皆さま、おはようございます!
今回は、先月訪れた石勝線・占冠(しむかっぷ)駅の訪問記でした。
北海道のど真ん中にある占冠村の玄関駅でしたが、
ここも訪れるのにハードルが高い駅なのではないでしょうかね?
…と言いますのも、占冠駅がある石勝線・新夕張駅‐新得駅間は
特急列車しか運行されておらず、この区間内を乗車する場合に限って
特急券なしで特急に乗車できる特例があるのですけど、
その新夕張駅に向かう普通列車は
上下合わせて1日にわずか9本しかないという現実…
しかも、お隣にある新夕張駅から34キロも離れてますので
歩いてゆくわけにもいかず、
効率よく向かうには特急券を購入して乗車せざるおう得ないのですよ。
自分も道内を旅するたびに、何度か占冠駅訪問を試みましたが、
時間の調整が上手くいかずに断念。
今回はズルしてレンタカーで来ちゃいました。
冒頭に占冠駅は占冠村の玄関口と書きましたが、
昭和56年に開通した石勝線は街外れを抜けるルートなために、
村の中心地から離れた場所にあります。
そのためか、駅周辺に民家は皆無、駅前に物産館があるだけでした。
あとは裏手側に中古車屋さん(?)と。
ここにはこんなバスの廃車体がありましたよ。
このバスの廃車体、屋根に天窓が付いていて、
石北本線・上川駅近くで見た廃車体によく似てるな…
ってな思いでいたのですけど、2枚の写真を並べてみると全然違ってました。
でも会社さんは一緒ですよね?カラーリングも同一ですし。
こんな屋根のバス、自分は他で見たことがなかったのですが、
お仲間さんの情報によれば道北バスさんの廃車体らしく。
道北バスさん、この仕様を贔屓にされていたのでしょうかね?
話を駅に戻します。
占冠駅は簡易委託駅(特急停車駅なのに!)で
占冠村が窓口業務をされてるそうです。
この日はお若い美人さんが窓口対応されてました。
これだけで占冠村の好感度はマシマシですね。
占冠駅は相対式&島式ホームによる2面3線構造でした。
道央と道東を結ぶバイパス線として
昭和56年に開通した石勝線・新夕張駅‐新得駅間。
この区間は総延長距離が89キロ近くもあるのにも関わらず単線で、
しかも2駅(占冠駅・トマム駅、昔は楓駅もありました)しかないために、
途中に12の信号場がある区間としても知られております。
構内にはこの区間を保守する保線基地がありましたよ。
こちらは分岐器を積雪から守るスノーシェッド(雪除けの覆い)。
占冠駅構内でももちろん見ることが出来ます。
下は新得駅側、
これを見ただけで北海道に来た気になれるのは鉄道ファンの特権か?
「ようこそ しむかっぷへ」と歓迎してくれてるのに、
旅の目的地が占冠駅で本当に申し訳ありません。
占冠村のホームページみよると、
大自然の中で様々なアクティビティが楽しめる村なのだそう。
HPのバナーも「がんばルビィ」的なノリで楽しそうですし、
いつか再びここを訪れたいです、がしかし…
時間に余裕を持って占冠駅に来ようとすると、
南千歳駅から特急に乗って片道1時間弱の時間がかかるし、
運賃も往復で5千円(特急料金込み)近くかかるし…
貧乏人の自分にとって、占冠駅は本当に敷居の高い駅なのですよ。
石勝線
↑(南千歳駅方面)
(追分駅)
占冠駅(平成29年5月24日)