観た、『Re:Mind』 | Joon's blog

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『Re:Mind』を観終えました。



薄暗い洋館の密室で目を覚ました11人の生徒たち。
高校の卒業式を明日に控える彼女らは、足首を固定されたまま長テーブルを囲むように席に着かされていた。

部屋からの脱出策を練る中、ここに集められた彼女らには同級生の美穂をいじめていたという共通点があった事に気付く。美穂に対する怒りや後悔、自己弁護や責任のなすり付け合いをしながら彼女らは本性を剥き出しにしてゆく。
そんな中、一瞬、照明が消え、再び明るさが戻ると一人の生徒が消えていた。その後も一人、また一人と生徒は消えてゆく…。
全てのヒントは“I Guess Everything Reminds You of Something”――“何を見ても何かを思い出す”事にあるようだが……といったお話。

日向坂46の前身たる、けやき坂46(=ひらがなけやき)初の主演ドラマです。
日向坂46の1期生メンバーが誰も欠けていない状態で総出演してるんだから、今となっては貴重な作品ですね。
2017年の作品という事で、今ほど

内容がシリアスすぎるゆえ、我々が知り得る日向坂46のイメージとのギャップが激しいのも特徴でしょうかね。特に、現在放送中のラジオ番組『ローソンpresents 日向坂46のほっとひといき!』を聞いた直後に本作を観ると、軽く混乱しますよ(笑)。

 

いわゆる坂道系ドラマですが、本作の良い点は本名=役者名というシステムを採っている点ですね。けやき坂46を追っている人にとっては、わざわざ1から役名を覚えなくて済むのが助かります。

連続ドラマの1話って、まずキャラ名を覚えるのが最初のハードルですからね。

 

事件の発端は美穂という存在。
カリスマ的な魅力も持ち合わせていた美穂を慕っていた生徒たちは、美穂が提言する“真っ白な正義”に同調し、ツイッターを使い世の中の悪を懲らしめる活動を始めます。しかし、悪人と審判した人々のその後や裏事情を知り、彼女らは悔悟の念に駆られます。
この辺、現実に即して考えると、独りよがりの愉快犯やアナーキストというか、やっぱりツイッター(やユーチューブ)をやってる奴って浅はかというか、バカとかクズが多いよなと(笑)。ツイートした先の事を考えられない時点で暴走なんですよね。

これは当時も思っていたけど、所詮は”つぶやき”=その場の独り言に過ぎないんだから、3日も経った時点で自動的に削除されるようにすればいいのに。

 

今回は2周目の鑑賞なので、黒幕が誰なのかも知った上で再見しましたが、やっぱり行き当たりばったり感があるのは否めませんね。

思わせぶりなカットもあるにはあったけど、伏線としてはちょっと物足りません。全12話中、10話くらいで真犯人を決めたような(笑)。

これは『残酷な観客達』でも感じたんですが、たった12話しかないんだから最初から、もしくはもっと早い段階で真犯人を設定した上で、随所に伏線を張っておきなよと。

そのせいか、真犯人が自身の失態に気付くきっかけが弱すぎると感じました。

 

『残酷な観客達』と言えば、曖昧すぎるラストが理解できない八つ当たりとして史上最低の作品だと騒ぐバカが多かったのが印象的でしたが、あまり明確ではないという意味においては本作もややそれに近い傾向があります。

曖昧にしてあるからこそ十人十色というか、自分なりの解釈を言い合えるのがいいのにねぇ。

個人的な解釈としては、おそらく12人全員が同じ場所で仲良くしているんだと思います。その場所がこっちかあっちかと聞かれれば、あっち側なんだろうなぁと…。

 

うろ覚えの小ネタですが……その昔、『欅のキセキ』というスマホゲームで言及されていたけど、12人目のオーディションで惜しいところまで行ったのが富田だったんだっけ? それもそれで面白そうな…。

 

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なんかちょっと違う内容を感じさせるジャケットだなぁ(笑)。

エロ要素なんか皆無の作品なので誤解のなきよう…。

 

余談ながら、

↑は放送前に撮ったであろう、本作のキービジュアルです。

…もうさ、この時点で見切り発進だよね。史帆と京子のキャラ、逆だろ…。