今日の東京は11月としては100年ぶりの気温だったそうで暑かったですね。
少し前にベランダのプランターに植え付けたニンニクの生育は、ネット情報では25度を超えると休眠してしまうそう。ちょっとハラハラしてしまう温かさでした。
かといって、あまり寒くなってからでは根が張らずに成育がかんばしくならないらしく、20度前後が適温だそう。暑さ寒さに負けず元気に育ってほしいです。
大きな気温差や気圧の変化は人間の体にとってストレスにもなりますから、いつもよりも多めに睡眠を取ったり、なるべく無理をしないで過ごしたいですね*
国立市にあるアトリエ「ルーチェ クラッシカ」のデザイナー 光田みどりです。
アンティークのような深みのあるシルクシャンタンのドレスは、ヒップの周りに手で表情をつけながらドレープを寄せたもの。
胸元のタックは、まるでお花が先始めた時のつぼみのようなイメージでデザインしました。
後ろの大きなリボンがバッスルスタイル調で、腰高に見せる役割を果たしています。
イギリス製のシルクシャンタンは、薄くドレープを寄せた時に重たくなりにくく、それなのにきちんとハリがあるのが特徴。フランス・イギリス・イタリア製の生地は、布の構成そのものがドレスを作ることに適しているように感じます。
こちらは、先日滑り込みで見ることができた 「半・分解展」の様子。
夜遅い時間だというのに、すごい熱気と人の多さに古い時代のドレスの根強い人気に驚きました。
長谷川 彰良さんの説明によると、ヴィクトリア時代(1830年から1900年前後)に流行した バッスルスタイルのドレスから呪いが解けた?のだとか。
それまでのロココ時代のドレスは、四角い布を畳んで縫われていて、下の画像のような細いウエストラインも、ほどいてみるとなんと40cm以上の縫い代がカットされずについたまま。
日本の着物と同じように布が貴重品だった時代は、ほどいて別のものに仕立て直しが効くようにすることが前提で、縫い代がカットされずに残されています。
そのルールから解放され、布の縫い代がカットされたのがバッスル調が流行したヴィクトリア時代。その様子を長谷川さんは呪いが解けた時代!と力説されていました。
私にはそれが呪いとは感じられず、むしろそれまでの時代に布をカットせずにこの美しいシルエットが作り出せる高い技術と布の性質に驚きを感じずにいられませんでした。
それにしても、やはり日本は良い意味での平面文化、西洋は立体的な思考が深く深く根付いている違いがよく表れているように思います。
日本の和服は個性を主張しないデザインですが、着物の色や柄、小物づかいで遊び心を表現するため、主張は強くないもののディティールのこだわりや見えない部分への気遣いなどが目を見張るものがあります。
一方歴史の長いヨーロッパのドレスや紳士服は、個性豊かで立体的でスタイリッシュ。
誰でも袖を通すことで一瞬で別の世界に迷い込んだような夢心地に誘ってくれる。
コスプレイヤーさんのように実際に着て歩く勇気はないけれど、幼い頃から絵画やアニメ、イラストなどで触れて、その時代の衣装に憧れている...。という方がとても多いことにも勇気づけられました。
先人の築き上げた古い時代から学び、着心地の良いスタイリッシュなドレス作り。これからも精進を重ねていきたいです。
今日もブログを読んでくださってありがとうございました。
「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」展に感動して以前書いたブログ
◎胸に突き刺さる美しさの理由を探る
◎着物を忘れないでとのメッセージ
◎この気づきからますます関心が高まった
◎感動冷めきれずに再び考察
◎新緑の季節2度目のディオール展へ
◎ふるさと青森が日本の美を表す素材に
◎白いドレスの魅力を探る
◎2023年のはじめに観た
私たちのアトリエではウェディングドレスの制作の経験を活かし、着物リメイクをスタートしました。眠っている着物をとっておきの一着にしませんか。
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