一昨日、次郎棗が届きました。

入手方法:ヤフオク
落札価格:🌟🌟 🌟=★×10
石州好の一つで、今回私が購入したものは、天面が朱塗で、側面が潤朱のもの。写真でみるよりもだいぶ色合が違います(いい意味で)。
あとは、何故次郎棗という名前なのか?が分かるといいんですが、石州流の知人に調べていただいております。
私の推論としては、やはり「河童」ではないかと。
天面だけが色違いになっているので、河童は河太郎という言い方がありますが、河太郎はこの当時すでに「道安好」が存在しています。ですから、次郎と呼んだのではなかろうかと。
石州の通り名が次郎だったりするのか?と思って調べてみたのですが史料がなく、片桐石州の父貞隆が片桐直貞の次男であったことから、次郎でもおかしくはないのですけれども……意外と通り名って残っていないものですね。
ちなみに、石州というのは官途名の石見守の通称で、通り名ではありません。
祖父・直貞は孫右衛門。父・貞隆は加兵衛。石州は秀吉から「助作(助佐・すけさ)」と呼ばれていたので助左衛門の可能性もありますね。