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皆さま、こんにちは!

 

一昨日は久しぶりに東京ディズニーシーに行ってきました。

ここ数年は東京ディズニーランドばかりインパしてたので、

昨年の夏にオープンした新アトラクション

「ソアリン:ファンタスティック・フライト」は初体験だった自分。

たった5分間のシアタータイプのアトラクションでしたが、

感動で涙したのは自分だけじゃありませんよね?

明日にはTDLの新エリアがオープンするし、

年末に向け、TDRにも気合を入れて通いたいと思います!

 

さて今日は、先月末に訪れたばかりの

根室本線・庶路(しょろ)駅の訪問記です。

庶路駅は4年前の平成28年8月に続き2度目の訪問。

前回は土砂降りの中での駅巡りでした。

この雨は翌日に北海道を襲った台風10号によるもので、

その日以降、根室本線の東鹿越駅-新得駅間が不通になっていることは

皆さまもご存知の通りです。

 

そんな日の訪問でしたので、

のんびりと駅を観察する気にもなれず…

先月末に改めて出直してきたのですよ。

事前の天気予報が雨模様でどうしようかと思いましたが、

雨は降らずに心地よい時間を過ごすことが出来ましたわ。

オレンジ色が眩しく輝く庶路駅の駅舎、最高~!

そんな庶路駅は明治34年に開業した駅で、

今ある駅舎は無人化後の昭和59年に建て替えされたモノです。

 

駅前を横切る国道38号線は自動車の通行量がかなり多めですが、

民家の数は意外に少なめな印象。

庶路駅の利用数が心配でしたが、

最近は駅舎の裏側に住宅地が広がっているそうですよ。

 

駅舎のそばに「庶路」の地名の由来を記す石碑が置かれてました。

石碑によれば「庶路」はアイヌ語で「滝に向かっている道」を意味する

「ソオロル」から由来した地名とのこと。

庶路地区の開拓は明治19年から行われ、

付近の庶路川では古くから木材の流送が行われていたんですって。

 

木材の流送はのちに鉄道輸送に切り替えられ、

庶路駅からの貨物輸送は昭和46年まで続けられたそうです。

貨物輸送が途絶えて間もなく50年が経過する庶路駅ですけど、

当時の名残りは今も構内で見ることが出来るらしく。

 

構内を眺める前に、まずは駅舎の様子からいきましょう。

 

庶路駅は昭和46年に無人化されてますので、

昭和58年築の駅舎は出札窓口を持たない仕様です。

 

簡易駅舎にしては立派な造りですけど、

駅便(駅の便所)が無いのが惜しい。

国道を挟んだ向かい側にセブンイレブンがありますので、

いざとなったらそこに逃げ込めばいいのですが、

この規模の駅に駅便がないのは意外でしたね。

 

続いてはホームにイン。

庶路駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造…

 

…と思いきや、対面側の線路が外されているために

棒線構造に変わってました。

西側2キロ先に列車交換が可能な西庶路駅があるのと、

西庶路駅と大楽毛駅の中間地点に

列車の行き違いをさせるための東庶路信号場が設けられているので、

庶路駅の棒線化は問題なかったのでしょう。

 

線路は撤去されましたがホームは放置プレイ中。

ここで見ることができる国鉄時代の駅名標は

駅ファンの間では有名な物件でしたよ。

 

跨線橋の西側にも国鉄仕様の駅名標が立ってました。

この寂れ具合にキュンキュン時めいちゃうのは自分だけかな?

 

国鉄時代に設けられた2本のホームを結ぶ跨線橋ですが、

現在は構内の南北を結ぶ自由通路として使われてます。

 

跨線橋を渡れば廃ホームに着地と思いきや…

残念ながら廃ホームはフェンスで仕切られ

立ち入ることが出来ませんでした。

国鉄仕様の駅名標を間近で見たい気持ちがありましたけど、

踊り子さんには手を触れないのが大人のマナーですぜ☆

 

さてさて、跨線橋の上から見た構内に注目です。

廃ホームと住宅地の間に緑地帯があるのに気づきますよね?

実はここ、庶路駅で貨物輸送が行われていた時代に使われていた

小ヤードの跡地なのです。

 

専用線要覧によれば、庶路駅が有人駅だった時代に

駅裏に「第一興業」の貨物専用線が伸びていたらしく。

下は国土地理院のサイトから転載した昭和23年撮影の航空写真ですが、

駅裏に広大な貯木場が広がっているので

「第一興業」は木材を加工する会社だったのではないかと思います。

駅前の石碑に「庶路川で木材の流送が行われていた」とありますので、

庶路地区は入植以来、林業で栄えていた町なのでしょうね。

 

跨線橋を渡ると駐輪場まで距離がありますが、

ここに木材を積んだ無蓋車を留する小ヤードがあったはずです。

50年近く前の話ですけど。

 

こうして無事、4年ぶりの庶路駅の再訪を終えました。

 

ところで駅前に「庶路・恋ドンと来い」というフレーズの

塔が立ってましたが、これの意味をわかる方いらっしゃいます?

駅の近くを恋問(こいとい)川が流れているので、

「こいとい→こい(どん)と(こ)い」へ変化させたと思いますが、

ちょいと強引過ぎやしませんかね?

 

庶路駅の旧駅舎の写真はこちらに掲載されてます。

 

こちらも揃えられれば完璧!自分は北海道を旅する際に必ず携行してました。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

根室本線(新得駅‐釧路駅)

 

↑(滝川駅方面)

新得駅

十勝清水駅

羽帯駅(平成29年2月21日)

御影駅(平成29年2月21日)

芽室駅(平成29年2月21日)

大成駅(平成29年2月21日)

西帯広駅(平成29年2月21日)

柏林台駅(平成29年2月22日)

帯広駅

札内駅(平成29年2月21日)

稲士別駅(平成29年2月21日)

幕別駅(平成29年2月21日)

利別駅(平成29年2月21日)

池田駅

十弗駅(平成28年8月30日)

豊頃駅(平成28年8月30日)

新吉野駅(平成28年8月30日)

浦幌駅(平成28年8月30日)

上厚内駅(平成28年8月30日)

厚内駅(平成28年8月30日)

直別駅(平成28年8月30日)

尺別駅(平成28年8月30日)

音別駅(平成28年8月30日)

古瀬駅(平成28年8月30日)

白糠駅

西庶路駅(平成28年8月30日)

庶路駅(令和2年8月31日)

大楽毛駅

新大楽毛駅(平成28年8月30日)

新富士駅

釧路駅

↓(花咲線)

 

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