これは私が離婚後、派遣社員として
有名和菓子店Bで働いていた時のお話です。
 

元夫との離婚が正式に成立した時の私は心身ともにもうクタクタで
精も根も尽き果てていた感じでしたが、時間が経つにつれ
「いつまでも家の中でウダウダしていてもしょうがない」と思い
社会復帰することを決意しました。
 

そして社会復帰した初めての職場がこのB店だったんですが
この店で私はとんでもない試練を次から次へと味わうことになるのです。
 
なぜならこの店は、ある意味
元夫の家でも敵わないような伏魔殿だったからです。
 
※伏魔殿(ふくまでん)
悪魔がひそむ殿堂。陰謀や悪事などが絶えずたくらまれる場所。
 
 
 
私がB店を希望した理由は、心身共に傷つき疲れ果てた後だったので
「出来るだけ簡単な仕事がいい」と思ったから。
 
「家から近い(通勤が楽)」
「仕事が楽(試食やお茶出しをするだけ)」
「時給が高い」
 
というB店は私にしたら「言う事なし」の職場・・・のはずでした。
 
 
 
面接を受けに行ってみると「え?」っと思うぐらいの応募者が来ていて
面接しているのがなぜか人事部の部長さん。

「こんな簡単な仕事なのにわざわざ部長さんが面接するの?」と思った私。
 
でも特にそれ以上は深く考えることはしませんでした。
なぜなら「どうせ不採用になるに決まってる」と思ったからです。
 

ところが、他の人がたった2~3分で面接が終わってしまうのに対し
私だけ延々と色々なことを聞かれ、
最後の質問が「いつ頃から出勤できますか?」だったので
「え?これはまさかの?・・・」と思っていたら帰宅途中に派遣会社から
 
「B店の採用が決まりました」
 
という連絡が。
 

そしてその2日後、私はB店に出勤していました。
 
 
 
 
指定された時間にB店に行ってみると、
そこにいたのは「営業部の部長」を名乗るEさん。

「ちょっとこちらに来て頂いていいですか?」と
近くの喫茶店に連れて行かれた私はいきなりEさんにこう告げられました。
 
 
「貴女には今日から店長をやって頂きます」
 
 
 
 
 

社会復帰して初めての職場ですし
しかも店長経験などゼロだった私にはあまりにも荷が重いので
この時断ろうと思えば断れたはずでした。
 
「求人内容にあった仕事の条件と違いますのでお断りします」
 
そういって拒否すればよかったのになぜかその時私は
 
「よし!やってみよう」
 
そう思ってしまったのでした。
 
 
 
 
私と一緒に店に戻ったE部長は、私の仕事を簡単に説明すると
「この店にはベテランの人が何人もいるから
分からない事があったらその人達に効きながらやって」と言い残し帰っていきました。
 
 
見知らぬ店に一人ポツンと残されてしまった私の元に
パートのTさんとKさんが飛んできて
 
「E部長から聞いたんですけど店長さんとしていらしたんですよね?
ああ、良かった!ずっと店長が不在だったんで不安で仕方がなかったんです!
今日からよろしくお願いします!」
 
と言うので
(え?ずっと店長が不在だった?何で?)
(E部長そんなこと一言もいってなかったのに)と思いつつも
「こちらこそよろしくお願いします」と挨拶をしたんです。
 
 

「取りあえずパートさんがいい人で良かった焦るあせる
 
そう胸を撫で下ろしていた私の前に現れたのが
私とは違う派遣会社から来ていたSさん。
 
 
腕組みをしながら私をギロリと睨むと
薄笑いしながらこう言ったのです。
 
 
 
 
新しい店長さんだって?
 
 
 
あんたが辞めるまで
虐めてやるから
 
 
 

想像を絶する悪夢のような日々の始まりでした。
 
 
つづく。
 
 
 
 
 

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