最近の神社仏閣では様々なブームが起きているようで、手書きの日付に印判押しただけだった御朱印が、カラフルなものや手の込んだアートなものにまで進化、アニメや映画の舞台になった聖地巡礼などなど、人々と宗教施設のふれあいの形も日々進化しているそう。2013年には富士山が世界文化遺産に登録されたことを皮切りに、ふたたび富士塚ブームがジワジワ来ているらしい。

2022.1.1追記 新たに4ヵ所見つかりましたのでリストに追加しました(69から73に増えました)。

 

 

富士信仰

古代より富士山は、頂上に仏や神が座す神聖な場所として或いは山全体が御神体として、山岳信仰・霊山信仰の対象だった。室町時代より盛んになったとされる霊峰富士への登拝は、山岳修行者により行われ、次第に一般庶民による登山も行われるように。江戸時代になると人々の富士山への関心はより一層高まり、講社を結成して資金を募り、選ばれた代表者が登拝して講員の分も代参という形で行われるようになっていく。

 

 

 

江戸名所図会 ”六月朔日富士詣(駒込富士神社)”

東京の富士塚

江戸時代中期に最盛期を迎えた富士信仰。富士山の土や岩を運び込んで、江戸市中のいたるところで富士山を模して塚を築き、これに登れば富士の山を登ったのと同じだけのご利益があると信じられた。

富士山の山開きに合わせ、浅間社では六月一日(旧暦)に例祭が行われ大いに賑わったそうで、現在でも7月1日前後に「山開き」や「開山式」と称して神事が執り行われ、その日に限って富士塚に登山できる神社が幾つかあります。

その富士信仰の足あと、富士塚をまとめてみました。

 

山開きの日

この富士塚の山開きは、富士山の山開きに合わせてか、6月30日か7月1日または両日に浅間神社の例祭として催行されています(例外的に7月下旬や8月下旬に行うところも若干あります)。ちなみにほとんどの神社さんでは、7月1日の山開き当日が平日であっても振替は無いので、山開きの日と土日が重なる2018年は貴重な年です

(その後直近では2019年は6月30日が日曜日、2023年は7月1日が土曜日で、次回6月30日・7月1日が土日になるのは、2029年。)

 

 

 

全73基+7箇所

都内の富士塚を調べるうえで、鳩森八幡神社で頒布されていた「大江戸のお富士さん」を参考にし、掲載の62基をもとに、23区内の富士塚に限定した上で独自に調べました。富士塚73基と、富士塚は無いものの浅間神社であるまたはコノハナサクヤヒメをお祀りしている7ヶ所をまとめました(たぶんこれで全部かな・・・)。なお同書に掲載の多摩地域の10基はカウントしてません。富士塚について詳しくしご覧になりたい方はぜひ各神社で頒布されている「大江戸のお富士さん」をお求めください。1800円だったかな。

また最下部にグーグルマップで作成した富士塚地図をはめ込みました。

 

※掲載順は特に意味はありません。またリンク先の記事は当該神社の情報のみであることが多く、必ずしも富士塚に触れているわけではないです。

 

 

1 鉄砲洲富士 鉄砲洲稲荷神社

場所:中央区湊

東京都心にある2つの富士塚の中では唯一登拝できる富士塚。

正月三が日と7月1日の山開きの時のみ登山可能(通常は入場不可)。

 

 

2 富士塚 柳森神社

場所:千代田区神田須田町

同じく都心にある富士塚。

柳森神社の境内が周辺より一段低い場所にあり、階段の袂に塚がある。

こちらは登れるようにできていません。

 

 

3 坂本富士 小野照崎神社

場所:台東区下谷

関東に四基しかない国の重要有形民俗文化財に指定されている富士塚。また江戸の著名な富士塚を選出したと思われる”江戸八富士”または”江戸七富士”のひとつに数えられる。

6月30日と7月1日山開きの時のみ登山可能(通常入場不可)。

 

 

4 浅草富士 浅草富士浅間神社

場所:台東区浅草

平成28年(2016)に造立されたばかりのこの富士塚は、都内一新しく、登れる富士塚としては都内一低い。

7月1日山開き 常時登山可能

 

 

5 小塚原富士 素盞雄神社

場所:荒川区南千住

当社の富士塚は、この地に伝わる牛頭天王(スサノオ)と飛鳥大神が降り立った小塚に造られたもので、小塚原の地名由来にもなっている。

7月1日の山開きの時のみ登山可能(通常入場不可)。

 

 

6 白鬚富士 石浜神社

場所:荒川区南千住

火山岩で築かれた富士塚の頂上には、猿田彦大神・御嶽三柱大神・白山大神・雷神宮・水神宮・稲荷神社と刻まれた石碑が置かれ、また山裾の御穴にはお稲荷さんの狐像が安置されている。富士の人穴に似せて作られているようにも見える。

こちらも登れるようにできていません。

 

 

7 亀戸の富士塚 亀戸浅間神社

場所:江東区亀戸

弟橘媛ゆかりの笄塚(こうがいづか)に築かれた富士塚。

笄塚とは、日本武尊が東征の折、相模国で難航していると弟橘媛が海に身を投じてこの荒波を鎮めた。その後弟橘媛の笄(髪結い道具)がこの地に流れて来たため、ここに塚を作ったという伝承がある。

7月1日山開き 常時登山可能

 

 

8 砂町の富士塚 富賀岡八幡神社

場所:江東区南砂

門前仲町にある富岡八幡宮が最初に創建された地で、当社は元宮(遷宮後に再び勧請された)に当たる。となれば、富岡八幡宮の富士塚も、こちらが大本と言えそう。

7月1日10時から山開き 常時登山可能

 

 

9 富士浅間神社 富岡八幡宮

場所:江東区富岡

境内社富士浅間神社の後背にひっそりとある小さな富士塚。元々は境内北側にある数矢小学校の地に富士塚があったのだそう。

7月1日例祭 とても小さな塚で、登ろうと思えば出来なくもないけど、やらない方が良さそう。

 

 

10 上篠崎富士 篠崎浅間神社

場所:江戸川区上篠崎

江戸川区には富士塚が15基と、他区と比較して抜きん出て多い。その中でも江戸川区最古の創建と伝わる当社はその中核的な存在と言えそう。

6月30と7月1日例祭 2年に一度の例大祭にて、富士浅間講の大幟が立ち並ぶ。大祭は西暦の偶数年。

 

 

11 上鎌田の富士塚 南篠崎天祖神社

場所:江戸川区南篠崎

明治19年(1886)に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

12 下鎌田の富士塚 豊田神社

場所:江戸川区東瑞江

大正5年(1916)に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

13 今井の富士塚 今井香取神社

場所:江戸川区江戸川

昭和5年(1930)に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

14 船堀の富士塚 船堀日枝神社

場所:江戸川区船堀

明治25(1892)に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

15 浮洲浅間神社(境内末社) 白鬚神社

場所:江戸川区東小松川

 

 

16 小岩富士 小岩神社

場所:江戸川区東小岩

7月上旬例祭

 

 

17 富士塚 清瀧山安養寺

場所:江戸川区平井

 

 

18 平井の富士塚 平井諏訪神社

場所:江戸川区平井

7月1日山開き 

 

 

19 逆井の富士塚 平井浅間神社

場所:江戸川区平井

7月1日浅間祭

明治17年(1884)に造られた富士塚で江戸川区内最古。

江戸川区登録有形文化財

 

 

20 長島の富士塚 長島香取神社

場所:江戸川区東葛西

7月1日山開き

明治41年(1908)に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

21 桑川の富士塚 桑川神社

場所:江戸川区東葛西

昭和4年(1929)に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

22 富士塚 雷不動真蔵院

場所:江戸川区東葛西

常時登山可能

 

 

23 中割の富士塚 中割天祖神社

場所:江戸川区東葛西

昭和初期に造られた富士塚。

江戸川区登録有形民俗文化財

 

 

― 江戸川富士 富士公園

場所:江戸川区南葛西

公園の南側に江戸川富士と名付けられた築山がある。信仰の対象としての富士塚ではないけど、模擬富士的なものなので一応掲載。(カウントしてません)

 

 

24 富士塚 西葛西八幡神社

場所:江戸川区西葛西

八幡神社境内社の浅間神社の土台として築かれた富士塚。登山不可。

 

 

25 金町富士塚 葛西神社

場所:葛飾区東金町

7月1日富士祭

 

 

26 富士塚 立石熊野神社

場所:葛飾区立石

7月1日山開き 常時登山可能

 

 

27 富士塚 上小松天祖神社

場所:葛飾区奥戸

 

 

28 富士塚 下小松天祖神社

場所:葛飾区新小岩

7月第一土曜 山開き

 

 

29 飯塚の富士 南水元富士神社

場所:葛飾区南水元

現在再建中で登山不可

7月1日 山開き

国の重要有形文化財の指定を受けているのに江戸八富士には含まれず。

 

 

① 古千谷浅間神社

場所:足立区古千谷本町

富士塚は無し

 

 

30 野浅間 花畑浅間神社

場所:足立区花畑

7月1日 山開き

足立区も12基と富士塚の数が抜きん出て多い。平地が多い地域の方が富士信仰が盛んだったのだろうか。

 

 

31 綾瀬の富士塚 綾瀬稲荷神社

場所:足立区綾瀬

7月1日 山開き

 

 

32 保木間の富士塚 保木間氷川神社

場所:足立区西保木間

保木間の富士塚として知られているようですが、こちらの頂にお祀りされているのは榛名神社。

 

 

33 富士塚 西之宮稲荷神社

場所:足立区足立

7月1日 山開き

通年囲いの門が閉ざされていますが、山開きの時だけ開放されます。ただし登山できるように作られていない。

 

 

34 島根富士 島根鷲神社

場所:足立区島根

7月1日 冨士開き

 

 

35 富士塚 小右エ門稲荷神社

場所:足立区梅島

常時登山可能

 

 

② 講中碑 西新井浅間神社

場所:足立区西新井

神社のお社と富士講の石碑が建つのみ。

 

 

36 富士塚 柳原稲荷神社

場所:足立区柳原

常時登山可能 登る際には社務所で確認が必要。

 

 

37 川田の富士塚 大川町氷川神社

場所:足立区千住大川町

常時登山可能

 

 

38 富士塚 千住神社

場所:足立区千住宮元町

7月1日 山開きの時のみ登山可能

 

 

39 末社浅間神社 宮城氷川神社

場所:足立区宮城

境内社の浅間神社のお社が小ぶりの富士塚の上に鎮座。登山できるようにはなっていない。

 

 

 

江戸八富士

ここまででようやく半分に。小休止に「江戸八富士」なるものを調べてみました。

ウィキペディアをはじめいくつかのブログなどを拝見すると、まず江戸七富士というものがあって、それに一つ加えたものが江戸八富士であるということ。選出は下記の通り。

1品川富士(品川神社)、2千駄ヶ谷富士(鳩森八幡神社)、3下谷坂本富士(小野照崎神社)、4江古田富士(茅原浅間神社)、5十条富士(十条富士神社)、6音羽富士(護国寺)、7高松富士(長崎浅間神社)、これに8高田富士(水稲荷神社)を加えるそう。

いったいどのように選出されたのか気になったので、手持ちの7冊ほどの史料の類などそれっぽい書籍を読み返し(パラパラ見た程度)、江戸名所図会や江戸切絵図も確認したけど、江戸七森よろしくそのような選出は出てこなかった。

同様の選出されたものとして「江戸七氷川」は燕石十種の望海毎談に記載があり、そのほか江戸六地蔵は実際その数だけ現物があったからそう呼ばれているわけで、あまたあるものから選出されたもの、例えば「日本三大稲荷」や「関東三大師」、「江戸三大祭」などは半ば自称や観光目的などで適宜選出されたように思える。この八富士もその類だろうけど、一つ共通しているのは何れもちゃんと登山出来て景勝地であることぐらいか。

さて、またリストアップ再開へ。

 

 

 

40 十条富士 十条富士神社

場所:北区中十条

6月30日7月1日山開き

今後区画整理で縮小する可能性が有り、今の姿を保っているうちに参拝したい富士塚。

江戸八富士に数えられる

 

 

41 田端富士 田端八幡神社

場所:北区田端

常時登山可能 境内末社の浅間神社

 

 

42 富士塚 氷川町氷川神社

場所:板橋区氷川町

常時登山可能

 

 

43 徳丸富士 徳丸北野神社

場所:板橋区徳丸

常時登山可能

 

 

44 赤塚富士 赤塚浅間神社

場所:板橋区大門

大門諏訪神社の境外末社 常時登山可能

富士塚というよりは緩やかな丘といった程度。

 

 

45 上成富士塚 赤塚氷川神社

場所:板橋区赤塚

丘の上に築かれた富士塚 常時登山可能

上成(かみなり)はこの地域の俗称で、上赤塚と成増の文字を採ったもの。

 

 

46 高田富士 水稲荷神社

場所:新宿区西早稲田

7月海の日の前日と当日の時のみ

安永九年(1780)造立の江戸市中最大最古の富士塚。すべての富士塚のさきがけ的存在も、早稲田大学創立時に移築され、その価値を失ったか文化財登録などの指定は無い。

江戸八富士に数えられる

 

 

47 東大久保富士 西向天神社

場所:新宿区新宿

現存するも非公開(登山不可)

境内南側の児童遊園や階段側から眺めることが出来ます。見た目には保存状態も良さそう。

 

 

48 富士塚 花園神社

場所:新宿区新宿

常時登山可能

芸能浅間神社の境内にある小ぶりの富士塚。

 

 

49 厄除け富士 稲荷鬼王神社

場所:新宿区歌舞伎町

戦時中の空襲により損壊、移設縮小したため足場が無く現在は登山は不可。

 

 

50 富士塚 成子天神社

場所:新宿区西新宿

7月1日山開き 常時登山可能

長らく非公開で登山不可だったのが、成子天神の新社殿を造立したころよりいつでも登山可能に。標高12mからの境内景色も良好。

 

 

51 富士塚 月見岡八幡神社

場所:新宿区上落合

常時登山可能

 

 

52 駒込富士 駒込富士神社

場所:文京区本駒込

6月30~7月2日山開き 常時登山可能

山の上に社殿が建っているので、登山とは言ってもこの社殿に向かう階段を上がるのみ。

 

 

53 富士塚 白山神社

場所:文京区白山

6月上旬から中旬の「あじさいまつり」の時に期間限定で富士塚(浅間神社)の参道が開かれます。その期間外は登山はもとより浅間神社への参拝も不可。

 

 

54 音羽富士 護国寺

場所:文京区大塚

常時登山可能

徳川幕府五代将軍綱吉の母桂昌院が開基となって創始した「神齢山 悉地院 大聖護国寺」の境内にある富士塚。

江戸八富士に数えられる

 

 

55 池袋の富士塚 池袋氷川神社

場所:豊島区池袋本町

7月1日山開きの時のみ登山可能

 

 

56 長崎富士 豊島浅間神社

場所:豊島区高松

7月第一土曜・日曜 山開きの時のみ

2016年より期間限定で公開・登拝できるようになった。

国の重要有形民俗文化財

江戸八富士に数えられる

 

 

③ 豊坂稲荷神社

場所:豊島区目白

高台に鎮座し、かつては富士山が望めたであろうことから、山岳信仰の対象だったか。御祭神二神の内一柱がコノハナサクヤヒメ。

 

 

57 江古田の富士塚 茅原浅間神社

場所:練馬区小竹町

正月三が日・7月1日・9月第二土曜・日曜の時のみ登山可能

国の重要有形民俗文化財

江戸八富士に数えられる

 

 

58 下練馬富士 北町浅間神社

場所:練馬区北町

7月1日山開き

当社の富士塚の大きさは、ぴったり富士山の1/100サイズ(37.76m)

 

 

59 富士塚 大松氷川神社

場所:練馬区北町

8月20日お山開き

練馬区有形文化財

 

 

60 中里の富士塚 大泉町八坂神社

場所:練馬区大泉町

8月1日お山開き 常時参拝可能

 

 

61 富士塚 井草八幡宮

場所:杉並区善福寺

柵で囲われ登山不可。山肌が見えないほど草が茂って、見た目は山そのもの。

 

 

― 大熊稲荷浅間神社

場所:杉並区久我山

お社が塚の上に建っていた。大熊はおそらく所有者のお名前。

2018年マンション建設のため廃止

 

 

④ 浅間神社 富聚山長龍寺

場所:杉並区高円寺南

境内にお社があるのみで富士塚は無い。

 

 

62 千駄ヶ谷の富士塚 鳩森八幡神社

場所:渋谷区千駄ヶ谷

6月3日御山開き 常時登山可能

よく整備され登りやすいことから親子連れや女性にも人気。富士塚(浅間神社)限定御朱印も年中対応可。

東京都有形民俗文化財

江戸八富士に数えられる

 

 

63 目黒富士 上目黒氷川神社

場所:目黒区大橋

7月1日山開き 常時登山可能

目黒区上目黒にあった富士塚が当社境内に移転してある。かつては12mほどあって目黒を一望でき、広重の名所江戸百景に描かれたことで人気があった。今の山頂の眺めは氷川神社の境内と、表側は首都高と青山通りしか見えない。

 

 

64 松原富士 扶桑教本部

場所:世田谷区松原

扶桑教は全国にあった富士講が結集して設立された神道十三派の一つ。その本部の敷地内に富士塚があり、7月1日に山開き神事が行われる。

 

 

65 羽田富士 羽田神社

場所:大田区本羽田

7月1日山開き 

神社社殿左側の渡り廊下の下をくぐった先にある。富士塚目当てでもない限り見落としてしまう場所にひっそりとあるといった雰囲気。山開きの神事の時も登山は不可。

都内最南端の富士塚
大田区文化財

 

 

66 品川富士 品川神社

場所:品川区北品川

7月第一日曜日山開き(常時登山可能)

富士塚の高さ自体は5mですが、品川神社御社殿へ向かう階段の中腹にあるため山頂は北品川を一望できる。京急線の高架橋や周辺ビルの高さが無い時代には、品川浦一体を望むことができ景観がとても良かったとか。

品川区指定有形民俗文化財

江戸八富士に数えられる

 

 

67 居木富士 居木神社

場所:品川区大崎

神社の御社殿が丘の上にあり、その傾斜を利用して築かれた富士塚。登山するようには作られていない。居木は「いるぎ」と読む。

 

 

68 富士塚 滝王子稲荷神社

場所:品川区大井

常時登山可能

 

 

69 富士塚 多摩川浅間神社

場所:大田区田園調布

常時登山可能

天候によっては当社からは本物の富士山が見える。

 

 

⑤ 大森浅間神社

場所:大田区大森西

6月第一土曜日曜 例祭

富士塚は無し

 

 

⑥ 馬込浅間神社

場所:大田区中馬込

7月第一日曜 例祭

富士塚は無し

 

 

ここからは新たに見つかった富士塚です。

見つかり次第順次追加していきます。

 

70 富士塚 五柱五成神社

場所:中野区本町

境内のわずかばかりのスペースに火山岩を盛り、そこに石碑が4つ立てかけられている程度で登拝できるようになっていません。

 

 

71 富士塚 押部八幡神社

場所:足立区鹿浜
常時登山可能
小さな富士塚と小祠。登れるようにはなっています。

 

 

72 富士塚 蓮根氷川神社

場所:板橋区蓮根

常時登山可能
高さ1.8Mほど、頂上は御嶽神社が祀られています。

 

 

73 富士塚 西台天祖神社

常時登拝可能

高さ2Mほど、頂上は御嶽神社が祀られています。また境内には他に富士浅間神社が祀られ、そこも塚のように見える台座の上に鎮座しています。

 

 

 

 

 

 

 

パワースポットブーム、高尾山のミシュランガイド掲載、伊勢・出雲の遷宮、御朱印ブーム、恋愛成就の東京大神宮やジャニーズグループのメンバーの苗字と同名の神社参拝、アニメや映画の舞台となった聖地巡礼と、近頃、神社・寺院への関心が新しい形で高まっている。

富士山が世界文化遺産に登録されてからは、登山ブームだけでなく富士塚ブームもジワジワ来ているらしいが、よくよく考えば、昔からお遍路、参詣遊山案内、お蔭詣り、札所巡りなどそれこそ沢山あって、どれも新しい信仰のように見えて実は再熱しているだけな気がしなくもない。

信仰形態に変わったところがあるとすれば、今の自由恋愛より地域や家同士の縁談で夫婦になる江戸時代は、縁切りの方が流行していたかな。