皆さま、こんにちは!
石勝線・東追分(ひがしおいわけ)駅です!
昭和40年、石勝線が夕張線だった時代に開業した駅でした。
道道462号を折れて未舗装道路を300メートルほど進むと
石勝線の踏切が見えてきます。
ナビによると、ここを左折した辺りに東追分駅があるらしい。
踏切の手前を折れると石勝線のスノーシェッドが見えてきました。
景色は良いし空気はうまいし、
まさに大地の恵みって感じ、実に素晴らしい!
確かに景色は素晴らしいのですが、
辺りを見回しても肝心の民家が見当たりません。
そんな立地にあるためか
東追分駅は乗車客数が1日に1人にも満たない駅だそうで、
来月3月のダイヤ改正で廃止されることになったのですよ。
淋しい~!
当然ながら無人駅で、駅舎はなく、
東追分駅は相対式ホーム2面2線構造で、
互いのホームは跨線橋で結ばれておりました。
同じく3月で営業を終える、石勝線・十三里駅 と同じ構造ですね。
ホームに待合室はありませんが、跨線橋が密閉式になっており、
それぞれの出入り口に待合室を兼ねたスペースが設けられておりました。
跨線橋内にはファンが置いた駅ノートが!
秘境駅として名高い東追分駅、
東追分駅も川端駅 と同様に、
昭和56年の夕張線→石勝線編入の際に大きく改良された駅でした。
夕張線時代の東追分駅は
単式ホームが1本あるだけの停留場タイプの駅で、
Wikipediaの記事によれば、300メートル東側(夕張駅側)から
現在地に移設されたということですが、ここで疑問が…
記事によると、夕張線時代の旧駅は
空き地のそばの砂利道はホーム部分を避けるように膨らんでいて、
昭和51年に撮影された航空写真を見ても
この位置にホームらしきものは見当たらず…
でもでも、現在スニーシェッドがある位置の踏切寄りに
夕張線時代は単線だったこの区間で列車の行き違いが出来るよう、
ここからはあくまでも個人的に立てた仮説ですが、
複線化に伴い線路配置が変更されるために、
一時的に東追分駅を300メートル東側に移設したのではないかと。
夕張線時代の東追分駅は
そんな話はどうでもいいって言われそうですけど、
こういうことを調べるのが好きな性分なんだから仕方ないでしょ、ふんだ!
あと1ヶ月ちょっとで営業が終わる東追分駅。
信号場としては、これからも存続するのでしょうけど、
ここで飲む金麦、さぞ美味いんだろうなぁ。
☆追 記☆ (平成29年5月24日)
東追分駅は平成28年3月に廃止、信号場に変わりました。
駅廃止後の様子が見たくて平成29年5月に現地へと向かいましたが…
スノーシェッド以外の駅施設はすべて撤去されてしまったようです。
構内は立ち入り禁止ですので撮影はこの距離から。
駅が無くなるとは、淋しいなぁ。
石勝線
↑(南千歳駅方面)
(追分駅)
東追分駅(平成27年10月20日)