皆さま、おばんです!
先日、石勝線のトマム駅を訪れました。
訪れたのは先週だってのに、遠い日のことのように感じていた自分。
楽しい出来事は、過ぎるのはあっという間ですよね。
駅目当てでトマム駅に訪れたことがある方はご存知かと思いますが、
石勝線の新夕張駅-新得駅間は特急列車しか運行されていないために、
この区間を通過せず、区間乗車した場合に限って、
乗車券のみで特急列車に乗車で出来る特例があるのです。
故に、この区間内にあるトマム駅も
特急券なしで訪れることが可能なのですが…
そもそも、石勝線を運行される特急列車の本数が少ないこと、
それに、日中は新夕張駅を特急列車が通過することなどから、
この特例を使うこと自体が難儀なのですよね。
今まで、青春18きっぷを使って、
何度トマム駅訪問をチャレンジしたことか…
今回は時間の制約を受けることがないよう、
レンタカーを利用してトマム駅に来ちゃいました。
駅舎に入る、その前に…
昭和56年の石勝線全線開通とともに開業した
トマム駅(当時は石勝高原駅、昭和62年に改称)ですが、
ファンの間では秘境駅として知られている駅なのですよ。
と言いますのも、そもそもここは
石勝線の開通と共に開発されたリゾート地であるために、
駅の周辺の存在する民家の数はゼロ。
ちょっと歩くと超高層リゾートマンションに遭遇したり…
リゾートホテルはあるのですが、
古くからある集落って、まったく存在しないのですよね。
そのためか、開業からしばらくは
駅の利用者数はゼロに近い状況が続いていたみたいで。
昭和58年に、駅近くにアルファリゾートトマム(現・星野リゾートトマム)が
開業してから、利用者が増えたそうですよ。
トマム駅は、駅開業時から現在まで一貫して無人駅ですが、
開業当初は有人駅化の計画があったらしい。
待合室の中には出札窓口が備え付けられてました。
うむむ?このニュースがホットとは如何に?
トマム駅は、こちらの待合室とは別に
ホテルの送迎バス発着所近くにも出入口が設けられております。
跨線橋の近くに設けられておりますので、
南千歳・札幌駅方面に向かう際はこちらが便利でしょう。
こちらはトマム駅の駅構内。
列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
現在、2本のホームは跨線橋で結ばれてますが、
開業からしばらくは、この場所に構内踏切があったらしく。
目の前に見えるモノは、分岐器の着雪を防ぐためのスノーシェッドでした。
列車が高速運行される石勝線では、各地で見ることが出来る装備ですよね。
さてさて、上下線のホームを結ぶ跨線橋ですが、
よく見ると通路は駅構内を飛び出て、カラマツ林まで繋がってますの。
こんな通路を見ると無性に渡ってみたくなりません?
跨線橋の入口にはトマムリゾートのマークが掲げられてました。
どうやらここ、星野リゾートトマムに直結する通路だったようです。
トマムリゾートと言えばバブル景気の落とし子的存在。
この先にあるバブリーな世界が見たくて、跨線橋を歩いてみました。
ちなみに自分はバブル景気の真っ只中で社会人入りした世代ですけど
「しもしも」とか言いながら電話を架けてた奴は見たことがありません。
まずはこちらから、2本のホームを結ぶ跨線橋部分です。
駅舎に近いホームが2番線なのがユニークですよね。
※通常は駅舎に近い側のホームから1番線、2番線…の番号が振られます。
そして肝心の長い通路ですが…
ん?進入禁止のテープが張られてる?
ありゃま、せっかくここまで来たのですが、
この先の通路は活用されていないみたいですね。
トマムリゾートなではバスが迎えに来てくれるっぽいですけど…
ひょっとしたら、スキーシーズンだったから通れたのかな?
いつかはここを渡ってみたいですけど、
そもそも自分、ウィンタースポーツって一切しませんの。
多分、次にここに来る時も、
目的地はスキー場ではなくてトマム駅だと思います。
先々月訪れたガーラ湯沢駅の時みたいにね。
こうして探索を終えてトマム駅を後にしました。
ところで…
我が地元の仙台では、
小学校の行事に「スキー教室」「スケート教室」ってのがあって、
その授業で自分に技能がないことを知らしめられたために
ウインタースポーツが嫌いになっちゃったのですけど、
あの授業って必要なのでしょうかね?
それとも、あの授業が嫌いだったのは自分だけなのかしら?
石勝線
↑(南千歳駅方面)
(追分駅)
トマム駅(平成29年5月24日)