食器の片づけをしながら見るともなく見ていた(?)「京都ぶらり歴史探訪 」(BS朝日)。
「知ると楽しい!都のNo.1めぐり 」と題して京都のナンバーワンを探す旅。
ほぼほぼお寺づくしのなか、登場したのは、ちょっと異色の中華料理店。
ヴォーリーズ建築と知り、私も去年「見に」行った北京料理の「東華菜館」です。
南禅寺そばで夕食をした帰り、通りすがりに見に行ったので写真は夜の風景だけど。
この中に日本最古の現役エレベーターがあるとのこと。
京都で中華料理というのはなんだかなぁ、と食事をしなかったのが残念。
食事をしないと中には入れないので。
番組によると、1924年のOTIS社製エレベーターらしく、
なんと手動式。
檀れいさんが、止まりたい階の少し手前でレバーを引くとガタンと
目指した階に止まりました。
が、タイミング次第ではフロアの位置にジャストストップしないことも。
コツがいるようです。
なぜこのようなヴォーリーズの洋風建築に(とはいえ中はイスラム調も混ざっていると)
中華料理なのか不思議でしたが、↓このサイトを見て疑問氷解。
当初洋食屋だったものの戦時中、洋物は続けられなくなり中華にバトンタッチした由。
https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00642/
よく見ると、窓の中は、中華の雰囲気。
番組に登場したエレベーターは、昔高島屋で見たことがあったような雰囲気、、、
と書いて今チェックしたら、高島屋改装後も、古いエレベーターは健在。
そしてやっぱりOTIS社製でした。
昭和初期は、国産技術は及ばなかったのか。
東芝もエレベーターはやってなかったのかな。
日本橋の地に高島屋ができたのは1933年らしいので、やはり東華菜館の方が9年早いというわけか。
そう思ってみると、高島屋のエレベーターの方が少し近代的。
ファサード上部はややガウディ的盛り具合。
当初洋食屋という設定だったビルにしては、オリエンタルな香りです。
彫られたモチーフを見てみたけれど、エンジェルでもアカンサスでもなく、
なにやら独特な貝殻みたいな花みたいな模様。
京都で中華料理、悪くないかな。
都内でもめったに行かないけれど。
コロナ以来一度も行っていないことは確か。
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