【桐壺199-②】古典文法~格助詞「より」☆
おはようございますあいです。
日曜日は、予習に復習、忙しいですよね~;;
勉強の合間に、お読みください♪
【古文】
うち添へて、もとよりの憎さも立ち出でて、ものしと思したり。
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【これまでのあらすじ】
時の帝は、身分がそれほど高くない桐壺更衣を溺愛し、死なせてしまいます。月日が経ち、亡き更衣のことを忘れられずにいた帝でしたが、更衣とよく似て美しい藤壺女御を妃に迎え入れます。光源氏は、藤壺を母となぞらえて慕わしく思ってしまうのでした。
今日は、「もとよりの憎さ」についてです。
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「もとより」の「より」とは、助詞の中でも重要なポイントとなります。
【より】
①(起点)~から
②(通過点)~から、~を通って
③(手段)~で、~によって
④(比較)~よりも
⑤(限定)~以外に
⑥(即時)~するやいなや
現代語でも、①②④の意味が「~より」に対応しますので、
基本的には、古文読解の際には、「~より」のままにしておき、
解釈問題になっている時だけ、きちんと吟味します。
「もとよりの憎さ」とは、
以前からくすぶり続けていた憎らしさ
帝の寵愛を受けるという理由以外に、
もとからあった憎しみ…
つまり、藤壺女御という妃の存在です☆
(((( ;°Д°))))
桐壺更衣であれば、
身分の低さをネタに、いびり倒すことができたのですが、
藤壺女御は、先帝の四の宮であり、身分も高いのです!
弘徽殿女御からしたら、
いびるネタがなぁい!!
(°Д°;≡°Д°;)
だから、以前からくすぶり続けていたのでしょうね…;
「より」の訳出は、①の意で間違わないとは思いますが、
出てきたものから、このブログで確認してくださいね♪
(o^-')b
■出てきたものから確認するクセを♪
夏休みは単語を覚えよう!文法を克服しよう!
いろいろと予定がつまってることと思います(●´エ`●)
実力に大きく差が出るこの夏休み…。単なる暗記に終始するのではなく、古文の中で出てきたものから解釈の方向を押さえていくことが、もっとも実力に差が出る勉強法です♪
時間がないあなたは、このブログで効率的にその力を身につけてくださいね♪
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あいでした