Twin Peaks : The Return PART 18

監督/脚本/制作総指揮:デヴィッド・リンチ

脚本/制作総指揮:マーク・フロスト

カイル・マクラクラン

2017年9月3日放送(米国)

 

第18章レビューの後半です。

前編(第18章ストーリー覚え書きとレビュー)はこちらになります。

 

③第18章 謎の考察(ネタバレ)

 

指輪の力でブラックロッジに戻ったダギーは炎に焼かれて消滅したようです。

ラスベガスのダギーや、ダイアンの消え方とは違いますね。金色の玉が残る描写もなかったので、彼は化身とはまた違う存在だったのかもしれません。フィリップ・ジェラードとは別の方法で、ボブが作ったドッペルゲンガーだったとか。

ブラックロッジで炎に焼かれたと言えば、ウィンダム・アールを思い出します。火とともに歩む人々は、最後は自らも火で焼かれるということでしょうか。

 

ダギーが赤いドアから家に帰って、ジェイニー・Eに関してはハッピーエンドになりました。

しかし、このダギーはどのダギーなんでしょうね。「おうち」って言ってる様子から見ると、ぼんやりダギーのようですが。

本来のダグラス・ジョーンズはギャンブルで借金作ってジェイドと浮気するダメ人間だったようですが、大丈夫なのかな。

 

クーパーはローラに「家に帰ろう」と言っていましたが、連れて来たのはシカモアの木と水たまりの場所、ナイドが現れた座標の地点でした。

このことからも、この座標の地点が通じている本来の場所はパーマー家だと言えるでしょう。

(第17章で、消防士はパーマー家の映像を変えて、ダギーを保安官事務所へ導いていました。)

 

後の方で、クーパーはローラ(キャリー)に「母親の家に連れて行きたい」と言っています。

ローラ・パーマーを母親の元に帰したいという純粋な意味なのか、あるいはローラとセーラを会わせることに、なんらかの別の意図があるのか。

 

クーパーはローラを見失いましたが、しかしこれはローラが結局リーランドに殺されたという意味ではないようです。

ローラが殺されたという過去は、確かに回避された。しかし、なんらかの力が働いてローラはどこかに飛ばされてしまった。

後の展開を見るに、これは物理的に彼女がどこかへ移動したという意味ではなく、ローラという存在そのものが変更を強いられたと受け取る方が良さそうです。

 

何がローラを連れ去ったのか。

セーラ?…というのは一旦、置いといて。

 

目的を見失ったクーパーはロッジに戻ります。

そこから展開される一連のシーンは第2章の繰り返しです。

クーパーは過去に戻ったわけなので、これはその時点に戻って繰り返しているということなのでしょう。

第2章では、ジェラードが消えた後ローラがやって来て、「ローラ・パーマーを知っているような気がする」「私は死んでる。でも生きてる」などと発言していました。

クーパーの過去への干渉によって、ローラは「死んでいて、同時に生きている」「ローラであって、同時にローラでない」存在になったようです。

まるで「シュレディンガーの猫」?

 

クーパーはローラの出現を予感して椅子を見つめていましたが、ローラは現れない。

過去を変えたから? 第2章のローラは過去改変後のローラであるような発言をしていましたが…。

 

進化した腕の「これは通り沿いの家に住んでいた少女の物語なのか?」は、第2章にはなかった発言です。

やはり、ローラは消えている。これは「通り沿いの家に住んでいた少女の物語」では「ない」ということになりますね。

 

この言葉は、第13章オードリーがチャーリーに問いかけた疑問でもあります。

チャーリーが「君の物語も終わりにする」と言ったのに対して、オードリーは「それって通り沿いの家に住んでいた少女の物語?」と聞いています。

 

第2章ではその後クーパーのロッジ脱出に繋がっていくのですが、今回はローラのシーンがここに位置しています。

第2章にあった会話やキスはなし。耳打ちと、悲鳴とともに飛ばされていくのは同じです。突然の退場と悲鳴は森での消失と対応しているようです。

 

ローラの耳打ちは元はと言えば旧シリーズにあって、ここでは彼女は「私を殺したのはお父さんよ」と囁いていたはずです。

第2章ではきみは誰なのかに答える耳打ちだったはず。

ローラ・パーマーは結局、何者なのか? これが、残された最後の謎だと言えるんじゃないでしょうか。

 

クーパーが今回ロッジを出るのは、夜の森で水たまりを12本のシカモアの木が取り囲んでいる場所。旧シリーズ最終章でそこからクーパーがロッジに入った、「アーサー王の墓があったと言われる場所」グラストンベリー・グローブですね。つまりここはツイン・ピークスです。

そこで、ダイアンと再会しますが、二人の会話はまるで長い年月を経て初めて会った時のよう。第17章を経ての会話とは思えないです。

つまり、ここは先ほどの続きでやっぱり過去。第17章の続きではないということになります。

 

クーパーが「ちょうど430マイル」と語る、430は第1章消防士の予言の中にあった言葉です。

430マイルは約692キロ。ツインピークスから430マイルというと、州を一つ越えてその先の州くらい。モンタナ州、ワイオミング州、ユタ州、ネバダ州くらいまでの距離になります。

 

 

鉄塔が立ち並んでいますが、奇妙な形ですね。

どこか、例のエクスペリメント・マークふくろうの形も思い起こさせます。

電気は徹底して今回のシリーズのキーになっていますが、人々や時空に影響をもたらすのは、いつだって電気です。

別世界の人々やネガティブな力は、電線を通してその力を及ぼしているようであり、電柱はその出入り口です。

巨大な送電鉄塔は、その大型版のようなものだと言えそうです。

 

この鉄塔が実在のものなのであれば、リンチはこの鉄塔を見て今回の物語を思いついたのかもしれないですね。

まるで怪物のように見える鉄塔、砂漠にそびえる送電線、空気に満ちる電気の不吉な気配…。

 

「そうしてしまったらこの先どうなるか」とダイアンが心配する、クーパーがしようとしていること。

クーパーは「ローラを探し、母親に会わせようとしている」のでしょう。リーランドがそう言ったように。

しかし、本来の現実ではローラは死んでいる。生きているローラと出会ってしまうということは、完全に別次元に移行する…本来の現実を捨てて、別世界に移行することを意味することになります。

 

リンチ世界における現実改変というのは、そういうものであるということですね。

バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいに、過去を変えると現在が微妙にちょこちょこ変わる、というものではない。

過去が変わるということは、一旦確定した現実が書きかわるということだから、それは別世界への移行に等しい。何もかもが書きかわる。

別の可能性の世界、並行世界への移行

 

モーテルの入り口で、ダイアンは自分自身を目撃します。

これが過去で、別世界へ完全に移行する過程であり、それまでの現実と新しい現実が入り混じっているとしたら、クーパー失踪中のダイアンには化身がいるわけなので、ドッペルゲンガーを目にするのもあり得ることになります。

 

この時空がいつなのか、このダイアンがどの時点のダイアンなのかは明示されていません。

気になるのは、ここで起こっていることが、ダイアンが第16章で語ったことと対応しているように思えることなんですね。

「失踪して3、4年たって、クーパーが訪ねてきた。彼はキスをしたが、私は何かがおかしいと感じた。私は彼にレイプされた

この辺りの一連のシーンでのクーパーは、異様に高圧的で、ダイアンの意思に関係なく命令しているように見えます。

「僕のそばに来るんだ」から始まるセックス・シーンは一方的で、ダイアンは悲しそうに見えます。

そして、プラターズの「My Prayer」が流れています。第8章で、1956年のニューメキシコに森の男が現れ、人々に恐怖を振りまいた時にかかっていた曲です。

 

 

この世界からダギー・ジョーンズが消えているとしたら、ダギーのかわりにクーパーがダイアンをレイプし、彼女を化身と入れ替える役割を果たすのかもしれません。

二人が愛し合っているとしたら、実に悲しい成り行きですね。これも、ローラを救うために現実を改変したことの報いなのか…。

 

朝になると、いよいよ本格的に現実が書き換わります

クーパーとダイアンは、リチャードとリンダという別人に

一階建ての粗末な雰囲気だったモーテルは二階建ての建物に変わっており、古めかしい感じだったクーパーの車は現代的な形に変わっています。

そしてクーパーは、そこに違和感を覚えながらもはっきりとは気づかない。新しい現実に、取り込まれてしまっています。

 

リチャードとリンダも、第1章で消防士の予言にあった言葉です。

「今それは我々の家に/今はすべてを声に出してはならない/忘れるな、430リチャードとリンダ/2羽の鳥と1石/お前は遠く離れている

リチャード・ホーンが出てきた時、当然これがリチャードだと考えて、リンダはどこだと探したわけですが、見事に裏をかかれたわけです。

 

ただ、リチャード・ホーンはダギーとオードリーの息子なので、その名前に関連性があることは予想できます。

クーパーの並行世界での名前であるリチャードが、時空を越えてオードリーの息子の名前として現れた、とか。

 

オデッサはテキサス州西部の町。ツイン・ピークスからは1500マイルくらい、2000キロ以上の距離があります。確かに「遠く離れて」いますね。

町の近郊に隕石が落下したクレーターがあったり、町にあるテキサス大学にストーンヘンジの模型があったり、何かと興味深い町ですが、何よりも。

ウィキペディアに次の記述があって、びっくりしました。

ジャック・ラビット(ノウサギ)が市の象徴になってきた。1932年からウサギをロープで捕まえるロデオを開催してきた。ある大会ではグレイス・ヘンドリックスというカウガールが5秒で馬からウサギを捕まえ、並み居る男性に勝ったこともあった。この大会は人道協会の反対があったために1977年で終わった。市内の多くの企業や住宅がウサギの模型を飾っている。」

 

ジャック・ラビット・パレスはオデッサからの連想だったんですね!

こうなってくると、思い出すのは「マルホランド・ドライブ」です。

この映画では前半が主人公の見ている夢、後半が現実ということになっていて(というのも一つの解釈に過ぎないのですが、ここではまあそういうことにしておいて)、前半の様々な出来事や人名などは、後半に出てくる現実の事象が少しずつ変質したものだったことがわかります。

このパート、現実改変以降の部分を現実と考え、ツイン・ピークスの物語を夢と考えると、これまでの物語の中のすべてのことは、現実のものごとが形を変えて現れたものであった…ということになります。

この件も、長くなりそうなのであらためて。置いといて、先へ進みます。

 

この世界でのローラ(キャリー)はジュディのコーヒーショップで働いています。

この店のオーナーのジュディ自身は象徴的な意味合いでしかないでしょうが、この世界でのローラ(キャリー)がやはりジュディの影響下にあることが伺えます。「極めてネガティブな力」の影響下にある、ということですね。

フィリップ・ジェフリーズは「シアトルのジュディのところ」と言っていましたが、クーパーが見出したジュディはテキサスでした。

 

クリスティはクーパーにコーヒーを淹れてくれますが、クーパーはほとんど興味を示しません。クーパーがコーヒーを無視するなんて!

3人のカウボーイを片付けるやり方も、非常に暴力的でクーパーらしくないですね。その後もずっと銃を構えたままでいるのも、らしくないです。

やはり、これはクーパーのようでクーパーではない。別人に変わっていると言えそうです。

 

キャリーの家の前には例の「6」の電柱もあって、まるで彼女はネガティブな力に取り囲まれ、見張られているようです。

クーパーが解放しようとしたローラを、その寸前にさらったジュディ。そして、ローラをいまだに支配下に置いているジュディ。そんな構図が浮かび上がってきます。

 

そして、ジュディがセーラだとしたら…

そこから見えてくるのは、「母親が娘が自由になることを阻み、支配し続けている」という、極めて普遍的な問題だったりします。

今回、もしかして、そういう話だったのか!?

 

ジュディの店でも、キャリーの家でも、クーパーは名前を名乗りません。彼が自分を誰だと認識しているのか(デイルなのかリチャードなのか)、興味深いところですが…。

 

 

キャリーの家で頭を撃ち抜かれて死んでいる男は、腹から丸い岩のようなものが出ているように見えます。

これは、ダギーの腹から出てきたボブの玉に見えますね。

キャリーは、ここでもボブ(が取り憑いた男)に悩まされ、苦しんでいた…ということが伺えます。ツイン・ピークスでのローラとまったく同じように。

 

 

キャリーの家には白い馬の置物が飾られています。

白い馬はセーラ・パーマーの象徴ですね。彼女は、リーランドの犯行時に睡眠薬を飲まされて、白い馬の幻覚を見ていました。

馬の右手には、丸い玉があります。これはボブの玉に似ています。

キャリーの家の、いちばんいい場所に神棚のように飾られているセーラとボブ。

これは、キャリーがこの家で今なおセーラとボブに支配されていることの象徴でしょう。

 

ボブが取り憑いた男は、キャリーの夫でしょうか。トラブルを抱えていると語る彼女は、彼の暴力に苦しんできたのでしょう。

しかし、おそらくもう一つの世界でのボブの破滅に呼応して、こちらの世界でもボブが破滅した。そういう出来事があったのではないでしょうか。

長い支配を脱却して、キャリーは夫を撃ち殺したのでしょうか。キャリーが死体を気にしていない様子なのはなぜでしょう。

彼女の精神が壊れてしまっているのか。あるいは死体はクーパーの幻視で、どこか別の時間や場所に存在しているのでしょうか。

 

クーパーとキャリーはツイン・ピークスへ向かいます。単純な地図計測だと、所要時間は29時間。まる1日以上かかることになります。

しかしその旅も、夢のように時空が無視されているようですね。夜のうちに着いてしまったように見えます。

 

キャリーはダブルRダイナーにも見覚えがないし、パーマー家もやはり知らない。彼女がキャリー・ペイジとして生まれたまったくの別人になっているのだとしたら、当たり前ではありますが。

ただ、ダブルRにせよ他の風景にせよ、どこかイメージが違う。これまで我々が見ていたツイン・ピークスと違う場所のような気がする。

物語の中のツイン・ピークスが消えてしまって、現実のロケーション場所の風景がそのまま映されているように見えます。

 

長い旅を経て、ローラ・パーマーが自分の家に帰る。クーパーと手をつないで階段を上って。そういう感動的なシーンではありますが、しかしここでは不吉さの方がずっと強い。

家から現れたのはアリス・トレモンドという女性。彼女は夫とこの家にずっと住んでおり、セーラ・パーマーなんて知らないと言います。

現実改変の影響はここにも及んで、セーラも消えてしまっていました。

 

 

アリス・トレモンドを演じているMary Reberという人は、なんとパーマー家のロケーション場所であるワシントン州エヴェレットの33番通り708の家に現在住んでいる、本当の住人であるということです。

彼女は演技経験もないまったくの素人ですが、2015年のロケハン時に、リンチがオファーすると快く受けてくれたとのこと。

ということは、ここで起こっているのはまるっきりメタな展開ですね。

ツイン・ピークスというフィクションの世界が消えてしまって、現実の世界に至ってしまった!

「通り沿いの家に住んでいた少女の物語」が、消えてしまった。

 

でも、トレモンドという名前は別世界から来た人、トレモンド夫人の名前です。トレモンド夫人はシャルフォンという別名を持っていました。(今回の吹き替え版ではチャルフォントと呼ばれていますがこれは翻訳の問題でしょう)

 

トレモンド夫人が初登場したのは旧シリーズ第9章

1989年3月4日、ローラのアルバイトを引き継いで、ダブルRダイナーの食事を配達に行ったドナは、孫の少年と二人で暮らすトレモンド夫人と出会います。彼女は「クリーム・コーンは頼んでいない」と言って、孫の少年ピエールはマジックでクリーム・コーンを消してしまいます。

少年はフランス語で「我が魂は孤独」と言い、トレモンド夫人は隣に住んでいるハロルド・スミスのことをドナに教えます。

つまり、ローラ殺害に関するヒントをドナに与える役割です。

第11章でドナがクーパーとともにトレモンド夫人の家を訪ねると、そこには同じ名前の別人が住んでいて、孫などいないと言われます。

 

映画版では、テレサ・バンクスが住んでいたファット・トラウト・トレーラーパーク(カールが管理人ですが、新シリーズに登場したものとは別)にシャルフォンの名前で住んでいました。

シャルフォンのトレーラーの下に指輪を発見したチェット・デズモンド捜査官は、そこで失踪してしまいます。

後でクーパーがそこを訪れた時には、シャルフォンはトレーラーごと立ち去ってしまっています。

 

同じく映画版で、ローラもトレモンド夫人に会っています。死の6日前、ダブルRの駐車場でトレモンド夫人と孫がローラに近づき、「これはあなたの壁にぴったりです」と言ってドアの描かれた絵を渡します。

その絵を部屋に飾って眠ったローラは、ロッジでクーパーと会う夢を見ます。

 

つまり、トレモンド夫人はヒントをくれる存在です。消防士に似ていますが、しかしやや不吉な雰囲気もまとっています。

また、トレモンド夫人/シャルフォンは神出鬼没で、別人に入れ替わることができるようです。「ずっと前からそこに住んでいなかったことになる」というような形で、過去や現実を改変していると言えます。

クーパーやローラに起こった現実の改変は、トレモンド夫人の能力が拡張されたものであるという言い方もできます。

 

セーラを見失ったクーパーは途方にくれて、「今は何年だ?」と問いかけます。見たところこの世界は「現代」であるように見えますが、クーパーは疑いを抱いたようです。

ダイアンと出会って行動を始めた段階では過去だったはずなので(それが何年かはわかりませんが)、彼自身は時間のジャンプに気づいていなかったのかも。

 

聞こえてくるローラを呼ぶ声、セーラの声は、旧シリーズ序章からとられている声とのことです。

1989年2月24日の朝、ローラに呼びかけるセーラの声。しかし、ローラがこれに答えることはありませんでした。この時、ローラは死体となって湖畔に流れ着いていたわけなので。

25年の時を越えて、届かなかった母の呼びかけが、ついにローラに届く

しかし、それに対するローラの反応は、恐怖。これまでの中でも最大級の、芸術品と言えるくらいの強烈な悲鳴です。

 

このシーンをもって、ツイン・ピークス第3シーズンは幕を閉じます。

あとは、今回の始めの方で描かれたローラの耳打ちのシーンに、ほとんど無音の中でクレジットが流れます。電気は消え、すっかり闇が落ちてしまったようです。

 

とりあえず、第18章で起こったことを簡単にまとめるなら…

クーパーは過去に戻ってローラ殺害を食い止めたが、その反動?によってローラの存在する現実そのものが書き換わってしまった

・クーパーとダイアンはリチャードとリンダに、ローラ・パーマーはキャリー・ペイジという別人になった。

・セーラ・パーマーも消えて、パーマー家には元から別人が住んでいる。

・クーパーとキャリーは上記のような事実を見出したが、時空の彼方からセーラの呼ぶ声を聞き、自分の中のローラを呼び覚まされて、キャリーは悲鳴をあげた…。

 

とりあえず、第18章の最後までを追いかけました。

いくつかの可能性は見えてきている気がしますが、全容はなお大きな謎に包まれていますね。ここから、あらめて全話を通して謎を考えてみたいと思っています。

しかし、第17章のあの時点から、ここまで深い謎に満ちた最終回につなげられるというのは本当に凄いと思います。しかも、ここから振り返ってみれば、すべてがこの最終回のためのネタ振りだったようにさえ見えてしまう。

凄いモノを見た、という気持ちでいっぱいです。

もう少し考えて、少しでもリンチの真意に迫りたいと思っています。

 

→謎の考察 その1 ジュディの正体と最終章の意味

 

 

ツイン・ピークス The Return 第1章 ネタバレ考察とレビュー

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ツイン・ピークス The Return 第18章 ネタバレ考察とレビュー(前編)