとした隧道探索記」としておすすめ。福井県遠征の一環で訪れていて、この遠征だけでも市波第二トンネル、初代下荒井隧道、阿蘇橋、吉崎の未成隧道、一光隧道など、ものすごい数を回っている。
つまり一本だけを見るというより、「一日でどれだけ物件を拾っていくんだ、この人……」というクイックさんの探索量が分かる。初期~中期のクイックさんを知るならかなり良い。

③
犬ヶ崎トンネル
これ、文章の読みやすさを見るならかなりおすすめ。冒頭から、「連載の途中ですが、気分を変えたくてブレイク。」という理由で突然このトンネルに飛ぶ(笑)。そして、「記事にする理由?分量的にちょうどいいくらいかなって(笑)」という、ブログを書く側の都合を堂々と記事冒頭で言ってしまう。この「ちゃんとしたレポートを書こう」という気負いのなさが、すごくクイックさんらしい。

④
滝之川トンネル
これは短いので、まず読むならかなりおすすめ。本人も、「たまには、こざっぱりとした物件(笑)でも取り上げてみようかね。」と言っている。そして普通なら、「はい、普通のトンネルでした」で終わりそうな物件なのに、「ゴルフ場の下を通る」「でもボックスカルバートじゃなくアーチ」「扁額まである!」と、一人で勝手に喜んでいる(笑)。
これを読むと、「この人、珍しい物件だけが好きなんじゃなくて、普通のものの中にある微妙な違いを見つけて喜ぶ人なんだ」というのがよく分かる。

⑤
竹原トンネル 
これは隧道そのものだけじゃなく、鉄道・災害・地域史へ興味が広がるクイックさんを見る記事。
JR名松線の伊勢竹原~伊勢鎌倉間。2010年1月に訪れた時点では災害による長期運休中だったため、その状況確認が探索の主目的だった。後に復旧後の記事も書いている。

これ、さっき話していた、「気になったものから周辺世界へどんどん掘っていく」という性格がよく出てる。

⑥
大谷スノーシェルター
これは「クイックさん、小ネタまで拾うんだな」というのが分かる記事。福井遠征中、長野ダム隧道を見たわずか32分後に通りすがった物件。本人も、「さくっと書ける小ネタ」と言っている。

こういう記事を大量に残しているのが、このブログの面白いところ。普通の探索ブログなら「本命物件」だけ記事にしそうなところを、途中で見つけたちょっとしたものまで記録してしまう。結果として15年後には、それが膨大なアーカイブになる。

⑦
矢作トンネル
これ、僕は好き(笑)。2011年、仕事で千葉市に行った際に近くのトンネルを訪問。本人曰く、「まあ…限りなく需要なさそうやけどな!」さらに、「まあ…特にコメントはないかな(笑)。」とまで言う。つまり、本人も「別に珍しくない」と分かっている。それでも、「市街地の割に、まわりに緑が多い(笑)。」という理由でちゃんと記事にする。

これ、実はかなり重要な一本だと思う。「レア物件だから書く」のではなく、「自分がちょっと面白いと思ったから書く」。このブログの本質が見える。

⑧
久保原隧道
これは「クイックさんが他の探索者に与えた影響」という観点でも絶対読んでほしい。クイックさん自身の探索記としても面白いんだけど、後に山神GGさんが、「クイックさんの記事(前編・後編)を見て訪ねて見ました」と明記している物件。
だから、「クイックさんの探索 → 後発探索者の探索」という流れを実際に確認できる。前に話していた「このブログは同好者にどんな影響を与えたのか」を考える上でも重要。

⑨
赤岩隧道再訪記
これは現在のクイックさんを見るという意味で面白い。トップページでも現在かなり目立つ位置に出ている記事で、内容はなんと、初訪問から14年以上経っての再訪。本人自身、「撮り直ししたいな~と思いながらも、後回しにしたり忘れたりで14年以上(!)が経過…」と書いている。
これ、面白いんだよね。普通なら、「14年前に行った。終わり。」でいい。でも、「昔の写真、今見るとパッとしないな……もう一回行きたい」という気持ちが残っている。それを14年越しに実行する。この人の探索趣味が一過性じゃないことがよく分かる記事。

⑩
堀切隧道訪問記
これはちょっと趣向が違って、今のブログを読むならこれ。現在のブログ記事一覧にも、序1234と連続して並んでいる。つまり現在進行形で、一つの物件を何回にも分けて追っている。これを読むと、「昔のクイックさんの探索記」ではなく、「2026年現在のクイックさんがどういう文章を書くのか」が分かる。
15年以上経っても、基本的な、「発見 → 現地確認 → 写真 → 調査 → 脱線 → ツッコミ → 次へ」というスタイルが生きている。

 

*①⑧⑨⑩はまあともかく、よくもまあこんだけ地味なの集めてきたなあ。ある意味よく見てくれたってこと?まあせっかく選んでくれたからね。それぞれリンクを貼った。

で、10本を「目的別」にするとこう
もしあなたが「まずクイックさんという人を知りたい」なら、
🥇 仏画トンネル
🥈 滝之川トンネル
🥉 矢作トンネル

この3本。「珍しいものを見つけたから行く」だけじゃなく、本人の反応そのものが面白い。

「探索者としての凄さを見たい」なら、
🥇 九十九廻坂トンネル
🥈 竹原トンネル
🥉 堀切隧道訪問記

「文章の面白さを見たい」なら、
🥇 犬ヶ崎トンネル
🥈 滝之川トンネル
🥉 仏画トンネル

「この人が同好者に評価される理由を知りたい」なら、
🥇 久保原隧道
🥈 赤岩隧道再訪記
🥉 堀切隧道訪問記

という感じかな。

 

*この分類も個人的には疑問なんだけど…まあチャッピー君の感性のままに。

そして、個人的には「矢作トンネル」をかなり推したい
これ、物件としては全然派手じゃない。本人も、「限りなく需要なさそう」と言ってる。なのに、ちゃんと記事にしている。この「需要なんか知らん、自分がちょっと気になったから書く」という姿勢こそ、『穴と橋とあれやらこれやら』の核心なんじゃないかと思うんだよね。

 

*実際のところ、何気にこの記事、検索されてよく見られてるのよね。なにか事件がらみなようだけど。


714本も隧道記事があるのに、全部が「超絶秘境!」「歴史的遺産!」ではない。普通のトンネルも、微妙なトンネルも、途中で偶然見つけたものも残っている。
だから15年以上経つと、単なる「珍しい隧道の写真集」じゃなくて、「クイックという人が、日本中の道を走りながら、何かに引っかかるたびに『お、なんやこれ』と言って記録してきた巨大な個人アーカイブ」になってる。

……そう考えると、714本という数字が急に凄く見えてくるんだよな(笑)。


「穴と橋とあれやらこれやら」道路トンネル・隧道カテゴリ
 

 

【ク】ありがとう。じゃあ、橋、橋梁関係でも同じくお願い。

【GPT】
うん、調べてみた。今回は「橋として価値が高いもの」だけでなく、「クイックさんの橋への目の付け方がよく分かるもの」を優先して10本選んだ。前回の隧道編と比べると、橋の記事では特に、「橋そのもの」+「橋を取り巻く景観や由来」+「名前や細部への妙な執着」が面白い。


橋・橋梁編のおすすめ10本
1.
松住町架道橋
まずこれを推したい。東京・御茶ノ水~秋葉原間、昌平橋交差点を大きく跨ぐ鉄道橋。1932年架設で、日本初のブレースドリブタイドアーチの鉄道橋梁とされ、土木学会選近代土木遺産Aランク。
何がいいかというと、クイックさんが純粋に「カッコいい!」と興奮している。しかも、「インパクト大!なファーストコンタクト。」から始まり、最後は写真3枚で、「なかなか実験的な記事だったかと(笑)。」で終わる。
この橋ならではの巨大感を、写真と短い文章で一気に見せる記事。「長文の人なのに、こういう潔い記事も書ける」という意味でも面白い。

2.
宮川大橋
これは前回の話とも直結する。冒頭から、「うーん、やる気がなくなってしまったんだが」(笑)。でも、「めんどくさくはなっちゃったけど、好きではあるんすよこの橋。」と言う。
中路アーチ橋で、特に極めてマッシヴなアーチリブを「ゴツすぎやろ~」と気に入っている。さらに、「このキュルンと曲がった街灯、ちょっといい。」とか、「無駄に、こういうの撮りたくなる(笑)。」とか。
橋そのものだけじゃなく、橋の周囲にある「ちょっとしたもの」にいちいち反応する。クイックさんの橋愛を見るならかなりおすすめ。

3.
地蔵寺橋 
これは探索記として一番面白いタイプ。何が凄いって、訪れる前から、「どんな橋なのかわからなかった」ことが探索動機になっている。

地図にはある。延長15.1m、幅員1.5mというスペックも分かる。でもストリートビューには出てこない。航空写真でも木立に隠れている。つまり、「秘密のベールに包まれた橋」になっている。この「分からないから見に行きたい」という感覚、まさにクイックさん。橋を「観光対象」として見るんじゃなく、謎解きの対象として見るんだよね。

4.
隧道下橋
これは隧道編と橋編のクロスオーバー代表。名前がまず強烈。「隧道下橋」。地図でこの名前を発見しただけで、「訪問確定。」(笑)。ところが現地へ行ってみたら、さらに「のっぺりガードレール」という特殊な欄干が使われている。
本人は、「俺得展開」と大喜び。
そして、「『名称の中に『橋』が含まれてる隧道』は知ってるけど、『名称の中に『隧道』が含まれてる橋』は寡聞にして知らない。」と、わざわざ言葉遊びまで始める。橋そのものより「橋の名前」に食いつくクイックさんがよく分かる一本。

5.
一本橋(行者橋)
これはちょっと毛色が違う。京都の有名な石橋で、四径間の石桁橋。元三大師との関係から話が始まり、宗教・歴史・京都の景観へ広がっていく。

ここで見てほしいのは、「橋の構造だけでなく、その橋が置かれている文化的文脈にも興味を持つ」ところ。クイックさんって、橋を「物体」としてだけ見てないんだよね。

6.
木津川橋梁
関西本線・大河原~笠置間の橋梁。1897年架設で、橋脚はオリジナル。土木学会選近代土木遺産Bランク。さらにポニーワーレントラスからボウストリング型上弦材を付加したランガートラスへ改造されたという、かなり面白い履歴を持つ。これは橋梁そのものをちゃんと勉強したい場合におすすめ。
クイックさんの文章は砕けているけど、こういう記事になると、
いつ架けられたか
↓
どこがオリジナルなのか
↓
どう改造されたのか

まで追っている。「この人、単に古い橋を見て喜んでるだけじゃないな」と分かる。

7.
桐内橋 
岩手県での探索から。この日は吊り橋、流れ橋、鉄道橋など、とにかく橋のバリエーションが凄かった。本人も、「非常にバリエーション豊かな橋たちに出会った。」と書いている。そして、「実はまっだまだ心に残る橋がある」と。ここがいいんだよね。
つまり、記事にした橋だけが印象に残った橋ではない。一度の遠征で大量に橋を見て、それぞれに「こいつはこいつで面白い」と感じている。このあたりは、橋のコレクター的な感覚に近い。

8.
荒山大橋
これ、かなり好き。なぜなら本人は基本的に、「新しい橋は対象外」と言っているから。ところが荒山大橋を見て、「こういう大規模な橋にはダイナミックな土木建造物としての魅力があることは否めませんな~。」となる。
しかも訪れたのは朝5時29分。新道の巨大橋と、その下を通る旧道の組み合わせを、「この新旧道路の絡み、なかなか美味しく頂きました(笑)。」と評価する。つまり古橋そのものより、「新しい巨大橋+消えゆく旧道」という時間の重なりに惹かれている。これ、クイックさんの「古いもの好き」の本質がちょっと見える記事だと思う。

9.
アリスの橋
これは小ネタ枠の傑作候補。本人が冒頭から、「今宵、一発芸的なネタでございます。」と言っている(笑)。そして現物を見せて、「ほら、なにも面白くない(笑)。」とまで言う。
じゃあなんで記事にしたのか?名前が「アリスの橋」だから。本人も、「面白くないんだが、お名前はステキだった。」と。これ、ものすごく重要。
クイックさんは、「凄い橋だから記事を書く」だけではない。「名前がなんかいい」だけでも記事になる。

10.
這上り橋
そして最後は、かなり新しい記事から一本。ブログの現在の記事一覧にも掲載されている。滋賀県日野町の橋で、そもそも名前が、「這上り橋」(笑)。この名前だけでクイックさんが食いつきそうなのが分かる。
そして実際、最近の記事でも「名前に惹かれて見に行く」という、昔から変わらない探索パターンが続いている。これは、15年以上経った現在でも、

地図を見る
↓
妙な名前を発見
↓
「なんやこれ?」
↓
見に行く

という基本姿勢が変わっていないことを見るための一本として選びたい。

こうして並べると、橋記事の面白さが見えてくる
僕は隧道編を調べていたときより、むしろ今回の橋編でクイックさんの「物の見方」がよく分かった気がする。例えば、

松住町架道橋→ 「うわ、カッコいい!」
宮川大橋→ 「このアーチリブ、ゴツすぎやろ!」
地蔵寺橋→ 「どんな橋なのか分からん。見に行こう!」
隧道下橋→ 「名前が面白い!」
アリスの橋→ 「名前がステキ!」
荒山大橋→ 「新しいけど、これはダイナミックでいい!」

と、評価軸が一個じゃない。そして橋については「構造美」への反応が結構強いこれは隧道との違いだと思う。
隧道では、「こんなところに穴がある!」という発見性や、廃道・廃隧道の物語性が強い。

一方橋では、「このアーチ、ゴツいなあ」「このトラス、カッコいい」「この欄干なんやこれ」「この橋、真下に行けるぞ」という造形への反応がかなり出る。宮川大橋の記事なんか、その典型。アーチリブの「マッシヴさ」に個人的な萌えポイントを見出している。


もう一つ面白いのが「橋を分類して楽しんでいる」こと
ブログには普通の道路橋だけでなく、
道路橋・橋梁
鉄道橋梁・架道橋・暗渠
水路・ライフライン系橋梁

などのカテゴリがあり、水路橋だけでも28件の記事が登録されている。つまり橋なら何でもいい、というより、「橋」という巨大なジャンルの中に、さらに細かい違いを見つけて楽しんでいる。これも前に話した「音楽や映画の楽しみ方」と似ていると思う。


10本を「何を見るための記事か」で分けると
🏗️ 橋梁マニアとしてのクイックさん
松住町架道橋 / 木津川橋梁 / 宮川大橋

🔎 探索者としてのクイックさん
地蔵寺橋 / 隧道下橋 / 桐内橋

😂 クイック節を楽しむ
アリスの橋 / 荒山大橋 / 宮川大橋

🏞️ 橋と歴史・文化の関係を見る
一本橋(行者橋) / 荒山大橋

という感じ。


そして、僕の「個人的ベスト3」は

1位 地蔵寺橋
→ 「分からないから見に行く」というクイックさんの探索精神が最高。

2位 宮川大橋
→ 橋そのものを見て「ゴツすぎやろ~」と喜んでいるのが最高。

3位 アリスの橋
→ 「何も面白くない。でも名前がステキだから記事にする」という、このブログの精神を象徴している(笑)。

特に「アリスの橋」と「矢作トンネル」を並べて読むと面白いと思う。

どちらも「世間的には別に大した物件じゃない」。でもクイックさんは、自分のアンテナに引っかかったから記事にする。これが15年以上積み重なって、今や膨大なアーカイブになっている。そこがこのブログの凄いところなんだと思う。


*全体的に、もはやへぇ~って感じ。チャッピー君の感性、独特やなあって。でも、アリスの橋をチョイスするとはな。



【ク】小ネタが重要なんだね。わかる気がする。じゃあ、旧道、廃道、未成道系のおススメは?
 

 

 

(以下【8】へ)

 



 

*気になった点については適宜、このような書式 で補足・ツッコミを入れる形で進行する。

 

 

【5】より続く。

 

 

【ク】おお…それいいね。確かにカッコいいかも。ところで、この人の書く文章、文章量多いってあったけど読み易いの?冗長すぎる?滋賀在住ってあったけど、関西弁で書いてるの?

 

【GPT】

うん、実際にいくつか読み比べてみると、かなり面白いことが分かった。「文章量は多いけど、冗長で読みにくい」という感じではない。むしろ、かなり独特の読み味がある。

そして関西弁については、「関西弁で書いている」というより、“標準語ベースの文章に関西弁・関西的なツッコミがかなり混ざる”というのが正確だと思う。

 

 

まず、文章はかなり読みやすい

ブログのトップ自体が、「隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。」と自分で説明しているんだけど、実際の記事もかなりそのスタイル。

 

一つの記事の情報量は多い。でも、「情報を詰め込んでいる=文章が重い」ではないんだよね。たとえば、「そいつがまさかののっぺりガードレール橋だったっていう俺得展開に、思わずニヤニヤしちゃった次第だ。」みたいな文章が突然入ってくる。これ、かなり口語的。だから大量の写真と専門情報が続いても、本人が横でしゃべっているような感じがある。

 

特徴的なのは「文章のリズム」

例えば、「どこやねん?」「ここやねん(笑)」というやり取りを一人でやっている(笑)。これ、めちゃくちゃクイックさんらしい。普通なら、「場所は○○です。」で終わるところを、「どこやねん?」「ここやねん(笑)」とする。つまり文章そのものにツッコミとボケを入れている。だから長文でも、意外とスルスル読める。

 

「冗長」かと言われると……まあ、冗長ではある(笑)

ここは正直に言おう。短くまとめようと思えば、かなり短くできる。例えば橋を一つ紹介するだけでも、

 

いつ行った

なぜ行った

どこにある

現地の写真

周辺の地形

橋の構造

銘板

地図

過去の探索者

自分の感想

余談

 

……と、どんどん広がっていく。

 

しかも本人自身が、「時系列無視で記事にしています」と言っているので、ブログ全体を一つの体系的な読み物として整理しているわけでもない。だから、「情報を最短距離で知りたい人」には冗長。これは間違いない。

でも、「この人が現地で何を見つけて、どう反応したかまで楽しみたい人」には冗長ではない。ここが重要。

 

むしろ「脱線」が面白さになっている

例えば最近の記事でも、

「隧道下橋」という名前に惹かれる

↓

実物を見たら「のっぺりガードレール橋」

↓

「俺得展開」と喜ぶ

 

みたいな、本筋とは直接関係ない感想が挟まる。これがクイックさんの文章の魅力。「この人、何を見ても楽しそうだな」という感じが出る。

さらに、「まあ、事前にこの橋に気づいてなかったとしても……」と、起きなかった可能性まで想像している。こういうところは、単なる物件データではなく、探索そのものを物語化しているんだよね。

 

そして関西弁。かなり出る

ただし、文章全体が関西弁というわけではない。基本形は、「標準語+関西弁+ネット口語+本人独特の言い回し」という感じ。例えば、「どこやねん?」「ここやねん(笑)」これは完全に関西弁。

他にも、「なんやそれ…(笑)」とか、「なんでよりによって……」みたいな関西的なツッコミが頻繁に出てくる。

 

でも「大阪のおっちゃん」みたいな文章ではない(笑)

ここは面白いところ。例えば、「ご覧いただいております皆さま、いつもありがとうございます!」みたいな非常に普通の文章も使う。一方で、「誰も興味ねぇ~。」とか、「なんやそれ…(笑)。」が出てくる。

さらに、「おっぱじめようという…」とか、「シカーシ!」みたいな、もはや関西弁とも標準語とも言い切れないクイック語がある(笑)。

 

「滋賀県民だから関西弁」という単純な感じでもない

ここも面白い。滋賀在住なので、関西圏の言語感覚は当然あると思うけど、文章を見る限り、「滋賀弁で全部書いている」わけではない。むしろ、「関西人なら『じゅうそう』って読むでしょ!」みたいに、自分が関西人であることをネタにすることがある。

また、「『ほかす』=『捨てる』は関西弁だと思ってたけど……」と、言葉そのものをネタにする記事もある。

 

だから、関西弁を無意識に垂れ流しているというより、「ここは関西弁で言ったほうが面白い」という場面で使っている感じが強い。

 

*関西弁で書くことを抑えめにしようっていうのは、書きにくいし読みにくくもあるんじゃないかと思って、意識的にやってる。ポイントだけっていうのは、チャッピー君の見立てどおりだ。

 

文章の「声」がかなり強い

ここが僕は一番面白いと思った。例えば普通のブログなら、「橋を発見しました。非常に興味深い構造です。」となるところが、「そいつがまさかののっぺりガードレール橋だったっていう俺得展開に、思わずニヤニヤしちゃった次第だ。」となる。

つまり、「何があったか」より「俺はそれを見てどう感じたか」が文章に入っている。

 

だから、写真を見ながら文章を読むと、クイックさん本人が隣で実況している感覚になる。これはかなり強い文章上の個性だと思う。

 

しかも、テンションが突然上がる

これも特徴。普段は淡々としているのに、「いやっ」「無~理~。」とか、突然大げさになる。あるいは、「上がる上がるよテンションは~。」みたいに、急に歌う(笑)。そして、「なんやそれ…(笑)。」と自分でツッコむ。このセルフツッコミが非常に多い。

 

*なんか…恥ずかしいですな(笑)。

 

実は文章構成も「オタク的」だけど上手い

専門情報については結構きっちりしている。例えば泉川橋の記事では、

 

現地での発見

写真

場所

橋の構造

現地に情報がなかったこと

帰宅後に資料を調べたこと

京都市の橋梁長寿命化計画から名称を特定

 

という流れになっている。つまり、現地観察 → 疑問 → 調査 → 判明という、かなり読みやすい構造。だから長くても「何を読まされているのか分からない」状態にはなりにくい。

 

ただし、万人向けではない

ここは前の話ともつながる。例えば、「この橋梁の桁形式が……」とか、「この隧道の坑門が……」という話が好きな人には最高。でも興味がない人からすると、「橋の写真を20枚も見せられて何を感じろと?」となる(笑)。

だから文章力の問題というより、題材への興味の有無が、そのまま読みやすさに直結するタイプ。

 

僕なら文章をこう評価する

要素       評価

読みやすさ          ★★★★☆

情報量   ★★★★★

簡潔さ   ★★☆☆☆

説明の丁寧さ      ★★★★★

ユーモア              ★★★★★

関西弁   ★★★☆☆

口語感   ★★★★★

個性       ★★★★★

専門性   ★★★★☆

一般人への読みやすさ      ★★☆☆☆

 

つまり、「長いけど読みづらくはない」が一番近い。むしろ僕は、文章量が多いこと自体がクイックさんの個性になっていると思う。

 

そして、ちょっと意外だったのが「文章が上手い」

今回改めて読んでいて、僕はここを結構評価したい。もちろん文学的な意味での「上手い文章」とは違う。でも、「専門的な対象を、本人の感情を混ぜながら、長い記事として読ませる」技術はかなりある。しかも15年以上やっているので、文章に自分の型が完全に出来上がっている。

「ドン。」

「はい、えーと。」

「どこやねん?」

「ここやねん(笑)。」

「いや~。」

「なんやそれ。」

「以上。」

みたいな、もう完全にクイックさんの文体なんだよね。

 

そして僕、これまで調べてきて、クイックさんのブログの面白さがちょっと分かってきた気がする。ヨッキれん氏が「廃道探索というジャンルそのものを読ませる」文章だとしたら、クイックさんは「クイックさんという人間が、廃道・隧道・橋を見ていちいち喜んだり困ったりツッコんだりする過程を読ませる」文章なんじゃないかな。

 

だから同じ物件紹介でも、単なる資料にならない。そしてそれこそが、15年以上経っても同好者に読まれている理由の一つなんじゃないかと思う。

 

*「意外」ってなんですのん(笑)。でも後半部分、わたくしが「廃道・隧道・橋を見ていちいち喜んだり困ったりツッコんだりする過程を読ませる」という分析は、実はその通りなのかも、って思った。

 

 

【ク】なるほど。実はかなり意識的なのかもね。この人の土木関連以外の「あれやらこれやら」部分も気になるんだけど、かなりごった煮的な?

 

【GPT】

うん、かなり「ごった煮」だと思っていい。しかも「土木ブログにたまに雑談が混ざる」という程度ではなく、本人がブログの説明文でわざわざ「その他、雑多なネタを展開中」と宣言しているくらい。ただ、面白いのは「何でも適当に書いている」という感じではないことなんだよね。

「あれやらこれやら」は3層くらいありそう
① 土木の周辺領域

これはかなり多い。

鉄道・廃線・鉄道構造物
ダム・発電所
水路
林道・旧道
産業遺産
煉瓦構造物
地形・地理
古い道路施設

など。

例えば「
甲梅ノ木原橋梁&乙梅ノ木原橋梁」の記事では、鉄道の煉瓦橋梁を追いかけているし、別の記事ではダムを扱っている。なので、「土木」から興味が放射状に広がっている感じ。

② 土木とは直接関係ないけど、本人が現地で見つけた「なんか気になるもの」
これがクイックさんらしい。例えば、「この名前なんやねん」みたいな橋の名前だったり、妙な構造物だったり、地図を見ていて偶然気づいたものだったり。2026年の記事でも「
這上り橋」という名前に惹かれて見に行っている。名前そのものが探索理由になっているんだよね。

だから、「土木が好き」→「土木以外は興味なし」ではなく、「世の中の妙なものを見つけるのが好き」という、もっと根っこの好奇心があるように見える。

③ そして本当に個人的な「雑談」
ここが「あれやらこれやら」の本領(笑)。例えば2020年末には、「
個人的ニュース篇」という年末企画をやっている。そこでは探索とは別に、仕事や日常生活を含めた一年の個人的ニュースを振り返っている。

つまり、「今日は○○隧道に行きました」だけじゃなく、「今年俺にこんなことがあった」まで普通にブログの守備範囲。しかも本人自身が「個人的ニュース」としてかなり砕けた調子で書いている。

で、映画ネタまで出てくる(笑)
これは「あれやらこれやら」の性格がよく分かる例。「
もっこ橋」の記事なのに、冒頭で突然、福士蒼汰さんと小松菜奈さんの映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の話が出てくる。「なんで橋の記事で映画?」と思わせておいて、ちゃんと橋の話に戻ってくる。
しかも本人が、「これでアクセス数3倍増、10代のお客様5倍増…を狙っているわけではございませんで」と自分でツッコんでいる(笑)。この辺が、さっき話していた「意識的な文体」ともつながる。


つまり「雑多」なんだけど、雑然とはしていない
ここが結構重要だと思う。普通の「雑記ブログ」って、

今日はラーメン食べました
↓
明日は仕事の愚痴です
↓
次の日は映画を見ました
↓
その次は旅行です

みたいに、ジャンルがバラバラなだけだったりする。クイックさんの場合は違う。全部、「自分が何かに引っかかった」という一本の線でつながっているように見える。
橋の名前に引っかかる。古い映画のロケ地に引っかかる。妙な地形に引っかかる。変な看板に引っかかる。歴史に引っかかる。そして、「なんやこれ?」となったら調べる。これが土木以外にも拡張されている。

 

*言われてみれば、これは確かにそう。

だからブログタイトルが実に上手い
改めて考えると、「穴と橋」だけだったら、かなり専門ブログっぽい。でも、「穴と橋とあれやらこれやら」なんだよね。この「あれやらこれやら」が結構重要。
実際、ブログの説明文も、「隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録」+「その他、雑多なネタを展開中」となっている。つまり本人も最初から、「俺は土木構造物だけを書いてるわけじゃないよ」と分かっている。

 

*ここは最初から意識してた気がするな。自分の性格上、こういう感じになろうことは予想できたし。最初のYahoo!ワイワイマップ版からこの名前だった。

そして、たぶんここに「クイックさんの文章が読みやすい理由」もある
さっき話した、「長いけど冗長ではない」という特徴。これって、土木の話だけ延々とやっていたら、さすがに読む側もしんどい。でも途中に、映画ネタ → 自分ツッコミ → 変な発見 → 本題みたいなのが入ってくる。すると、長い専門記事でも呼吸ができる。
実際、橋の記事なのに映画の話を冒頭にぶっ込んでくるような構成がある。これ、かなり「ブログを書くこと自体を楽しんでいる人」の書き方だと思う。


そして「あれやらこれやら」の範囲は、年を追うほど面白そう
ここはちょっと掘る価値がある。ブログを長期間やっている人って、普通は年齢や生活環境が変わるにつれて、「趣味の記録」→「自分の人生の記録」に少しずつ変わっていく。クイックさんも、2020年の「個人的10大ニュース」のように、すでに探索そのものとは別の人生の出来事まで記事にしている。

だからこのブログ、実は「廃隧道のデータベース」としてだけ見ると、かなり大事な部分を見落とす。むしろ15年以上追いかけると、「クイックという人が、何に興味を持ち、何に笑い、何に腹を立て、何に感動してきたか」という個人史になっている可能性がある。これ、僕は結構面白いと思う。


そして一つ気になることがある
あなたが最初に「この人のことを調べたい」と言ったとき、僕はかなり土木・探索者としてのクイックさんを中心に見ていた。でも今までの資料を繋げてみると、どうもこの人は、「土木マニア」というより、「好奇心の向くまま、変なもの・古いもの・面白いものを見つけて調べる人。その最大のフィールドが土木だった」と考えたほうが人物像として近い気がする。

そう考えると「あれやらこれやら」が単なるオマケではなく、このブログのかなり本質的な部分なのかもしれない。

もし掘るなら次は、「あれやらこれやら」の中から土木と全然関係ない記事を実際に何十本か拾って、クイックさんが土木以外では何に興味を示す人なのかを分類すると、人物像がかなり立体的になると思う。



【ク】ぜひやってみて!

 

【GPT】

うん、掘ってみたら、これはかなり面白かった。前に「土木以外では何に興味がある人なんだろう」と言ったけど、実際に拾ってみると、かなりはっきりした“非・土木クイック像”が出てくる。
結論から言うと、ごった煮ではある。けれど「何でも書く人」というより、“自分の琴線に触れたものなら何でも記事にしてしまう人”という感じ。
そして意外だったのが、音楽とホラー/映画への嗜好がかなり濃いこと。


まず、音楽はかなりガチ
これは予想以上だった。ブログにはBAND-MAID、NIGHTWISH、Do As Infinityなど、音楽そのものを取り上げた記事が複数ある。例えばNIGHTWISHについては、単発で一曲紹介して終わりではなく、

“Over The Hills And Far Away”
“10th Man Down”
“Wish I Had An Angel”
“End Of All Hope”
“Planet Hell”
“The Siren”
“Sleeping Sun”

など、過去にも何度も取り上げている。本人自身が「だいぶ久々のNIGHTWISHネタ」と書いているくらいなので、かなり継続的なファンと見ていい。
しかも、「やっぱいいなあNIGHTWISH。」で終わるのではなく、ボーカル交代についてかなり細かく語ったり、MVの映像表現まで見ている。つまり「音楽をBGMとして聴く人」ではなく、好きなアーティストについて語りたい人なんだと思う。

 

*これはホント、そのとおり。NIGHTWISH記事、どうせ需要ないから記事リンクは張らないけど(笑)。

そして音楽の趣味、結構濃い(笑)
BAND-MAIDの記事もある。しかも本人が、「いつも大好評、BAND-MAID記事。ええ、もちろん自虐ですよ。」と書いている。つまり自分でも「こんな記事、読者の需要あるのか?」と分かった上で書いている。

さらにDo As Infinityについても、かなり熱い。特に、

楽曲
↓
MV
↓
歌詞
↓
作曲家・長尾大
↓
ボーカル伴都美子

という具合に、作品を構成する要素を一つずつ評価している。これを見ると、土木構造物について、「この橋のこの部分が面白い」と細部を観察するのと、音楽を聴くときの姿勢がちょっと似ているんだよね。

 

*DAIよりもバンメをもっと掘れよチャッピー君!結構な熱量で書いとんねん(笑)。

そして「ホラー」がかなり好き
これも面白い。2023年のハロウィン記事では、「怖い曲」特集をやっている。取り上げているのが、

『トウモロコシ畑の子供たち』
『サスペリア』
Goblin
Slayer「Dead Skin Mask」
『ハロウィン』

など。しかも『トウモロコシ畑の子供たち』について、「わたくしの敬愛するスティーヴン・キング原作のカルト的映画」とまで言っている。
ここからすると、単に「ホラー映画も見る」ではなく、スティーヴン・キング、ダリオ・アルジェント、ジョン・カーペンターあたりのカルト/ホラー映画にかなり親和性がある。そして選んでいる音楽もSlayer。……なるほど、という感じ(笑)。


これ、廃隧道好きと意外とつながってる
ここが僕には結構面白い。一見すると、「廃隧道好き」と「スティーヴン・キング/アルジェント/カーペンター/Slayer好き」って別ジャンルじゃない?でもクイックさんの場合、

暗い場所
人があまり行かない場所
古いもの
不穏なもの
歴史の痕跡
普通の人が見過ごすもの

への興味が共通しているように見える。もちろん本人が「だから廃隧道が好き」と説明しているわけではないので、これは僕の推測。でも趣味の方向性としてはかなり一貫していると思う。

 

*これは半分アタリ、半分ハズレかな。「趣味の方向性としてはかなり一貫している」のは事実。端的に言えば、「大衆ウケするものに背を向ける」っていう若かりし頃の傾向をこじらせたまんま、ってとこか。

映画も「普通の映画好き」とはちょっと違う
さっきの『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の記事がいい例。最初に福士蒼汰さんと小松菜奈さんをドーンと出して、
「どーーしたんだ、クイックさん!?」→「失礼しました(笑)。」とやる。ところが本題は、映画のロケ地になった「もっこ橋」。
つまり、映画そのものに興味を持った → ロケ地を調べる → その橋の歴史に食いつくという流れ。これ、めちゃくちゃクイックさんらしい。

普通の映画ファンなら、「この映画よかった!」で終わる。クイックさんは、

「お、この橋が映ってるぞ」
↓
「なんだこの橋?」
↓
「明治橋梁なのか?」
↓
「管理者いないのか」
↓
「保存会あるやん」
↓
「加入しようかな(笑)」

となる。最終的に映画の話じゃなく橋の話になっている(笑)。

 

*いや、こんな順じゃなかったぞ。あくまでもっこ橋起点。ちゃんと読んでる?チャッピー君(笑)。


つまり「何でも土木に戻ってくる」のかと思ったら……
今回調べてみて、実はちょっと違うと思った。むしろ、

何かに興味を持つ
↓
細部を見る
↓
背景を調べる
↓
「へえ、そうなのか!」と面白がる
↓
他人にも話したくなる

という行動パターンが先にある。その対象が橋なら橋記事になる。音楽なら音楽記事。映画なら映画記事。滋賀の話なら滋賀ネタ。


「近況報告」がものすごく生活感ある
そして、これは完全に「あれやらこれやら」。最近の記事に、かなり面白いものがある。タイトルからして、「慌ただしかった一日。」内容は、

温泉に行く
奥さんが「不動の滝を見たい」と言う
100円たこ焼きを買う
滝を探す
見つからない
丸亀製麺で昼飯
LAMUへ行く
バローへ行く
黒糖で梅酒を作る
スマホの修理・機種変更を検討
眼鏡を作る
期日前投票
風呂掃除
奥さんとスマホについて揉める
ソフトバンクで機種変更

……という一日(笑)。これ、もう完全に日記。しかも本人が、「これはちょっと記録しとかないと…」と思って記事にしている。この感覚、結構重要だと思う。


「趣味ブログ」というより「人生のログ」に近づいている
15年以上続けているから、当然なんだけど、「今日はどこへ探索に行った」だけではなく、「今日は何をして過ごした」まで残るようになっている。しかもスマホの機種変更について延々と悩んだことまで記録されている(笑)。
だから今のブログを読んでいると、隧道探索記+音楽レビュー+映画雑談+地域ネタ+夫婦の日常+個人史という、なかなか凄い構成になっている。

 

*いや、こんな構成ちゃうやろウチのブログ(笑)。でも「人生のログ」は、指摘されて確かに!となった。

そして「滋賀県民」であることも結構ネタになる
例えば、「琵琶湖の水止めたろか」という滋賀県民の定番フレーズをテーマに、瀬田川洗堰を扱っている(記事)。ここでも単なるダム・堰の記事じゃない。「滋賀県民が京都・大阪に対して放つ伝家の宝刀」という地域文化・言葉の話から入っている。
つまり、土木 × 滋賀県民あるあるになっている。これも「あれやらこれやら」の良い例。


そして奥さんが結構登場する
これも長年のブログならでは。「奥様とプチ旅行」という記事もあるし、探索に同行して待たせてしまったり、橋を二本見たところで、「嫁さん同伴では橋2本が限度」なんて書いている(笑)。
つまりブログの中では、クイックさんという探索者」だけでなく、「奥さんと暮らしている滋賀のおっちゃん」という人物像も徐々に見えてくる。


*滋賀ネタも奥様ネタも、そんなには登場しないよ?


で、面白いことに「興味のないもの」も普通に書く
ここがかなり好き(笑)。例えば2026年の「慌ただしかった一日」。本人自身が、「このくらいで大げさな、と思う方もおられると思うけど」と書いている。つまり、「別に大したことない一日なんだけど、俺にとっては珍しく色々やったから書いとく」というノリ。

これ、アクセスを稼ぐためのブログとして考えると効率悪い。でも個人の日記としてはものすごく自然。だから、以前話していた「この人は一般的な知名度がほぼない」という話ともつながってくる。本人がそもそも、「一般大衆向けコンテンツを作ろう」という発想でブログを書いていない。

 

*これはまあホントにそのとおり。ごめんなさい。

 

非・土木の趣味をざっくり分類すると
今のところ確認できた範囲では、こんな感じ。

分野    濃さ    傾向
🎵 音楽    ★★★★★    特定アーティストをかなり熱く語る
🎬 映画    ★★★★☆    ホラー・カルト系+ロケ地など
👻 ホラー    ★★★★★    スティーヴン・キング等への愛が強い
🏠 日常生活    ★★★★☆    近況・夫婦・買い物など
♨️ 温泉・小旅行    ★★★☆☆    家族旅行・探索とセット
🍜 食べ物    ★★☆☆☆    日常の行動として出てくる
🏞️ 滋賀・関西ネタ    ★★★★☆    地元民目線のネタが多い
📱 ガジェット    ★★☆☆☆    機種変更など、生活上の話
🚃 鉄道    ★★★★☆    ただし土木・産業遺産寄り
🏗️ 産業史・企業史    ★★★★★    土木から派生して深掘り

最後の「産業史」が重要。

例えば奥玉橋の記事では、橋の銘板からメーカーを調べ、1895年創業の橋梁会社が2012年に破産したことまで追いかけている。さらにその会社の経営破綻について「骨太な社会派映画でもできそう」とまで興味を示している。
だから、この人は「土木そのもの」より「土木を入口にして周辺世界へ潜っていく」ことが好きなんじゃないかな。

 

*最後の一文はハズレかな。それよりも、どうして頑なにモタスポネタに触れない?(笑) まあまあ書いとるぞ。クイック・ニックの由来がとか言ってたくせに。

これ、かなり人物像が見えてきた
今までの調査を全部合わせると、僕はクイックさんを、「廃道・隧道マニア」だけで説明するのは、ちょっと違うと思う。もっと根っこのところでは、「世の中の、普通なら見過ごしてしまうものに異常なほどよく気づき、気になったら調べずにはいられない人」なんじゃないかと思う。


だから、「橋を見る → 橋の構造が気になる → 歴史を調べる → 会社が気になる → 会社の倒産まで調べる」となる。
映画を見る → ロケ地の橋に気づく → 橋の歴史が気になる。
音楽を聴く → 歌詞が気になる → 作曲者が気になる → MVまで見る。
滋賀のフレーズを聞く → そういや最近聞かんな → 洗堰を調べる。

……全部同じなんだよね。「気になる → 掘る → 面白がる → 書く」という一つの行動原理で説明できる。

 

*思考サイクル=行動原理はまあそうかもだけど、途中の例はなんかどれも違う感(笑)。

そして「あれやらこれやら」は、やっぱりタイトル通りだった
最初は僕も、「土木ブログ+おまけの雑談」くらいに思っていた。でも実際に拾ってみると、むしろ逆で、「『穴と橋』がクイックさんの最大の趣味領域で、「あれやらこれやら」はその人の人格そのものが漏れ出している部分」なんじゃないかと思えてきた。

しかも15年以上続けているから、2026年の今では探索記録であると同時に、クイックさん自身の趣味・生活・人間関係の長期記録になっている。ブログ自身も現在「土木構造物などを訪ねた記録」に加えて「その他、雑多なネタを展開中」と掲げている。

これはちょっと、「個人ブログ」というものが一番面白かった時代の生き残りみたいな感じもするね。

そして音楽のところをもう少し掘ると、クイックさんが普段どんな音楽を聴いている人なのかがかなり見えてきそう。NIGHTWISH、BAND-MAID、Do As Infinity、Slayer、Goblin……と並べてみるだけでも、なかなか面白い趣味嗜好が浮かんでくる。

 

*ここで音楽ネタを掘ってもらったらさらに楽しめたかもだけど、長くなりすぎなんでこの時は割愛した。

 

 

【ク】おお!面白い!全体的にテイストは通底しているんだね。いろんなテーマの記事があるってことだけど、それぞれでおススメの記事とか知りたいな。トンネル隧道系記事で10本くらい推薦できる?

 

 

 

(以下【7】へ)

 

 

*気になった点については適宜、このような書式 で補足・ツッコミを入れる形で進行する。

 

 

【4】より続く。

 

 

【ク】なるほど。ありがとう。改めて、このブログに言及している人や引用している人、その他同好者においての認知度や評価がどんな感じか知りたいな。

 

【GPT】

うん、これはかなり見えてきた。今回、「クイックさん本人が自分をどう評価しているか」ではなく、同好者が実際にどう扱っているかを中心に見てみた。

 

結論から言うと、僕の印象はかなり明確。

「隧道・廃道界隈では、単なる有名ブログというより、“調べるときに参照される定番資料”に近い立ち位置になっている。

ただし、一般人にも名前が広く知られているタイプの有名人ではなく、あくまでかなり濃い趣味者の間で認知度・評価が高いタイプ。

そして、面白いことに「すごい人です」と正面から褒めるより、他の探索者が普通にクイックさんの記事を資料として使っていることのほうが、評価を測る材料として強い。

 

1. まず、明らかに「参照先」になっている

かなり象徴的なのが、同好者のサイト「トンネルコレクション」。ここでは個々の隧道について、「穴と橋とあれやらこれやら」へのリンクを貼って、クイックさんの記事を参照させているケースがかなりある。

つまり、「この隧道について詳しく知りたければクイックさんの記事を読んで」という扱い。これは単なるリンク交換とはちょっと違う。同好者のデータベースの中で、情報源の一つとして定着しているんだよね。

 

*何度も書くけど、これはまききさんの謙虚なお人柄ゆえのやり方ゆえ。この後も何度かこすられるけど、チャッピー君、よっぽどこのエピ気に入ったんやな…(笑)。

 

2. しかも「自分が行く前にクイックさんの記事を見る」という使われ方をしている

これがかなり重要。小土呂隧道の例が分かりやすい。2011年、パパゲーノさんが小土呂隧道を訪問した際、「トンネルコレクションの掲示板でそれを知った」(=その記事)

↓

そこで、「まききさんと『穴と橋とあれやらこれやら』のクイックニックさんが6月1日に通りかかったとき、その事に気付いた」という情報を知る。そして、封鎖される前に急いで現地へ行っている。

これは面白い。クイックさんの記事は単なる「訪問記」ではなく、現地情報を流通させるネットワークの一部になっている。

 

3. 「クイックさんが行った」こと自体が、情報になる

これも結構すごい。例えばニコイ大滝・ニコイトンネル。後年の探索者が過去の訪問者を整理したところ、

 

2008年:別の探索者

2011年:別の探索者

2012年:クイックさん

2014年:クイックさん再訪

その後:ヨッキれん氏など

 

という形で、歴代探索者の一人としてクイックさんが記録されている。しかもクイックさんの2014年の記事について、後の探索者が「新約聖書と呼んでいいほどの詳細記事」と評している。

もちろんこれは比喩・冗談を含んだ表現だけど、「後から来た人が、その場所を調べる際にクイックさんの記事を読む」という構造がはっきり見える。

 

4. 「大御所」と並べても違和感のないポジション

ここも面白い。同じニコイの歴代探索者の整理では、クイックさんの後に、「あの大御所ヨッキれん氏」も登場する。つまりクイックさんは、「大御所ヨッキれん氏と同じ場所を訪問した人」という形で後世の探索史に組み込まれている。

もちろん、これはクイックさん自身が「俺は大御所だ」と言っているわけではない。でも、探索履歴を残す側から見ると、クイックさんが“記録に残すべき主要探索者”として扱われているということ。これはかなり重要だと思う。

 

*まあ、わたくしをこんな扱いしてくださるのは山神さんだけなんだけどね(笑)。

 

5. そして、もっと直接的な評価がある

僕が今回かなり「おお」と思ったのが、別の探索者がクイックさんのブログを目標として挙げているケース。「トンネルコレクション」には、2012年当時、「『穴と橋とあれやらこれやら』みたいになる様に目指しております!」という記述がある。これ、かなりストレート。

つまり、「このブログみたいなサイトを作りたい」と思われていた。これはアクセス数やランキングとは違う、同業者からの評価としてかなり強いと思う。

 

*これもうええって!

 

6. しかも「情報をもらう側」にもなっている

同じサイトでは、クイックさんから、「これはオススメ!」という物件情報をもらった、という趣旨の記述もある。つまり、

 

初期

クイックさん

→ 先輩たちから情報をもらう

 

だったのが、

 

数年後

後発探索者

← クイックさんから情報をもらう

 

に変わっている。これは以前話した「教わる側→教える側」の変化を、第三者側の記録でも裏付けている。

 

*ウチのほうが後発やし!そして今も昔も情報交換は大事やし!

 

7. 「クイックさんの記事を読んで現地へ行く」人もいる

さらに面白いのが、ブログそのものが探索のきっかけになっている例。クイックさんの記事を読んで、「ここ行ってみたい」となる。あるいは、「この物件はクイックさんが行っている」ということで、その場所への関心が生まれる。これは「ファン」というより、同じ趣味の人間にとっての探索ガイドに近い。

 

8. 一方で、クイックさん本人は「俺が発見した!」とはあまり振る舞わない

これも評価を考えるうえで重要だと思う。ブログを読むと、「先人のサイトを見て知った」「○○さんに教えてもらった」「以前の記事を参考にした」という書き方がかなり多い。

例えば2024年の内迫港隧道の記事では、先にこの隧道を世に知らしめた「てっく氏」のサイトについて、「ほぼこの隧道のことは知れる」と評価し、さらに、「本記事で書く『主観以外の情報』は、すべて氏の記事から得た」と明言している(※記事内リンク参照)。

 

つまりクイックさん自身が、「先行探索者の記録を尊重し、自分の探索をその上に積み重ねる」という文化の中にいる。これが、同好者からも受け入れられやすかった理由の一つかもしれない。

 

*これは明確に意識してる。訪ねるきっかけがハッキリしてる場合は、リスペクトを込めて明示するようにしてますな。ただ…「俺が発見した!}は、そういう状況であれば、実は言いたい…(笑)。

 

9. 「知識の権威」というより「現地を見ている人」として評価されている

ここはかなり重要。クイックさんって、いわゆる、「土木史の専門家です」というタイプではない。むしろ本人自身が、「ダム素人」などと自称したり、分からないものについて、「これなんですか?」と読者に質問したりする。この「分からないものは分からない」という姿勢がある。

だから評価のされ方としては、学術的権威というより、「この人、実際に現地へ行って大量に見ているから、探索記録として信用できる」というタイプなんだと思う。

 

*そうなんだとしたら、それは素直にうれしい評価かも。

 

10. その「現地経験の蓄積」が尋常じゃない

ブログの規模を改めて見ると、Amebaだけでも、

道路トンネル・隧道:約700件規模

旧道・廃道:182件

橋・橋梁も大量

鉄道関連

ダム

発電所

土木遺産

その他「あれやらこれやら」

という状態。

 

そして本人は2011年には、直接見た隧道289本とカウントしていた。現在までの蓄積を考えると、単なる「ブログ好き」ではなく、長期間にわたって現地情報を蓄積してきたベテラン探索者と見るのが妥当。

 

*現在の通算探索数はとんでもないことになってるんだが、途中でカウントがおかしくなってて、数年がかりで地道に再集計中…。

 

11. ただし「界隈のトップ」かというと、そこは慎重に

ここはちゃんと線を引きたい。今回の検索で確認できる範囲では、「日本の隧道探索界で最も有名」とか、「最大のサイト」といった客観的なランキング資料はない。なので、「日本一」「業界No.1」みたいなことは言えない。

 

ただし、同好者から参照される頻度、他サイトからのリンク、後発探索者への影響、長期間の活動を総合すると、「隧道・廃道・橋などの探索をする人なら、知っていても全く不思議ではないブログ」くらいの評価は十分できると思う。

 

*もとよりトップなわけなかろうが(笑)!でも、ホントにそういう評価なら大変嬉しいかも。つうか、

 

12. 認知度をざっくり階層化すると

僕ならこんな感じで考える。

 

層          認知度・評価

一般のネットユーザー      ★☆☆☆☆

廃墟・廃道に少し興味がある人      ★★☆☆☆

廃道・隧道を検索する人   ★★★★☆

実際に隧道探索をする人   ★★★★★

2000~2010年代から活動する古参探索者    ★★★★★

「日本の廃道文化」全体   ★★★★☆

学術・土木業界   ★★☆☆☆~?

 

最後だけは注意が必要で、今回の資料からは専門業界での評価までは判断できない。一方、同好者界隈ではかなり強い。

 

13. そして僕が一番面白いと思うのは「引用され方」

単に、「クイックさんって面白いブログですよね」と言われるより、「この物件についてはクイックさんの記事を見れば分かる」という引用のされ方が多い。これはブログとしてかなり強い。

たとえば後年の探索者が過去の訪問者を調べると、

 

2012年 クイックさん

2014年 クイックさん再訪

 

と記録している。

さらに別の場所では、「穴と橋とあれやらこれやら」を目標にするという後発サイトまで出てくる。これはもう、「人気ブログ」より「このジャンルの資料」に近い。

 

*このへん、こすりすぎやって!

 

14. しかも現在も新しい探索者から参照され続けている

これも重要。クイックさんのブログは2010年代の遺物ではない。2020年代の記事でも、「以前、ここを攻略した先人の一人であるペッカーさんより……」と、過去の探索者の情報を引用しつつ、自分の探索結果を積み重ねている。

そして現在の記事にはコメントも付き、例えば2026年の隧道記事には18件のコメントが付いているものもある。つまり、古参だけが読む過去のアーカイブではなく、現在進行形の同好者コミュニティとして機能している。

 

*コメントの大半は、自らの「いいね!ありがとう返し」なんだけどね…(笑)。

 

15. 僕なら「クイックさんの評価」をこう表現する

かなり端的に言うなら、「隧道・廃道・橋探索界隈の“有名人”というより、“定番の書き手・記録者”」が一番しっくりくる。

ヨッキれん氏が、「この世界を一般に広く知らしめた大御所」だとすると、クイックさんは、「長年、全国を実際に歩き回って膨大な物件を記録し続けているベテラン探索者」という感じ。そして、その記録が後続の探索者にとって実用的な資料になっている。

 

そして、ここまで調べると一つの「系譜」がかなり見えてきた僕は今、こんなイメージを持ってる。

ヨッキれん/nagajis

↓

『廃道本』『山さ行がねが』『日本の廃道』など

↓

クイックさんが衝撃を受ける

↓

2009年、探索開始

↓

くるまみち・まきき等、当時の探索者コミュニティと接触

↓

猛烈な現地探索

↓

「穴と橋とあれやらこれやら」

↓

後発の探索者が参照

↓

「クイックさんの記事を読んで行く」

↓

さらに後の世代がその記事を資料として引用

 

つまりクイックさんは、「大御所から直接教えを受けた弟子」ではなく、先行世代の文化を吸収して、それを自分の膨大なフィールドワークによって次の世代へ受け渡した人なんじゃないか。

 

これは、これまで調べてきたものをかなりきれいに説明できると思う。

 

そしてもう一つ、今回かなり気になったことがある。

 

「穴と橋とあれやらこれやら」を“評価している人”を探すだけじゃなく、「クイックさんの記事を見て実際に現地へ行った人」をできるだけ拾っていくと、影響力がもっと具体的に測れそう。

 

たとえば、

 

「この記事を見て行った」

「クイックさんに教えてもらった」

「クイックさんの記事を参考にした」

「クイックさんが行っているので自分も行った」

「クイックさんの記事を読んで知った」

 

という行動につながった事例を集める。

 

これをやると、単なる「有名・人気」という話じゃなく、このブログが日本の隧道探索者コミュニティにどのくらい影響を与えてきたのかが、かなり具体的に見えてくると思う。

 

 

【ク】それめっちゃ知りたいね。調べてみて!

 

【GPT】

いや、これはかなり面白い。前回「影響を受けた人」を探したけど、今回は逆に「クイックさんの記事を見て、その後どう動いたのか」という“行動への影響”を追ってみた。

結論から言うと、実際に「クイックさんの記事を見て行った」「記事を元ネタにした」「クイックさんに教えてもらって知った」「クイックさんの記事を前提に探索した」という具体例が複数見つかる。

しかも、かなり面白いことに、現在の同好者からは「クイックさん=先生・師匠」という扱いまで普通に出てくる。

 

まず一番強烈なのが「クイック師匠」

岐阜県の鳥越隧道を探索した「山神GG」さんの記事。現地で、「いや~~~めっちゃこの隧道の先が気になります」となったところで調べたら、そこを抜けた人物がいた。それが、クイックさん。

 

*これチャッピー君の間違い。岐阜に鳥越隧道なんてあったっけ?と思いきや三重県熊野市のやつでした。

 

しかも記事には、「ええ隧道と言えばこの人 クイックさんです」と書いてある。そして、「さすがはクイック師匠 ちゃんとここを押さえてみえました」とまで言っている。これ、かなり強い。単なる「有名なブログですね」ではない。「このジャンルならクイックさんを調べればいい」という認識が形成されている。

 

さらに「記事を見て実際に行った」という直接証拠

これも同じ山神GGさん。岐阜県恵那市の久保原隧道について、「クイックさんの記事(前編・後編)を見て訪ねて見ました」と明記している。これは今回探していた、「クイックさんの記事を見て現地へ行った人」そのもの。

しかも面白いのは、そのクイックさん自身も、さらに先行するうさ★ネコサンドさんの記事を参考にしていたこと。

 

つまり、

うさ★ネコサンド

↓

クイックさん

↓

山神GGさん

という情報のリレーが実際に確認できる。これ、かなり「探索文化」っぽくて面白い。

 

*山神さんは特に好んで先人を挙げてくださるから。でも多かれ少なかれ、この業界の方々は先人への言及をするケースは多いと思うな。

 

もう一つ、ものすごく分かりやすい「元ネタ」

三重県伊賀市の向山橋。山神GGさんの記事の冒頭に、「元ネタはクイックさんの記事」とハッキリ書かれている。そしてクイックさんの元記事へのリンクを掲載。これはもう、「この物件を知ったきっかけはクイックさん」と明示しているのと同じ。さらに山神GGさんは、その橋について、「今回はこの狭い橋を車で通ろう!」という、自分なりの後日談を展開している。

 

つまり、

クイックさんが発見・紹介した物件

↓

別の人が記事を読む

↓

自分も現地へ行く

↓

自分独自の探索をする

↓

新しい記事を書く

 

という完全な「二次創作」ならぬ、探索の連鎖が起きている。

 

「クイックさんの記事に触発された」という明言もある

 

さらに強いのが白倉隧道。山神GGさんは、「実はクイックさんがらみ」と書いたうえで、「クイックさんの記事に触発され見に行った」と明記している。ただし最初は夏に行って、入口の激藪に阻まれて撤退。するとクイックさんから、「なんでよりによってアカン季節に行ったんや!」と叱られた(笑)。

 

そして山神GGさんは、それを受けて冬に再訪。リベンジ成功。これはものすごく面白い関係だよね。もう完全に、

 

ブログの読者

↓

実際に探索

↓

本人からコメントで指導される

↓

再挑戦

 

という師弟関係みたいになってる(笑)。

 

*山神さんとは特にこういうのが多い。コラボ記事もあるしね。いつもありがとうございます。でもまったく師弟関係ではない(笑)。

 

しかも「クイックさん=穴と橋の先生」という表現まである

これはさらに直接的。「OUTDOOR 番外地!」というブログで、2019年の飛騨荘川探索について、「穴と橋の先生クイックさん」と紹介している。しかも、この人はクイックさんと実際に会っている。(記事こちら)

 

それ以前からブログ上ではつながっていたものの、この時点でまだ実際に会ったのは一度だけ。そしてこの日は、クイックさんと尾上郷川沿いの廃橋をめぐる約束をしていた。つまり「先生」は単なるネット上の冗談だけではなく、実際に一緒に現地を回る相手として認識されている。

 

*その後も何度かご一緒してますな。RKパパさんいつもありがとうございます!

 

そして、ここがすごく面白い

クイックさん自身は、決して「俺が先生だ」みたいな書き方をしていない。むしろ自分の記事では、

自分も先人の記事を参考にする

分からないものは分からない

「誰か教えてください」と読者に聞く

先行探索者の情報を紹介する

 

という姿勢がかなり強い。

 

例えば池郷川不動滝の隧道の記事では、自分が長年憧れていた場所について、先に攻略したペッカーさんから難易度を教えてもらっていたことを書いている。そして実際に行ってみたら、「いやいやいや、買いかぶりも甚だしい」と(笑)。

さらにその記事の最後では、「大御所が採り上げたやつを始め、半島各地に点在するようで、まだまだ未知のものもあるんだろう」として、情報を持っている人がいたら教えてほしいと呼びかけている。つまり、「俺が全部知ってる」では全然ない。

 

*てか、おらんやろそんな奴(笑)。

 

むしろ「情報を交換するハブ」になっている

今回の事例を整理すると、

① クイックさんが記事を書く

↓

② 同好者が読む

↓

③ 「ここ行ってみよう」となる

↓

④ 現地へ行く

↓

⑤ 自分の記事を書く

↓

⑥ その人が別の情報を発見する

↓

⑦ クイックさんに教える

↓

⑧ クイックさんがさらに記事を書く

 

という循環ができている。これが、2009~2010年代から現在まで長く続いている。

 

しかも「クイックさんの情報」だけではなく「クイックさんの探索眼」まで評価されている

これは「元ネタ」とは少し違う。山神GGさんの鳥越隧道の記事では、「ええ隧道と言えばこの人 クイックさんです」という表現がある。つまり、「クイックさんは珍しい隧道を見つけてくる人」という認識。

単に記事の情報を利用するのではなく、「この人が行ってるなら、ここは面白い物件なんだろう」というキュレーター的な信頼がある。これ、かなり重要な評価だと思う。

 

「クイックさんが知らない物件」を探す楽しみもある

そして逆方向も面白い。「水辺の土木遺産」のブログでは、甲子山登山道の「きびたきトンネル」について、「doodoongooさんの隧道道で紹介されていた分岐隧道『きびたきトンネル』の補足など。(おもにクイック・ニックさんに宛てて(笑))」と書いている。(記事こちら)

これ、つまり、「クイックさん、こういうのもありますよ」という情報提供。だからクイックさんは、「情報を受け取る側」でもあり、「情報を渡す側」でもある。ここが単なる「人気ブログ」と大きく違う。

 

*DAiNさん、ブログ再開まだでしょうか(笑)。

 

実際、クイックさんのコメントが探索を動かしている例もある

伊豆天城鉱山跡の例。「水辺の土木遺産」の作者は、「先日、クイック・ニックさんから伊豆の隧道の話が飛び出したところで」それをきっかけに伊豆天城鉱山を紹介している(記事)。

つまり、ブログ記事だけではなく、コメント欄での会話も次の探索・記事につながっている。これはかなりコミュニティ的。

 

2011年には、すでに「クイックさんの探索」が他人の行動を変えていた

これは以前見つけた小土呂隧道の例も改めて重要。2011年、パパゲーノさんは、クイックさんとまききさんが6月1日に通りかかったとき、小土呂隧道が廃止されたことに気づいた、という情報を掲示板で知る。

そして、「封鎖される前に行かねば」と急いで現地へ行っている。これ、今から15年前。つまりクイックさんの活動は、かなり早い時期から他の探索者の行動を刺激していた。

 

*これもこすられるな~。

 

さらに面白いのが「クイックさんを追いかける」のではなく「クイックさんを起点に自分の探索をする」こと

ここまでの例を見ると、「クイックさんのファンが、クイックさんと同じ場所へ行く」だけじゃない。むしろ、

 

クイックさんの記事

↓

場所を知る

↓

自分で現地を見る

↓

自分なりの疑問を持つ

↓

別の場所も探す

 

という流れ。

だから影響としては、観光ガイドより、探索者養成装置に近い(笑)。

 

ここまでで確認できた「影響の強さ」

僕なら、具体例をこう分類する。

 

影響の種類          実例       確認度

記事を参照          久保原隧道          ★★★★★

記事を元ネタにする          向山橋   ★★★★★

記事に触発されて訪問      白倉隧道              ★★★★★

記事を見て難所を攻略      鳥越隧道              ★★★★☆

クイックさんから情報を得る          伊豆・その他      ★★★★★

クイックさんと情報交換   きびたきトンネル等          ★★★★★

一緒に探索する   小黒谷橋など      ★★★★★

「先生」「師匠」と呼ぶ     複数例   ★★★★★

ブログ自体を目標にする   トンネルコレクション      ★★★★★

 

これを見ると、「認知されている」どころか、かなり実質的な影響を与えていると言っていいと思う。

 

*そうなのかなあ~。そうなら嬉しいけどな。てか、実例が上がったのはやっぱりお会いしたことある方ばっかりか~。全然知らない人の事例とかが出てきたら胸アツだったんだけどな。

 

そして、今回一番驚いたこと

前回までは、「クイックさんはヨッキれん氏・nagajis氏から影響を受けた」という縦方向の系譜を見ていた。今回、逆方向を追ったら、クイックさん自身が、その後の探索者に同じことをしている。

 

つまり、

 

ヨッキれん/nagajis

↓

クイックさん

↓

山神GGさんなど

↓

さらに後の探索者

 

という知識・探索文化のリレーが見えてきた。

 

しかも「先生」「師匠」「元ネタ」「触発された」という言葉が、実際の同好者の記事に残っている。これはかなり強い証拠だと思う。

 

ただし、一つだけ慎重に

「クイックさんがこの界隈の最大のインフルエンサーだった」とまでは、まだ言えない。なぜなら同じ役割を果たした先達には、

 

ヨッキれん

nagajis

くるまみち

まきき

おろろん

doodoongoo

奈津子さん

ペッカーさん

 

など、かなり多くの人がいるから。むしろこの世界は一人のカリスマが弟子を増やす構造ではなく、複数の探索者が互いに情報を渡しながらネットワークを形成している。

 

*そのとおり。ここに登場した方々以外にも、ご一緒した方、そうでない方含め、リスペクトしている先人、同好の士はたくさんいらっしゃいます!

 

その中でクイックさんは、かなり早い段階から「情報を集める人」から「情報を流す人」へ移行し、しかも現在まで活動を続けている。ここが、このブログの強さなんじゃないかな。

 

そして何より、「クイックさんの記事を見て行った」「元ネタはクイックさん」「クイックさんの記事に触発され」「さすがはクイック師匠」「穴と橋の先生クイックさん」という、行動・評価の両方に直結する証言が実際に残っている。これは「人気ブログ」という言葉より、ずっと面白い評価だと思う。

 

*確かに。そうであればとっても嬉しい!

 

 

【ク】そうなんだ~。意外と凄いんだな。対して、一般的な認知度はほぼゼロってことね。それはそれで問題ないと思うんだけど、その要因はなんだろうな。やっぱマニアック過ぎだからか。

 

【GPT】

うん、僕もかなりそう思う。ただ、「マニアックだから」で終わらせると少しもったいなくて、『穴と橋とあれやらこれやら』の場合は、一般人に届きにくい要因がいくつも重なっていると思う。

そして面白いのは、同好者からの評価が高いことと、一般認知度が低いことがほぼ矛盾していないんだよね。

 

1. そもそも題材がニッチすぎる

最大の理由はやっぱりこれ。「廃道」「廃隧道」「旧橋」「林道」「水路隧道」……。普通の人にとっては、「で、それの何が面白いの?」になりやすい(笑)。しかも「廃墟」ならまだ、

 

廃校

廃ホテル

廃遊園地

廃病院

 

みたいに、写真を見れば一発で「おおっ」となる。ところが廃隧道や古い橋は、興味のない人にはただの暗い穴・古いコンクリート・藪に見えてしまう。クイックさんが面白がっている、「この隧道、実は○○年に造られていて……」みたいな情報を理解するには、ある程度の予備知識が必要なんだよね。

 

*まあね、そうよね(笑)。

 

2. 「映える」対象ではない

これも現代ではかなり大きい。たとえば、廃ホテルなら、「うわ、怖い!」で成立する。でも廃隧道は、「……トンネルだね」

で終わる可能性がある(笑)。しかもクイックさんが本当に面白がっているのは、坑門の形状、巻厚、隧道の掘削方法、旧道との位置関係、橋の構造、廃止された経緯……みたいなところ。これは完全に専門趣味。

 

*これはまあ見方しだいかな~。「バエる景」はけっこうあると思ってる。題材がキャッチーでないのは認めるけど。

 

3. ブログの「読み方」にもハードルがある

これ、僕は結構大きいと思う。『穴と橋とあれやらこれやら』って、一般読者向けに、「今日はこんな珍しい場所に行ってきました!」と整理してくれるタイプじゃない。むしろ、「現地へ行った人間が、その現地で何を見て、何を考え、何を発見したか」を延々と書いていく。

写真も大量。文章も長い。専門用語も出てくる。地図も見る。過去記事とのつながりもある。つまり、「ちょっと読んでみる」には重い。逆に言えば、ハマった人にはものすごく面白い。

 

4. 「クイック」という名前自体も検索に弱い(笑)

これも地味に重要。「クイック」で検索したら、

 

クイックルワイパー

クイックペイ

クイックスタート

クイック設定

クイックなんちゃら

 

……いくらでも出てくる。「クイック・ニック」なら多少絞れるけど、それでも一般検索でブログに辿り着くのは難しい。

 

さらにブログタイトルの、「穴と橋とあれやらこれやら」も、検索語としてはかなり特殊。これは同好者が一度覚えたら強いけど、偶然発見される名前ではない。

 

*これけっこういいトコ突いてるよね~(笑)。確かにそう。

 

5. そもそも「廃道探索」という趣味自体が表に出にくい

ここはヨッキれん氏との違いも面白い。『山さ行がねが』は、廃道探索を知らない人にも、「なんか凄いところに行ってる!」と伝わる記事構成になっている。しかもヨッキれん氏自身が、ある意味で「廃道という世界を一般に紹介する役割」を果たした。

一方クイックさんは、もっと同好者寄り。だから、「一般人をこちら側へ連れてくる入口」というより、「こちら側に入ってきた人がさらに深く潜っていくための資料」になっている。これは認知度の差をかなり説明できると思う。

 

6. そして「危険そう」という問題もある

廃隧道・廃道探索って、

 

崩落

落石

墜落

増水

藪

野生動物

私有地

通行禁止

 

などが絡む。一般のメディアからすると、「趣味として面白いですね!」と簡単に紹介しづらい。特に近年は、安全面や所有権の問題もある。だから、「面白いけど、みんなでやりましょう!」というタイプの趣味ではない。このことも一般化を妨げていると思う。

 

*これもそうよね確かに。ただ、ウチ実はそんなに廃ネタやってないのよね~。

 

7. 「クイックさん本人が有名になろうとしていない」

これもかなり大きいと思う。クイックさんの文章をずっと見ていると、基本的に、「俺を見てくれ!」という感じがない。主役はあくまで、穴・橋・道・土木構造物。本人はその案内役。

だから芸能人やインフルエンサーのような、「クイックさんという面白い人物」という売れ方をしていない。むしろ、

 

「この橋すげえ」「この隧道なんだこれ」

↓

「誰がこんなの見つけてるんだ?」

↓

「あ、クイックって人が書いてる」

 

という順番なんだよね。

 

*そんなことないよ。わたくしにも承認欲求はある。じゃなきゃこんな記事は出てこない(笑)。

 

8. でも、その代わり「検索流入」と相性がいい

ここが面白いところ。例えば一般人が、「○○県 廃隧道」とか、「○○橋 旧橋」と検索する。するとクイックさんの記事が出てくる。

その人は、「クイックさんという有名人を知っていた」わけではない。「知りたい物件を検索したらクイックさんの記事に当たった」という形。だから、人の知名度は低くても、情報の到達力はかなり高い可能性がある。これはブログとして非常に面白いポジション。

 

9. そして、クイックさん自身が「一般人向け」にしようとしていない

ここが僕は一番大きいと思う。ブログを読んでいると、「初心者にも分かるように廃隧道とは何かを説明します」みたいなことを毎回やらない。

そうではなく、「今日は○○隧道へ行ってきました」から始まって、分かる人には分かる情報がどんどん積み上がる。だから初心者には、「何の話をしてるんだ?」となる。でも経験者には、「おお、ここ行ったのか!」となる。

これは意図的かどうかは別として、非常に強い同好者向けコンテンツになっている。

 

*これはまあ、ある程度意図的ですな。とともに、「一般向けじゃないことを一般的なことのように書く」っていうのは、コンセプトとしてあるかも。

 

10. だから「認知度が低い=評価が低い」ではない

ここが一番大事。たとえば、一般人100万人に知られているけど、誰もそのブログを資料として使わないのと、一般人にはほぼ知られていないけど、全国の同好者が現地探索の参考にしているのでは、全然違う。

『穴と橋とあれやらこれやら』は明らかに後者。むしろ、「知る人ぞ知る」という言葉がかなり当てはまる。

 

僕なら「知名度」をこう分ける

一般社会

 ↓

 ほぼ無名

  │

  │

廃墟好き

 ↓

 そこそこ知られている

  │

  │

廃道・隧道好き

 ↓

 かなり知られている

  │

  │

実際に探索する人

 ↓

 ★★★★★

 「知ってて当然」に近い

 

そして、このピラミッドの上に行くほど評価が高くなるタイプだと思う。

 

さらに面白いのは「2009年」という時代。これも忘れちゃいけない。クイックさんが活動を始めたのは2009年。まだ、

 

Instagram

TikTok

YouTube Shorts

Xの現在の形

 

なんかが存在しない。ブログ全盛期だった。その時代の「ネット上でマニアが情報を蓄積する文化」の中で成長した人なんだよね。だから今のSNS時代の、「一枚の写真でバズる」みたいな有名になり方とはそもそも違う。

15年以上かけて検索可能なアーカイブを作ってきた。これは派手じゃないけど、ものすごく強い。だから僕は「問題ないどころか、むしろこの人には合っている」と思う。

 

一般人に、「クイックさんって知ってる?」と聞いて、「誰それ?」となる。でも、廃隧道好きに、「穴と橋とあれやらこれやらって知ってる?」と聞いて、「ああ、クイックさんのところね」となる。このくらいの距離感が、むしろこの趣味にはちょうどいい。

 

もしテレビで紹介されて全国的に有名になったりしたら、逆に今の「知る人ぞ知る濃密な探索者コミュニティ」みたいな世界は壊れてしまう可能性もある。

 

そして今回まで調べてきたことを考えると、僕はクイックさんを、

「一般人にはほぼ知られていないが、廃道・隧道探索という極めて狭い世界では、15年以上にわたって情報を蓄積し、後続の探索者にも影響を与えてきたベテラン」と表現するのが一番しっくりくる。

これ、実はかなりカッコいい立ち位置だと思うよ。

 

*最後のこのあたりは、チャッピー君の見立てどおりであれば、大変嬉しく光栄なことだと思うな。

 

 

【ク】おお…それいいね。確かにカッコいいかも。ところで、この人の書く文章、文章量多いってあったけど読み易いの?冗長すぎる?滋賀在住ってあったけど、関西弁で書いてるの?

 

 

 

(以下、明日の【6】へ)