Joon's blog -33ページ目

Joon's blog

どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー お命頂戴!地球王者決定戦』を観ました。

 

動物戦隊ジュウオウジャーがデスガリアンを滅ぼし、人間界とジューランドが融合した世界。

それぞれの道を歩むジュウオウジャーの面々に届いた手紙、それは地球の王者を懸けて闘う武闘会=地球王者決定戦への招待状だった。

手紙の差出人であり大会の開催者であるポカネの宣言と共に大会は開幕。その陰でジュウオウイーグル=大和はジュウオウバード=バドと共に、ポカネが経営する闇カジノに潜入する。

二人はポカネがデスガリアンの生き残りである事を突き止めるが、バドは大和の身代わりとなり宝石に変えられてしまう。

バドを始め、宝石に変えられた人々を救うため、ジュウオウジャーは変装してポカネのカジノに潜入する……といったお話。

 

スーパー戦隊シリーズお馴染みの、帰ってきたシリーズ。

…が、現在のところ、帰ってきたシリーズは本作が最終作となっているのが残念、かつ悲しいです。

本編=テレビシリーズ最終回のその後の話として、やってる事はほとんど余興で、特にキャストが伸び伸びと楽しんでいる様が見て取れるのが好きだったんだけどなぁ。メイキングを見てると、つくづくそう感じます。

嫌らしいスピンオフ商法で小銭稼ぎができたのなら、真の最終回たる帰ってきたシリーズの製作に予算を回してくれるといいんだけどね。

 

楽しそうにやってると言えば、森真理夫を演じる寺島進さん。…いや、楽しんでるかどうかはビミョーかな(笑)。

寺島さんレベルなら二つ返事で断ってもいいだろうに、本編のみならず、またもジュウオウヒューマンに変身(笑)しているんだからサービス精神旺盛というか、ベテランの余裕を感じますね。つーか、御年の割にスタイル良くないですか?

にしても、オタクの俺ッチが見てもセンスの欠片すら感じないアパレル商品ばかりをチマチマと作ってねーで、あのプリントシャツを売った方が遥かに儲かる事に気付かないかプレバンよ…。

 

本作をシリアスに捉えると、レオとセラの確執に決着が付くのが見どころでしょう。

密かにレオをライバル視し、自分も同等に強くなりたいけどなれないセラの苛立ちを描いたエピソードは本編の随所にありましたが、あやふやにされたまま終わってしまいました。

二人のどっちが強いかが決まるというわけではなく、お互いがお互いのの気持ちを理解するという落としどころが良かったと思います。

男と女が共に戦うのが普通の事であるスーパー戦隊の理念でもあるんですよね。

 

スパ戦はテレビシリーズの他に、劇場版やVシネマ等の外伝が作られるのが常ですが、その中でもエンターテインメント重視の夏映画は軽視される傾向が強いと感じます。後先にも先にも影響のない、テレビシリーズで言うところの捨て回のような存在というか(笑)。

が、『~ジュウオウジャー』に関しては、夏映画の『~ドキドキサーカスパニック!』を見ておくと、本作への理解度が少々高まります。

ペルルは愛されてるなぁ…。

*********************

*********************

*********************

Blu-ray版のメイキングは見ておくといいかもですよ。理由は以下に。

 

帰ってきたシリーズは、メイキングも一見の価値があります。これを見る限り、キャストが楽しそうにやってる感が伝わってくるんですよね。

クランク(オール)アップの様子としてキャストが感極まる様子も映されますが、ここで注目すべきはジュウオウザワールド=門藤操を演じる國島直希さん。

本作の監督ではないのに、わざわざやって来た柴崎貴之監督が國島さんにプレゼントを手渡すシーン(?)は感動的です。

夏映画のメイキングでの、國島さんが柴崎監督の演技指導(正確には強めのダメ出し)を受ける様を思い出せる人は似たような感情を抱くんじゃないかな?

 

帰ってきたシリーズのラストは我々に向けた、今まで応援ありがとうのメッセージがあるのが良いんですよね。

こういうのも含め、帰ってきたシリーズの消滅は本当に残念です。

 

******************

******************

******************

1枚組なので、Blu-ray版ならメイキングもHD画質です。他の商品でもそうしろよ。

通販で買った商品へのダメージを軽減する緩衝材。

 

緩衝材と言えば、スポンジやプチプチビニールやクシャクシャにした紙(プレバンでは未だに現役)等が挙げられますが、個人的に好きなのはエアークッション。

まぁ、空気で膨らんだビニール袋ですね。

 

エアークッションは小さなゴミ袋として再利用できるので、これが多めに入っているとありがたい&助かるんですよ。

端を切れば、

あっという間に袋に早変わり。

 

じゃ、何に使うのかと言えば、塗料を吸ったティッシュを捨てるのにちょうどいいんですよね。

家でプラモの塗装をする場合、まず気にするのは臭いです。

そして塗装の最中だけでなく、作業後にも部屋に臭いは残ります。

塗料や溶剤自体だけでなく、それらを拭き取ったティッシュにも臭いは残るものですから、そのままゴミ箱にポイッとやって終了というわけには行かず、袋に密封して捨てなければ意味はないですよね。ゴミ出しの日までは家の中に置いとかなきゃいけないものでもあるし。

 

そこでエアークッションを小ゴミ袋として再利用。ティッシュを入れて口を結んで大ゴミ袋にポイッ、これで終了です。

作業量によって差はありますが、塗装に使ったティッシュを捨てるのにわざわざレジ袋1枚を使うのって勿体なくないですか(笑)?

エアークッションならそんなに大きくもないし、空気が入って膨らんでいたくらいだから密封性も万全。元々タダ(同然)だから気安く使えるのもいい。

似たようなものとして、食パンの袋も有用性がありますね。

 

環境保全の観点が云々とか主語がデカい話ではないけど、少なくとも自分が暮らす部屋の環境を悪化させない意味で、こういう小さい努力(?)をしています。

以上、週末モデラー程度に塗装を嗜む人に向けた、今風に言うところのライフハックでした。

 

にしても、ラッカーと比べて、遥かに臭いが抜けにくいエナメルをどうにかしたいんだよね。

『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージfromスーパー戦隊』を観ました。

 

動物戦隊ジュウオウジャーの前に現れた手裏剣戦隊ニンニンジャー。妖怪呼ばわりした上で攻撃を仕掛けてくるニンニンジャーに応戦するジュウオウジャー。ジュウオウイーグル=大和とアカニンジャー=天晴[タカハル]が争う中、快晴[ヨシハル]と名乗る少年が現れる。

快晴は天晴の息子であり、スーパー戦隊が存在しない未来を変えるために現代にやって来たという。ジュウオウジャーとニンニンジャーが激突すれば相討ちとなり、スーパー戦隊の歴史はそこで終わってしまうというのだ。

そもそもニンニンジャーがジュウオウジャーを狙うのは、仲間たちをジュウオウジャーに殺された宇宙生物ルンルンの話が理由だった。しかし、ルンルンの話はニンニンジャーをけしかけた上で両戦隊を始末するための嘘で……といったお話。

 

スーパー戦隊の歴史が終わるというショッキングな触りから始まる本作。

つっても、スパ戦間でレジェンド大戦級の内乱が起きたわけでもなく、ジュウオウジャーとニンニンジャーが共倒れする程度のもので、そこから先からはキュウレンジャーに任せときゃいいんじゃない?というツッコミは無粋です(笑)。

何だかんだでスーパー戦隊シリーズも現代のテレビ番組群においては密かに長寿シリーズであり、一種の文化ですからね。可能な限り、この先も続いて欲しいものです。

とは言え最近の、客層を入れ替えたがっているようなオモチャメーカーの商法は寿命を縮めるように感じるので、スパ戦の行く末が心配です。

メインのお客は親子って事を忘れないで欲しいんだよ。

 

『動物戦隊ジュウオウジャー』という作品は40作品目のスパ戦シリーズながら、本編=テレビシリーズで先輩戦隊が関わったのは海賊戦隊ゴーカイジャーくらいなものでした。

そんなフラストレーションを解消するかのように、本作ではスパ戦総登場!となるんですが、急に来られても何だかなぁって感じ(笑)。『~ジュウオウジャー』だけ観ても、自分ら以前に数多のスーパー戦隊があった事を(あまり)示唆していないんですよね。

挙げ句に先輩戦隊を代表するのが某レッドなんですが、この人選もウ~ンって感じ。アカレンジャーもそろそろワンパターンだし、ジュウオウジャーと縁のあるマーベラスこそ相応しくない?と。

もうとっくに忘れられていますが、こういう時にこそアカレッドは便利に使えるのになぁ…。

 

にしても、先輩となって帰ってきたニンニンジャー、特に天晴を演じる西川俊介さんの力演は堂に入ってきましたね。「燃えてきた~っ!」とか、首筋が浮き出るのを見る限り、相当の声量を出しているように見えます。

さらに言うとお笑い芸人の一発ギャグ感もあり、カットが掛かるとスタッフが爆笑する様子がメイキングにも収録されています。やっぱ笑っていいところなんだな、あれ(笑)。

『帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー』でも見せていた通り、風花がグングン成長している様子が見て取れるのも頼もしいですね。

 

本作のボスに繋がる宇宙生物ルンルン。

あんま可愛くないどころか、胡散臭さ全開のルックスに易々と騙されちゃうニンニンジャーもチト迂闊ですよ(笑)。

ならばいっそ人間態になれる設定にして、声を当ててる人に出演してもらえば良かった、つーか、出演してもらってくれ! せっかく福原遥さんを起用しているのだから…!

 

***************

***************

***************

Blu-ray版はコレクターズパックを謳っている3枚組ですが、本編を収録したBlu-ray、これと同内容のDVD(これ使わないでしょ?)、映像特典を収録したDVDという構成で、今後のスタンダードになるクズ&クソ仕様です。

この頃から東映ビデオのやり方も阿漕になってきてますね。作品は良くても商品がダメという、信用するに足らないメーカーです。

『キャバレー』を観ました。

 

横浜の港町にある寂れたキャバレー、スターダスト。

大学をおざなりにし、サックスマンとしてジャズに打ち込む俊一が今夜も仲間と共に演奏する中、ここ最近の定番となっている一曲のリクエストが舞い込む。

『レフト・アローン』、それはこの町を根城にする菊川組を束ねる滝川が愛する唯一の曲だった。窮地を救われた事を機に、俊一と滝川は言葉を交わす関係になる。

菊川組は関東連合傘下の北憂会に押されつつあり、両組織の抗争が苛烈を増してゆく中、滝川と顔馴染みになった俊一も無関係ではいられなくなり……といったお話。

 

本作は1986年の作品、かつ80年代の邦画を席巻していた角川映画の一つです。

当時はアニメバカだった俺ッチですが、なぜか本作には惹かれるものがあったんですよ。どんな理由だったかは覚えていませんが、アニメ以外の作品でも見て大人っぽい気分になろうとしていたとすれば、我ながら寒い少年だったなぁ(笑)。

本作は、俺ッチがnotアニメ&漫画系で初めて読んだ小説って事で、少なからず愛着のある作品です。

だからというわけでもないけど、当時の品を未だに持ってるよね。

「小説も読んだし、いつか映画も観よう!」と思っていたはずなのに、それが実行できたのが40年近く経ってからというのも情けない話よ…。

 

…というオジサンの昔話はさておき(amazonの商品レビューでこういう極私的な話をしたがる年寄りは老害と呼ばれても当然)、本作の感想を。

主人公がジャズを嗜む青年という事で、全編に渡ってジャズが流れるのがいいですね。わざわざ劇伴なんか作らずとも、既存のジャズ曲で良かったのになぁ。

ジャズ系ミュージシャンの名もちょこちょこ出てきますが、NHK-FMの『ジャズ・トゥナイト』を聞くようになったおかげか、まぁまぁ付いて行けるようになったぜ。

ビジュアルに関しても、特に年代の設定は謳われていませんが、レトロ風味のある雰囲気がいいですね。わざわざ大きめのセットを作っている(と思う)し、角川映画の金の使い方はさすがです。

 

華奢なお坊ちゃん育ちのサックス吹きの青年と、人殺し上等で冷酷無比な中年ヤクザがジャズの名曲『レフト・アローン』を通じて顔馴染みになるというのが面白いですね。

原作だと俊一はヤクザの親分である滝川に向かって一気呵成にまくしたてるものの、滝川は全く気に留めないどころか叱られて謝ってしまうくらいのシーンが多々ありましたが、これらを全てオミットしているのは英断ですね。総じて、二人の会話が少ないのがいい。

荒唐無稽で漫画っぽくなるのを避け、映画版では滝川を無感情&ハードボイルドに徹して描いている故か、原作とは異なる終わり方になるのも仕方ないかな? 鹿賀さんのハマりっぷりを見てしまえば、映画版の終わり方の方が好きって人は多いんじゃないかと思います。

 

80年代の角川映画と言えば、野村宏伸さん推しの傾向が強かった印象(ちなみに90年代は「エノモト~」)。青臭さを漂わせる華奢でヤサ男風のルックスは今見てもカッコイイ、いや、今見ると可愛いですね(笑)。

まだデビューして間もない頃だったのかな? 正直、芝居はまだまだ至らないところだらけです。ところどころで光るものはありますがね。

この対極的にあるのが脇を固めるベテラン陣。特に鹿賀丈史さんがスタイリッシュで本当にカッコ良い。ヤクザという設定ですが、あのルックスを見るとギャングとかマフィアとと呼ぶ方がしっくり来ますね(笑)。

にしても、出演者が無駄に豪華すぎです。角川映画と70年代の東映映画の常連が揃い踏みだもんなぁ。出番は少ないながらも、そんな有名な方々を出演させられるのは、やはり当時の角川映画の力なんでしょうかね?


そんな角川映画のパワーの源となっているのは、やはり角川春樹さんなんでしょうかね。

お金だけでなくスタッフ&キャストも招聘し、その上で作品の方向性を決めるのが製作=プロデューサーの仕事だと思い込んでいますが、春樹さんはこれに長けていたって事なんでしょう。

本作では監督も担当していて、ワンマン映画という揶揄も見掛けますが、キチンと映画ができてないですか?

特に思ったのは1カットの長さ。

あまりカットを割らない長回しが多いおかげで、もちろん役者は負担だろうけど、観ているこちらもそんな芝居に没入できるんですよ。舞台劇にも通じるというかね。

まだ新人と呼ばれたであろう野村さんも、この時に得た経験値は多めだったんじゃないかな?

 

*********************

*********************

*********************

今回、俺ッチが観たのはTV放送したものでしたが、思い入れもあるし面白くもあったし、近々Blu-ray版は買う予定です。

最近、つくづく角川映画にハマってるな、自分…。

『サボテン・ブラザース』を観ました。

 

1916年、メキシコ。

エル・ワポ率いる盗賊団の度重なる来襲に悩むサント・ポコの村。カルメンは村を救ってくれる用心棒を探すが、全くに相手にされず困り果てていた。

そんな時、3人のガンマンが悪党を懲らしめる映画を観たカルメンは、映画会社を通じて彼らを用心棒に迎えようとする。

その3人であるラッキー、ダスティ、ネッド=スリー・アミーゴは、映画会社との折衝が上手く行かない挙げ句に解雇を言い渡される。そのタイミングでカルメンからの電報を受け取った3人は、さっそくメキシコへ飛ぶ。

カルメンの案内で村に着いた3人。カルメンからの電報は村で開催する寸劇のシナリオにしか思っていなかった彼らだったが、エル・ワポと遭遇するも村の窮地が事実である事を知り……といったお話。

 

『サボテン・ブラザース』の思い出と言えば、レンタルビデオ屋でとっくに色褪せたジャケットをチラ見する程度で、内容については全く知りませんでした。

…じゃ、どうして観たの?と聞かれれば、“死ぬまでにこれは観ろ!2023”キャンペーンのタイトルを3枚買ったものの、欲しい商品がなかったから苦し紛れに選んだだけです(笑)。

とは言え、先行知識が皆無の状態で観たおかげか、意外に楽しめました。さすが俺ッチ、見る目あるじゃん!と自己満足に浸っています(笑)。

 

西部劇のヒーローが本物であると勘違いした事から始まる喜劇です。映画と現実といった、虚実の境が付かない人はこの時代から存在したんですね(笑)。

勘違いされる側としても、別に無視を決め込んでもいいけど、村の惨状や村人に情が移っただけでなく、もう失うものがないからこそ一念発起する姿は今でこそ使い古されたパターンだけど、少なからずのヒーロー性を感じさせます。

スリー・アミーゴはそこまでダメ男でもないけど、非力な人間の打算なき人助けは美しいんです!

そこで嫌らしくお涙頂戴もなければ残虐な暴力もなく、何よりスリー・アミーゴがビシッとカッコ付けたりしないのがいい。

まさに万人が楽しめるエンターテインメントのお手本のような作風が好きです。

 

悪党に目を付けられた村に雇われた男たちが戦い抜いて、最後には村を守り抜いて去っていく……西部劇の定番というか、まぁ『荒野の七人』ですが、こちらは勘違いから始まっているというトボけっぷりが面白い。

あちらよりシリアス度も低く(笑)、リラックスして楽しめるのが本作の長所です。

 

ジャンル的にはコメディ寄りの作品と知ってビクビク(?)していたんですが、それほどベタベタでもなかったのは良かったです。

どうもコメディ洋画って苦手なんですよ。手っ取り早い例えでは『裸の銃を持つ男』とか『Mr.ビーンズ』とか(食わず嫌いかもですが、別に食べたい気持ちも起こらない)。わざとらしいノリがどうもね。

 

スリー・アミーゴは映画スターでありながら、どっちかというと歌って踊る芸人に近く、いわゆるスタンダップコメディアンとでもいうのかな?

歌と言えば、エル・ワポのアジトへ向かう途中で野宿をする際に3人が歌っていると、方々から動物がやって来てこれに参加するシーンはいいですね。ミュージカル風味もあり、本作の名シーンです。

 

***************

***************

配信版はないようですね。某ドラマでスリー・アミーゴスなんてのが出ていたようですが、十中八九、その元ネタなのになぁ。

 

Blu-ray版の映像特典は予告編のみというショボ仕様ながら、吹替版は収録されています。

主演のスティーヴ・マーティンさんを演じているのが羽佐間道夫さんなので、次は吹替版で観ようかな。

『犬神家の一族』を観ました。

 

製薬業で財を成した犬神佐兵衛の臨終に際し、集まった犬神家の一族。
その目当ては佐兵衛が遺した莫大な財産で、配分を記したであろう遺言の内容に一同は気が気でない。
戦地で大怪我をした佐清[スケキヨ]が到着したところで遺言が開示されるものの、その内容に一族は猛反発。しかも一族ではない、佐兵衛に引き取られたに過ぎない珠世[タマヨ]に相続権がある事には怒りを隠しきれない。
その時から、事業を継ぐはずの佐兵衛の孫たちが次々に殺される事件が発生。
犬神家の顧問弁護士を務める古館を手助けする私立探偵の金田一が事件を追う中、徐々に明らかになって行く佐兵衛の知られざる過去。そして事件の発端と共に浮かび上がる意外な真犯人とは……といったお話。

本作が公開された頃は、同じく横溝正史さん原作の映画がコンスタントに作られ、幼年時代の俺ッチはCM等で流れるショッキングな映像にすらビビッていたものです。
いい歳になってから見れば、朱色のペンキで表現される血みどろの死体に1ミリも動じる事はないんですが、むしろそれ以外の、何でもないシーンが不気味なんですよね。
典型的な日本家屋である佐兵衛の邸宅なんか、夜には歩きたくないよね。金あるんだからもう少し照明を増やしてくれよと(笑)。
総じて曇天とか夜のシーンが多く、彩度の低い画が不穏な雰囲気を与えます。それでいて暗すぎて何が起きているのか分かんないシーンが(ほぼ)ないのが巧いんですよね。

ある意味で、最も怖かったのは梅子が佐智[スケトモ]の死体を発見したシーン。
死体を見つけて「キャーッ!」と大声で叫ぶド定番ではない、脚本にはどう書いてあったんだ?と思わせるようなリアクションが強烈でした。
あの画、何となく楳図かずおさんの画風を思い出しませんか(笑)?

金持ちの先代の今わの際に一族が集まり、遺産を巡って火花を散らす遺族たちを描くドラマは多々ありますが、本作はその始祖たる存在でしょうか。
親が死んで、残された兄弟姉妹が1円でも多く遺産をガメようとバチバチ火花を散らす展開とか、横溝正史さん原作のサスペンス映画って常にこんな事をやってるイメージ。そんなドロドロ&ガツガツした銭ゲバ連中に交じっている無欲な人が一番得をするというところまでが1セットでね(笑)。

あの仮面のせいか、今やネタキャラのように扱われる佐清。漢字じゃ読めないだろうとは言え、“スケキヨ”なんて表記を見るとイラッとするんですよ。
仮面は戦争で負った大きな怪我を隠すためのもの。素顔を晒すのがクライマックスなのかなと思いきや、割と早い段階で見せちゃうのは意外でしたね。その顔は今の目で見てもチトやりすぎにすら思えるほどで、これを見てしまえば、今の時代の小学生でも怖くて寝れない日々が続くかも(笑)。
そんな佐清さん、顔は出せなくともアンタには超絶カッコいい声が残されているんだぜ! 

割とどうでもいい小ネタですが、警察署長(橘という名だそうな)がちょいちょい披露する「よし、分かった!」という一発ギャグ(?)って、『TRICK』シリーズに登場する矢部謙三の元ネタだったのね。

 

*******************

*******************

*******************

 

そーいや、色々と調べていているうちに思い出しましたが、

*******************

*******************

リメイク版なんてあったんだよね。『八つ墓村』は覚えてたけど。

どちらも市川崑さんが監督を担当したセルフリメイクなので、あんま突拍子もない要素はないと思いますがどうなんでしょ? 個人的には主題歌に違和感…。

『Re:Mind』を観終えました。



薄暗い洋館の密室で目を覚ました11人の生徒たち。
高校の卒業式を明日に控える彼女らは、足首を固定されたまま長テーブルを囲むように席に着かされていた。

部屋からの脱出策を練る中、ここに集められた彼女らには同級生の美穂をいじめていたという共通点があった事に気付く。美穂に対する怒りや後悔、自己弁護や責任のなすり付け合いをしながら彼女らは本性を剥き出しにしてゆく。
そんな中、一瞬、照明が消え、再び明るさが戻ると一人の生徒が消えていた。その後も一人、また一人と生徒は消えてゆく…。
全てのヒントは“I Guess Everything Reminds You of Something”――“何を見ても何かを思い出す”事にあるようだが……といったお話。

日向坂46の前身たる、けやき坂46(=ひらがなけやき)初の主演ドラマです。
日向坂46の1期生メンバーが誰も欠けていない状態で総出演してるんだから、今となっては貴重な作品ですね。
2017年の作品という事で、今ほど

内容がシリアスすぎるゆえ、我々が知り得る日向坂46のイメージとのギャップが激しいのも特徴でしょうかね。特に、現在放送中のラジオ番組『ローソンpresents 日向坂46のほっとひといき!』を聞いた直後に本作を観ると、軽く混乱しますよ(笑)。

 

いわゆる坂道系ドラマですが、本作の良い点は本名=役者名というシステムを採っている点ですね。けやき坂46を追っている人にとっては、わざわざ1から役名を覚えなくて済むのが助かります。

連続ドラマの1話って、まずキャラ名を覚えるのが最初のハードルですからね。

 

事件の発端は美穂という存在。
カリスマ的な魅力も持ち合わせていた美穂を慕っていた生徒たちは、美穂が提言する“真っ白な正義”に同調し、ツイッターを使い世の中の悪を懲らしめる活動を始めます。しかし、悪人と審判した人々のその後や裏事情を知り、彼女らは悔悟の念に駆られます。
この辺、現実に即して考えると、独りよがりの愉快犯やアナーキストというか、やっぱりツイッター(やユーチューブ)をやってる奴って浅はかというか、バカとかクズが多いよなと(笑)。ツイートした先の事を考えられない時点で暴走なんですよね。

これは当時も思っていたけど、所詮は”つぶやき”=その場の独り言に過ぎないんだから、3日も経った時点で自動的に削除されるようにすればいいのに。

 

今回は2周目の鑑賞なので、黒幕が誰なのかも知った上で再見しましたが、やっぱり行き当たりばったり感があるのは否めませんね。

思わせぶりなカットもあるにはあったけど、伏線としてはちょっと物足りません。全12話中、10話くらいで真犯人を決めたような(笑)。

これは『残酷な観客達』でも感じたんですが、たった12話しかないんだから最初から、もしくはもっと早い段階で真犯人を設定した上で、随所に伏線を張っておきなよと。

そのせいか、真犯人が自身の失態に気付くきっかけが弱すぎると感じました。

 

『残酷な観客達』と言えば、曖昧すぎるラストが理解できない八つ当たりとして史上最低の作品だと騒ぐバカが多かったのが印象的でしたが、あまり明確ではないという意味においては本作もややそれに近い傾向があります。

曖昧にしてあるからこそ十人十色というか、自分なりの解釈を言い合えるのがいいのにねぇ。

個人的な解釈としては、おそらく12人全員が同じ場所で仲良くしているんだと思います。その場所がこっちかあっちかと聞かれれば、あっち側なんだろうなぁと…。

 

うろ覚えの小ネタですが……その昔、『欅のキセキ』というスマホゲームで言及されていたけど、12人目のオーディションで惜しいところまで行ったのが富田だったんだっけ? それもそれで面白そうな…。

 

******************

******************

なんかちょっと違う内容を感じさせるジャケットだなぁ(笑)。

エロ要素なんか皆無の作品なので誤解のなきよう…。

 

余談ながら、

↑は放送前に撮ったであろう、本作のキービジュアルです。

…もうさ、この時点で見切り発進だよね。史帆と京子のキャラ、逆だろ…。

『トラック野郎 男一匹桃次郎』を観ました。

 

桃次郎は、熊本でフグに当たった事をきっかけに出会った雅子に一目惚れ。

雅子が剣道の達人だと知った桃次郎は、雅子の気を引くために一戦を交えるが敢えなく完敗。桃次郎は山籠もりをして修行に励む。

その際、不注意から川に転落した桃次郎は袴田という男に救われる。隼人という息子を連れる袴田はトラック運転手であり、雅子の義兄でもあった。

一方、ジョナサンは居酒屋の女将である和代に入れ込むあまり、妻子に嘘をついてまで足繁く店に通う有様。そんな和代はある秘密を抱えていて……といったお話。

 

シリーズ第6作目の作品。

6作目ともなれば作っている方もマンネリに飽きてくるのか、それまでの作品と比べると、やや対象年齢が上がっている雰囲気を感じます。

ウンコの話やトルコ嬢の露出も激減しただけでなく、ワッパライバルのトレーラーも地味すぎるし、ちびっ子は退屈してたんじゃないかな? まぁ、年端の行かない子供に見せる作品でもないけど(笑)。

 

今作での桃さんは、ちびっ子が大笑いするようなキャラではなくなり、むしろカッコ良さが強まっているように感じますね。ちょっとニヒルな要素が加わったというか。

特にセリフがいつも以上に熱いんですよ。

あんたにとって子供は一部かもしれねぇが、子供にとって母親は全部だ!

バカ野郎、泣いている暇があったら会いに行け!

とか、目が覚めるセリフが多いんですよね。そういえば、“バカ野郎”というワードも2回くらいしか出て来なかったっけ。

 

今作のワッパライバルは袴田。

いつものようにニックネームもなければトレーラーも黒一色で一切の装飾もしない、徹底したデコトラアンチです。

袴田のトレーラーと一番星号のバトルはシリーズ史上の名勝負でもあり、危険すら感じます。あんな長いだけでなく、蛇行するトレーラーの後ろに着くのってなかなかの恐怖じゃないですか?

そして、袴田を演じる若山富三郎さんの、ドッシリ構えた感が良いんですよ。

そんな若山さん、もちろん桃さん=菅原文太さんとの乱闘シーンも演じていますが、失礼ながら見た目に反してキレのあるアクションを見せてくれるんですよ。

殴り&殴られのアクションはあっても、地べたを転がるようなアクションはしなさそうなイメージもあったので、これが意外でした。前回り受け身とか、実に鮮やか

 

にしても、ここ数作におけるジョナサンは回を重ねるごとに浮気願望が強まっていきますね。

綺麗な女性に見とれる事はあっても、せいぜいその程度でしたが、浮気どころか家庭を崩壊させる破壊力を秘めているくらいの大マジです(笑)。

さすがにそこまで大それた真似ができないのがジョナサンであり、世の中のお父さんの代弁者でもあるんですよね。

そんなエピソードが尻切れトンボ気味に終わるのは毎度の事ですが(笑)、次作ではシリーズ最大の浮気を見せてくれるので、それまでのお楽しみという事で。

 

今作を語る上で早めに話題に挙がるのは、マドンナを演じる夏目雅子さん。

27歳という若さで急逝した事を嘆く人も多いですが、そんな当時を知らない俺ッチは、こうして映像ソフトとして姿を見る事しかできません。

それ故か、正直なところ、そこまで美人さんなのかなぁ?といった感じでしたが、ところどころで見せる美しさにはなるほど!と思わせてくれます。

夏目さんの映画への主演は本作が初だそうで、ここから輝きを増すであろう片鱗を垣間見れるという意味では貴重な作品だと思います。

 

********************

********************

********************

Blu-ray版の映像特典は予告編のみです。

 

 

===============

観た、『トラック野郎 御意見無用』

観た、『トラック野郎 爆走一番星』

観た、『トラック野郎 望郷一番星』

観た、『トラック野郎 天下御免』

観た、『トラック野郎 度胸一番星』

観た、『トラック野郎 男一匹桃次郎』

観た、『トラック野郎 突撃一番星』

観た、『トラック野郎 一番星北へ帰る』

観た、『トラック野郎 熱風5000キロ』

観た、『トラック野郎 故郷特急便

『MFゴースト』が始まりました。

 

人々が熱狂するモータースポーツ、MFG。それは未だに化石燃料で走る、絶滅危惧種に近い車のみが参加する公道レースだ。レースを盛り上げるMFGエンジェルスにも人気が集まり、恋[レン]は素性を隠しつつメンバーに加わっていた。

そんな恋の家にホームステイするとして、イギリス人のカナタがやって来る。

日本人とのハーフでもあるカナタ=夏向の目的は、行方知れずになった父を探す事。1枚の写真をヒントに、恋は夏向と共に父探しに手を貸す事を約束する。

数日後、MFGの予選が始まる。そこで恋は夏向の姿を見て衝撃を受ける。夏向はMFGの参加者としてエントリーしていたのだ……というお話。

 

御存知、『頭文字D』の続編です。

正直、原作=漫画版に関しては“○○話まで無料!”的なキャンペーンで途中までしか読んでいないので、あんま知ったかぶった話はできないんですが。

 

新しめ&ハイパワーの車を相手に、年代モノの非力な車で勝利する意外性や痛快さこそが『頭文字D』の面白さです。

遡れば『サーキットの狼』でもこれに近い事をやっていましたが、あの当時は運転技術や技(?)といった自動車理論云々より、いわゆるスーパーカーが登場するだけで人気稼ぎができた時代ですからね。あの作品から俺ッチが学んだ、今でも知識として蓄えているのは、“ロータス・ヨーロッパはスタビライザーが壊れやすい”くらいなものですよ(笑)。

公道をサーキットに使うのも『~狼』を思い出すせいか、熱くなれますね。日本でWRCを開催するなら、公道グランプリをやってもいいじゃん?と思うんだ。

 

今作で寄せ集められる車が世界規模である点には、パワー差が開きすぎているというか、チト無理があるように感じますが、外車の方が好きな俺ッチとしては、これは嬉しい傾向です。

――ここで願うのは、本作を引き金にオモチャ界隈が盛り上がってくれる事。特にプラモデルに関して、以前よりカーモデルがまぁまぁ売れるようになったとしたら、『頭文字D』と紐付けてからなんじゃないかな?

数年前からタミヤ(とフジミも?)はフェラーリ関連のキットを生産していませんが、メンドくせー権利に基づく契約が切れたって事なんでしょうかね。

そこでフェラーリさんに願うのは、本作を観てくれと。

「チッ、っせーな……ジャポネーゼのオモチャ屋ごときにウチの権利なんか貸すなっつってんだろうが。…何、今やってる『MFゴースト』というアニメにウチの車が出ていて人気があるだと? マンマミーア、さっさと許可を出せ!」

なんて流れを期待してますが……バンダイ以外のプラモメーカーさん、一丸となってフェラーリ社に出願して下さい! モデナを再販して欲しいんだ…。

 

この作品って、トヨタが86GTを出さなければ始まらなかった企画ですよね。

そういえば昔、会社に走り屋系の後輩がいて、例に漏れずハチロクを崇拝していました(『~D』に感化されたわけではないから本物)。

そんな彼が、ハチロクの後継車という売り文句を真に受けてアルテッツァを購入していましたが、せっかくの新車なのに複雑そうなリアクションをしていたのを思い出しました(笑)。

 

『頭文字D』の続編ですから、前作に登場したキャラが今作に登場するのは不自然でもないし、そこに期待している人も少なくないでしょう。

世界的に有名なところで『トップガン マーヴェリック』が証明しましたが、続編という名目の同窓会企画は昨今の流行りであり、それなりに売れるのが約束されていますしね。

…にしてもさ~、公式サイトのキャラ紹介に池谷先輩があるのはいいんだけど、キャップを外した設定画まで載せちゃうのはマナー違反だろう! 公式がネタバレさせてどうすんだよ。

 

本作の行く末がどうなるかは知り得ませんが、個人的には早々に実写版に期待しています(笑)。

登場する車種や人種を鑑みると、もう香港では難しいかな…。

*****************

*****************

『筋トレサラリーマン 中山筋太郎』を観ました。

▲タイトルロゴにも無駄なこだわりが…

 

仕事でミスをしようが飲み会に誘われようが、どんな状況でも筋太郎は自分の筋肉の事で頭がいっぱい。トレーニングで筋肉を酷使した後のオールアウトに全てを懸ける日々を過ごしている。

ある日、同僚で筋トレ仲間の杉田の勧めでマッチングアプリを始めた筋太郎の元に一通のメッセージが…。しかも、相手のまどかはマッチョ好きだという。

勇気を出して待ち合わせ場所に行った筋太郎。しかし、まどかの好みが筋太郎のようなガチマッチョではなく、細マッチョかもしれないという不安と共に過去の苦い経験を思い出し……というお話。

 

もうタイトルからして、なかやまきんに君さんの主演しか想定していないというね(笑)。

その上で、薬のつけようもないような、コント寸前の超絶バカバカしいコメディドラマです。狙って滑るような笑いのシーンもなければ、嫌らしいお涙頂戴がないのもいいじゃないですか。

 

随所に入る筋肉の豆知識も、ためになるんだかならないんだか分かんないけど、何となく面白いです(笑)。

我々のような一般人には理解できなさすぎて別次元の話にしか聞こえませんが、マッチョな方々はああいうウンチクを頭に入れて、かつ実行しているんですかね? 3時間ごとに胸肉を食べるとか。

だとすると……マッチョって難しい生き方してるんだなと(笑)。

ああまでしなけりゃ筋肉を保持できないのかと思うと、ボディビルダーの方々が見せる驚異的な肉体とは、ストイックな生き方の表れでもあるんだな…。

 

筋太郎だけではなく、その中の筋肉もまた主人公の一部です。

それ故、筋太郎が葛藤し、心象風景のような場で自問するシーンで語り合うのが自分の筋肉たちってのも何だかなぁ(笑)。

そこから筋太郎に大きな決断を促すため、筋太郎が永遠に憧れるあのハリウッドスターが現れるという衝撃の展開が…?

 

サブキャラを演じる面々も無駄に豪華ですね。

ジムに通ってトレーニングしている芸能人は意外に多いらしいからゲストのキャスティングに困る事もないし、連続放送に向いているシステムなんだよね。武田真治さん待ったなしでしょ(笑)。

サブキャラと言えば、ヒロインのまどかを演じるのが梅ちゃんってのも絶妙すぎるっ…!

 

昨今のテレビ界は子供を眼中に入れていないし、そのアンサーとして、子供の方もそうまでしてテレビを見たがる事がないように思えます。テレビへの執着が薄れているというかね。

でも、こういうドラマこそ子供は面白がると思うんですよ。少なくとも俺ッチの中の童心は、こういうクソくだらねーのが大好きなんだ(笑)。

ムキムキの超人的な肉体を持つお兄さんを真似したり、キレイなお姉さんに憧れたりする子供の姿を想像するだけでも微笑ましいじゃないですか? 女の子はあまり見ないだろうけど(笑)。

1回限りのスペシャルドラマでしたが、ぜひレギュラー放送をお願いしたいくらい。

その際は思い切って、子供が無理なく見れる時間帯、かつ翌日の学校で話題にできるよう月曜~木曜に放送できたら……とか、夢は広がりますね。

まぁ、現状を鑑みれば夢止まりで当然なんだけど。