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≪お断り≫
『昔の話』というシリーズの中で書いている元夫の家族に関する事やママ友関係の話は今から20~35年前の事で今現在の事ではありません。
今しみじみと思うことのひとつが
民営化される前の郵便局員の態度は本当に酷かった
ということ。
ま~、もちろん今でもいますけど
昔は今より考えられないほど態度が横暴で
不親切な人が多かったように思います。
そして今回ご紹介するのは
そんな無礼な郵便局員がやらかしてしまったお話です。
しかもその郵便局員
よりによってですよ?
「必要悪王・決定戦NO1」のタイトルを保持する
このアテクシを1000万倍くらい怖くした
N子に暴言を吐いてしまったんです
N子はこんな人
それはN子が第一子を産んで退院したばかりのこと。
産後の体調がちょっと優れなかったN子は
退院後も赤ん坊と一緒にぼぼ丸1日ベッドの中。
その日もベッドで赤ん坊におっぱいをあげていたら・・・・
ピンポ~ン♪
あれ?
またお祝いでも届いたかな?
そう思ったN子は赤ん坊をベッドの上に寝かせると
あわてておっぱいをしまい、
パジャマの上に上着を羽織って
急いで玄関ドアを開けてみたら・・・
そこにいたのは
「ブス~~~ッ」っとした顔をして立っている郵便局員。
そしてN子に向かってこう言ったそうです。
いるんならサッサと出なよ!
怖いです。
怖すぎます。
N子に向かって暴言を吐くなんて
考えただけで吐きそうになってしまいます。
ところがこの時N子が取った行動は
何も言わずにハンコを押し
黙って荷物を受け取ったといいます。
その理由は・・・・
コイツはただじゃ済まさねえ
と思ったから。
あのN子のことですから、
その場で郵便局員を怒鳴ってやることぐらい朝飯前です。
でもそれをしなかったのは
「それだけで終わりにしてはいけない」と思ったからなんだそうな。
そしてすぐに苦情の電話を入れたN子。
え?
その郵便局員がいる郵便局に?って?
違います。
正解は
郵政省
善良な国民からの重大な苦情です。
担当の方を出してください。
そういって担当者を電話口に出させ
今起こったことを詳しく説明したとのこと。
その2日後
N子に暴言を吐いた郵便局員と
その郵便局員が所属している郵便局の局長が
菓子折りを手に2人揃ってお詫びに来たといいます。
真っ青な顔をしてうなだれている郵便局員と
冷や汗だらだらで必死にお詫びする郵便局長。
N子はその2人に向かって
郵政省の人に話したことと同じ話を淡々としたそうです。
玄関に誰かが来ていると分かっていて
わざわざ遅く出る人はいません。
私はあの日、生まれたばかりの赤ん坊におっぱいをあげていたんです。
すぐドアを開けられなかったのはそのためです。
しかも私が受け取った荷物には大きな文字で
「出産祝い」と書かれていましたよね?
貴方もそれを見たはずです。
「赤ん坊がいてすぐに出られないのかもしれない」
ということを全く考えることができないのだとしたら
完全に想像力の欠如だと思いますし
お客様相手の仕事をする資格はないと思います。
貴方の暴言で、せっかく頂いた出産祝いの品物が
嫌な思い出の品に変わってしまったんです。
貴方たちが運んでいるのは品物だけではありません。
贈った人の心を一緒に運んでいるんです。
そんなことも分からないのなら
もうこの仕事は辞めるべきです。
その言葉を聞いて
N子に暴言を吐いた郵便局員は
その場に泣き崩れたそうな。
その話を私にしてくれたN子は
私にこんな事も言っていました。
あの郵便局員ってアタシだけにじゃなくて
今までありとあらゆる人にずっと
ああいう態度を取っていたんだと思うのよ。
でもそれってどうしてかっていうと
あの人に「そういう態度は何だ!絶対に許さない!」って
怒る人が誰もいなかったっていう事なんだよね。
でさ、みんな後で家族とか友達とかに愚痴るのよ。
「聞いて!今日こういう郵便局員がいてこんな失礼な事言われたの!」って。
でもそれじゃいつまでたってもあの郵便局員が変わることもないし
あの人のせいで嫌な思いをする人もいなくならないのよ。
だから「これは徹底的に分からせないとダメだ」と思って郵政省に電話したわけ。
きっと寿命が縮まるほど怒られたんだと思うけど
そのお蔭であの人もう二度とああいう態度取ることないでしょ?
仕事中でもプライベートでも。
つまり「みんなのためになった」ってことよ(笑)
その話を聞きながら私は思いました。
うん、それ私もよく言うやつだよね。
つか、激怒するN子は怖いけど
静かに起こるN子は超絶怖い。
「お願いです。もう死なせてください」
って言いたくなるほど怖い。
うまい!
うますぎて怖すぎる!