おはようございます
昨日の予告どおり、今日は疲労回復と若返りの特効穴、湧泉をご紹介します。以前から読んでくださってる方は、何度か目にされていてご存知ですね。
「よりよく眠るために その1」 、「土踏まずを刺激して腎をととのえよう」 に登場していますし、『養生訓』の「導引の方法」 、 「寝る前にすること」 、「導引・按摩をしてはいけないとき」 にも出てきています。
☆ ツボの位置
赤●が湧泉です。リフレクソロジーでは太陽神経叢(腹腔神経叢)になります。ちなみにピンク●は、リフレクソロジーの腎臓の反射区なんですが、湧泉をここへ取る場合もあり、それを足心と呼ぶこともあるようです。
☆ 効用
湧泉は「全身に効くツボ 百会」 と対になるツボで、百会と同様に全身の状態をととのえるのに使います。頭にある百会は天の気を受けるところ、そして足裏にある湧泉は地の気を受けるところとも言われます。
そもそも湧泉という名前は、「元気が湧いてくる泉」という意味ですから、疲労や精力の回復、若返りに効力があります。
また、腎経のツボですので、体内の水分バランスや泌尿器系・生殖器系をととのえてくれます。むくみや冷え、のぼせ、お子さんのおねしょ、腎疾患、生殖器疾患などに対処できます。特に、足腰や下腹部の冷えにお悩みの方には強い味方になりますよ。
☆ 手当てのしかた
湧泉のツボ押しは、足の裏だけにちょっと押しにくいですね。そこで、お勧めは青竹踏みです。ツボ押しになるとともに、足裏全体も刺激して、リフレクソロジーと同様の効果が得られます。あるいは、ゴルフボールもいいですよ。椅子に腰掛けて、足の裏でゴルフボールを転がしてください。
冷え症状のある方は、ここへお灸をしましょう。せんね○灸タイプの家庭灸でOKです。
家庭灸をされる場合、
①台座の裏のシールをはがし、もぐさの部分に火をつけます。
②目的の場所へふわっと乗せます。絶対にべったり貼りつけないこと。
③熱さを感じてきたらはずし、感じなければ燃え尽きるまでおきます。
④1個で熱さを感じなかったら、感じるまで2個、3個と追加します。
台座がシールになっていて、べったり貼りつけてしまうと、余計に熱さを感じるので、ふわっと乗せるのがポイントです。熱いのをがまんしてはいけません。火傷しちゃいますからね。
今日もいい1日になりますように。