【技術士対策62】下水道BCP | 新見一郎

新見一郎

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●下水道BCP策定マニュアル

国土交通省下水道HPによると、下水道BCP策定マニュアルの改訂作業を行っています。

既に、2022年版がか完成しており、近々、公表することになりそうです。

下水道:下水道BCP策定マニュアル改訂検討委員会(2022年) - 国土交通省 (mlit.go.jp)

 

下水道BCP策定マニュアルは、平成21年11月に策定・公表されたもので、大きな災害が発生した際、被害状況等を踏まえて改訂を重ねています。

今回の改訂では、大規模な噴火が発生した際の降灰に関する内容を追加したものです

 

 

●日本の活火山について

活火山は、概ね1万年以内に噴火したことのある火山です。

国内には、活火山が111か所あります。このうち49か所は、火山災害警戒地域に指定され、気象庁が常時観測しています。

 

●降灰について

火山の噴出物のうち、直径 2mm 以下の大きさのものを火山灰と呼びます。

火山灰が地上に降ってくること、地上に降り積もることを降灰と言います。

 

●降灰が及ぼす影響とその対策

(1)下水処理場の沈澱池において降灰が蓄積する。これにより処理能力が低下する。

この対策として、沈澱池の覆蓋化を実施する。

(2)降雨により降灰が雨水管渠に流入する。これにより管渠が閉塞し、道路部等において雨水が溢れる。

この対策として、管渠の点検を実施し、適宜、浚渫を行う。

(3)降灰が原因で停電が発生する。これにより下水処理場やポンプ場を運転できなくなる。

この対策として、自家発電設備を設置する。

 

●BCPについて

BCPについては、予想問題の解答を作成しています。

ご覧になりたい方は、こちらをどうぞ。

 

※ 【技術士対策】の1つ前を読みたい方は こちら をどうぞ

 

●技術士試験対策

※ 【技術士対策25】「題意」に答えるために何をすればいいのか? を読みたい方は こちら をどうぞ

※ 【技術士対策24】「観点」とは何か? を読みたい方は こちら をどうぞ

※ 【技術士対策20】「DXの推進」 を読みたい方は こちら をどうぞ。

※ 【技術士対策13】「AIによる更新計画」 を読みたい方は こちら をどうぞ。

 

●下水道の基礎知識

※「マネジメントサイクル」については こちら をどうぞ。

※「持続と進化」については こちら をどうぞ。

※「資源の循環」については こちら をどうぞ。

※「水の循環」については こちら をどうぞ。

※「河川の分類」については こちら をどうぞ。

※「下水道による排除・処理」については こちら をどうぞ。

※「新下水道ビジョン加速戦略」については こちら と こちら をどうぞ。

※「特定都市河川浸水被害対策法の解説」については、 こちら をどうぞ。

 

●技術士勉強法

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※ 口頭試験対策を見たい方は、 こちら をどうぞ。

※ 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)の解説を読みたい方は こちら をどうぞ。

 

●二次試験の過去問と解答例

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