ご好評を頂いている『昔話(あなたの知らない世界)』では

今までに色々なムカつく話や信じられない様な話を紹介させて頂きましたが

今回のお話するのは、ある意味一番腹立たしい内容かもしれません。

 

 

それは友達の家から物を盗んでいた親子の話だからです。

 

 

 

 

ウチの子供たちが幼稚園児だった頃というのは

ちょうどテレビゲームの物凄いブームの真っ只中で

新しいソフトが次から次へと発売されていました。

 

また、ゲームソフトの販売と同時に

出版されるようになったのが「攻略本」

 

子供達がまだゲームを始めたばかりの頃

「これどうやったらいいの?」と聞かれることが多く

攻略本はなくてはならない物でした。

 

 

元夫の家は普通ではないああいう家でしたから

子供達が「欲しい」といったゲームは片っ端から買い与えていたので

ウチの子供部屋はまるでゲームショップ状態。

 

そのため、ウチに遊びに来たがる子供がとても多かったんですが

誰でもウェルカムとしてしまうとどうにも収拾がつかなくなりますし

人数が増えれば増えるほど必ずトラブルも増えていくので

「いつも特に仲良くしている子」

「信頼関係があるママ友の子」

を中心に遊びに来てもらうようにしていました。

 

 

 

ところがそんなある日のこと。

 

 

その日遊ぶ約束をしていた子達とその母親達が

「お邪魔しま~す」といってウチに来たんですが

その中にあまり見慣れない男の子がひとり、

手さげ袋をさげて立っていたんです。

 

 

よく見ると、娘と同じクラスのY君だったものの

娘とは仲がいいわけではなく、というか遊んだことが一度も無く

Y君の母親とも幼稚園で会えば挨拶する程度で

お付き合いは全くなかったので困ってしまった私。

 

 

するとママ友の一人が

「ごめんなさいあせるいつの間にかついて来てたのよあせる

というので、
 
「ボク、確かY君だよね?」
「今日遊ぶ約束していなかったと思うけどどうしたのかな?」
「お母さんは?」
と聞いてみたんです。すると・・・
 
 
「家にお母さんがいなくて外を探してたら
U君を見つけたから一緒についてきた」

 

え??どういうこと?滝汗

と思いつつも「もう来ちゃったんだから仕方ないか」

「帰ってとは言えないしな~」っと家にあげることにしたんです。

 

 

でもそれがとんでもない結末を迎えることに。

 

 

 

 

子供達が遊びに来てから1時間ぐらい経った時のこと。

 

用があって1階のリビングに降りた私は

用事を済ませると急いで子供部屋のある3階に戻ろうとしたんですが

小脇に手さげ袋を抱えたY君がすごい勢いで階段を駆け下りてくるじゃありませんか。

 

「Y君どうしたの!?」と声をかけると

「家に帰る」と言って私の横をすり抜け、

「お邪魔しました~!」と慌てたように帰ってしまったんです。

 

 

「誰かとケンカでもしたのかな?」と思いつつ3階に上がっていくと

階段の一番上で私の息子が呆然と立ち尽くしています。

 

 

 

 

 

驚いて「どうしたの!?」と聞いてみると

 

 

「あのね・・・Y君がね・・・」

 

「うん?」

 

「ボクの〇〇のカセットと本を

自分の手さげ袋に入れて持っていちゃったのショボーン

 

 

 

 

慌てて子供部屋にもどり確認してみたところ

確かに息子に買ってあげたばかりの

ソフトと攻略本だけが無くなっています。

 

 

その様子を見たママ友達が

「どうしたの!?」と心配し出したので

思い切って今自分が見たことと

息子が話してくれたことを正直に打ち明けてみたところ

ママ友たちが声を揃えて

 

「やっぱり噂は本当だったのね」

 

と青ざめています。

 

 

 

話が全く見えない私が

「噂って何!?」と聞いてみると・・・

 

 

「Y君親子と仲良くしているママ友達が言ってたの。

Y君は盗み癖があるって」

 

 

 

 

「しかも、お母さんもグルなんだって」

「友達の家から色々盗んでくるの知ってて知らん顔してるらしいの」

「だからもしかしたらお母さんが盗ませているのかも」

 

 

 

 

「でも何でみんな黙ってるの!?」

 

「それが証拠がないからなのよ」

「いつもY君が帰った後無くなっているっていうだけで証拠が何もないの」

「でも中には何度もやられた人がいたらしくて

“もう我慢できない”って母親に詰め寄ったんだけど

“そんな事言われてもウチの子は何も持ってきてないって言ってますので”

“家の中を探してみましたけどやっぱりそんな物ありませんでしたから”って笑ってたって」

 

「え!?そこ笑うこと!?」

 

「でしょ~?」

「もし本当に身に覚えないなら“失礼な事言わないでください!”って大激怒もんよね~」

「絶対におかしい!」

 

 

「ウチの場合は息子が盗んだ瞬間を見ていたけど

そんな様子じゃ“お宅の息子さんまだ小さいし何か勘違いしたんじゃないですか?”とかって言いそうよね」

 

「うんうん!言いそう!」

 

「でも私取りあえず言ってみる!

このまま黙っておくわけにはいかないもの!」

 

「さすがアキさん!」

「あの母親をギャフンと言わせられるのは

絶対にアキさんしかいないわ!」

 

 

 

ママ友たちのそんな声援を受けた私は翌日

Y君の母親に直接会いに行きハッキリと言ってやりました。

 

 

「昨日突然お宅のY君がウチに来たんです。

それで1時間ほどゲームをして遊んでいたんですけど

ウチの子供がY君が〇〇のソフトと本を手さげに入れて帰ったというので今すぐ返して頂けますか?」

 

 

ところが・・・

 

 

「え?そうなんですか?ちょっと待って頂けます?

“Y男~!今日Mちゃんちからゲームのカセットと本借りてきたの~?”」

 

そう言って家の奥の方に向かって叫ぶ母親。

 

すると、部屋の奥から

「ボク借りてな~い」という声が。

 

その途端、くるりとこちらを振り返ったかと思うと

「ごめんなさ~い。ウチの子借りないって言ってるんで~」と笑っているんです。

 

 

 

それを見た瞬間、ママ友達が言っていた

「母親もグルというのは事実」という確信が持てたので

もう二度とこういうふざけた事が出来なくなるように

近所中に聞こえるような大きな声で思い切り言ってやりました。

 

 

「あらヤダ!私は貸したなんて言ってませんよ?

お宅の息子さんが手さげ袋に黙って入れて勝手に持って帰ってしまったって言ってるんです!

分かります?これって窃盗なんですよ!窃盗!

子供だからって許される事じゃないんです!

それに子供の盗みを知ってて知らん顔してる貴女も同罪です!

いいえ!親の罪の方がよっぽど大きいわ!

今すぐ盗んだ物を返しなさい!」

 

 

 

私の剣幕に一瞬ひるんだ様でしたが

すぐに余裕の笑顔でこうかましてきた母親。

 

「やだわ~、そんな大きな声で言いがかりをつけられたら困ります~。じゃ、どうぞ?気が済むまで家の中を探してみたらどうですか?」

 

 

 

「なるほど。探されても困らないっていう事は

絶対私に見つからないところにあるって事なんでしょう?

じゃ探したって無駄じゃないですか。

もう結構です。でもこのままで済むと思わないでくださいね」

 

 

そう言って家に帰ってきた私は腹の虫が収まらず

ママ友たちにすぐ電話をかけて

今あったことを全て話しておきました。

 

 

でもこれがこの窃盗事件を解決する大きなきっかけになったんです。

 

 

 

私から話を聞いたママ友3人は自分の事のように腹を立て

仲のいいママ友達にすぐ話したそうなんです。

 

するとその中に

 

「昨日の夕方〇〇駅前のゲームショップでY君の母親を見た」という人がいて、しかも

「ゲームソフトの買い取りコーナーにいた」とのこと。

 

それを知った私はすぐ〇〇駅前のゲームショップに飛んでいきました。

 

 

 

店に入った私はすぐ近くにいた店員さんに聞きました。

 

「昨日の夕方頃〇〇のゲームソフトを売りに来た

30代後半ぐらいの女の人がいたと思うですけど」

 

「は?何ですか?」

 

「昨日ウチから〇〇のゲームソフトと攻略本を盗んだ人がいて、

その人がこちらのショップに売っていたという情報を得たんです」

 

「ええ!?」

 

「本当です!横に小さく〇〇〇と名前が書いてある

〇〇のゲームソフトがないかどうか調べて頂けませんか!?」

 

「急にそう言われても・・・」

 

「これは窃盗事件なんです!

もし調べて頂けないなら今すぐ警察に電話しますけどそれでいいですか!?」

 

「ちょ、ちょっと待ってください」

 

そういって奥に引っ込むと、店長という人が出てきて

「お話は分かりました。今調べてみますので少々お待ちください」とのこと。

 

 

そして待つこと10分。

 

 

「お待たせしました。こちらで間違いないでしょうか」

 

そう言って見せてくれた〇〇のゲームソフトには

間違いなく私が書いた息子の名前がありました。

 

 

「これです!間違いありません!」

 

すると店長が

 

「では、こちらの攻略本もそうでしょうか」と言って見せてくれたのは

やはり息子の名前が小さく書いてある〇〇ゲームの攻略本でした。

 

どちらも一番目立たない所に小さ~~く書いておいたので

Y君の母親は気づかなかったんでしょう。

 

 

それで店長さんに詳しい話をさせた頂いたんですが、

「盗難された物ということを知っていて買い取ったわけではないので

当店としてはこちらの品物を今お返しするというわけにはいかないんです」というので

 

「それは分かっています。私はこれを取り返したいわけじゃないんです。

人の物を盗んでおいて知らん顔しているだけでなく

店に売るという浅ましい行為を平然と行う人を懲らしめたいだけです」

 

と言うと

 

「そうですか・・・分かりました。ではその人にこう言ってみてください」と、ある提案をしてくれたんです。

 

それを聞いた私は「なるほど!」と納得!

 

 

店長さんの落ち着きぶりと提案の的確さを考えると

恐らく同じようなケースが今までに何回かあったんでしょうね。

 

 

翌日、Y君の家に行き、

「あら?今日は何の御用ですか?」とニヤニヤ笑う母親に

店長から言われたことをそのまま伝えてみた結果

完全に笑顔が消えて青ざめた顔に。

 

 

 

 

私からの要求を拒否すれば100%逮捕されることになるからです。

 

 

その結果、私はY君の母親と父親から謝罪の言葉と

誓約書を受け取ることとなり、

息子のゲームソフトと攻略本も無事に戻ってきたのでした。

 

 

そしてY君一家は引越しこそしなかったものの

幼稚園は退園することに。

 

 

 

この件での一番の被害者は私でもなく息子でもなく、Y君です。

 

まだまだ小さい子供だというのに

友達の家からゲームや本や金目の物を盗むことを強要されていたんですから。

 

「小さい子供のした事なら何とでも誤魔化せる」という考えだったそうですが

「もしあの時、私にコテンパンにされていなかったらY君は一体どうなっていたんだろう」と考えると今でもゾッとします。

 

 

 

そもそも、どうしてY君の母親が子供に窃盗をさせるようになったかというと

バカバカしいマウンティングのせいだったという事が後々分かりました。

 

自己主張が激しく、見栄っ張りで負けず嫌いだったY君の母親は

幼稚園にいる一部のセレブなママ友に張り合っていたんだそうです。

 

Y君の母親は普通のサラリーマン家庭の奥さんだったのに、

よりによって超セレブなママ友たちの仲間に入っていて

その人たちに「負けるもんか」と毎日キリキリしていたといいます。

 

 

 

そんな愚かなことをしないで、身の丈にあった生活をしてさえいれば

息子にあんな可哀そうな真似をさせすに済んだのに。

 

 

以前紹介したU子(逮捕された自称ママ友)は

とてつもなくとんでもない人間でしたが、

このY君の母親はある意味U子以上ではないかと思うんです。

 

母親としても人としても、あまりに愚かすぎです。

 

 

子供が可哀そう過ぎる号泣

 

 

 

 

 

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