レンガ造りの「水路閣」。
南禅寺を歩いていたらこれに出くわし、思わず「マリ子!」と夫に呼びかけました。
「科捜研の女」に何度か出てきた場所。(ここで土門さんとマリ子が会話しているイメージ。)
あるいは、ミステリードラマで犯人と対峙する刑事がよく立っている場所。
フォトジェニックなので、ミステリーに限らずよく使用されているようですが。
なにしろレンガ造りで立派。
仏ポンデュガールとかスペインのセゴビアの水道橋ともまた違う味わいがあります。
南禅寺はずいぶん以前に来ているけれど、
当時はドラマをほとんど見なかったせいか、あるいは
狭い範囲でしか行動しなかったためなのか、気づきませんでした。
説明版には:
「延長93.17m、幅4.06m、
日本人のみの手で設計、施工されたもので、土木技術至上、きわめて貴重なものであり、昭和58年7月1日に「疎水運河のうち水路閣及びインクライン」として京都市指定史跡に指定された。」
とありました。
インクラインも見てきたのでまたいずれ。
なかなかのフォトスポットになっています。
やがて橋の姿はなくなり、坂をてくてく上ると
上部の水路部分のみが見えます。
もう片側も橋げたはすぐに消えるけれど、上部の水路は結構な長さ続いていて、
両脇を歩くことができるよう、アスファルトやタイル仕立て。
南禅寺は広いので初日と2日目に行きました。
初日はのんびり散策。
2日目はスケジュールがタイトだったので、南禅寺のなかの有料エリア天授庵に入って
すぐに次の目的地へ。
初日に行かなかったら、ミステリー現場(?)との出会いもなかったなぁ。
その初日、南禅寺から移動する際に見かけたのがこれ。
坂本龍馬・お龍 結婚式場跡。
内々の結婚式だったそうです。
京都には龍馬のお墓や維新関連の展示がある博物館などもあるんですね。
それらのそばも2日目に通りました。
龍馬といえば、以前雅叙園で展覧会「龍馬展」が開催され、
近江屋事件の再現を見ました。
下は、近江屋事件の際、床の間に掛けられていた掛け軸で、
下の黒い点々は、龍馬の血液の跡。
下の屏風も近江屋事件の舞台に置かれていたもの。
左下の牡丹と猫の図下方には、
同行していた中岡慎太郎の血痕が53滴付いていたとのこと。
そしてこの中岡慎太郎こそ、上述の結婚式の際、媒酌人になった人でした。
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