2021年9月27日、初の長州遠征の3日目・最終日。この日のネタで記事にしているのは、錦橋、山口県●●局のトンネル、松室大橋、夕方のメインターゲット、釣上隧道。今宵ご紹介するのは、松室大橋の40分後に訪ねた物件。
北上中の国道434号から外れ、
林道…と見せかけて、実は岩国市道をゆくこと数百m。
出た。
お目当ての隧道。
が、車を停めておけるようなスペースが皆無。なのでいったん通り抜け…でもやっぱり皆無で(笑)。
仕方なく、だいぶ進んだところでめっちゃ切り返してターンし、戻ってきた。
この隧道にわざわざ寄ったのは、Q地図様によると1925(大正14)年建造となっていたから。このお姿はストビューで見てはいたが、現地に行けば古洞たるなにかを感じられるかな~と思っていたが…特になにもなさそうかな。
谷沿いに走るこの道、隧道脇はすぐに崖。
外側に旧道は…なさそう。この隧道が、ここに初めて拓かれた道なのかな。
大正モノだというこの隧道、
完全改修されてコンクリ側壁+波型ライナープレートというこの姿になっているが、オリジナルは完全素掘りだったんだろう。
振り返って、鉄板(ライナープレートだけに…)の構図。
結局、車はあんな感じで放置。どっちにしろ、車が来たら離合もできないし、ヤケクソだ。
で、また抜けて、
国道側のポータル。
目立たないけど、こちら側には扁額があった。
「大」「足」「谷」「隧」「道」。北陸でよく見る、ひと文字ずつのパネル式扁額。まあもちろんたまたまだろうけど。
で、こちらで目を引いたのは、
ポータル脇の小さな祠。
周辺に人家はないと思われるが、どなたか管理されてる方がおられるのだろう。
まだ色鮮やかな花が供えられていた。
洞内に立てかけられた竹ぼうきに気づいた方は鋭い。きっとこれで掃除されてるのだろう。なんかいいなあ~。
最後にもういっちょ、鉄板の構図。
幸い、ここにいる間に車は来なかった。
以上。