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皆さま、こんにちは!

 

今日は7年前に訪れた

根室本線・十勝清水(とかちしみず)駅の訪問記です。

ここは道内の駅で

もっとも再訪したいと思っていた駅でして…

 

今から65年以上も前の話ですけど、

十勝清水駅の駅前から南東の方角に

総延長距離が41キロ弱の十勝鉄道清水部線が伸びており、

主に製糖に必要な甜菜の輸送を担ってたのです。

 

下は国土地理院のサイトから転載した

昭和23年撮影の航空写真ですが、

十勝清水駅の駅前に小さな駅舎があり、

南の方角(画像の下側)に

線路が写っているのが見えますかね?

この線路は762ミリゲージで

大正10年に日本甜菜製糖清水工場の専用線として開業。

昭和24年までは旅客営業も就いてました。

 

路線は昭和26年に廃止されましたが、

今でもわずかですが

痕跡が確認出来る箇所があるんですって。

訪問した日はなんぼでも時間が作れるので

十勝鉄道清水部線の廃線跡を周ることを考えましたが、

この日の外気は氷点下5度以下でして…

 

しかも強い風が吹きつけており、

街全体を粉雪が舞っていたのです。

寒がりな自分は立ってるだけでも精一杯な状態。

廃線跡巡りは断念したのですよ。

 

そんなこんなで廃線跡は次回に持ち越し、

今回は駅を眺めてきました。

駅舎内を覗く前に

まずは十勝清水駅のプロフィールをざっくりと紹介します。

 

十勝清水駅は根室本線(当時は十勝線)が開通した

明治40年に開業しました。

開業当時の駅名は「清水駅」でしたが

東海道本線にある「江尻駅」が昭和9年に「清水駅」に改称。

東海道本線の駅に譲るかたちで

当駅は昭和9年に「十勝清水駅」に改称されたのです。

十勝地方の駅であることはもちろんですが、

十勝線の駅だという点も

駅名の由来になったのかもしれませんね。

なお今ある駅舎は昭和41年に竣工したモノとのこと。

 

十勝鉄道清水部線の清水駅や

かつて貨物ホームがあった場所は整地され、

町の商工会が管理する「ハーモニープラザ」に変わってました。

 

ここは様々な用途に使える研修室のほか、

コンサートが開催可能な多目的ホールもあるそうですよ。

 

駅の待合所にベートーヴェンの「第九」が

合唱&演奏された写真が掲げられてましたが、

このハーモニープラザで披露されたのでしょうか?

 

観客席ではなく、ステージ上に二百人以上の方が

立たられたという事実が何気にすごいです。

清水町では定期的に

「第九」の合唱・演奏会が催されてるそうで、

「第九のまち」としても賑わっているらしく。

詳しくは上の画像ご覧くださいませ。

 

それでは駅舎内を眺めましょう。

十勝清水駅は一部の特急列車が停車する駅で

「みどりの窓口」も営業しているそうですけど…

それらしい案内は無かったような気が?

窓口に見える緑帯がそれなのでしょうか?

 

待合所はこんな感じでした。

 

跨線橋を渡ってホームに入ります。

 

十勝清水駅は列車の行き違いが可能な

島式ホーム1面2線構造でした。

上にUPした昭和23年撮影の航空写真に写る構内も

今と変わらず一本の島式ホームがあるだけです。

旅客ホームは跨線橋が設けられた以外は

昔と大差がないのでしょうね。

 

その跨線橋ですが、

昭和61年に貨物の取り扱いが廃止されるまでは

構内に貨物側線が並び、

それを跨ぐ跨線橋は今よりも長めでした。

貨物側線が廃止されて跨線橋は短縮されましたが、

その様子がわかる跨線橋のトラス形状にも注目ですよ。

 

そんなことで、

清水町はいつか再訪を果たさせていただきます。

 

その節は絶対にこちらを食したい!

載ってるステーキは清水町のブランド牛「十勝若牛」で

ビックリするほど柔らかいんですって。

市内にはほかにも「十勝若牛」のステーキが

サラダやライスがセットで

千円程度で食べられるお店もあるそうですよ。

東京のレストランで十勝牛のステーキを食べると

セットで3,000円~4,000円ほどが相場だそうですから、

清水町内に来たら十勝若牛を見過ごすわけにはいきません。

 

それにしても十勝清水駅で過ごした時間は

寒さが身に沁みました。

いやいや、寒いというよりも

肌に針が刺さるような痛みを感じていたかも。

最近は暑い日が続きますが、

ブログの画像が涼みにお役立ていただけますように。

 

 

 

 

 

訪問駅リスト(JR線)

根室本線(新得駅‐釧路駅)

 

↑(滝川駅方面)

新得駅

十勝清水駅(平成29年2月21日)

羽帯駅(平成29年2月21日)

御影駅(平成29年2月21日)

芽室駅(平成29年2月21日)

大成駅(平成29年2月21日)

西帯広駅(平成29年2月21日)

柏林台駅(平成29年2月22日)

帯広駅

札内駅(平成29年2月21日)

稲士別駅(平成29年2月21日)

幕別駅(平成29年2月21日)

利別駅(平成29年2月21日)

池田駅

十弗駅(平成28年8月30日)

豊頃駅(平成28年8月30日)

新吉野駅(平成28年8月30日)

浦幌駅(平成28年8月30日)

上厚内駅(平成28年8月30日)

厚内駅(平成28年8月30日)

直別駅(平成28年8月30日)

尺別駅(平成28年8月30日)

音別駅(平成28年8月30日)

古瀬駅(平成28年8月30日)

白糠駅(平成28年8月30日)

西庶路駅(平成28年8月30日)

庶路駅(令和2年8月31日)

大楽毛駅(令和2年8月31日) 前編 ・後編

新大楽毛駅(平成28年8月30日)

新富士駅(令和2年8月31日)

釧路駅

↓(花咲線)

 

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