古ほだの浸水 叩いてます | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

今日は駒打ちの合間に夏出し品種の古ほだを浸水しました。
発生1年目のほだ木を新木、新ほだと言い、発生2年目以降のほだ木は古ほだと言います。
古ほだは発生年次によって2才ほだ、3才ほだと呼びます。
自然発生用の大径木なんて6才ほだがあるから長持ちしますよね。

さて、浸水したのは夏出し品種「与一丸」の2才ほだです。
ほだ木を枠に入れる前に変な事やってますね。





古ほだはシイタケ菌が木材を分解し、栄養源にするから内部は空隙(隙間)が増えてきます。
年次が進むとほだ木は軽く、乾きやすくなるんですね。
外樹皮は萎縮し吸水しにくくなるのかほだ木が水を吸い難くなる気がします。
こうなるとしいたけが出なかったり、発生量が少なかったりします。
手間かけて出ないでは困りますね。
そこで、面倒ですが古ほだは浸水前にほだ木たたきをしています。
鋭い爪が付いた道具でほだ木を叩いて孔を開けています。




しいたけはほだ木を叩く、動かすなど物理的な刺激を与えると発生しやすくなります。
また、内部の木質部まで孔が空くことで外部から吸水しやすくなります。
叩いたほだ木を浸水すると・・・
水槽の中にたくさんの気泡が
ぽこぽこぽこっ 
手間がかかりますが、椎茸を安定して発生させようと努力しています。


今年の春子もそうですが・・・

採れなきゃ話になりませんね。


(^-^)ノ~~