お隣のカフェのお庭からでしょうか。金木犀の香りがベランダ中に漂っていて幸せな気持ちになりました*

 

国立市にあるウェディングドレスを制作しているアトリエと、ウェディングフォトのスタジオを運営するルーチェクラッシカのデザイナー・光田みどりです。

 

 

自分のルーツを大切にすることで生きる活力や守られる力を感じる...。その感謝の思いを家族の着物を通して古い着物に息を吹き込むことことが出来たら、という願いからスタートしたリメイク。

 

プライベートな内容やエピソードが含まれますが、今日もお付き合いいただけましたら嬉しいです。

 

 

 

右側は、大島紬の着物と羽織りをリメイクしたワンピース。詳しくは昨日のブログにアップしました。

 

左側は、大正時代に(母方)祖母が着ていた着物と羽織りをリメイクしたツーピースとボレロです。

 

母がたんすから出して見せてくれた時、姉と一緒に思わず声を上げて喜んだのがこの着物。

 

普段使いの小紋の色と柄、素材感がさり気ないけれどとっても可愛い。

 

 

袖下の部分にだけ緋色の赤がアクセントに効いているところもおしゃれ!!

何気ない植物の柄だけれど白抜きされた部分に少しだけ水色が入っているのも素敵。

 

興奮する私たちを見て母は嬉しかったようで、この時に今まで聞いたことのない子供の頃の思い出話を語ってくれました。

 

 

祖母が上の小紋に合わせて着ていたという羽織り。シックな紫色に米粒みたいな模様がとってもチャーミング。

 

 

この着物を見せてもらった次の日、偶然にも母の兄が母を訪ねてきて「兄妹も二人だけになったな...まだまだがんばろうね」とお互いに言い合えたことが励みになり、父のことで長いあいだ気を落としていた母が、久しぶりに心からの笑顔を見せてくれたことが何よりも嬉しい出来事でした。

 

姉とは「ゆうべの着物を出したことをおばあちゃんが喜んでくれたのかもね*」と目に見えない力を感じずにはいられませんでした。

 

この話を弟にも伝えたら、この時撮った母たちの写メをプリントしてくれて母のいつも目につくところに飾ってくれたみたいです。

 

 

 

 

かなりの経年で汚れた部分があったりしましたが、洗い張りをしてくださった職人さんのお力で、すっきりと気持ちよく仕上げてくださり、古い古い着物(おそらく100年くらい前)が美しい反物によみがえりました。

 

そんな腕のいい職人さんとご縁が頂けたことも奇跡としか言いようがありません。

 

 

通常は裏地は洗い張りをされていないとのことでしたが、祖母がアクセントにしていた赤い布や柄をデザインに取り入れたくて、特別に洗ってくださったシルク。

 

(↓↓ツーピースの袖口と衿ぐりに使用しました)

(↓↓ボレロの裏布に部分的に使用しました)

 

お米模様?の羽織の生地も色鮮やかに綺麗に仕上げていただきました。

 

 

 

日本の伝統衣装である和服は小幅の反物の生地を無駄なくそのまま使うので、こうして再生可能な構造であることが洋服作りとはあまりに発想が違うこと、そして現代社会の問題すら見据えて作られたものであるということに驚きを隠せません。

 

 

 

祖母の羽織を見た瞬間、この羽織の袖を思わせるようなデザインにしよう!そう思いつきました。羽織の素材のクタッとした柔らかい素材と袖のシルエットに一目惚れしたからです。

 

 

たまに既製品の着物のような広い袖幅の洋服がありますが、広幅の袖口がドアノブなどに何度も引っ掛かってしまう経験をしているので、あえて袖口は手首にフィットするドルマンスリーブにして見た目のメリハリをつけ、かつ実用的に動きやすさも重視しました。

 

 

祖母が着ていた着物に敬意を込めて、緋赤の布を襟ぐりと袖口のアクセントにしたことを母も感激してくれました。

 

 

共布のくるみボタンもレトロな雰囲気になるのと、多少のサイズ調整が可能になるのがボタン開きのデザインのメリットです。

 

 

 

自分のルーツが与えてくれるパワーが宿る、そんな着物リメイクをやってみたい...。そう願って始めたリメイクですが想像していた以上に目に見えない力が働いてくれて着る人を幸せにしてくれ、作るものまでも励ましてくれるそんな力を何度も感じました。

 

 

左が姉、右が姪。着物リメイクの仕上がりを家族で心待ちにしてくれ着こなしてくれたことが、私にとって勇気づけられる大きな節目のような大切な出来事でした。

 

沢山の方々に支えていただき無事に撮影ができましたことに心から感謝しています。

 

 

 

お客様の大切なお着物をお預かりし心を込めてリメイク・制作させていただきます。

 

着物リメイクのお仕立て料金(洗い張り・別料金)

○セミ・オーダー ワンピース  本体価格 93,000円〜

   (仮縫い込み)

○セミ・オーダー ツーピース  本体価格 95,000円〜

 (仮縫い込み)

○セミ・オーダー ボレロ    本体価格   44,000円〜

 (仮縫い込み)

 

○メンズ・半袖アロハシャツ  サイズオーダー 本体価格 22,000円

(仮縫いご希望の場合・プラス5,000円)

 

○メンズ・長袖ドレスシャツサイズオーダー 本体価格 25,000円

(仮縫いご希望の場合・プラス5,000円)

 

○子ども用 アロハシャツ サイズオーダー 本体価格 12,000円

(仮縫いご希望の場合・プラス4,000円)

 

○子ども用 長袖シャツ  サイズオーダー 本体価格 14,000円

(仮縫いご希望の場合・プラス4,000円)

 

○着物のほどき&洗い張り料金  一着につき 本体価格 8,000円〜

 

ほどき・洗い張り・仮縫い・本縫い・仕上がりまでの目安の期間は、約3ヶ月間です。

 

シミやカビのある場合でも諦めず、ご相談ください。

 

おサイズにつきましては、お客さまの細やかな採寸をした上で仮縫いを行い、制作させていただきますので様々なおサイズの方に対応可能です。

 

こちらで予めご用意しているデザインベースに、お客様のご要望に沿って多少のデザインの変更(襟の形・袖の長さ・スカート丈など)も可能、必要に応じてオリジナリティを取り入れて制作を承ります。

着物リメイクブランドをオープンするにあたり、こちらのブログをご覧くださった方で2022年12月20日までにお申し込みいただいたお客様には上記のお仕立て料金より10%offの特別プライスでご用意させていただきます。是非この機会にご検討ください。

 

人やものとの繋がりを大切にすることで未来と繋がる。

守られているような安心感や生きる力が湧いてくる。

本当に好きなもの、捨てたくないもの、長持ちするもの。

そんなものづくりを目指しています。

 

ルーチェ クラッシカのサイト

 

メールでのお問い合わせ・お申し込みはこちらから

 

 

 

 

 

私たちのアトリエでは

 

もっと楽しく

もっとステキに

 

をテーマに自分らしさにこだわり表現するフォトウェディングをご提供しています。

 

心豊かになるようなウェディングフォトを残して、この先の人生をさらに豊かに喜びあふれるものにしてみませんか。

 

お二人やご家族の皆様にとって心に残る最高のお写真をご提供しています。

 

 

フォトウェディングでご提供しているウェディングドレスは、厳選された素材とこだわりのデザインのものをオートクチュール仕立てで仕上げた一点もの。

 

男性用の衣装は上質な日本製とイタリア製のウールをシンプルなデザインで老舗テーラード屋さんが仕立てた上質なロングタキシードです。

 

 

洗練されたヘアメイキャップアーティストによるヘアメイク、感性豊かなフラワーデザイナーによる生花のブーケなど、クオリティの高いお仕事をモットーにお客様の個性に合わせてご用意しています。

 

 

お手元にデータが残るだけではなく、撮影の当日も素敵な思い出に残るお時間になりますように、ドレス作りと同様心を込めて準備を重ねています。

 

ご縁のあるお客様との出会いを心から楽しみにスタッフ一同お待ちしています。

 

 

 

私たちのアトリエがテーマにしている

「100年経っても色褪せない結婚写真」

プランの詳細はこちらから

 

 

 

アトリエフォトプランのお問合せ・お申込みについては

こちらのContactページからお願いします。

 

もしくはinfo@luce-jp.comまでメールにてお問合せください。

 

☎︎042-505-4344までお電話の受付も可能です。(水曜日は定休日・火曜日は不在の時間帯もあります)

 

 

★モデル撮影のメイキング動画をYouTubeにアップしました。ぜひご覧ください。

https://youtu.be/DeN8vqFnLjw

 

極上の美・豪華ヘアチェンジ プレゼント トップアーティストによるヘアメイク

 

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