技術士に関連しそうなものをピックアップしていきます。
今回は、震災対策についてです。
国土交通省は、令和6年能登半島地震の発生を踏まえて、有識者による上下水道地震対策検討委員会を立ち上げています。
この委員会の中で、上下水道施設の被害状況について資料提供されています。
この資料は、水道と下水道について、それぞれ施設と管路に分けて、被害の特徴と対策を説明しています。
技術士試験対策として、重要な資料になると思いますので、要チャックです。
国土交通省HPで確認することができます。以下の通りです。
この資料を要約すると、以下のようになります。
●水道について
(1)施設について
施設の被害としては、浄水場において取水の停止、導水管や場内配管の破損等が発生し、機能停止となった。
応急対応策として、可搬式浄水装置を設置した。
対策としては、下図が有効である。
(2)管路について
管路の被害としては、斜面崩壊に伴う管路流出、非耐震管の離脱等が発生した。
基幹管路(導水・送水管)の壊滅的な被害により、広域的な断水が発生した。
対策としては、下図が有効である。
●下水道について
(1)施設について
施設の被害としては、下水処理場、ポンプ場において、液状化等により躯体や場内配管等の破損・浮上り、管理用道路のひび割れ等が発生した。
耐震化済の施設は、致命的な被害は発生していない。
対策としては、下図が有効である。
(2)管路について
管路の被害としては、液状化に伴う地盤沈下によるマンホール浮上、地盤流出変形による管路の損傷が発生した。
管路の損傷等による管路内の土砂閉塞、滞水が発生した。
対策としては、下図が有効である。
●地震対策に関するまとめ
震災に関する観点としては、「被害リスク」と「対策」があります。
「被害リスク」の観点としては、
①地震動による損壊、②液状化による浮上・沈下、③津波による浸水損壊、④電力会社等の被災による停電等があります。
「対策」の観点としては、
①未然防止、②バックアップ、③応急対応があります。
どのような課題が出題されて対応できるよう、下表のように情報を整理しておくことをお勧めします。
※ 【技術士対策】の1つ前を読みたい方は こちら をどうぞ
●技術士試験対策
※ 【技術士対策62】「下水道BCP」を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策25】「題意」に答えるために何をすればいいのか? を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策24】「観点」とは何か? を読みたい方は こちら をどうぞ
※ 【技術士対策20】「DXの推進」 を読みたい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策13】「AIによる更新計画」 を読みたい方は こちら をどうぞ。
●下水道の基礎知識
※「マネジメントサイクル」については こちら をどうぞ。
※「持続と進化」については こちら をどうぞ。
※「資源の循環」については こちら をどうぞ。
※「水の循環」については こちら をどうぞ。
※「河川の分類」については こちら をどうぞ。
※「下水道による排除・処理」については こちら をどうぞ。
※「新下水道ビジョン加速戦略」については こちら と こちら をどうぞ。
※「特定都市河川浸水被害対策法の解説」については、 こちら をどうぞ。
●技術士勉強法
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※ 口頭試験対策を見たい方は、 こちら をどうぞ。
※ 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)の解説を読みたい方は こちら をどうぞ。
●二次試験の過去問と解答例
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●二次試験の予想問題
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