【15】より続く。
切り通し経由で到達した、大塔線5号隧道。
…いやまあ、名称は不明なんだが、県道、市道からの法則でいえばこの名称で間違いないだろう…たぶん。
正対して、洞内を。
延長は…40mほどだろうか。
そして当然のように、
豪快な、完全素掘り。ワイルド!
振り返っての、
鉄板の構図、引きバージョン。
けっこうな、デカ穴。
前回書いたように、状況的に林鉄廃止後に掘られたと思われる、この5号隧道。大きなトラックも十分に通すスペックで作られたのだろう。
そして、
中小屋谷橋まで見通す、鉄板の構図。
抜けて、振り返り。
関西圏…というか紀伊半島の完全素掘り(坑口含む)の中では、規模・延長ともにかなりの上位ランクではないだろうか。白川又隧道といい勝負だが、こっちのほうがデカそうに思う。
坑口向かって左には、
大塔山国有林の看板。
そして右側の広場…と思ってたスペース、
もっと広かったイメージあったけど、こんなささやかだったっけか。
ちなみに、写真右奥が例の切り通しへのアプローチ。あと立ってる看板は、鳥獣保護関連のものだ。
ここで、動画をぜひご覧いただきたい。
5号隧道と切り通し、そして中小屋谷橋。それらがギュッと凝縮したこの一画の雰囲気を体感していただきたいので。大塔川にある堰堤の水音も臨場感を高めると思う。
これは全部見終わった後に、隧道をまた抜けて撮影しに行った。ここに来るまでにあんだけ時間に追われて焦っていたのに。
まあ最終目的地まで至近な位置まで来てちょっと気持ちがほぐれたこともあったが、やっぱりここは「大塔川遡上の旅」のハイライトとして、時間を気にせずしっかりと記録しておきたい、と言いう思いが強かったからだ。
ということで、中小屋谷橋到着から5号隧道前出発までの滞在時間は、15分。ここまでを考えれば、大休止だったといえる。いや、堪能した。
かくして16時8分、進軍再開。
ついに16時を回ったが、残すは最終、6号隧道のみだ。
今月はここまで。来月いよいよ最終回の【17】に続く。
年内完結できると思わんかったが、なんとか。






































