もう何年前のことになるでしょうか。
お昼のテレビ番組を見ていたら
銀座で街頭インタビューをしていて
「お姑さんのことが好きですか?嫌いですか?」
「その理由は?」
という質問をしていたんです。
その時「姑が大嫌い」といった人の
「嫌いな理由」が全員一致していて
思わず笑ってしまいました。
自分が言いたい事はいくらでも言うのに
人の話は全然聞かない。
自分の言うことが全て正しいと思っていて
自分と違う意見は全否定する。
自分が好きなものは人に強要するのに
相手が好きなものは全否定する。
自分が嫌いなもの(嫌いなこと)は絶対に許せない。
自分が知らないことは全て拒否、もしくは否定する。
自分勝手で相手の都合や相手の気持ちを考えられない。
要約するとこんなところでしょうか。
また逆に「お姑さんが大好き」と答えた人の
「好きな理由」というのも全員一致していたんです。
色々なことに興味を持っていて
最新情報などにも詳しいので会話が弾む。
若い人の間で流行っているもの(流行っている事)を
理解してくれるので話をしていて楽しい。
「私たちの頃はこうだったのに今の若い人は」
みたいなことを一切言わない。
私の考え方や気持ちをいつも尊重してくれるので
嫌な思いをしたことがない。
こういった意見が多かったわけですが、
「お姑さんが大好き」と答えた人の中に
「自分の母親よりお姑さんの方が全然好き」
「今日もお義母さんと一緒に来てるんです」
という人がいて
インタビューしている最中に、そのお姑さんが
「お待たせ~~!!」っと凄い笑顔で走ってきたんです。
そしてお嫁さんがインタビューを受けているのを知ると
「え?何?何?インタビュー?」とすぐ食いついてきて
インタビューをしていたスタッフも爆笑してしまい
お嫁さんも「いつもこんな感じなんですよ~」と笑っていました。
これってつまり、こういうことだと思うんです。
キャパシティーの違い。
自分以外の人を受け入れる能力が高いか低いか
自分が知らない物事を受け入れる能力が高いか低いか
自分以外の人の考えや行動を理解する能力が高いか低いか
自分以外の人の考えや行動に対して寛大・寛容な心を持っているかいないか
要するに、器が大きいか小さいかの問題ではないかと。
私の元姑もよくこんなことを言っていたものです。
音楽はクラッシックか演歌しか聞く気にならない。
ロックみたいな騒々しいのを聞く人の気がしれない。
服を買うなら〇〇食事をするなら〇〇
そこ以外はみんな下品で最低。
物は高ければ高いほど価値がある。
買うなら高い物。
安い物を買う人は下品で最低。
昔の人はみんな辛抱強いけど
最近の若い人はみんな根性なし。
昔の人はみんな努力家だったけど
最近の若い人はみんな根性なし。
でもそういう生き方しか出来なかったから
こういう最後になってしまったわけです。
自分のことを「貧乏人」とバカにした元姑に母が言い放った衝撃の一言
ただ、キャパシティーについては
「その人個人の問題」ですので
お姑さんは全てキャパが狭く、
お嫁さんは全てキャパが広いということではありません。
お嫁さんのキャパが狭いことが原因で
嫁姑問題が起きている事だって当然あるはずです。
今。嫁姑問題を抱えている方は
一度よく考えてみてはいかがでしょうか。
同じ一生なら、毎日少しでも気持ちよく
楽しく笑って生きていきたいですよね