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全仏オープンの男子シングルス3回戦で、錦織はスペインのフェルナンド・ベルダスコをフルセットの末に下して4回戦進出を決めました。

 

女子では大坂が第6シードのシモナ・ハレプを相手に第1セットを先取しましたが、その後に2セットを連取されて3回戦敗退となりました。

 

大坂は全豪オープンに続いて全仏オープンも初出場で3回戦進出を果たし、今年は躍進の年になりそうです。また、全豪ではランキング5位のアザレンカに成すすべなく敗れましたが(6-16-1)、この全仏ではベスト10の選手とも十分に戦えることを見せてくれましたので、今後が非常に楽しみです。

 

 

錦織はベルダスコ相手に第1セットと第2セット連取して、2セットアップとなりました。ベルダスコはフォアハンドの破壊力が強烈でしたがミスも多く、このまま行けばこの試合もストレートで勝てそうな気配がありました。

 

しかし、第3セットの第3ゲームで錦織が先にサービスゲームをブレークされてしまい、ここから流れが徐々にベルダスコに傾いてしまいます。一度はブレークバックしますが、第7ゲームで再びブレークされてしまいました。このセットで先に錦織がブレークできていれば、錦織の方に一気に流れが行き、ベルダスコも精神的にかなり厳しくなって錦織がストレートで勝てたと思います。

 

ベルダスコは2セットダウンとなって開き直ったことと、第3セットでは先にリードしたことで気持ち的に楽にプレーできるようになり、サーブとフォアハンドの威力が増していきます。

 

4セットになると完全にベルダスコのペースになり、錦織はサービスゲームを2回ブレークされて、セットカウント2-2となってしまいました。

 

ベルダスコのフォアハンドのストロークが炸裂し、サーブもスピードだけでなく回転も良く掛かって高く弾んでいました。

 

また、錦織はベルダスコのサーブが良くなってリターンで攻めにくい状況にもなりましたが、相手のセカンドサーブの時に安全策をとって入れていくことが多く、攻めの意識が弱くなってしまいました。それにより、余計にベルダスコが伸び伸びとサーブを打てるようになり、ベルダスコのサービスをブレークできる気配がほとんどありませんでした。

 

3セット終盤から第4セットのベルダスコのテニスは素晴らしく、この間のプレーであればどの選手にも勝てるようなテニスをしており、トップ5に入ってもおかしくないレベルでした。

 

錦織は2セットアップから2-2に追いつかれ、ベルダスコのプレーからも錦織が負けることを覚悟しました。

 

しかし、セットカウントが2-2となってベルダスコに勝機が見えてきたことで、ベルダスコが勝ちを意識したのかプレーの内容が変わってきます。

 

ベルダスコは第4セットにあれだけ伸び伸びとボールを打っていたのが嘘のように、強打が減ってミスも増えてきました。

 

5セットの早い段階で、ベルダスコが錦織のサービスゲームをブレークしていたら、一気にベルダスコがこのセットも取ったかもしれませんが、錦織が序盤のサービスゲームで我慢してキープをしていたことで、ベルダスコに傾いていた流れを少しずつ引き寄せます。

 

錦織は2-2と追いつかれて精神的にガクッと落ちるところを、気持ちを切り替えてフルセットに臨んだことが非常に大きかったと思います。プレー面では、ベルダスコのサーブに対応してレシーブを返していき、バックハンドのダウンザラインで先に攻めるようになったことで、ベルダスコにプレッシャーを掛けていきました。

 

流れが錦織に徐々に傾いていき、先に第5ゲームでベルダスコのサービスゲームをブレークします。その後の錦織は自分のサービスゲームを楽にキープをしていた訳ではありませんが、ブレークポイントを与えずデュースにもつれることもなく、しっかりとサービスゲームをキープして、このセットを6-4で取ってセットカウント3-2で勝利をもぎ取りました。

 

このセットのベルダスコは、トップ5の選手のプレーではなく、50位台の選手のプレーに戻っていました。第4セットの頃とは、まるで別人のようになっていました。

 

 

この試合を見ていて、メンタルがいかに重要なのかということを感じました。勝負が掛かった場面でポイントが取れるのかどうか、流れが相手にあるときにいかに我慢して自分に流れを引き寄せるのかが、トップ選手とそうではない選手の差だというのを痛感しました。

 

下の試合データを見ても、合計のポイント数ではベルダスコの方が上回っています。また、ウィナーもベルダスコは錦織の2倍近くの53本取っています。

 

錦織vsベルダスコ 試合データ
2016全仏3回戦
全仏オープンホームページより

 

 

錦織の4回戦の相手は、地元フランスのリシャール・ガスケです。ガスケには昨年まで6連敗中でしたが、今年に入ってから2連勝で、しかも2試合ともクレーコートでしたから、現在は錦織に分があると思います。しかし、観客は一方的にガスケを応援する完全アウェーの状態ですので、精神的な強さが必要になります。

 

そして、準々決勝で当たることが予想されるマレー戦のことを考慮すると、出来る限り体力の消耗を抑えたいところです。観客を黙らせるためにも、出来れば3-0のストレートで勝って欲しいところです。

 

 

また、第4シードのナダルが3回戦を前に残念ながら手首の故障で棄権しました。今年のクレーコートシーズンから復調しつつあったので、非常に残念です。錦織が仮に決勝に勝ち進んだ時に、準決勝でジョコビッチとナダルが対戦して消耗してくれないかと願っていたので(笑)、若干錦織の優勝の可能性が若干低くなってしまったような気がします。


(関連の記事)

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○錦織と対戦するジョコビッチについて
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○錦織が覚醒した試合
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