101日から免税の対象となっていなかった食品や化粧品類などの消耗品を含めたすべての品目が免税対象となりました。観光庁などでは、外国人旅行者による各地の特産品の購入が増えることを期待しています。

 

外国人旅行者の中でも、中国人の旅行中の消費額は最も多く、その中でも買物代は特に多くなっています。


訪日外国人の旅行中消費額
資料出所:観光庁「平成25年訪日外国人消費動向調査」

 

中国人にも日本の製品は人気があり、中国本土では販売していないものも日本では見つけることができます。こういったことが中国人が日本で多くの買い物をしている要因となっていますが、それ以外にも理由があります。

 

現在では、多くの外資のブランドショップが中国本土にありますし、日本製品も中国で多くの物が売られています。同じものが中国でも販売されているのですが、わざわざ日本に来て買う中国人は少なくありません。

 

中国で売られている物は、偽物が多く信頼できないというのが中国人の感覚としてあります。世界中で中国人のことを最も信用していないのは、中国人とも言われているくらいです。

 

中国では、メーカーが製造していない種類の商品も売られていることがあります(もちろん偽物です)。外資のブランドショップであっても店員が本物の商品を横流しして、その代わりに偽物を販売していることもあります。

 

そして、中国人が日本で買い物をするときに、「Made in Japan」であることが重要となります。日本企業の商品でも「Made in China」だとガッカリするようです。中国人が日本メーカーのカメラを買おうとしたら、そのカメラが「Made in China」だと知って、買うのを止めることもあるようです。


中国人は中国人のことを信用していませんので、中国で売られているものは信用しないだけでなく、中国で作られたものも信用していないということです。

 

また、日本で買い物してきたことが分かるため、包装の紙や袋に日本の店舗の名前が目立つように書いてあることが重要となります。日本の小売店の包装は、店舗名は大きい文字では書かれていないところが多いのですが、中国人は日本の小売店の名前が目立っている方を好むため、百貨店の中には店舗名を大きくしたデザインに包装を変更したところもあるようです。


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