おはようございます
比較的ヒマになるはずだった三連休の土日、直前にパタパタとご予約が入り、忙しくなりました。三連休は、お出かけになる方が多いので、店が込み合うのは珍しいんです。天候のせいかもしれません。
いらしたお客様すべて、からだ全体、その中でも背中がとくに、キュッと固まってました。パソコンの前に座っている姿勢が見えるような、そんなからだの状態。
パソコンって、夢中になればなるほど、↑こんなふうに背中が丸くなっちゃうんですよね~。つい画面をのぞきこんでしまうから。そして、くびにも負担がかかるぅ~。
そこに、ここ数日の寒さですから、コリに痛みが加算されています。東洋医学的に考えたら、これはまさに寒邪の凝集性 のなせるワザ。気血の流れが滞って、不通則痛 となります。
そうなってしまうと、ストレッチや体操をしても、なかなかほぐれにくいものです。それで、ご予約が増えたってことですね。商売として考えればありがたいことですが、できればそうならないように、こまめにからだを動かしていただきたい。ストレッチや体操でほぐれにくいほどのコリは、施術者にだってほぐすのは大変なんだものぉ~。
背中、とくに肩甲骨の間は、肋骨があるために、ストレッチをかけにくい場所ですね。これまで、ご紹介した中では、「肩こり解消に脇ストレッチ その2」
のや「肩甲骨、寄せられますか?」
の肩甲骨寄せ+背中丸めなどがありますが、日経ヘルス3月号に載っていた『こころアップ呼吸』
に、おススメの体操がありましたので、ご紹介しますね。
① 両足を肩幅くらいに開いて立つ。
② 鼻から息を吸いながら、両ひじを後ろへ引きつつ、胸をグ~ッと前に突き出す。
③ 口から細く息を吐きながら、両手をできるだけ前へ伸ばすようにしつつ、背中を丸めて後ろへ突き出す。
ヨガのネコのポーズと同じですね。これを2~3回繰り返しましょう。
日経ヘルスでは、「不安な気分を解消したい」ときによい「肩甲骨閉め呼吸」として紹介されています。なぜかというと、「いつも何かを心配している人の体は、本能的に肩をすぼめて丸くなっている」からだそうです。確かにね。
とくに不安がなくても、パソコンの前にいるときや、本を読んでいるときなど、同様の姿勢になりやすいものです。まして、猫背気味の人なら、なおさら。単にそうしたコリを解消するにもこの体操はおススメです。
① 両足を肩幅より少し広めに開いて立つ。
② 鼻から息を吸いながら、両手を組んで頭の上に伸ばし、左足に重心を乗せ、上体を右へ倒していく。
③ 口から細く息を吐きながら、さらに上体を右へ倒しつつ、左脇を左へ突き出して伸ばす。
④ 反対側も同様に。
日経ヘルスでは「存在感をアップさせたい!」ときによい「体側伸ばし呼吸」として紹介されています。「存在感の薄い人は、無意識のうちに息をひそめている」ため、「肋骨を取り囲む筋肉が固まっている」からだそうです。
そうでなくても、肩こりのひどい人やストレス過多になっている人は、背中もこっていて、そのために肋骨周りの筋肉までこっていることが多いものです。つまり、コリがあるから息をひそめることになっちゃう。
背中、胸、脇と、肋骨のまわりが固まったままだと、呼吸が浅くなってしまいます。胸郭が広がりにくいですからね。そうなると、疲れがたまって、コリもひどくなっていき、ますます固まる悪循環!そうなってしまう前に、からだを動かしましょう!
すでにそうなってしまっているようなら、「ストレスによる背中の痛みに」 でご紹介したように使い捨てカイロを貼って、あとは人の手を借りて、すぐにほぐしてくださいね。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
アロエ
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