822日から北京で世界陸上選手権が開幕します。各国はそれに向けて事前合宿を行っていますが、北京に近い中国国内ではなく、日本で合宿を行っている国が少なくありません。

 

北京オリンピックの時も、中国国内の大気汚染や食の安全など環境面での不安から中国での事前合宿を避け、多くの国が日本で事前合宿を行っていました。

 

中国の環境汚染は北京オリンピックの時から改善はされておらず、今回の北京世界陸上でも以下のように北京オリンピックと同様に中国での事前合宿を避けて日本で事前合宿を行っているようです。


北京世界陸上合宿地


北京世界陸上の事前合宿を日本で行うのは、北京など中国の大気汚染が懸念したことがありますが、他には東京五輪の予行演習を兼ねた狙いもあるようです。まあ、北京オリンピックの時も多くの国が日本で事前合宿を行っていたので、中国の環境面の方が大きく影響を与えていると考えられます。

 

スウェーデンは、既に2020年の東京オリンピックの事前合宿地として福岡に決定しました。オーストラリアも、東京オリンピックの時に和歌山で合宿を行う意向を示しています。

 

東京オリンピックの事前合宿地としては、物理的に近い関東近郊の地域に地の利がありますが、日本国内であれば場所を問わないという考えの国も多くあるようです。むしろ過去の実績を評価する国もあるので、今回の北京世界陸上で事前合宿地に選ばれた所は大きなアドバンテージを得たことになり ますし、2019年のラグビー・ワールドカップのような世界的イベントの合宿地となることも評価されることになりそうです。

 

先月に韓国で行われていたユニバーシアードでも、事前合宿を日本で行っていた国があるように、日本以外の東アジアで国際的なスポーツ大会があると、事前合宿を日本で行うのが恒例となってきています。2年後の平昌冬季オリンピックでも、事前合宿を日本で行う国が出てくることが予想されます。



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