おはようございます
ソメイヨシノが満開になりました。木々や草花は、春爛漫。でも今日は、花冷えとの予報ですから、昨日より温かくしてお出かけくださいませ。
災害時の養生法シリーズ、「その1 背中をほぐそう」 では、大きな驚愕や恐怖、悲しみ、怒り、思い悩むことによって、五臓 が傷つき、それが背中のコリや痛みにつながることをお伝えしました。
私たちは、つらそうにしている人がいたら、その人の背中をさすってあげる。そうしたことは、とても自然に、ほとんど反射的にやってますよね? それは、そうすることで「ラクになる」ことを、「私たちのからだが知っている」からではないでしょうか?
昨日の「その2 腎の手当て」 は、驚愕や恐怖で傷ついた腎 を元気にする養生法でした。このところ大きな余震が続いたため、おさまっていた恐怖がぶり返してるかもしれません。向こう数日は、しっかり養生してくださいね。
災害時、恐怖が去った後に感じるのは、大切な人や物を亡くした悲しみでしょうか。大きな悲嘆や憂いは、東洋医学講座のNo.12 やNo.30 にあるように、肺を傷つけ、気を消耗してしまいます。気の消耗が続けば、元気 の不足となり、気虚 へとつながっていきます。
また、肺の不調は、東洋医学講座のNo.48 にあるように、免疫系の機能を果たす衛気 の状態や、からだの水分代謝にも影響してきます。
肺が弱ると出る不調は、
・背中の上部(肩甲骨の間)のコリや痛み
・呼吸がしづらい、呼吸が浅い
・息切れ
・カゼを引きやすい
・鼻水、鼻づまり
・咳、くしゃみ
・声がかすれる
・疲れやすい
・だるい
・立ちくらみを起こしやすい
・むくみ
・尿が出にくい
・暑くもないのに汗ばむ
・皮膚が乾燥してカサカサする
など。
意気消沈して元気が出ないようなら、ちょっとしたことでカゼを引きやすいなら、肺が弱っているかもしれません。肺の手当てをしましょう。
肺を元気にする食材
鴨肉、豚肉、卵、エビ、ウナギ、フカヒレ、アサリ、豆乳、ヤマイモ、サトイモ、レンコン、ユリネ、タマネギ、ネギ、ニンニク、ショウガ、ダイコン、ナシ、白ゴマ、ギンナン、松の実、落花生など、
潤いを与えてくれるもの、白いもの、辛味のものがよいとされています。食養生の基本 を忘れずに、肺にいいものをちょい足ししましょう。
肺を元気にするツボ
太淵、中府、肺兪 、足三里 、身柱 、だん中 、湧泉 など、「ツボの上手なみつけ方と刺激のしかた」 も参考にして、手当てしてくださいね。
肺を元気にする養生法
① 腹式呼吸 (丹田呼吸)
② 青竹踏み
③ 足湯、手湯、湯気の吸入
④ ウォーキング、軽い体操
⑤ 背中を緩める(うで振り体操 ・肩甲骨寄せ ・背中ほぐし など)、背中を温める、背中をさする
⑥ 楽しいこと・愉快なことを考える、コメディ映画をみる、冗談を言い合って笑う
「被災者の皆さんと一緒に戦っていきたい」「ふだん応援してもらっている僕が、今度は応援する番」という石川遼くん。マスターズ最終日は、スコアを伸ばして、20位タイに上がりました。アマチュアの松山くんもですが、あっぱれな19歳ですね。
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
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