【若紫153-3】古文単語「よりはじめ」☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【若紫153-3】古文単語「よりはじめ」☆

右矢印イラスト訳を初めから読む

古文単語には、

チェックボックス1.とにかく丸暗記して覚える

チェックボックス2.漢字イメージで覚える

チェックボックス3.文脈判断で決める

などの覚え方があります。

 

今回は、連語として覚えておきたいイディオム☆

 

【今回の源氏物語】

よりはじめ読経つる法師布施どもまうけ物どもさまざまに取りつかはしたりけれ

   サゲサゲ↓

今回のイラスト訳はこちら

 

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今回出てきた古文単語
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■【君】…源氏の君

■【聖】…高僧。光源氏の主治医の僧

■【~よりはじめ】…~をはじめとして

※【より】…起点の格助詞

※【はじめ】…マ行下二段動詞「はじむ」連用形

■【読経(どきょう)】…お経を読むこと

■【し】…サ変動詞「す」連用形

■【ける】…過去の助動詞「けり」連体形

■【法師】…坊主

■【の】…連体修飾格の格助詞

■【布施(ふせ)】…お布施。施しをすること

■【―ども】…複数の接尾語

■【さまざまに】…ナリ活用形容動詞「さまざまなり」連用形

■【取り】…ラ行四段動詞「取る」連用形

■【に】…目的の格助詞

■【つかはし】…サ行四段動詞「つかはす」連用形

※【つかはす】…やる。行かせる

■【たり】…完了の助動詞「たり」連用形

■【けれ】…過去の助動詞「けり」已然形

■【ば】…順接確定条件の接続助詞

 

今回は「しにも注意しましょ♪

「重要古語一覧」もご参照ください。
 

 

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☆ 本日の古文単語「よりはじめ」

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君、聖よりはじめ、読経しつる法師の布施ども、まうけの物ども、さまざまに取りにつかはしたりければ、

 

問)傍線部の意味として最も適当なものを1つ選べ。

 

1.聖から先頭に立てて

 

2.聖を始めとして

 

3.聖に初めて言うには

 

4.聖よりも始めに
 

5.聖まではもちろんのこと

 

 

古文読解のためには

次の3つの知識が必要です。

   下矢印

古文単語をきっちり覚える

古典文法を押さえる

古文常識を理解する

 

 

この【重要古語】カテゴリでは

今回出て来た『源氏物語』の一語一語を

詳しく解説しつつ、

 

特に今回注目したい古語をピックアップして

詳しく解説しています。

おねがいおねがいおねがい

 

 

 

今回の古語はこれ☆

ニコニコ下矢印

【~よりはじめ

【連語】

…~から始めて。~を始めとして

   

 

こういう連語は

辞書には載っていませんが

 

古文を読んでいくと、よく遭遇します。

ゲッソリ

 

 

単語文法ばかりに終始して

古文にあまり触れていない受験生の人は

 

こういう言葉に対して、何も免疫がなく――

 

 

 

 

 

古文が読めな~い!

 

 

 

いくら勉強して単語を覚えても

ぜんぜん読めるようにならな~い!

 

 

 

などと、

豪語してやみません;;

 

 

 

単語や文法をある程度覚えたあとは

 

古文に慣れていくことが先決!!

チュー

 

 

 

イラスト訳など、ほんのちょっとずつでもいいから

 

古文に毎日触れて

新しく出てきた言葉を

1つ1つ、覚えていきましょう♪

ウインクOK

 

 

 

 

 

 

 

 

【答え】…

   

【若紫(第3章)】の一気読みはこちら⇒

 

 

【今回の源氏物語】

よりはじめ読経つる法師布施どもまうけ物どもさまざまに取りつかはしたりけれ

 

過去記事リンク

君(光源氏)

聖(ひじり)

より  

始む(はじむ)

読経(どきやう)

し(識別)

す(サ変動詞)

つ(助動詞)

の(格助詞)

―ども(接尾語)

まうけ

に(助詞)

つかはす(遣はす)

たり(助動詞)

けり(助動詞)

ば(接続助詞)

 

重要古語【あ】【い】【う】【え】【お】

重要古語【か】【き】【く】【け】【こ】

重要古語【さ】  ■【し】【す】【せ】【そ】

重要古語【た】【ち】【つ】【て】【と】

重要古語【な】  ■【に】【ぬ】【ね】【の】

重要古語【は】  ■【ひ】【ふ】【へ】【ほ】

重要古語【ま】【み】【む】【め】【も】

重要古語【や】【ゆ】【よ】【ら】~【を】

【文法・識別】  ■【勉強法・過去問】 ■【古文常識

 

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