国立市にあるアトリエ ルーチェ クラッシカのデザイナー・光田みどりです。
今年の年明け一番で観に行き、感銘を受けた「クリスチャン・ディオール 、夢のクチュリエ展」。
会期も5月28日(日)までと迫ってきていて、もう一度観たいという気持ちがありながらもチケットの予約が取れず半ばあきらめていました。
昨日お友達のAiさんが「明日午前の枠チケットとれました!!」と連絡してくださって、何と急遽今日再び観に行くチャンスに恵まれました。
寒かった真冬と違い、青々とした新緑の空気を吸い込みながら清澄白河駅から東京都現代美術館までの道も軽やかな足取りであっという間に感じました。
自分自身の感覚も大事にしながら、周りの方々がどんなふうに感じていてどこに魅力を感じているのか、観にきている方の反応を観察するのも楽しかったです。
ディオールといえば、洗練されたテーラードカラーが特徴的です。
テーラーカラー(紳士服の襟)を女性の洋服に落とし込んだデザインですが、首に沿わせたり、襟の高さを出したり、襟幅を広く取ったりと直線のテーラードカラーの中になめらかな女性らしいカーブを取り入れることで、ふわっとした優しく甘い表情に仕立てることでディオール独特のカラーを発展させました。
言葉が出ないくらいに圧倒される白いお部屋は、なんと仮縫いのために制作されたドレスたち。本番のドレスを作る前のリハーサルのためのお仕事がこんなにも人の心を打つなんて。
ドレスの美しさと空間の美しさが相まって舞台を観ているかのような錯覚に。
↓↓日本でオートクチュールコレクションを行った時の2017年春夏にマリアグラッツィア・キウリが手がけたドレス。
自然と溶け込んだ美は、桜を愛する日本人の心や伝統的な着物の絵柄などが映し出されたものでしょうか。
それにしてもヘッドドレスの枝ぶりが、古代ローマの女神たちに自然回帰したデザインにも重なって見えます。
以前からディオールという名前の響きに王者のような風格を感じていましたが、謎が解けました。
詩人・小説家・画家でもあり映画監督・劇作家のジャン・コクトー(1889-1963)が
「クリスチャン・ディオール、彼は我々の時代に生きる機知に富んだ天才であり、その魔法の名には神(Dieu)と黄金(or)が含まれている」
と語っています。まさに、その名の通りだったのですね!!
ラフ・シモンズが手がけた2012年秋冬オートクチュールコレクション
点描刺繍入りシルクオーガンザのドレス
(ナタリー・ポートマンが着用したもの)
印象派の絵画のよう。重なり合うように寄り添うお花の色合いに見惚れます。
クリスチャン・ディオールと後継の歴代のデザイナーたちの才能と情熱、信念が込められたドレスたちの美しさに魅了と圧倒された展示でした。
明日は、その作品の素晴らしさの秘密に迫ってみたいと思います。
Aiさんのおかげで、一度目よりもさらに奥深い部分でディオール展を堪能できました。本当にありがとうございました。
ps.今朝は急に決まった予定のため、早朝から外のお掃除や片付けをしました。
久しぶりに日の出の時刻に外に出て感じたことは、アトリエの前の空気が森のような神社のような清浄な空気が流れていたこと。
すぐ近くにある一橋大学の樹齢の長い樹木や植物のエネルギーでしょうか。
この心地よさを味わいたいので朝の早起き、これからの目標にしたいです!!
今日もこのブログを読んでくださってありがとうございます。
私たちのアトリエではウェディングドレスの制作の経験を活かし、着物リメイクをスタートしました。眠っている着物をとっておきの一着にしませんか。
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