深大寺に湧く漆黒の温泉で、噂通りだった3つの真実
深大寺天然温泉「湯守の里(東京都調布市深大寺元町2-12-2/□外部リンク参照)」にやって来ましたよ~♪・・・ここは、湧出された源泉を一切加水せず、そのままの濃さで浴槽に入れているのが自慢の、東京都内(しかも人口密度が高い市街地内)にある貴重な「本物の温泉」として隠れたフアンも多いみたいですが、、、
しかしながら、設備が古く清潔感にイマイチ乏しい、建物内が狭苦しく訳の分からぬ骨董品が多くて落ち着かない、そもそも従業員の接客が無愛想過ぎる・・・つまりコストパフォーマンスに乏しいといった酷評も多いのがこの日帰り温泉における「もう1つの」特徴でもあります。
そんなわけで今回は、実際に本ブログ管理者が真相を確かめるべく利用してみた直感を、そのまま記事に綴っていきたいと思います・・・但し、閑散とした平日の昼間利用なので、混雑している休日とは異なる印象になってしまうことはご容赦いただきたいと存じます。
アンティークな雰囲気の小ぢんまりとした館内
正面玄関を開けると、いきなり目に飛び込んできたのは、まるで地方都市の歴史博物館に入場したのではないか?と思わせるような戦国武将を想起させる鎧兜・・・確かに館内は廊下も狭く、良い意味・悪い意味含め確かに噂通り古式ゆかしい感じです。
ロッカーも確かに噂通り幅狭で、天地の小さなものでした・・・これでは休日の繁忙時には隣人と干渉して身動きがとれなくなりそうなのは目に見えていますね(ドライヤーも男性用は3台しか備え付けられていませんでした)。
但し、意外だったのは玄関入口入った先のフロントに居た30~40歳代(?)と思われる受付係の男性従業員が妙に愛想良かったこと、、、この人だけに限っては接客は決して糞でないようです(恐らく中高年の一部女性従業員が「要・再教育」的なレベルなのでしょうか・・・)。
*浴槽写真は公式HPより引用□外部リンク参照
タオルに染み付く程の黒湯で、長湯可能な「ぬるま湯」
自慢の漆黒の黒湯は、地下1500メートルの地層に含まれている昆布やシダ類などの植物が熟成された「フミン酸」という有機物がたっぷりと含まれ温泉成分の劣化が抑えられ、ミネラルたっぷりの黒湯・・・この「フミン酸」には、毒素を分解する力まで備わっているのだそうです。
温泉の成分により泡や黒い結晶が出たりして見た目は清潔感に乏しく、また塩素使用も抑えていることから決して綺麗とは言えませんが、逆に言えばこれは成分が濃い「本物の温泉」である証・・・40℃に維持されてたっぷりと湧出される天然温泉は塩化物・ナトリウム温泉で等張性(塩分濃度と同じ温泉塩分濃度)があるため、温泉に入っている時の負担がとても少なく身体に優しい温泉といえるでしょう。
他のブログで書かれているほど大袈裟ではありませんが、確かに噂通り持参した白いタオルには若干の茶色い変色が見られました・・・漂白剤入りの洗剤でも一度で落ちきらなかった(部分的に茶色い染みが残った)ので、神経質な人は高級タオルは持ち込まず、正月に会社関係で頂ける年始挨拶用の企業名が入っているような(要は無料で貰った景品用の)タオルを持参したほうが良さそうです。
スペースが狭く設備が古いながらも、いちおう休憩設備は整っている
1階にも軽食コーナーがありますが、2階にはゴロ寝可能な畳の休憩室と、飲食(飲酒)可能な館内レストランが併設されていました・・・座布団や毛布、そして籐枕も貸出用の備え付けがあり自由に使うことができます。
2階のお食事処は8テーブル+カウンター4席と、お座敷席4テーブルがあります・・・「ゆもりそば」を注文しましたが、要はトッピング“全部入り”で、とくにキツネ(揚げ)が濃く深みがある甘じょっぱい味に仕上げられていて、めちゃくちゃ美味かった♪(これで当時の税込840円はコスパ最強と言えるのではないでしょうか?)。
普通のお冷以外にも、セルフサービスで健康茶のサービスが有り、黒豆茶・イチョウ葉茶・ハイビスカスティーの3種類から選べます・・・見た目の彩り(明るいピンク色)に惹かれたのと、これだけ冷茶(他の2種類は温茶)だったということもあり、長風呂で火照った体を冷まそうとハイビスカスティーを試飲してみたところ、梅干に包まれているシソの葉みたいな味がしました。。。
いかがでしたか?
今回は、深大寺の門前町から、ひと山越えて中央道が通り抜ける谷戸に沸く深大寺天然温泉「湯守の里(東京都調布市深大寺元町2-12-2/□外部リンク参照)」をご紹介いたしました・・・ここは何でも深大寺の龍脈を取り込む風水設計の施された風水温泉らしいですよ。
良い意味でも悪い意味でも「噂通り」で、賛否両論ある施設ですが、今回に関してはゆっくりマッタリと1日過ごすことができました・・・但し平日の昼間という閑散時間帯ゆえの心地よさであり、もしかしたら休日の繁忙時間帯に遭遇した場合は全く違った評価になるかもしれませんね。
何はともあれ、「百聞は一見に如かず」ですし、少なくともお湯(泉質)に関しては都内最高レベルであるのは間違いないので、気になった方は是非とも行ってみてくださいね・・・入口の目印は「中央道深大寺バス停下」停留所です(ここから狭い屈曲がある谷戸に開発された住宅街の奥に入るので、非常に道が分かりにくいというのも「噂通り」でしたねwww)