皆さま、こんにちは!

 

来月のダイヤ改正で、根室本線の3つ駅が廃止されます。

これまで廃止対象の島ノ下駅上厚内駅に訪れましたが、

昨日は未訪問の稲士別(いなしべつ)駅に行ってきましたぜ☆

南室本線・稲士別駅

 

まずは現地に向かう前、

帯広駅の2つ隣にある稲士別駅がなぜ廃止対象になったのか、

疑問でしたが…

南室本線・稲士別駅

現地に着いて納得しちゃいましたよ。

駅は交通量が多い町道に面しているのですが、辺りにある民家は数軒のみ。

しかも皆、駅とは反対側の場所にあるのでした。

これじゃ便利な駅とは言い難いですよね。

JRの統計によると1日の乗車客数は0人(1人未満)とのことで、

このたび廃止が決定したとのこと。

 

ではなぜ、こんな場所に稲士別駅が開業したのか。

稲士別駅は昭和34年に開設した仮乗降場が起源とのことで、

古い航空写真を確認したところ、昭和42年に撮影された写真がありました。

根室本線・稲士別駅

写真を見たところ、駅前の町道は拡幅されておらず、

今のような、高速でクルマが行き交うバイパス道ではなかったようです。

道沿いにもそれなりに家屋が並んでいたみたいで。

開業当時、ここには駅前らしい光景があったようです。

Wikiによれば、開業当時は稲士別駅には待合室があって、

ここで切符の販売も行っていたそうですよ。

この待合室は平成26年まで現存していたとか…

今から言っても手遅れな話ですが、

なぜ、あと3年早く稲士別駅に来なかったのよ、自分?

 

そんなことで、

やっと来ました稲士別駅、廃止の10日前に!

南室本線・稲士別駅

 

町道とホームはこちらの通路で結ばれております。

解体された待合室は通路の右脇にあったようですね。

南室本線・稲士別駅

 

入口は板張り。

個人的にはここが稲士別駅最大の萌えポイントでした。

南室本線・稲士別駅

 

入口だけではなくてホームも板張り。

2両編成の列車がギリギリで停車できる長さかな?

南室本線・稲士別駅

南室本線・稲士別駅

 

柵には残念なお知らせがぶら下がってました。

ちょいこれ、まるで訃報じゃないのよ!

南室本線・稲士別駅

駅施設がシンプルだと見る時間もあっという間というか…

取りあえずは、2度と来ることがない稲士別駅の姿を目に焼き付けて、

現場を後にしました。

 

最近のJR北海道は、駅が廃止されると

設備を直ちに撤去するのが流儀のようです。

本日、帯広駅から新千歳空港に移動する際に、

昨年3月に廃止された石勝線の十三里駅東追分駅

車窓から見たのですが、

特徴的な密閉型の跨線橋やホーム等々、跡形なく姿を消してました。

この様子ですと、稲士別駅も早々に姿を消しそうですね。

南室本線・稲士別駅

 

稲士別駅が廃止される3脱のダイヤ改正まで残り10日です。

なお、稲士別駅は羽帯駅並みに普通列車が通過する駅で

1日に上下合わせて8本の列車しか停車しません。

訪問の際はくれぐれもご注意を。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

根室本線(新得駅‐釧路駅)

 

↑(滝川駅方面)

新得駅

十勝清水駅

羽帯駅(平成29年2月21日)

御影駅

芽室駅

大成駅

西帯広駅

柏林台駅

帯広駅

札内駅

稲士別駅(平成29年2月21日)

幕別駅

利別駅

池田駅

十弗駅(平成28年8月30日)

豊頃駅

新吉野駅

浦幌駅

上厚内駅(平成28年8月30日)

厚内駅

直別駅

尺別駅

音別駅

古瀬駅(平成28年8月30日)

白糠駅

西庶路駅

庶路駅

大楽毛駅

新大楽毛駅

新富士駅

釧路駅

↓(花咲線)


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