肺を調えるツボ・足ツボ(反射区) | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


秋の養生法、今日は肺を調えるためのツボと足ツボ(リフレクソロジーの反射区)です。反射区については、すでに「のどの痛みや咳の足ツボとツボ」 で足の、「のどの痛みや咳のツボと手の反射区」 で手の反射区をそれぞれご紹介していますので、そちらを見てくださいね。


肺を調えるツボや足ツボは、呼吸器系が弱い方や、カゼをひくと咳が出やすいという方も、日頃からお手当てしておくといいですよ。「むくみ解消・予防の足ツボ」 でご紹介したリンパ系の反射区も合わせてケアしましょう。


では、ツボのほうをご紹介しますね。


☆ 手にあるツボ


春月の『ちょこっと健康術』-太淵

「のどの痛みや咳のツボと手の反射区」 にあった赤●尺沢(しゃくたく)や青●孔最(こうさい)も悪くありませんが、手首の横シワ近く、親指側の脈が打っているところにあるピンク●太淵(たいえん)がいいでしょう。反対側の手の親指の腹で軽く押圧します。


☆ 胸にあるツボ


春月の『ちょこっと健康術』-中府

鎖骨の下で肩関節のつけね近く、押すとツンとした痛みの走るところは、奥に肩甲骨烏口突起があります。そこから親指の幅分下がったところにある赤●中府(ちゅうふ)です。ここに中指の腹がくるように手のひらを胸にあてて、手のひら全体で筋肉(大胸筋)を軽く動かすようにします。あるいは、そのあたり全体を手のひらでさすりましょう。


☆ 背中にあるツボ


春月の『ちょこっと健康術』-肺兪

「疳の虫・不安を抑えるツボ 身柱」 の両側にある紫●肺兪(はいゆ)。脊柱起立筋の盛り上がりのてっぺん、背骨から指幅2本分外側になります。身柱同様に、自分では押しにくい場所です。ご家族の方に押圧していただくか、ボディブラシを使って軽くたたいたり、使い捨てカイロを貼ったり、ドライヤーの温風や少し熱めのシャワー(42℃くらい)を20秒ほどあてたりするといいですよ。


昨日の「肺の働きと肺を調える食べ物」 の最後のほうに書いた「脾胃が弱ると肺も弱る」ことについて、ちょっと補足しますね。「東洋医学講座 No.7 五行論 その4」にある五行の相生関係でみていくと、土生金で、土である脾胃は、金である肺を生み育てる母になります。なので、夏バテで脾胃の調子が崩れたままにしておくと、肺の調子も悪くなってしまうんです。夏バテ気味な方は、脾胃の手当てを先にしてくださいね。


今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-コリウス